異世界放浪記   作:恋音 有咲

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今回ここが異世界とはっきりする描写ほぼほぼないっす、ごめんね☆


其ノ壱〈出会い・始まり〉

 

「...ここは......?」

 

俺の名前は〈日野咲 丁(ヒノサキ ヒノト)〉、俺のよく知る地球で働くただのサラリーマン...だった男だ。

ある日地球...いや、日本に突然裂け目が発生した。その裂け目から目玉に触手みたいなうねうねしたのが6本も生えてるやつが大量発生した日から俺みたいな一般人は皆戦闘員として駆り出され、今じゃもう軍人みたいなものだ。

ちなみに騒動初期から生き残った自衛隊員なんてもう居ない。

まぁとりあえずそんなクソッタレな日本で化け物...確か名前は...思い出せない...それどころかここに来る前、なにかに投げ飛ばされたような感覚しか覚えていない...恐らくあの裂け目に放り込まれてしまったのだろう。まぁそいつらを殲滅する作業をしていたらそこから記憶を失い、気が付いたら森のど真ん中のような所に居た。

 

「...とりあえず人か生物を探そう、こんな所に居ては野垂れ死ぬからな...だが恐らくここをあの裂け目の向こう側と断定するなら...生きては帰れないだろうな。」

 

少し寂しくなり、そんな弱音が口から零れ落ちてしまう、俺だって日本人だ、死ぬのは怖い。我慢なんてできなかった。とりあえず近くにやつらが居た場合直ぐに嗅ぎつけて来る、急いで離れなければ。俺は荷物を持ち、直ぐにその場を離れる。

...

......

.........

............

...............

 

 

数キロは歩いただろうか、森の奥地に入り込んでいるような気がして不安に思い、周囲を見渡すと...森の木々の隙間から奴の姿が見えた。恐らく単独行動をしているのだろう、だがこんなに早くあいつらに会うなんて思っていなくてつい、声が出てしまい

 

「あっ......ッ!!!」

 

急いで口を塞いだがもう遅い。

 

「な...!」

 

今の声を嗅ぎつけたのか怪物が森の奥から猛突進してくる。

 

 

「(あの程度の声でもバレんのかよクソ...!武装は...ナイフ以外全部壊れてる...!だが思い出せ俺!、あいつの攻撃方法は触手による突き刺しと目から出るレーザーだけだ!どちらにも予備動作がある!見極めて避ければなんて事ッ...!)」

 

ナイフを構える、姿勢を低くする、息を荒くして相手をよく見る、本能が逃げろと叫ぶのを理性で押し殺す。あいつの強みは裂け目から無限に出てくる数の暴力とその威力、あと音を振動として目で捉えることができるくらいだ、しかも全て予備動作がある!1匹程度なら俺一人だっt...

 

「ッ...!?...ぐぁぁ!」

 

足に痛みが走る、何が起きた?、あいつは予備動作をしなかった?考えすぎて見ていなかった?思わず膝を付いてしまう、そして足を見ると...酷いものであった。

6本の触手全てが足に突き刺さり、この足はもう足として機能することは不可能なほどしっかりとした穴が完成していた。考えても見ろ、なんで初期から居たしっかり訓練された自衛隊が攻撃全てに予備動作があるやつに殲滅されたのか、答えは単純、速度もあったからだ。それに自衛隊は数の暴力もされていた、一対一ですらこのザマなのだからどんな銃があっても勝てるわけがなかった。更に自衛隊の人達はこいつらは初見だ、尚更無理に決まってる。

 

「ぐっ...このクソ野郎が...!てめぇも道ずれだ!」

 

痛みを食いしばりながらせめてもの思いでナイフを何度も何度もその目玉に突き刺す、そうすると目玉は奇妙な音を立て、そのまま灰になり消えてしまった。

 

「...消えたか.........ここまでかよ...畜生...」

 

死ぬのが怖い。これは日本人なら誰しもが持ちえる感情だろう。しかも俺はどことも知らない場所、しかも森の奥だ。誰にも見つけて貰えないのは明らか、このまま泣し出したい位には怖い。しかしあいつらに消し炭にされる方がもっと怖い。だから声を必死に我慢してその場に倒れ、血が体外に出る感覚をボーッとしながら感じる。1週間前にあった応急手当の講義ちゃんと受けとくべきだったななどと考えていると

 

「...!」「...!」「...!」「...!」「...!」

 

「...嘘だろうがよお前ら...!」

 

あいつの仲間が5匹ほどこちらに飛んでくるのが見えた、この足だ、もう戦えない、誰か助けてくれ、死にたくない、あいつに殺されたくない、助けて。

そんな事を考えていた時だった

 

「にゃ〜ん」

 

「...?猫...?」

 

俺の横を1匹の猫が通り抜けて行った。この世界にも猫なんて居るんだなと思うと森のそこかしこから猫の鳴き声が上がり、猫が両の手なんかじゃ足りないくらい大量に出て来た。猫達は俺を一瞥すると化物の方に向き直り、様々な方向に逃げ回りながら鳴き出す。それはまるで俺の位置をやつらに悟らせない為にも思えて...不思議に思っていると奴らが来た方向とは逆の方向から足音が聞こえてきた。貧血で朦朧としてきた意識の中そちらに目を向けると...それは空色の猫耳と尻尾が生えた少女であった。彼女は猫達の騒音にやつらが釣られて言ったのを確認するとこちらに駆け寄り

 

「大丈夫?...じゃないよね、その足。今猫達呼んでくるから...!」

 

と言い、猫たちを新たに呼び寄せる。その状況があまりにも不可解かつあまりの貧血に目の前が真っ暗になり...

 

...............

............

.........

......

...

 

目が覚めたら知らない天井であった。

 

 

次回〈アイギス〉




〈軽いキャラ設定〉
日野咲 丁
日本で生まれ日本育ちの至って普通のサラリーマンだった男。高身長黒髪ハーフアップとかいう地味にイケメン...?って感じのやつ。化物が来てから会社が物理的に潰れたからライフル持って戦ってる。実はサバゲーのプロ、しかし日本人は能力を持ち合わせていない、雑魚である。ちなみに23歳。スーツ着てる

ちなみに今回の主人公ポジ


化物
丁が思い出すまで名前が開示されることがないやつ、意思はなく耳もなく嗅覚もない代わりに視力がバチくそ強い、どれくらい強いか簡単に言うとモグラの3倍は強い。分からないって?どんな暗闇もこいつには効かないって覚えとけ。
あと音を振動として探知することが出来る機能が付いてて目を保護する魔術でもかかってるのか魔術が効かない。
あと常に浮いてる。
攻撃手段は突き刺しと目からビーム、実は目からビームの方が安全且つ高火力だけどこいつらにそれを理解する知性は無い。

謎の女の子
猫操ってた子、名前も能力も出生も今は全部謎。胸はEカップで20歳前後ってのは分かる、あと全体的に青い(髪色と猫耳尻尾とか)、catって真ん中にでかでかと印刷された白Tとそれを見せびらかすように水色のパーカーをチャック開けて着てる、ピンクのフリフリスカート履いてる、ミニスカくらいの短さだけどね
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