例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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モモイがミレニアムに帰れるまでの距離 31km

埃被った研究所で探し求めていたものを見つける。


黒服先生のミレニアム出張編#18

アカネ「えっと……始めますか?」

 

アリス「そうしよっか。えっと……黒服先生、これどうやって撃つの?」

 

黒服「普通に構えれば撃てますよ」

 

アリス「そうなの?……本当だ!いくよー!」

 

『ロックされています』

 

アリス「あれ?出ないよ?」

 

黒服「何故です」

 

ウタハ「人格が変わったから別人判定になってロックされたのかな」

 

黒服「何故そのようなものを付けたのです」

 

ウタハ「モモイが飛ばされたから」

 

黒服「そういえば昨日からモモイを見てませんね」

 

アリス「えーどうしよう……」

 

アカネ「隙しかありませんね……仕事が楽になるので助かります」

 

アリス「うーん……あっそうだ!それ!」

 

アカネ「えっちょ……」

 

距離を詰めてきたアカネに対してアリスがとった行動は『銃をバットの様に持ってアカネに向けてスイングする』だった。流石に予想出来なかったのかアカネはそのまま壁に叩きつけられる形となる。

 

アリス「ナイスショットー!」

 

黒服「なんて無茶苦茶な……」

 

ウタハ「まあ凹んだりしていたら後で直すよ」

 

アカネ「なんて戦い方を……」

 

アリス「あれ、まだ立てるんだね。そろそろホシノちゃ……ホシノのところに行きたいんだけどなぁ」

 

黒服「今の言葉を言い直す必要はあるのでしょうか?」

 

ウタハ「さあ……」

 

アカネ「失礼、少々取り乱していたようです。……ここからは優雅に排除させていただきます」

 

アリス「……ふぅん。それなら私も本気でやっちゃうよ?」

 

黒服「ロックされているのに何故銃を構えているのです?」

 

アリス「大丈夫!私がアリスという概念である以上ロックは解除出来る!」

 

ウタハ「そんな想定外の動作をする筈が……」

 

アリス「いつだって!想定外は!想定内だぁ!」

 

『認証。ロックを解除します』

 

ウタハ「なんだとぉ!?」

 

黒服「……ノリが良いですね」

 

アリス「うんうん!楽しくなってきたね!」

 

アカネ「それでは仕切り直しといきましょうか」

 

ーーー

 

ネル「お前結構やるじゃねえか。なんて名前だ?」

 

ホシノ「小鳥遊ホシノ」

 

ネル「ああ?お前がホシノか。そりゃあ強え訳だ」

 

ホシノ「………」

 

ネル「あのチビと戦うよりも面白くなりそうだ。おいホシノ、全力でこいよ」

 

ホシノ「全力?……ああ。死ぬ覚悟が出来たんだなぁ!!」

 

ネル「死ぬ覚悟だぁ?へっ、死ぬのはお前だぁ!!」

 

ホシノ「先生を傷つける奴は絶対に許さない!!」

 

ネル「初めからあんな黒いやつに用はねえよ!!それよりもてめえとガチでやり合いてえ!!」

 

ホシノ「えっ先生殺さないの?」

 

ネル「ああ?」

 

ホシノ「先生の事傷つけない?」

 

ネル「お、おう」

 

ホシノ「なんだぁ。それならそうと早く言ってよぉ〜」

 

ネル「……お前雰囲気変わりすぎじゃねえか?さっきの殺気はどうしたんだよ」

 

ホシノ「だって先生の事殺さないんでしょ?ならいいかなって」

 

ネル「こいつ何なんだよ……」

 

ホシノ「なんか疲れたねぇ。寝るから膝貸して」

 

ネル「貸さねえよ。つーか馴れ馴れしくすんな」

 

ホシノ「えー。殺し合った仲じゃん」

 

ネル「物騒な事言ってんじゃねえよ」

 

ホシノ「それ貴女が言うの?」

 

ネル「うっせぇ。はあ、やめだやめ。一気に萎えちまったよ」

 

ホシノ「それじゃお話でもするー?」

 

ネル「つっても話す事なんてねえよ」

 

ホシノ「そういやここに何しにきたの?」

 

ネル「それくらいなら殺し合った仲だし言ってもいいか。あのアリスってチビの強さがどれくらいかって調べてこいって頼まれたんだよ」

 

ホシノ「えー誰にー?」

 

ネル「それは言えねえな。まあそういう訳で3人で来たところでお前に絡まれたって事だよ」

 

ホシノ「いやーごめんねぇ」

 

ネル「気にすんなよ。あれはあたしが引き金引いたようなもんだからよ」

 

ホシノ「ところで他の2人は何処にいるの?」

 

ネル「それならアリスのところじゃねえか?そろそろ決着がついてる頃だろ」

 

ホシノ「もしかしてアリスちゃんを傷つけたりしてるの?」

 

ネル「場合によってはそうなってるかもな」

 

ホシノ「ふぅん……気が変わったよ。続きをやろっか?」

 

ネル「はあ?お前もアスナみてえに情緒不安定なのか?……まあ好都合だけどなぁ!」

 

ホシノ「貴女を片付けてアリスちゃんの元へ行く事にするよ」

 

ネル「さっきよりは威圧感がないけど相手にとって不足はねえなぁ!!」

 

ホシノ「いつでもいいよ」

 

ネル「んじゃ、今度はあたしから行かせてもら……」

 

アカネ「リーダー!!受け止めてくださーい!!」

 

ネル「ああ?んだよアカ……うぐっ」

 

何処からか飛んできたアカネがネルの顔面に向けて突っ込んだ。弾丸を喰らっても余裕なネルであってもアカネの全体重が乗った一撃に耐える事は出来ず一緒に吹き飛んだ。

 

ホシノ「うへぇ?なになに?」

 

ネル「……おいアカネ!何してくれんだよ!!」

 

アカネ「申し訳ございません……私の過失でリーダーにお怪我を……」

 

ネル「んなこたいいからよぉ!何で吹き飛んできたかを説明しろ!」

 

アカネ「アリスさんです……いきなり奇想天外な戦闘を始めて振り回されてしまい……」

 

ネル「ああ?あのチビそんな強いのか?」

 

ホシノ「あのー……盛り上がってるところ悪いんだけど、今どういう状況なの?」

 

アリス「ホシノーー!!」

 

ホシノ「おーアリスちゃ……ぐぇ」

 

アリス「ホシノ!ホシノだ!元気!?こんなに立派になっちゃってもう!相変わらず可愛いなぁ!!あ、そうだ、怪我してない?」

 

ホシノ「今怪我したよぉ」

 

アリス「……やっちゃった。黒服先生、救急箱貸して」

 

黒服「後で保健室に連れて行きますので貴女は戦闘準備をしてください」

 

アリス「うーん……実はもう活動時間限界なんだよね。まだインストールされたばかりで安定もしていないし……そろそろ元のアリスに戻るね」

 

黒服「そうですか。貴女のおかげで窮地を乗り切れましたよ。ありがとうございます」

 

アリス「……あ、最後に重要な情報を教えておくね。黒服先生、耳貸して」

 

黒服「何でしょう」

 

アリス「ホシノちゃんの今日の下着はピンクの縞々パンツだよ」

 

黒服「……は?」

 

アリス「機密情報だからね。それじゃあまたねー」

 

黒服「………」

 

ホシノ「んえ?先生どしたの?」

 

黒服「(ホシノの下着の情報って何に使えばいいのでしょうか?仮に神秘の反応があったとしても変態(ベアトリーチェ)のように見せろとか渡してくださいとか言う訳にはいきませんし)」

 

アリス「?アリスは何故ここに……あっホシノママ!!」

 

ホシノ「んぇ」

 

アカネ「まあ」

 

ネル「……あ?」

 

アリス「もう眠くはないのですか?もし眠かったらアリスの膝を貸します!」

 

ホシノ「えっと……」

 

ネル「おいホシノ。そいつお前の娘なのか?」

 

ホシノ「違うよ!?」

 

アリス「はい!アリスはホシノの娘です!!学生証にも『小鳥遊アリス』と書きました!」

 

ネル「………」

 

アカネ「………」

 

ホシノ「……先生助けて」

 

黒服「既に手遅れかと」

 

ネル「その、なんだ……苦労してきたんだな」

 

ホシノ「確かに苦労はしてきたけど誤解されてる!?」

 

アカネ「今度お詫びとしてお赤飯を差し入れに行きますね」

 

ホシノ「だからまだ結婚してないんだって!?」

 

ネル「ホシノが強え殺気を放ってた理由も分かったよ。家族を守りたかったんだな」

 

ホシノ「間違ってはいないけど間違ってる!!」

 

ネル「流石に親子を引き離す訳にはいかねえよな……よし、今回の任務は失敗でいいか」

 

アカネ「C&Cとしては駄目なのではないでしょうか?」

 

ネル「そうだけどよ……気が引けるだろ」

 

アカネ「それはそうですけど……」

 

ネル「とりあえず退散すっか。……アスナは何処いった?」

 

アカネ「アスナ先輩なら先程アリスさんに吹き飛ばされてましたよ」

 

ネル「まあそのうち帰ってくるだろ……おいホシノ、とりあえず今回の事はお互い水に流そうぜ。育児頑張れよ」

 

アリス「また会いましょうねー!」

 

ホシノ「……ねえ先生、これから私ずっとこんな誤解をされ続けるのかな」

 

黒服「そうなると思いますね」

 

ホシノ「………」

 

黒服「ホシノ?」

 

ホシノ「先生、アリスちゃんって私の娘なのかな」

 

黒服「正気を失わないでください」




Hathorさんは結構お気に入りですが

それ以上にホシノさんが大のお気に入りです
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