例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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友人にこのシリーズを書いた影響でホシノが好きになったと言ったらごめんって言われました。


小鳥遊ホシノ二年生と黒服と後輩
黒服と対策委員活動記録二年目#1


 

 

ーーーアビドス高等学校(4月) 対策委員会室

 

黒服「ホシノは今日から二年生ですね。随分と波乱な一年だったと思いますが無事に進級できた事は大変喜ばしいです」

 

ホシノ「えへへ…ありがとうございます。これも先生が居てくれたからですよ」

 

黒服「私は助力したまで。貴女が努力を怠らなかっただけの話です」

 

ホシノ「もう……先生は褒め上手ですね。それよりも先生、その腕章付けてくれたんですね!」

 

黒服「ええ。せっかくホシノから頂いたものですから」

 

昨日ホシノがアビドスのロゴが入った腕章を縫ってきたのだ。「先生も学校の一員ですから付けてください!」なんて言われてしまえば断る理由もない。

 

ホシノ「ずっとずっと大事にしてくださいね!約束です!」

 

黒服「約束しましょう……なんて話していたらそろそろ時間ですね」

 

ホシノ「はいっ!では対策委員会活動の話し合い…」

 

黒服「ホシノ、貴女に紹介したい人が居るのです」

 

ホシノ「えっ?」

 

黒服「既に待機してもらっております。お待たせしましたね。お入りください」

 

???「待ってましたよぉ♪それじゃあ……失礼しますね〜」

 

扉を開けて入ってきたのはミニガンを担ぎ制服を身を包んだ綺麗な髪色をした柔らかい雰囲気の少女?だ。

 

???「私到着⭐︎先輩、初めまして!」

 

ホシノ「先輩って……もしかして」

 

黒服「そのまさかですよ。彼女は貴女の後輩です」

 

ノノミ「十六夜ノノミで〜す⭐︎よろしくお願いしますね、先輩!」

 

ホシノ「あ、うん…私は小鳥遊ホシノ。よろしくね」

 

ノノミ「わぁ〜!貴女があのホシノ先輩だったんですね!」

 

黒服「おや、ホシノはこの辺りで有名なのですね」

 

ノノミ「はい。知り合いの方々がよく話してたんです。唯一のアビドス生徒であるホシノ先輩に付き纏う不審者がいるって」

 

黒服「……不審者?」

 

ホシノ「ぷっ…先生が不審者…」

 

黒服「いえ、まだ私だと決まった訳では…」

 

ホシノ「ここ最近で私の周りにいた人は貴方だけですよ、先生?」

 

黒服「不審者なんて呼ばれ方をする日が来るとは……」

 

ノノミ「とりあえず……よろしくお願いしますね。ホシノ先輩と…不審者さん♪」

 

黒服「二度とその名で呼ばないでほしいです」

 

ホシノ「よろしくね、ノノミちゃん(先生が怒ってる…?初めて見たかも)」

 

ノノミ「冗談ですよ〜なので貴方は……うーん……「黒服先生」って呼びますね⭐︎」

 

黒服「この際不審者と呼ばれないのであれば何であっても構いません。ではこのまま学園の案内をしましょうか。ホシノは休んでいてください」

 

ホシノ「分かりました」

 

ーーー対策委員会室 扉前の廊下

 

ノノミ「……ホシノ先輩も一緒じゃないんですか?」

 

黒服「ええ。彼女は貴女が来てくれたことを真っ先に報告したい人が居るので1人になりたいと顔に出ておりました」

 

ノノミ「……なるほど!つまりお二人の関係は熟練の夫婦ってことですね!」

 

黒服「生憎ですが私とホシノはただの生徒と先生の関係です。それ以上になる事はありませんよ」

 

ノノミ「黒服先生って強情な人ですね〜ホシノ先輩が誰かに取られてもいいんですか?」

 

黒服「それは困りますね。ホシノは側に居てもらわないと」

 

ノノミ「やっぱり愛ですね〜⭐︎」

 

黒服「(この少女、話が通じていないのでしょうか?ですが好都合です。それに不審者などという変な誤解よりはマシですし)」

 

ノノミ「それで、いつ告白するんですか〜?」

 

黒服「何をです?」

 

ノノミ「決まってるじゃないですか。ホシノ先輩にですよ!」

 

黒服「……時期が来たらでしょうか」

 

ノノミ「良いですね〜応援してますよ⭐︎」

 

黒服「……そうですか。それより校内の説明を…」

 

ノノミ「それも良いですけど…ホシノ先輩と黒服先生のお話を聞きたいです♪」

 

黒服「……はぁ」

 

ーーー旧校舎 中庭

 

ホシノ「ユメ先輩…聞いてください。今日私に後輩が出来たんです。ノノミちゃんって言うおっとりとした感じの子で…」

 

ホシノ「私が先輩としてやっていけるかは分かりませんが…ユメ先輩のように楽観的で頼れないけど、大事なものを守る為に全力で過ごせるように頑張りますね」

 

ホシノ「そろそろ行きますね。またお土産話を持って来ますのでちゃんと聞いてくださいね。約束です」

 

当然返事はない。それでもホシノは満足している。

 

ホシノ「戻ろう、私の居場所に」

 

一礼をして彼女は旧校舎を全速力で駆ける。自分を待ってくれている人達の元へ行く為に。

 

黒服「……それでこうなったと」

 

ホシノ「あ゛づい゛ぃ゛………」

 

黒服「4月とはいえこの辺りは気温が高いのですからそうなるに決まっているでしょう……この水でも飲みなさい」

 

ホシノ「の゛ま゛せ゛でく゛ださ゛い゛…」

 

黒服「それくらいは自分でやりなさい。近くに置いておきますよ」

 

ホシノ「うへぇ…」

 

ノノミ「ホシノ先輩、一体どうしたんですか?」

 

黒服「ああ…彼女は体温が熱くなりすぎると動かなくなるのです。つい最近判明しました」

 

ノノミ「なるほど〜。じゃあこの部屋にエアコンでも付けますか。ちょっと待っててくださいね〜⭐︎」

 

ノノミが何処かに電話をかけて数分した後、ものすごい勢いで業者がエアコンを取り付けてあっという間に去っていった。

 

ホシノ「動いてないのに涼しい〜」

 

ノノミ「これで解決ですね。ぶいっ♣︎」

 

黒服「……どうやら普通の生徒に恵まれる事はなさそうですね」

 

頭を抱えそうになるが数少ない生徒、そしてホシノの友人としては申し分ない。充分利用価値はあるだろう。十六夜ノノミ……貴女も私の駒になって頂きましょう。全ては神秘の為に。




ヒナ委員長を全力で狙った結果水着のホシノ復刻が来そうで詰んだのは私です
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