最高だぜ…ひろプリ
初代や5みたいに2年連続で放送しよう!
それではどうぞ!
「た、助かりました…筋斗雲さんありがとうございます…貴女も無事ですか?」
「えるぅ〜えるえるぅ!」
茫然としながらも自分達を落下から救ってくれた
黄色の雲こと筋斗雲に感謝しつつ、赤ん坊の安否を確認するが筋斗雲を気に入ったのか、キラキラした眼差しを向けている事から、どうやら心配は無さそうだ。
「よっと!…お騒がせしてすみません!」
「える〜えるえるぅ!」
筋斗雲から顔を出すと先程危うく衝突しそうに
なった少女こと、ましろがいる。
だからソラは筋斗雲から地面に着地し、不思議な
出来事の連続で目が点になっているましろに、
気づいていないのかはさて置き兎に角謝罪する。
それから役目を終えたのか何処かに飛び去って
行った筋斗雲を赤ん坊は名残惜しい反応をしている。
因みに奇跡的なのか今の不思議な出来事を全て見たのはましろだけである。
「信じられない話ですが、偶然誘拐現場に出くわして、この子を追いかけて、不思議な穴にいっちょ行きます!と飛び込んだら、空にポコって!それでピューって!、そして筋斗雲さんにモフーって!」
未だに目が点のましろに追い打ちを掛ける様に
ソラのマシンガントークが炸裂する。そしてソラは何気なく視線を辺りに向けるとそこには自分が居た世界では見た事も無い風景が広がる。
「えっ…なんですか?この変な街は!あれは何ですか!?あれは!?あっ…落としましたよ!いえいえヒーローとして当然の事です!」
次から次へと目に入る未知のモノに、探究心がハチャメチャ押し寄せて来るかの様にソラのマシンガントークが炸裂する。どさぐさに紛れて、器用?にも人助けをしている。
「もしかして…ここって魔法の世界!?」
「タ…タ、ターーーイム!!!」
漸く意識をソラに向けたましろが、手でTの字を
しながらソラのマシンガントークを止める。
「これ、夢だ…」
えっーと…夢ではありま…
「夢だよ!夢じゃなかったら空から人が降ってくるなんて有り得ないよ!」
あの〜私とこの子は空から…
「無いよ!大体雲に人が乗れるなんて絵本のお話みたいだよ!」
まあそれはそうですが…でも筋斗雲さんは…
「それ!筋斗雲ってまるで
その"さいゆうき"?は分かりま…あっ…
仕返しと言わんばかりに今度はましろのマシンガントークが炸裂し、ゼェゼェに息を切らすましろに、これ以上反論しても無限に続くだろう、とソラは察した。
「では…改めて、初めまして夢の中の人。
私はソラ・ハレワタールです!」
「取り乱してごめんね?私は虹ヶ丘ましろだよ。
よろしくね!」
「いえいえ、こちらこそよろしくお願いします!それにしても、鉄の箱が走っているなんて夢の世界はすごいですね…この夢の街の名前はなんて言うのですか?」
「ソラシド市だよ!」
「ソラシド市…あっ、それは…!」
夢だと言い切る彼女に話を合わせて、2人はお互いに自己紹介をする。
ましろが居るこの街はソラシド市と言うが、
ソラ自身、知らないし聞いた事も無い街のようだ。
それでましろが手にしている手帳らしき物に反応する。
「私のです!拾ってくれてありがとう!とても大事な手帳なんです!」
「そうなんだ…ちゃんと渡せて良かった!そう言えば、これなんて書いてあるの?」
赤ん坊を助けるのに必死だったから気づかなかったが、恐らくあの不気味な空間に居た時に落としたのだろう。
ましろから手帳を返して貰い、この手帳に書かれている故郷の文字について話そうとすると、突然何かが勢いよく落下した音が聞こえてきて、思わず
2人はそちらに振り返る。
「流石に少しは慣れた…かな?」
慣れとは怖いものだな、とそれは置いといて、
結構呑気な事を言うましろ。
そして今、落下した箇所の煙が晴れると、そこにはあの時にソラと遭遇、対峙した豚の怪物が居たのだ。
「許さないのねん…ソラ、お前をボッコボコにして、それからプリンセスを頂くのねん!」
自分が助けたこの赤ん坊が、まさか故郷のお姫様とは思いもしなかった。
そんな赤ん坊ことプリンセス・エルは怪物に怯えて、泣きそうになっているが、無理もない、こんな幼い子が何度も怪物の恐怖を味わっているからだ。
「怖くないですよ。私が守ります。」
勿論プリンセス・エルを見過ごせ無いソラは安心させる様に宣言する。
「守れるかな?カモン!
ニヤリっ…と笑い、怪物が呪文の様なモノを口に
した。すると突然、我々が知る乗り物である、
ショベルカーが化け物の姿へと変貌した。
「何あれ?」
「迷惑系キュアチューバーか?」
突然現れた化け物にヤジを飛ばしたり、物珍しそうに見ている街の人々は逃げようとはしなかった。そもそも撮影か何かの作り物だろう、と言った認識になるから、危機感が無いのは当然だろう。
「ランボーグっ!!!」
そんな呑気な状況は許されない。化け物が叫ぶと
街の人々は蜘蛛を子を散らすかの様に逃げて行く。
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街の人々がパニックになり、逃げて行く中、建物の屋上から怪物と化け物に数秒視線を向け、その後すぐに、プリンセス・エルをましろに託すソラとのやり取りに視線を向ける
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「行っちゃ駄目…っ!!!」
ましろは一緒に逃げようと思い、ソラの手を握るが、恐怖で震えている事に気づく。
「これは
2人を安心させる為にわざと変な事を発言する。
勿論ましろは虚勢を張っていると気づいている。
そんなソラ自身も内心は、あの化け物に恐怖している。
「それに私にはこれがあり……」
でも今の自分には頼もしいコレがある、と背中に
手を伸ばす。
「な…わす…」
「な…わす…?」
何故か背中に手を伸ばしたまま動かなくなったソラを見つめていると、今度はギャグ漫画にありそうな、後頭部に冷や汗を高速に流していた。
そして何かを呟くソラに復唱するましろ。
「失くしてた事!わ、忘れてましたーー!!!」
折角決める所を決まらないソラの発言に思わず、ズッコケるましろ。
何とも緊張感の無い……
「相手がどんなに強くても、最後まで正しいことをやり抜く…それが、ヒーロー!」
気を取り直して、今度こそは決めるソラ。言っている事はカッコいいけど、先程の件の所為で何とも
言えないましろ。
因みに一連のやり取りを見ていた怪物も何とも言えない表情になっていたとか、いないとか。
「時間を稼ぎます!逃げて下さい!」
ソラは自身を囮にしつつ、化け物に向かって走り出す。
「早く!」
そのまま逃げて行くましろを確認し終えたら、今度は構えの姿勢で化け物と対峙する。
「やれっ!ランボーグ!!」
「ふっ…!こっちですよ!」
怪物は化け物ことランボーグはソラに攻撃を仕掛けるが、難なく回避し、相手の後ろへと回り込み撹乱する。
「
この闘いを腕を組んで見ている怪物は、これまた妙な事を口にすると、額に付いている石の様なモノが怪しく光出す。
するとソラの目の前に黒いモヤが現れ、視界を塞ぐ。それと同時にそれのおかげなのか、ランボーグは瞬時に自分の位置に気づき攻撃を仕掛ける。
「ふっ…!はあっ!!」
「ランボー、グっ…!?」
今の攻撃は当たるだろうと確信した2体、しかしそれを避けたソラに驚異の表情になる。ソラはその隙を見逃さず、次はこちらが攻撃を当てる。
しかし…怪物はこれを待っていたかの様にニヤリとする。
「オレ様も…いるんだぜーーっ!!」
「ぐっ…!?きゃあああ!!!」
攻撃後の隙を狙い更に畳み掛ける様に、怪物による体格に相応しい重い一撃を防ぐが、パワー負けでソラは吹き飛ぶ。
「オレTUEEE!おっと今の内に…とうっ!」
高らかに笑った後、怪物だけが高く跳躍し、何処かに向かった。
攻撃から立ち直ったソラは追いかけようとしたが、勿論ランボーグはそれを許す訳も無く立ちはだかる。
「まだまだ修行不足ですね…それに…そこを退いて下さい!」
そしてソラの視線にはましろが居る方に向かって行っただろう怪物を、追いかけて行く筋斗雲の姿が見えていた。
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一方その頃、怪物とランボーグから必死に逃げて
いるましろは、入り組んだ路地裏に隠れながら息を整える。
「ハァ…ハァ…ここなら大丈夫…かな…?」
「えるぅーー。」
出会って間も無いのに自分を助けてくれたソラは無事なのか、気が気で無いましろ。手を伸ばしながら必死に訴えているエルも同じだろう。
ぼんやりと路地裏の隙間から指す空を見つめていると…
「ここに居たのか!さあ、その子を寄越せ!」
「み…見つかった…!?」
それから、溢れる焦燥感に駆られるましろは路地裏を出て、広場の方へと必死に逃亡をしていた。
あの怪物は自分とどのくらいの距離が開いているのか?そう思い、後ろを振り向くと徐々に詰めて来ているのがイヤでも分かった。
「え?えっ?…これって…ソラちゃんの…?」
突如何かに無理矢理乗せられた事、急な速度上昇の違和感に視線を向けると、それはあの時、ソラを助けた筋斗雲が、今度は自分を乗せていた。
これなら追いついて来ないと踏んだ、ましろは
ずっと必死だった為一切見えていなかったのか、
"
気づいたのは数秒後。
「っ!?止まって…!!」
今は無人の街ゆえ、誰かに何かを訴える怪物の声が聞こえたのは置いといて、見た以上は放っておけない。
そう思ったましろは筋斗雲に止まるように指示し、その人物に声を掛けようとそちらに振り返る。
「い、
本当に見間違いだったのか?
しかし、そんな疑問を押し除ける程、強い疑問が更に押し寄せる。
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ランボーグとの対峙でボロボロになりながらも、
漸く怪物が居る場所に着いたソラ。
その直後、怪物はこちらへと吹っ飛んで来たので背後から追いかけて来るランボーグを見抜いて、横に回避して相手同士の衝突を上手く狙った。
2人のどちらかがしたのか?それとも怪物自ら自爆したのか?と様々な疑問が浮かぶが、兎に角2人が助かった事に変わりはない。
「あーもう!しつこいんだよ!その雲と言い、
「ランボーグ!」
地団駄を踏みながら所々意味の分からない事を言う怪物、それに同意するかの様に叫ぶランボーグ。
先程のランボーグとの逃げては退けての繰り返しにより、かなり疲労が溜まっているのが本音である。でも、そんな状況でも立ち上がるのがソラ。
「ひっ…!?なんなんだよ…っ!」
「もう諦めてくださ…あれ……?」
意志の籠った瞳でどんどんと近づいて来るソラに
怪物は後ずさる。
しかし当に限界を迎えた為、全身の力が抜けてそのまま地面に倒れ込む。その拍子に胸ポケットに入れていた手帳が怪物の足元へと飛んで行く。
「私のヒーロー手帳?」
怪物はそう言いながら、手帳を捲っていく。
「『空の上を怖がっていたらヒーローは務まらない』、『ヒーローは泣いている子供を絶対見捨てない』、ブフッ!『絶対、ヒーローになるぞ』…ヒーロー!ギャハハハ!」
そう言って、笑いながら怪物は手帳を破っていく。
「弱いヤツは!ガタガタ震えて!メソメソ泣いてれば良いのねん!」
「酷い…!?もうやめてよ!!」
怪物による残酷な行為に、ましろは瞼に涙が溢れそうになりながらも言う。
だが怪物は止まらない。今度は倒れているソラがぶら下げている
この水晶をガラスの様に粉々にして、自分の邪魔ばかりするソラを完膚なきまで打ちのめす、そう思った怪物はそれに手を伸ばす。
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『ん?おい…これはなんなのね…!?』
『ガアアアァァァァアアッッ!!!』
水晶に触れた瞬間、先程居た筈の街では無く、そこに広がる光景は燃え上がる火炎の空間。
そしてそこに佇む自分の体格を優に越える巨大な
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「どわあああっ!?…あちちーーーっ!!」
急に意識が現実に戻り、気づいたら目の前の
「ソラちゃん…!!」
「えるぅ!えーるぅ!」
離れた場所で、今の出来事を見ていた両者は、奇妙な事に正反対な反応を示す。ましろはソラの安否を気にして叫ぶ。エルは何かを感じとったのか、手を伸ばして叫ぶ。
「どなたかは分かりません…ですが、ありがとうございます!」
火柱が消え、その場に立っていたソラは、不思議な事に何処か懐かしい感覚になりながらも感謝する。
そしてましろが抱いているエルの方に視線を向ける
「お待たせしました…もう大丈夫!お家に帰ろう!」
ソラは笑顔を見せながら、エルに言う。それに釣られてエルも笑顔になる。
その瞬間、ソラの胸から青い光の球が現れ、そこからペンの様なモノが飛び出してきた。
「ぷいきゅあ〜っ!!!」
エルがそう叫ぶと光の気弾が現れ、それはソラに向かっていき、受け止めると小さなアクセサリーの様なモノへと姿を変える。
覚悟を決めたソラがそう言うと、ソラを包む様に
謎の光が発生する。
ちょっと展開が遅いですね…
次からサクサクと書くの目指そう。
最後まで観ていただいてありがとうございます!