(法を)お菓子屋さんへようこそ!   作:新田トニー

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第24話 契約成立、そしていちご狩りへ

 俺が案内されたのはとある一室だった。座り心地の良さそうな革製の高級感溢れるソファーや椅子、そして幾何学的な模様のデザインの絨毯があった。高貴な部屋を見て俺は来客用の部屋だな、と俺は思った。

 

「粗茶ですが」

 

 シルクはそう言って俺の座っている方のテーブルにお茶の入った椀を置いた。

 

「ああどうも」

 

 俺は渡されたお茶を一気に飲み干し、大きく息を吐いた。

 

「美味い。もう一杯」

「あらあら、そんなに気に入ったの?」

「君が淹れたから美味いのさ」

 

 俺は彼女に対して物腰柔らかく言った。実際葉巻ばっかり吸っていて口がカラカラになっていた。だからこそ一杯の茶が喉に染み込んだのだ。

 

「口が上手ね」

 

 シルクはポッドからカップに注ぎ込む。「どうぞ」と言われ、俺は手に取りまた一気に飲み干す。

 

「美味い!もう一杯!」

「早過ぎない?」

 

 シルクが怪訝な目で俺を見る。俺は彼女の瞳をまっすぐ見てこう言った。

 

「君が淹れたから美味いのさ」

「壊れた機械みたいに同じこと言わないで」

 

 だが二度目は通じないらしく、俺は「あそう」と項垂れながらカップをテーブルの上に置いて戻した。

 

「それで、なんでウィードなんかに会いたいの?まさか私と歓談しに来ただけじゃないんでしょう?」

 

 シルクは茶番もほどほどに本題に入った。

 

「いや、ついでだよついで。本当は君に会いたかったから来たのさ。ウィードはそれのおまけ」

「私のことなんか忘れて賭け事にのめり込んでたクセによく言うわね。そのおしゃべりなお口だけは昔っから変わってないわ」

 

 シルクは遠慮をしなくなったのか、俺に対して砕けた喋り方に変わった。最後に会ったのは数年も前。仕事以外はほとんど会わなかった。一時期俺達は男女の関係を持ったが、互いに任務や仕事があり、すれ違いの日々が重なりすぐに関係は消えた。

 

 だが俺はよりを戻すチャンスなのではないかと思い彼女を訪ねた。ウィルヒル王国最大の規模を誇るカジノのオーナーとして裏社会にもどっぷり浸かっている彼女ならば確実に伝手があるはずなのだ。

 

「…俺達、まだやり直せるんじゃないか?」

 

 俺は対面越しの彼女に正面から近づき、彼女の手を上から重ねるように握った。彼女は嫌がる素振りは見せず、ただ俺の手を受け入れた。彼女は何も喋らない。

 

「お互いすれ違って台無しにしたことは分かってる。でも一度離れたのはいずれ戻ってくる為だった。俺はそう思ってるんだ」

 

 俺は続けて言い、彼女にさらに近づく。唇と唇が接触しそうになり、俺とシルクはお互いを見つめ合った。未だ彼女は喋らない。だが彼女の瞳は何か言いたげだった。

 

 シルクは俺の右の頬に手を添える。これはおそらく、いや事が起こる前触れに違いない。俺は彼女の唇を奪うべく、顔を近づけ──

 

「うべぶ!」

 

 る事は無かった。シルクは俺の頬を撫でるように触れたかと思ったら思い切りビンタした。俺は地面に倒れ込み、ヒリヒリする頬を押さえて疑問符を頭に浮かべた。

 

「行為中に他の女の事考えてた貴方を私がまた愛するとでも思ったら大間違いよ。貴方なんてこっちから願い下げ」

「は…はぁ?俺は他の女の事なんて考えてない!お前一筋だよ!」

 

 唐突に訳の分からない事を言い出したシルクに、俺はただ困惑するしか無かった。なんだ?一体誰のことを言っているんだ。

 

「はぁ……浮気してた女のことすら忘れたなんて。あぁ、そうだった。貴方記憶が──」

 

 シルクは俺に何か思い出したかのように言いかけ、途中で口を噤む。

 

「…?なんだよ?記憶って?なんの話だ?」

「いいえ、私の勘違いね。今のは忘れて。ウィードの連絡先が知りたいんだったわね?」

「いや、奴と取引がしたいんだ」

 

 俺がシルクにその旨を伝えると、彼女は驚いた表情を見せる。

 

「えっ?貴方麻薬を売り捌いてたのを団長さんに知られて追放されたんでしょ?いいの?そんなことして?今度は追放どころじゃ済まないわよ?」

 

 彼女の言葉はもっともだ。ジョニーは俺に特別甘く、寛大な処置をした。だがもしまた麻薬取引がバレれば本当に奴は俺を見限って俺を殺すかもしれない。

 

「正体は隠す。それでもって商売を行う」

「でも、肝心の商品は?貴方の売ってたポーションって、言ったら悪いけど質が……」

 

 シルクは言いづらそうに俺の顔をチラチラ見ながら言う。確かに俺の作ったブツは臭い、ドロドロ、苦い、ネバネバしているなど顧客からは怒涛の文句を言われながら渋々買われていたが、今回は違う。

 

「いや、奴は絶対に興味を示す。俺のパートナーの作るブツはこの国の麻薬の歴史を変える」

「そんなに自信があるの?」

 

 シルクの言葉に俺は「ああ」と一言だけ言うと、シルクは自分の座っているソファーにふんぞり返り、「そう」と言った後、暫し考え込むように天井を見つめた。

 

「……分かったわ。私の人脈を使って貴方とウィードが会えるよう機会を設けてあげる」

「なんだよ、そんな簡単に承諾していいのか?」

 

 だが返事はすぐに出た。シルクは割とあっさり俺の頼みを聞いた。だがあまりにも簡単に事が運び過ぎて、俺は怪しく思い彼女に対して訝しむ。

 

「これで貴方に貸し一つ、ね」

 

 シルクは俺に向けて怪しく微笑んだ。やっぱりか、と俺は納得しつつ、項垂れた。だが彼女は強かな性格をしている。こうくる事は分かっていた。

 

「でもすぐに返せとは言わないわ。もし私が困った時が来たら、手を貸して欲しいの」

 

 シルクはそう言って俺の頬に手を触れ、耳元で囁いた。

 

「俺にできる事なら何でもいいぜ」

 

 俺はそれに当てられてつい考え無しにそんなことを言ってしまった。後から思えば、これがまずかった。ライラやタマリ、アリーシアも癖がある連中だが、シルクもまた癖が強い女なのだ。

 

「本当?なら会えるよう手配するわ。一週間ほどもらってもいいかしら?」

「ああ勿論。こっちもこっちでやる事があるからな」

「それってあのお菓子屋さん?評判は聞いてるわよ」

 

 シルクがくすくす笑いながら言った。評判……一体どのような評判なのだろう。

 

「可愛い女の子と男の子が謎の秘術、錬金術を用いて作る怪しいスイーツ。そして美人の眼鏡店員が働いてる新進気鋭のスイーツショップ、だなんて言われてるわ」

 

 シルクは俺に店の噂を教えてくれた。だが何か一つ足りない。何かとは濁したがそんなの分かりきっている。

 

「おい。その噂に俺が出てないのはどういうことだ?」

 

 俺が質問するとシルクは愛想笑いを俺に向ける。

 

「いや、別に笑わなくていい。ただ俺が出てきてないことを聞いてるだけなんだが」

「…金髪で無精髭の目立つ愛想の悪い店員を除けば、スウィートディーラーはあのヴァリエールと肩を並べる事ができるかもしれない、新聞にはそう書いてあったわ」

「その新聞書いた奴誰だ?気合い入れ直してやるよ」

 

 俺の事を貶しやがった記者をシメたくなったが、それはまた今度にしてやる。今回は話がまとまった事だし、これ以上ここにいる理由もない。俺は椅子から立ち上がり、帰る準備をした。

 

「それじゃあそろそろ帰るわ。ありがとな。頼みを聞いてくれて」

「何言ってるの、私達は友達じゃない。その友達の頼みを聞くのは当然の事よ」

 

 どの口が、と思わず口に出そうとしていたが、唇をキュッと閉めて思い留まる。俺もなんやかんや言って彼女を体良く利用したに過ぎない。だが今回彼女には借りを作ってしまった。今度彼女に何かあった時、俺は彼女の願いを聞かねばならない。

 

 シルクは約束や契約にはとてもうるさい。ある日彼女に嘘をつき、あまつさえ約束を破った男が居たが、男は彼女の部下に連れ去られたのを皮切りに一生日の目を浴びる事は無かった。

 

 だからこそ俺は生半可に彼女と約束をしてしまった事を後悔した。だがウィードを知っていそうな知り合いは彼女を置いて他にはいない。仕方がなかったのだ。

 

「サビター」

 

 シルクは俺の名を呼んで呼び止める。

 

「また会いましょう」

 

 そう言って彼女は俺に口付けをした。熱い唇が俺の口元にピタリと触れる。俺は最初こそ驚きはしたものの、答えるように彼女の唇を塞いだ。

 

 それだけだ。彼女はキスをした後優しい表情で俺を見送り、そして俺はカジノから出て、スウィートディーラーへと向かった。

 

 空を見上げればもう夜だった。街灯が昼と同じくらいの明るさで街を眩く照らし、賑わいを見せていた。

 

「お〜す帰ったぞ」

 

 俺は言いながら玄関扉を開ける。だが店の中は誰もいなかった。電気もついていない。夜と言ってもまだ暗くなり始めたばかりで深夜というわけでもない。だがすぐ帰られても素っ気ないと感じずにはいられない。

 

 だがキッチンの扉は開いていた。電気が付いており、隙間から光が溢れている。真っ暗な店内を鈍く照らしていた。何か物音が聞こえてきた。誰かいる。誰かが何か喋っている。俺は耳を澄ます。その時複数人の声が聞こえた、

 

「じゃ次はこれを食べてくれ」

「わっ!今度はクレームブリュレ!私好きなんですよ…」

 

 声の正体はライラとアリーシアだ。俺はキッチンの中へと入り、唖然とする。何をやっているんだコイツらは。

 

「うん。美味い。流石ライラ」

「そろそろ呼び捨てはやめようか、タマリよ。ワシは見た目はロリでも中身はグラマラスなのじゃ。年上は敬って然るべきなのじゃぞ」

 

 ライラがタマリにジリジリタマリに詰め寄りながら押し付けるように言う。するとタマリが無表情ながらも「ごめん、ライラ師匠」と訂正して言った。

 

「ガハハハハハハハハ!そうじゃ!それでいいんじゃ!」

 

 ライラはそれを聞いて満足そうに言った。こんな事を年下にさせて恥ずかしくはないのだろうか。

 

「お前ら何やってんの?」

 

 俺は声をかけた。今気づいたのか、アリーシアもタマリ

もライラも俺を見て驚いた。

 

「あっ、サビターさん。もう帰ってきたんですか?」

「もうって何?帰ってきてほしくなかったの?」

「いや、そりゃそうじゃろ。隙さえあればセクハラしてくるクソミソ男なんか嫌に決まっておろう」

「当たり前だね」

 

 俺は店のオーナー、店長でもあるのに使いっ走りの平の店員

であるのにも関わらず容赦のない罵倒に俺は眉をピクピクと振るわせて怒りを露わにする。あまりにも俺は舐められていると再認識した瞬間であった。

 

「お前ら俺にそんなこと言っちゃっていいのかな?ポーションの買い手が見つかったのになぁ?」

 

 俺は勿体ぶるように両手をクイッと上げて言うと、皆の態度が急に変わった。

 

「えっ!?本当ですか!?」

 

 アリーシアが俺に向かって目を輝かせて顔を近づけた。顔の良い女に顔を近づけられるのは良いものだな。

 

 しかもこの女、シャイで初心な性格をしているくせに服装は肌を露出した痴女専用服見たいな衣類を好んで着ている。そのせいで胸は勿論色んな所がスケスケだ。男をナメるなこの野郎。俺が舐めるぞ。

 

「あっ、またサビターがアリーシアの事えっちな目で見てる」

「えっ!?ちょっとあまり見ないでください!」

 

 タマリの指摘にアリーシアは胸を隠し、恥ずかしそうに俺を睨む。

 

「は?お前何様?そんな服着といて羞恥心なんかあるの?つか面接の時にお前身体使い放題でいいですとか言ってたよな?アレはなんだ?でまかせの嘘だったのか?」

 

 俺は彼女のあまりにもふざけた態度についイラッとしてしまい、意地の悪い質問攻めをした。すると困ったような悔しそうな表情で「うぅ〜!」と唸った。

 

「ふん!」

「あげは!?」

 

 そんな時、ライラが気合を入れた声で俺の下腹部にアッパーパンチを入れた。その一撃はクリティカルヒットし、ボールの二つ共まともに喰らってしまった。

 

「ワシの前でアリーシアにセクハラなんぞしようもんならワシがお前の子供製造機を破壊してやっても構わんのだぞ?」

 

 ライラの本気の殺意に俺は

 

「す、すいませぇん……」

 

 とただ謝罪の言葉を吐く他に無かった。

 

「それで、取引できるんじゃろ?そのウィードとは何時頃会えるんじゃ?」

 

 ライラは本題に入り、ため息を吐きながら俺に聞いた。俺は地面に蹲り、ぶるぶる震えながら何とか答えようともがく。

 

「あ、ああ。俺の知り合いのシルクって女に聞いたら、一週間後に会えるよう準備してくれるらしい。それまでにはポーションを作ってくれ」

「ああ、それなら心配ない。もう作れるだけ作った」

「は?もう、全部作ったのか?」

「うむ。ハーブの状態が悪くなる前にもう錬金術でパーッと作ってしまったわ。お陰でパウンドケーキを作る時にまた採取に出かけなくてはならなくなったがのう」

 

 俺はライラの話を聞いて感心した。さらに聞くと、ライラはタマリにも同時に作らせたが、やはり飲み込みは早く、あっという間に作り、材料を使い尽くしてしまったらしい。

 

「流石は我が弟子、愛しておるぞ!」

「……!ありがとう……」

 

 ライラはタマリを抱擁し、頬にキスをすると、普段は地蔵のように無表情で態度がわからないタマリの頬と耳が異様に赤く染まった。コイツもこんな顔をするんだな、と俺は物珍し気に見ていた。

 

「へっ、お前もお前で初心だなタマリ!」

 

 俺は初めて見るタマリの照れ顔が面白く、蹲ったまま小突く。アリーシアもタマリのその表情を見て微笑ましそうにしていた。

 

 一瞬、俺も顔の整った幼気な顔に何やら熱を感じたが、コイツは男だ。俺と同じボール二つもバット一本もついてる俺と同じ性別である。流石に俺は見境がないわけではない。俺は胸と尻のでかい女が好きなのだ。だから変な気は起こさない。

 

「じゃあポーションの取引の準備は整ったわけだ。それで?ライラ、お前と訂正の高飛車なお嬢様との対決はどうなってる?」

 

 俺は邪念を振り払い、タマの痛みを乗り越えて遂に立ち上がり、ライラに聞いた。

 

 俺の言葉にライラは眉間に皺を寄せ、両腕を組んで「う〜む」と唸る。

 

「なんだ、決まってないのか?」

「作る物は決まった。ワシもいちごタルトを作ろうと思う」

 

 どうやら作る料理そのものは決まっていたようだ。ビリオネの自信作と同じ物で勝負するとは、コイツも中々気合が入っているようだ。ライラの瞳の奥に燃え盛る炎が見える気がするぜ。

 

「いや、レシピ自体はポーションを作っとる最中に決まってたんじゃ。ビリオネの使う食材はどれもこれも最高級。おまけに腕はワシと同等。ならばワシも同じ土俵に立てば良いと思った。だがのう、その肝心の材料が……」

 

 途中まで動いていたライラの口が途端に言い淀む。途端に歯切れが悪くなり、左右の人差し指をくっつけ合いながらイジイジしていた。

 

「なんだよ。言ってみろよ。聞くだけ聞いてやるから」

「……材料を手に入れるのが難しいんじゃ。いちごのなかでもとびきりの瑞々しさと甘味を持つキングイチゴという素材なんじゃ。しかし、そこには番人がおる。怪我人が出るかもしれん」

 

 ライラは「こればかりは難しいかのう」とため息を漏らした。

 

 コイツはなんでこんな変なタイミングで人の顔色を窺うんだ。もしわざとやって俺に罪悪感を与えようとしているならコイツはかなりの役者だし、俺はそれにまんまと騙されるアホだ。

 

「お前、俺を誰だと思ってんだ?」

「セクハラ魔人」

 

 アリーシアがぼそりと言った。

 

「お前には言ってないぞアリーシア。それにお前のセクハラは契約上成立してるんだ。だから胸だろうがケツだろうが。文句言うな」

 

 俺がそう言うなりアリーシアはジトッとした目で俺を睨んだ。

 

「セクハラおじさん」

 

 今度はタマリが俺を罵倒してきやがった。先程の仕返しだろうか、ニヤニヤほくそ笑んでいた気がした。

 

「俺はまだ35歳だタマリ。まだおじさんじゃない。世界は広いんだ、俺くらいの年齢なんてまだまだ赤ちゃんレベルなんだよ」

「そういう言い訳が余計おじさんっぽいよね」

「うるせぇ!」

 

 俺はタマリのチクチクとした棘のある言葉に耐え切れず叫んだ。タマリの半笑いが更に俺を苛立たせる。

 

「つまりよぉ、俺は元ニーニルハインツギルドの同率ナンバーワン、『不死身』のサビター様だ。いままで過酷な環境下でもしぶとく生き残ってきたんだ。今更お前の素材採取如きで死ぬほどヤワじゃねぇ」

 

 俺は「それに」と言葉を紡ぎ続ける。

 

「俺以外にも指先一つでダウンさせるイカレ女も、派手な魔法を使うクソガキも居るんだ。楽勝に決まってる」

「あの、それ私の事ですか!?私はそんな世紀末覇者じゃないので訂正してくれます!?」

「クソガキって言うのやめてよ」

 

 外野共がわーぎゃーわーぎゃー騒ぎ始めた。俺の髪を引っ張ったり頬をつねったり脛を蹴ったりと酷い有様だ。そして特に脛を執拗に蹴り続けている奴がいる。やめろ。

 

「俺達は強いんだ。だから頼れ。俺もお前を頼るからよ」

 

 俺は鬱陶しい二人を押しのけ、ライラに言った。すると、ライラはまたため息を吐いて項垂れた。だが後ろ向きなため息じゃない。何か覚悟を決めた時の雰囲気だ。

 

「分かったぞ、野郎共。ガッデスハーブの時と同様、お主等には馬車馬の如く働いてもらう!後悔してももう遅い!」

 

 ライラはまたいつもの調子に戻り、得意の汚い「ガハハハハハ!」という笑い声を上げた。

 

 やはりコイツはこういう風に頭空っぽなほうが良いのではないか、などと思ったのは絶対に間違いだ。と俺は思ってはいたが、こっちの方が安心すると思ったのは間違いではないかもと俺は思いながら素材確保のための作戦会議を夜通し行った。

 

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