(法を)お菓子屋さんへようこそ!   作:新田トニー

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実はこの作品、小説家になろうでも投稿してるんですけど一番感想とブックマークくれるのはハーメルンの皆様方なんですよね。さらに感想もいくつかくださって感謝しかないです。いつもこのカスを煮詰めたような奴等しか出てこない作品を評価してくださり本当にありがとうございます。これからも更新していくのでどうぞ温かい目で読んでいただけると幸いでございます。


第39話 絶対逃さねェぞこの野郎

 

 見えない守護者(ゲンジ)、どこからともなく現れて、戦場に参入し、恐るべき戦腕で戦乱を収める謎の戦闘集団。

 

 奴等の特徴は全員が刀身の無い剣を一振り持っていることだ。そんな彼等の剣を見て、誰もが最初は彼等を嘲笑し、舐めて掛かる。

 

 しかし、その剣は何も無いところから青い粒子が集まり刀身を形作る。その閃光と共に、謎の光の粒子で構成されたされた剣はあらゆる物を斬り裂き、奴等に襲いかかる敵共の嘲笑を悲鳴へと変える。

 

 国を持たず、常に移動し足跡を残さない、あまりにも情報が少ないこの集団に、存在そのものが御伽話だと意を唱える奴もいた。

 

 だが奴等は実在する。何故なら俺は20年前に奴等が戦うところを見ていたからだ。

 

『サビターッ!ここはもうじき突破される!撤退するんだ!』

 

『はっ!撤退だァ?馬鹿言ってんじゃねぇ!頭の撃ち方も知らねぇマッドギアの有象無象共に俺が今からその頭に穴開けて風通し良くしてやるよ!』

 

 大体20年前、俺とジョニーがまだルーキーだった頃、無鉄砲に俺は敵兵から奪った銃と紐付きハンマーを手にしながら嬉々として死地へと飛び込んでいた。

 

『脳味噌撒き散らせやコラァッ!』

『ギャアッ!』

『ガキをぶっ殺せ!』

 

 俺はわざと挑発しながら近づいてはハンマーでマッドギアの兵士の脳天を砕き、距離が離れていた奴には光線銃で脳味噌を溶かしていた。

 

『サビター!さっさと逃げるぞ!ここはもう陥落する!ぐだぐだしてるとお前も死ぬぞ!』

 

 ジョニーは俺に敵兵を真っ二つに切断しながら俺に怒鳴りつける。

 

 防衛拠点を守りきれない事は分かっていた。だから俺は他の奴等が無事逃げ終えるように殿を自分から進んで買っていた。

 

 ジョニーも逃げれば良いものを、アイツは俺のひっつき虫だからか絶対に離れやしなかった。

 

 ここで死ぬかもしれないのに友情を取るとはなんと殊勝な奴だ、などと俺は思いながら敵兵を足止めしていた。

 

 本当は今いる拠点を制圧されると非常にまずかった。6割以上の領土を取られていたウィルヒル王国は、軍だけでは当然足りず、ギルドの冒険者連中、つまり傭兵共のことだ。そいつ等が居ても雀の涙ほどで、そして当時はその傭兵未満のガキだった俺達のような若者も徴兵しても足りないくらいだった。

 

 対してマッドギアは、領土はウィルヒルよりも小さいくせに空から未知の技術がたんまりと入った船が降ってきて、そしてそれを解明できる頭の良い奴がいたせいで大きく発展し、魔法といった超常現象を覆すことが出来るほどの兵器を作りやがった。

 

『なんだァ!?もう終わりか!?もっと来いよ!頭かち割ってやるからよ!』

 

 俺が目を迸らせながらハンマー振り回して威嚇すると、俺の周りにいた敵兵共がたじろぐ。

 

 俺は全身血だらけだった。もはや俺の血か敵の血か分からない。そんな姿で笑いながら武器を振り回していたからか、敵の戦意はかなり揺さぶられつつあった。

 

『サビター、仲間は全員退却した』

 

 ジョニーが剣に付着した血を振り払いながら言った。時間は稼げた。だがそれは同時に敵の時間も与えてしまった。

 

 敵兵には人間以外にも機械兵が混じっていた。全身が並の銃や剣では破壊する事は困難な強度を持つ金属で覆われた兵士だ。

 

 人の意思を持たず、淡々と人間を殺す為に作られたロボット達が俺とジョニーの2人を囲んでいる。俗に言う四面楚歌という奴だ。

 

『戦場に出てちょっとしか参加してないのにすぐに死ぬのかよ俺達。碌な武勲も金も貰わないままよ』

『俺はお前と死ねるなら構わんぞ。武勲は無いが、仲間を逃す為に死んだとなればそれなりに死んでいった同胞達にはちょうどいい冥土の土産にはなるだろう』

 

 ジョニーは表情を変えずに冗談じゃない冗談を言う。

 

『嫌だぜ俺、こんなところで死にたくねぇよ。いっそ走って逃げてみるか?もしかしたら奴等案外ウスノロかも知れないぜ?』

 

 俺がロボットを指差して笑いながらバカにすると、ロボット兵は迅速な動きで四方八方を囲み、テキパキとした正確さで銃を構えて俺達に銃口を向ける。

 

『…諦めろ。かなり高性能な奴等だ』

『だぁクソ!なんで人間はポンコツなのにロボットは有能な奴等ばかりなんだよ!?』

 

 俺は頭を両手で抱えながら叫ぶが、これ以上はまってくれなさそうだ。俺とジョニーはお互いをチラリと見合うと、腹を括るしかないと確信し、俺はハンマーを振り回し、銃弾の残量を目視で確認する。

 

『まぁ、最後まで悪足掻きしてみるか。もしかしたら寿命が少しは伸びるかもしれんぞ』

『どうだかな。だが、ここでお命上げますなんてのは癪に障る。最後の花火だ、派手に鳴らして散ってやるか!』

 

 俺はそう言ってロボット兵達に向かって走り出す。ジョニーも剣を握り直して俺に続く。

 

 俺達はここで死ぬ。そう考えていた、その時だった。

 

 ロボット兵の背後が何やら騒がしい。ロボット共は何故か俺たちにではなく、奴ら自身の背後に銃を向けて乱射していた。

 

『なんだ……?何が起こってる?』

 

 ロボ共は今この瞬間にも俺達をハチの巣にする勢いだったのに、何故か俺達から背を逸らして何かに向かって撃ち続けていた。

 

 そして、銃弾の音は一気に減っていく。何重もの発砲音が混ざって耳を閉じたくなるような銃声が少しずつ小さくなっていく。やがて銃声はパタリと止んだ。ロボット兵は全員地に這いつくばり、金属の屍、人型のスクラップと化していた。

 

 その背後に居たのは、青色の光を放つ剣を持つ数人のフードを被った者達。そして先頭に居たのは恐らく奴等の頭目であろう、金色の光を放つ剣を右手に持った顔全体を刺々しいデザインのヘルメットで覆った者が立っていた。

 

『君達、無事かね』

 

 光る剣を持つ奴らのリーダーが俺達に生きているかどうかを問いかける。リーダー格以外の剣を持った奴等は律儀に俺達から少し距離を取った状態でお行儀良く待っていた。

 

『礼を言う。俺達だけでは後数秒の命だっただろう』

『俺は光るおもちゃの剣なんざブンブン振ってもらわなくても平気だったけどな』

 

 俺が舌を出して煽るとジョニーは俺の頭を平手で叩く。しかし本当の事だから仕方ない。なぜなら俺は──

 

『不死身だ、とでも言うつもりだろうが今回は流石に死ぬところだっただろう』

『今俺が言おうとしたこと言うなよ。つかなんで言い当てられた?キモイぞお前』

 

 俺はジョニーが俺が言おうとしていた言葉を言い当てられ気味悪がっていると、光る剣の男達がこちらへと歩み寄って来た。俺はまだ信用していなかったため、ハンマーを持ち直して構える。

 

『そう警戒なさるな。我々は弱き者の味方だ』

 

 リーダー格の男は落ち着いた声で安心させるように俺に話しかけた。

 

『俺達が弱ぇだと?あんま調子に乗るのも程々にしとけよRPG同好会共が』

『やめろサビター。事実俺達は絶体絶命の中助けられただろ』

『それはお前だけだよ~ん金髪ロングサーファーくん』

 

 俺がジョニーのサラサラヘアーを両手でうねうね動かすと、珍しくキレたジョニーが俺の胸倉を掴んで剣を俺の喉元に当てた。冷たい金属の先端が辺り、俺は痛覚と冷たさを一度に二つ味わう。

 

『あまり俺を怒らせるな。俺は今頭に血が上ったままだ。何をするか分からんぞ』

『おっ、良いね。俺と同じステージまで上がって来たじゃん。ここでバトるか?』

 

 俺は俺で左手に持っていた片手で持てるマッドギア製の拳銃でジョニーの腹部に銃口を当てる。今思えばなんで俺はこんなに自殺願望が大きかったのかと自分で自分を疑問視してしまう。それくらい血気盛んな年頃だった。

 

『せっかく拾った命をこんなところで打ち捨てるのは感心しないね。両者武器を下ろしたまえ』

 

 リーダー格の男が優しく俺達に武器を下ろすよう話しかける。しかし当時の俺達にはまるで聞く耳持たずだった。

 

『黙ってろスクラッパー。俺はコイツを殺すのに忙しいんでな、あっち行ってろ』

『すまないが俺も忙しい。救ってくれたことには感謝するが後にしてくれないだろうか』

 

 俺とジョニーは殺し合い寸前まで行っていた。もしここで、本当に殺り合っていたら、二人の内どちらかが死んでいただろう。もしくは両方が。しかしそんな事態は起きなかった。

 

『落ち着きなさい』

 

 リーダー格の男がそう言った瞬間、俺の銃とハンマー、そしてジョニーの剣までもが綺麗に割れた薪のようにすっぱり切れてしまった。

 

『……は?えっ?』

 

 俺は間抜けなツラで俺の武器を見た。斬られている。銃も、ハンマーも、一太刀だけ振られた。それだけで使い物にならなくなってしまっている。

 

 ジョニーも俺ほどじゃないが、ポカンとした、面食らった表情をしていた。ジョニーがなけなしの金を貯めて買った上物の剣が刀身を真っ二つに割られてしまったのだ。ショックと驚きで固まっていた。

 

『生き急ぐ必要はない。いずれ君達は強くなる。誰も手がつけられないくらいにな』

 

 そう言って男は俺達に背を向けた。

 

『さぁもう仲間の元まで戻りなさい。心配しているはずだ』

『お、おい待てよ!せめて名前くらい残してけよ!』

 

 男は尚も優しい声で俺達に言った。俺はあまりの強さに、あまりの理不尽な強さに思わず声をかけずにはいられなかった。

 

『…我々は何者にも所属せず、誰の駒でもない。静かに観測し、弱き者を守る守護者、見えない騎士団ゲンジ。それが我々の名前だ』

 

 そう言ってゲンジと名乗る集団は俺達から離れて行った。静かに現れて、静かに去って行った。まるで通り雨のような奴等だった。

 

『……腹、減ったな』

『……そうだな』

 

 俺達は武器を壊され、圧倒的な強さを見せつけられ、さっきまでの殺意は完全に消え失せ、空腹のみが俺達を元に戻した。

 

 それが俺が見たゲンジの姿だ。今俺達、ライラとアリーシアとタマリの目の前にいるアルカンカスと言う男は、ゲンジとは似ても似つかぬ人生の落伍者だ。

 

「俺を知っているなんて流石だな。ニーニルハインツギルド、不死身のサビター」

「俺のこと知ってんのかよ。じゃあ尚更分からねぇな。何故こんなことをしたんだ?」

「それはだな……こうするためさ!」

 

 アルカンカスは店の中から飛び上がり、俺達目掛けて宙を舞う。俺達は迎撃態勢に入り、身構える。

 

 しかしアルカンカスは俺達を踏みつけるのではなく、俺たちよりほんの少し離れた距離に大地を踏みつけた。亀裂が入り、俺達の周りの地面は少し揺れた。

 

 そしてアルカンカスは地面に座って胡座を掻き、腕を組んでこう言った。

 

「衛兵を呼べ」

 

 そう、ただ一言こう言ったのだ。衛兵を呼べ、と。

 

「「「「は?」」」」

 

 俺達は疑問丸出しの顔で聞き返す。

 

「無銭飲食もした、店員に暴行も加えた、逃走も図ろうとした。店の中の備品も大体壊した。これで牢屋送りは確定だ、寿命までは行かないにしてもそれなりに時間は潰せるし、飯は出してもらえるだろうな」

 

 アルカンカスは呑気に己の罪状を数えながら言う。

 

「お前、まさか牢屋に入る為にこんなことしたのか?」

 

 俺の質問にアルカンカスは「ああ」と答える。

 

「俺は本当に一文無しでね、しかもお尋ね者だ。好きに仕事もできないし、金も稼げないからムショにでも入ってぬくぬくと余生を終えるとするのさ」

 

「つまりそれができるならどこでもよかったと」

 

「そういうことだ」

 

 完全に俺達はこの男の都合で振り回された。店のなかはめちゃくちゃ、俺達も傷を負わされた。

 

「ほら、衛兵を呼びなよ。まぁこの騒ぎじゃどの道すぐ嗅ぎつけるだろうがね」

 

 アルカンカスはふふ、と笑いながらそう言った。

 

 俺は奴のその態度にこめかみをぴくぴくと振るわせ、身体の奥から沸々と怒りが沸き起こる。こんなクソ野郎の良い様にさせてたまるか、俺はそう決意した。コイツには生き地獄を味わってもらわねぇと気が済まない。

 

「衛兵さん!こっちよ!」

 

 近所の女住民が衛兵を誘導していた。衛兵は複数人隊列を成していた。奴の言う通り、大暴れしたせいで街の住人は何事かと注目を集めていた。

 

「なんだこの騒ぎは!道路がめちゃくちゃじゃないか!それに建物が半壊しているぞ!一体どういうことだ!?」

 

 衛兵の一人が困ったように叫ぶ。彼の言う通り、地面は割れて俺の店は半壊してるも同然だった。

 

「こんな状況になった理由、俺が知ってるよ」

 

 アルカンカスが手を挙げて言った。いつの間にか奴はライトブレードを懐に閉まっていた。見られたくないのだろうか。だが結局豚箱にぶち込まれれば没収されるから意味はないのだが。

 

 奴は食うだけ食って、暴れるだけ暴れて、俺の店を荒らしやがった、このままで済むと思ったら大間違いだ。絶対逃がさねぇぞこの野郎。

 

「ふむ、言ってみろ」

「この惨状、そして被害に遭われた店と店員の方々全て俺が──」

「アーッ!!ライラテメェ!また錬金術で店吹き飛ばしやがったなァッ!!??」

「ヒュッ!?」

 

 俺はアルカンカスの声を塞ぐ様に唐突に大声で叫ぶ。いきなり自分の名前を叫ばれたライラは目を大きく開けて間抜けな声を出した。

 

「な、いったい何を言っておるんじゃ!?」

「惚けてんじゃねぇぞテメェ〜!元はと言えばお前が新作作るからって危険な調合したのが原因じゃねぇか!何が爆弾ケーキだ、本物の爆弾作ってどうするんだよ!?」

「は、はぁ!?さっきから何を言うとるんじゃお主!わ、ワシは爆弾ケーキなんて作ろうとはしてな……!ハッ!」

 

 俺は捲し立てる様にライラを言い包める。ライラは混乱しながらも何か言い訳を思いついたのか、頭に電球みたいな物を出しながらタマリを見やるとこう言った。

 

「タ、タマリよ!お主確か最初にレシピを思いついたんじゃよな!ワシは弟子のお願い故仕方無く手伝う事にしたんじゃよ!確か!」

 

 ライラが今度はタマリに罪をなすりつける。タマリは自分には回ってこないと思っていたのか、空をボーッと眺めていた。

 

 そしてなすりつけたられた途端、「えっ」と間の抜けた強弱のない声を出した。

 

「そ、そんなことしてない。確かに魔法爆弾作って学校壊した事はあるけど、僕は知らないよ。何も。知らないよ。知らないよ」

 

 念入りに知らない知らないと言うタマリ。最早事態の収拾はつかず、衛兵達は困惑する。

 

「アリーシア、奴等に()()()()()()を配れ」

「えっ、あっはい」

 

 俺がアリーシアに耳打ちすると、アリーシアは一拍遅れてから俺の言葉に応える。アリーシアは両指の間に複数の紙を挟みながら圧倒的な速さで衛兵達の懐に紙を挟み込んでいく。

 

「落ち着けお前ら!一体誰がしでかした……ん?」

 

 衛兵の一人が紙の存在に気づき、取り出して紙を広げる。それに釣られて次々と奴らの仲間達が紙に気づき取り出し始める。衛兵達はそれを黙って数秒見続けると、再びそれを懐に仕舞い込み、お互いの仲間の顔を見合う。そしてそれぞれ頷き合う。

 

「…次からはこういった騒ぎは控えるように。今回は厳重注意だけにしておく。お前ら!撤収するぞ!」

 

 そう言って衛兵達は撤収して行った。あまりの行動の速さに、アルカンカスやほかの住民、さらにはライラやタマリまでもが呆然とした表情をしていた。

 

「…お前何をしたんだ?どうやって奴らを追い払ったんだ?」

 

 地面に座っていたアルカンカスが口を開く。何故衛兵達が俺達とコイツを見逃したのか未だ理解できていないようだ。

 

「奴等は全員漏れなく筋金入りの甘党でな、お菓子には目が無いんだ。だからウチの店のリップサービスをくれてやっただけだ」

「そんなことで衛兵達は素直に従ったのか?」

「ウチの店はホームレスのクズからお上品な意地汚い貴族の方まで色んな奴等がやって来る。たとえお前みたいな食い逃げ上等のクソ野郎でもな」

 

 俺はそう言ってアルカンカスの顔を覗き込む。

 

「お前にはこれから代償を払ってもらう。逃げようだなんて思うなよ。もし逃げてもウチの狂犬共が地の果てまで追いかけてお前を食い殺すぞ」

「ヴウ~~~……!ワンワンワン!」

「わんわん」

 

 

 

 そう言って俺はライラ達をチラリと見る。ライラとタマリは四つん這いになって覇をむき出しにして唸り散らかし、威嚇する。アリーシアは野生剥き出しの行動はしていないが目をいつも以上に補足し、まるで肉食獣が如き鋭い目で睨む。

 

「……わかった。もう逃げるのはウンザリだ。何をすればいい?」

 

 アルカンカスは遂に観念し、肩をガックリと落として諦めたように呟く。コイツこんな強いのに一体何から逃げてたってんだ?

 

 だがまあ今はそんなことどうでもいい。コイツには俺達が被ったこれまでの損害をきっちり支払ってもらわねばならない。

 

「お前、今日からしばらく俺の奴隷な」

 

 俺は悪魔めいた笑顔でアルカンカスの肩をポンポン叩いて言った。ここからは俺達のターンだ。

 

 

 

 

 

 

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