例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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ホシノスワップ(A)#3

ベアトリーチェ「ハルナは食べておきました」

 

「"私も食べる(意味深)したかった"」

 

ベアトリーチェ「浮気は許されませんよ」

 

「"まだフリーだから大丈夫"」

 

マエストロ「最低な会話だな」

 

黒服「とにかく私のホシノが困っているかもしれないので早めに対処したいのです。最初は待っていれば戻ってくると思いましたが妙な胸騒ぎがするので」

 

ベアトリーチェ「『私のホシノ』?その言葉について詳しくお伺いしても?」

 

黒服「そこは重要ではないので省きます」

 

マエストロ「別の世界か……興味はあるが下手に干渉すると面倒な事になるかもしれないな」

 

ベアトリーチェ「何を馬鹿な事を言っているのです。別の世界に行けば生徒の数が2倍になるのですよ?ヒナサンドだって出来るのですよ」

 

マエストロ「マダム、正気を保て」

 

黒服「……ともかく肝心の別の世界に干渉する手段ですが……ケイ、例の物をこちらに」

 

ケイ「どうぞ」

 

マエストロ「なんだこのキューブは?」

 

ケイ「パラレルワールド干渉装置の一部です」

 

マエストロ「何故そんな都合のいいものが?」

 

黒服「これは推測ですが、今回の事件は司祭が関わっているのではないかと考えています。どのような理由でこのような事態を引き起こしたのかは不明ですが」

 

マエストロ「成程。それならばこの異常事態にも納得は出来るが……」

 

「"どうしようベア先生、話についていけないよ"」

 

ベアトリーチェ「とりあえずホシノを愛でましょうか」

 

ホシノ「先生はいいけどおばさんはちょっと……」

 

ベアトリーチェ「おば……!?」

 

「"草"」

 

黒服「……やはりマエストロにのみ連絡する方が良かったのでしょうか」

 

マエストロ「グループチャットに生徒関連の事を書いてしまったらあの2人が反応してしまうのは仕方ないだろう」

 

黒服「あのホシノを預けられるので構いませんが」

 

マエストロ「とりあえず……このキューブを解析してあのホシノが居たであろう世界に干渉する装置を開発すればいいのか。不思議と心が躍るな」

 

ケイ「今回に関しては私と父を含めた3人で開発をしていただけないでしょうか?司祭の情報は幾つか所持しているので助力出来るかと」

 

マエストロ「構わないぞ。よし、そうと決まれば早速解析を始めよう」

 

「"ホシノのほっぺめっちゃ柔らかい"」

 

ホシノ「うへーそんなにベタベタ触らないでよー」

 

ベアトリーチェ「こいつら目の前でイチャつきやがって……」

 

マエストロ「……あれはどうする?」

 

黒服「放置でいいです」

 

ーーー

 

ケイ「この転送機能を使用するには光速並の速度を再現する必要があります」

 

マエストロ「それならば問題はない。タキオン粒子という概念を利用して組み込めば実現可能な範囲だ」

 

黒服「外壁をこのキューブと同様の素材で覆う必要がありそうですね。であれば複製を使用しましょう」

 

ケイ「操縦プログラム等は私が絶対しておきます」

 

マエストロ「1つ重大な懸念点がある。仮に転送が成功したとしてもそこに私達の世界にいたホシノがいるという保証がないのだ。可能性の世界というものが存在する以上その数は無数にあると言っていい程膨大だろう」

 

黒服「そちらについては憶測にはなりますが……あちらの世界のホシノがこちらに居る以上何かしらの縁が出来ていると思うのです」

 

マエストロ「憶測か……もう少し確実な理由が欲しい所だな」

 

黒服「生憎このような事態は想定していなかったもので……確実な理由等は言えません」

 

マエストロ「それは私も同じだが……」

 

ベアトリーチェ「さあホシノ!鯨のぬいぐるみを差し上げます!ですのでこちらに……」

 

ホシノ「ごめんなさい生理的に無理です」

 

ベアトリーチェ「グハッ」

 

黒服「うるさいので黙っていてください」

 

ーーー

 

マエストロ「想定よりも早く完成したな」

 

黒服「その分4人程しか乗れない設計にはなっていますがね」

 

ケイ「私が操縦する必要があるので実質3人です」

 

黒服「それなら私とあのホシノ、それと……誰にしましょうか。マエストロはどうしますか?」

 

マエストロ「私はとある理由で乗れない。後ほどレポートを貰えればそれだけで充分だ」

 

黒服「分かりました。それならば3人で行きましょう」

 

アリス「待ってください!アリスが仲間に加えて欲しそうに先生を見ていますよ!」

 

黒服「……まあ、あれが乗るよりはマシですかね」

 

ベアトリーチェ「ヒナ……私はホシノに好かれない体質のようです」

 

ヒナ「相性があるからね。仕方ないよ」

 

ケイ「あれは大人としてダメなタイプですね」

 

「"大人はね、ロリ体型の女の子にバブみを感じる時があるんだ"」

 

ケイ「は、はあ……」

 

黒服「この空間から離れたいので先に乗り込みますね」

 

アリス「さあ、ホシノマ……ホシノ、行きましょう」

 

ホシノ「うん。それじゃあ……」

 

「"ホシノ"」

 

ホシノ「先生?」

 

「"……いや、何でもないよ。元気でね!"」

 

ホシノ「……どこの世界でも先生は変わらないなぁ(黒服達は変わりすぎてるけど)」

 

ーーー

 

ベアトリーチェ「行ってしまいましたね」

 

「"ベア先生、あのホシノだけど……"」

 

ベアトリーチェ「ええ。やはり無理をしてでも引き留めるべきだったのでしょうか」

 

「"本人が望んでいない事をさせたくはないかな。心配ではあるけどね"」

 

ベアトリーチェ「あの小さな身体にどれ程のものを背負っているのでしょう。あのままでは耐えきれなくなってしまうのでは……」

 

「"その時は世界を越えて助けに行くしかないね"」

 

ベアトリーチェ「とんでもない事を言いますね。ですがその根性気に入りました」

 

ーーー

 

ホシノ「アリスちゃん……だっけ?そろそろ離れて欲しいなって」

 

アリス「ダメです!アリスにはホシノを守るクエストを受注しています!」

 

ホシノ「守るって言われても……あれ、よく見たらアビドスの制服……もしかしてこの世界では私の後輩なの?」

 

アリス「いえ、アリスはミレニアム生です」

 

ホシノ「そっか。それなら何でアビドスの制服を着てるの?」

 

アリス「先生の趣味です」

 

ホシノ「そっか。先生は相変わらずだなぁ」

 

アリス「ちゃんと学生証もありますよ!」

 

ホシノ「本当だ。……『小鳥遊アリス』?えっ本当に私の娘なの?」

 

アリス「はい、娘です!」

 

ケイ「あ、私もですよ」

 

ホシノ「み、苗字まで同じって事は……私結婚してるの!?」

 

黒服「してないです」

 

ホシノ「えぇ!?バツイチ!?」

 

アリス「バツイチって何ですか?」

 

黒服「一旦落ち着いて貰えますか?今ケイと座標の特定をしているので」

 

ホシノ「……ごめん」

 

ケイ「……やはり特定は難しいですね。ホシノ、貴女の力を貸してもらえますか?」

 

ホシノ「いいけど……何をしたらいいの?」

 

ケイ「目の前のキューブを持って『帰りたい』と念じてください」

 

ホシノ「分かった」

 

黒服「……おお、キューブが光り始めましたよ」

 

ケイ「これで特定が出来そうです。ありがとうございます」

 

ホシノ「それならよかった」

 

ケイ「それでは転移を始めます」

 

黒服「……ケイ?目の前に謎の穴が生まれたのですがまさかこれに飛び込めと?」

 

ケイ「アリス、2人をあの穴に投げ入れてください」

 

アリス「分かりました!」

 

黒服「うぉ……なんて野蛮な」

 

ホシノ「うわっ!?アリスちゃん力強くない!?」

 

アリス「先に先生、行ってらっしゃいませ!」

 

黒服「私が1人で向かっても意味がな」

 

ケイ「彼は別の世界に飛ばされました。次は貴女の番です」

 

ホシノ「ちょっと待って。あの消え方は怖いって。もうちょっと時間を……」

 

アリス「大丈夫です!投げ飛ばすので!」

 

ホシノ「ごめん、せめて自分のペースで行かせて欲しいな」

 

ケイ「40秒で覚悟を決めてください」

 

ホシノ「お願い、3分でいいから」

 

アリス「それならば3分間待ってあげます」

 

ーーー3分後

 

アリス「時間です。答えを聞こう」

 

ホシノ「……あの、やっぱり怖いからあと2分くらい」

 

アリス「では投げます」

 

ホシノ「聞いて?」

 

アリス「光よ!」ブンッ

 

ホシノ「うへぇぇぇぇぇ!!」

 

ケイ「理不尽ですね」




次でホシノスワップは最終話なのですが本日中に間に合いそうにないので明日の投稿とさせてください

申し訳ありません
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