ザボエラ転生 ~ダイ大世界をおっさんが生き抜く~ 作:リドリー@犬小屋
流石に十二月は忙しいので本年の更新は今日までにさせていただきます。
少し早いですが、皆様よいお年をお迎えください。
次回は来年の1月15日(木)の23時頃の更新となります。
眼前のフレイザードを油断なく見据えながら、
私は三日前の出来事を思い出していた。
本来ならもっと早くオーザムに来る予定だったが、
それが叶わなかったのには理由がある。
三日前の事。
ヨミカイン魔導図書館へ各地からメタッピーが届いた。
事前に決めていた国々へ仲間達が向かっているという報告だ。
バラン殿、ダイ、ラーハルトはデルムリン島から、
事前に渡してあるキメラの翼でリンガイアへ。
敵がヴェルザーとベリアル・バズズ・アトラスの三名なら必要な人員だ。
後にボリクスが合流する予定である。
彼女はリンガイアへ行ったことがあるので、
自分の
合流が後になるのは、テランに魔王軍の襲撃がないか確認して、
安全を確保してから迎撃して欲しいとは頼んである。
せっかく浮上した竜の神殿を破壊されては困るのだ。
そして、パプニカ行きはヒュンケルが熱望した。
恐らく不死騎団が来る可能性が高いからだ。
アバン殿が同行し、ロカ殿、レイラ殿、マァムも同行した。
あちらのマトリフ殿と合わせて、勇者パーティーが再建されたことになる。
私は勇者アバンと獄炎の魔王のあの一文を、
当時、心の底から嫌な気持ちで読んで、ため息をついたものだ。
"その後……この四人が同時に顔を揃えることは
もう、二度となかった……"
この言葉は成就しない。
しなかったということに、私は嬉しさを噛みしめていた。
クロコダインはチウを連れ、
ヨミカイン魔導図書館直通のキメラの翼を数枚取りに来た。
その後、ガルーダで老師を迎えに行き、ロモス城へ向って行く事になっている。
ロモス城にはフォブスター殿たちが待っている手はずだ。
クロコダインが前面に立って、彼らと共に戦えば、
よほどの敵がこない限り大丈夫だろう。
私はグランナード、グレゴリーアと共にオーザムへ行く。
ザムザは竹槍兵を率いてヨミカイン魔導図書館を守る。
最悪、外にさえ出なければヨミカイン魔導図書館には
二重に張られているので中に立て籠もってもいいだろう。
カールとベンガーナからは一戦して様子を見るので、
開戦当初の援軍は無用という書簡が来ていた。
カールは騎士団に自信があり、ホルキンス殿以下、騎士隊長クラスは、
ロン・ベルク殿から各人にあった剣を仕立てて貰っている。
付け加えれば、事前に尽力して各国を飛び回り、
折衝なり交渉をして準備に奔走した、
私の負担を減らしたいという配慮が垣間見えた。
ベンガーナはボストロール・パンタグリエルの国乗っ取りと、
キングヒドラの襲撃で二度も助けて貰ったので、今回は自力でやってみせるという話である。
戦車隊と砲兵部隊は、先頃の邪気で活発化したモンスター達を、
苦も無く撃退しているので国軍の力にも自信があると手紙が結ばれていた。
原作でもカールは魔影軍団に負けていない。
カール騎士団に手こずったがため、超竜軍団にバトンタッチしたのだ。
ベンガーナは妖魔士団が本腰でなかったにしろ、原作の戦力で有利に戦闘を続けていた。
何かあったらすぐにメタッピーを飛ばすなり、
遠慮なく助けを求めるよう認めた返事を両国に送ってある。
オーザム行きの準備を整えていたところ、周囲に嫌な気配が満ちた。
ヨミカイン魔導図書館ではなく、ヨミカイン遺跡群が反応している。
嫌な臭いと共に周囲に黄色い霧が出始め、色濃く毒が満ちた。
「こ、これは呪法の類いです……父上」
「いかんな。いま、毒の種類を特定したぞ。解毒剤を作るから待っておれ」
「あたしは座らせて貰うよ。立ってるのもちょっとキツイわ……」
「母上! ち、父上、私より母上を優先してください……!」
解毒薬を注射して、二人を座らせている。
グランナードは毒が効くタイプではないので、この場合助かる。
油断なく周囲を見渡して、我々を護衛していてくれていた。
「まさか、この呪法が効かないとは思いませんでした。
流石というべきか……」
「誰だてめぇ!」
グランナードが誰何の声と共に
声の主は手に持った巨大な棍棒で難なく砕く。
そこには青い肌で身体に毛皮を巻き、
左肩にマントを羽織ったデストロールが立っていた。
顎や首元には入れ墨が彫られ、イヤリングやゴツイ金の首飾りをしている。
メガネをかけた知的な風貌は覚えがあるな……。
本人には初めて会うが、勇者アバンと獄炎の魔王でよく見たガンガディアだ。
「私は魔王軍、六大軍団が一つ、不死騎団に所属するガンガディアという者です。
お見知りおき願いたい」
「ふむ。尋ねてこられた以上、ワシの事は知っているのでしょうが……。
ワシがヨミカイン魔導図書館館長、パプニカで大地の賢者を拝命しておるザボエラと申します」
「あなたが……。同名の人物を知っていますが、似ても似つかぬお姿だ。
それに、物腰がまるで違う」
メガネを光らせてそういうガンガディア。
……ああ、そういえば、勇者アバンと獄炎の魔王で、
ガンガディアは一度ザボエラに会って、悪い印象を抱いていたな。
直前にいたクロコダインが、名乗りもせず功績をひけらかしもせず、
颯爽と去って行ったのに比べ、ザボエラは恩着せがましく最悪の印象だった。
……それはそれとして、私は交渉はできないかという意味を込めて、
ガンガディアにこう話しかけてみる。
「あなたの事は
「ほぅ……では、ヒュンケルは無事に地上へたどり着けた、と……」
この言葉は二重の意味を持っており、彼が逃がしたヒュンケルが生きていること。
猜疑心に溢れていたヒュンケルが、ガンガディアの事を話すほどに、
私を──正確にはアバン殿やバラン殿をだが──信頼しているということだ。
ほぅ……と興味深そうに私を眺めて、顎をさすった後、
ガンガディアは私にこう問いただしてきた。
「聞いている……つまり、ヒュンケルはあなたに話したのか。
あの凝り固まっていた彼の心を、如何にして解きほぐしたのです?」
私は自分は何もしていない。
デルムリン島にいたバラン殿や、後から来たアバン殿。
それにバルトス殿が残した魂の貝殻。
場を整えて多少サポートしただけだと話をした。
険しい顔をして話を聞いていたガンガディアは、軽く笑って言った。
「まるで違う魔族と話しているようだ。外見は特に別人のようですがね。
私は蘇ってからあなたの風聞を聞きましたが、俄に信じがたかった……」
そして、ガンガディアは効果を反対側に……、
つまり呪文や呪法の外からの干渉を妨げる
デスカールは暗黒闘気瘴気結界魔術が起動したか確かめるため、
監視の魔術を行っているということだ。
それを妨げるものらしい。
敵意や殺気がなかったから見過ごしたが、
彼の呪文をかける速度も魔法力も非常に優れたものだ。
生前の彼の実力を遙かに上回っていることは確かだろう。
いま、このヨミカイン遺跡群にしかけたのは、
暗黒闘気瘴気結界魔術という呪法である。
黄色い霧と共に、遅効性の毒を撒く呪法で、劇場版でデスカールが使ったモノだ。
だが、遅効性の割に、グレゴリーアやザムザにはすぐに毒が効き始めた。
「遅効性の毒と聞いていましたが、まさかこうも早く効果があるとは……」
「ご存じなのですか、瘴気結界魔術を……?」
「耳にはしております」
メガネを光らせて感心するガンガディアは、言葉を続ける。
この暗黒闘気瘴気結界魔術は改良された呪法であり、
ヨミカイン遺跡群を起点として作られた六芒星の力で強化し、
ここからパプニカの方角に毒が撒かれてしまうという。
「設置した張本人が言うのもなんですが、解除していただきたい。
このままではパプニカは原因不明の毒と、
不死騎団という二つの敵との戦いを強いられます」
私は話せば話すほど、ガンガディアはきちんと理性を持ち、
自分の意志を強く持っていることを確信した。
だからこそ、この言葉を投げかけた。
「ガンガディア殿、もしよろしければ一緒に戦いませぬか?」
「……理解して言っているとは思うが、流石にソレを行えば、デスカールに狂わされてしまう。
そうなれば、私は最も忌み嫌う、暴力性を前面に出して戦わねばなりません」
「未練でした。愚かな質問をお許しいただきたい」
「いえ……。知者が愚かな質問を敢えてする。
甘さこそ感じすらしますが、知だけではないあなたの側面を見られて良かった。
次にお会いした時は、正々堂々、真っ向から戦いましょう」
去り際にガンガディアはこう言った。
「そうそう。応接室にある鏡は使っていますか?
古のヨミカイン文明の臭いがする逸品です」
それを聞いたグランナードが"どういう意味っすかねぇ?"と首を傾げた。
私はガンガディアの意図を正確に理解できたと思う。
つまり、彼は魔族の鏡の通信呪文で、何かを連絡してくるということだろう。
私は二日かかって呪法を解除した。
ガンガディアの魔法力が高いのか、デスカールが組んだ呪法が緻密なのか、
その両方なのか分からないが非常に強力な魔術だった。
私はすぐにグレゴリーアとグランナードを連れて、
出来れば侵攻が始まっていなければ良いがと願うばかりだった。
フレイザードと対峙しつつ、ここ数日の事を思い出していた。
ガンガディアと話が出来たことは収穫だったが、瘴気結界魔術に囚われたおかげで、
オーザム到着が大分遅れてしまった事はマイナスだ。
アギロ王の判断で、オーザムの民の多くは、
テランへ逃げることができたようではあるが……。
それと、途中で氷炎魔団に追撃される王都からの脱出した民と、
戦士団を見かけたので彼らも助けて逃がしたので、本当にギリギリだった。
ニヤリとこちらを窺うフレイザードは、両腕を向けた。
「まずは実力を見せて貰おうじゃねぇか。
食らえ! 氷炎烈火弾!!」
凄まじい速度で、炎の石と氷柱を射出してくる。
グランナードが蛇腹状の武器にした両腕で、それを迎撃して叩き落とす。
私はグレゴリーアが召喚した鎧の騎士が、アギロ王以下生き残りを一カ所に集めていたので、
ケインの伸ばした爪で回避しつつ、彼女を抱えてそちらへ飛んだ。
「計画通り重症者を運べるくらいには回復させてやるさね。
手が塞がっちまうから、守りは信頼してるよザボエラ」
「うむ……そちらは任せて貰おう」
私はまず
グレゴリーアを守った。
その後、彼女に重症者の治療を任せながら、グランナードとフレイザードの戦いを横目に、
氷炎魔団を迎え撃った。
軍団長の命令がなくとも、士気が高く、統率が取れている。
負傷者のアギロ王たちや、回復しているグレゴリーアを攻撃してくるのだ。
私はケインと共に呪文や爪を伸ばして彼らを守りながら戦った。
フレイザードとグランナードの戦いはなかなかの好勝負だった。
グランナードの蛇腹の腕や、岩石のメイスによる攻撃を、
フレイザードは燃えさかる腕や鋭利な氷の槍と化した腕で捌いている。
フレイザードが氷の槍で凶悪な姿のメイスを貫くが、
その瞬間、地面から予め設置してあった
フレイザードは寸前で回避するが、跳躍して一旦距離を取る。
舌打ちしたグランナードが、わざとらしいため息をつきながら、
フレイザードに対して話しかけた。
「よぉ、弟よ。兄は悲しいぜ。
ハドラー様……いや、ハドラーの作った禁呪法生命体だろ、おめぇ?」
そう話しかけるグランナードを見て、一瞬不思議そうな顔をしたフレイザードは、
ピンときたらしく、笑いながら言った。
「見覚えのあるっつーか、親近感が沸く顔だと思ったら、
そうか、あんたがハドラー様に聞いてた花崗岩の兄貴か?」
「兄に免じてここは退かねぇかフレイザードよ? なぁ?」
「へへへっ……! 悪りぃな、兄貴。
会ったのがいまじゃなきゃ言うこと聞きてぇが……な!」
グランナードが地面から出した岩壁で、
違う岩壁には
はじき返された
なるほど。
つまり
途中で逃げてきた戦士団の話では、アイスゴーレムも城壁も、
フレイザードが
恐らく彼が使ってきたのは
フレイザードが独自に習得したのか、蘇ったガンガディアが授けたのかは分からないが、
かなり厄介なことになった。
原作でポップを危険視していた親衛騎団の気持ちが、
いまになってよく分かるようになるとは……。
フレイザードもそうだが、氷炎魔団が強い。
原作の氷炎魔団なら、アイスゴーレムが500体居れば片付くはずだ。
フレイムが
氷河魔人が仲間達に
つまり、彼ら自体が成長しており、能力が高いのだ。
彼ら同士の連携も手慣れているし、決して単体では攻撃してこない。
先ほどは
同時に行ってきている。
呪文攻撃と、火炎属性の体当たりを同時に敵に叩き込むのだ。
戦慣れしていると言わざるを得ない。
魔界で何があったのか分からないが、
原作のように手玉に取られて一掃されるような類いとは格が違う。
激戦をくぐり抜けてきた猛者の面構えだ。
必死に戦わないと、氷炎魔団の相手ができない。
一応、その隙をついては
向こう側の氷河に亀裂を入れている。
脱出するときの策の仕込みだ。
治療中のグレゴリーアを守りながら戦っているのだが、
出血が酷い者や怪我が重い者は動かせない。
下手をしたら死んでしまうので、傷を塞がなければ動けないのだ。
グランナードが
脱出の際にこの布石が生きてくれればいいのだが……。
しかし、現在のグランナードがかなり強くなっているのに、
そのグランナードと互角以上の戦いをしているフレイザード。
たまに指を鳴らしたり、手を上げたり、手首を振ることで、氷炎魔団に指示を出している。
その度に、彼らの戦闘のフォーメーションが変わるからだ。
やはり、事前に考えていたように怪我人が多いこの状況で、
フレイザードと雌雄を決するのは無理だ。
私はグランナードに合図を送り、
同時に
「私がお相手しましょう、フレイザード殿」
「四賢者のザボエラ様のご登場ってかい?
兄貴も強くて驚いたけどよ、あんた相手はこっちも慎重に行かせて貰うぜ!」
指に
それを
私は話している間に仕掛けた
それを見たフレイザードは肩をすくめて大仰に驚く。
「クックック……! やってくれるじゃねぇか。オレの奥の手の一つなんだがなぁ。
じゃあ、こいつを見せるしかねぇな!
まさかの攻撃に咄嗟に出した
それを容易く破られてしまい
すると、その動きを読んでいたフレイザードが、氷の腕でこちらをなぎ払ったが、
ケインが爪を伸ばして受け流してくれる。
危ない……流石に冷や汗が出た。
なんとも巧みで、戦い慣れた動きだ……。
その時、グレゴリーアから声がかかり、巨大な岩の檻の形状になったグランナードが、
アギロ王たちを収容して、グレゴリーアの
「逃がすかよ!」
それを合わせ全てを消滅させる弓矢──
グランナードが
悔しいが判断が冷静で的確だな……。
あの形状では呪文が使えないし、もしグレゴリーアが
事前に想定した中では、一番して欲しくない行動を取られたが、
このままでは
私も
驚愕の表情を見せるものの、直ぐさま私の放った
彼が天空に向けていた
対消滅させる。
油断なく、
声を低くして私に声をかけた。
「おいおいおいおい! なんだ、あんたアレできるのかよ!?
オレだけの専売特許かと思ってたわ。マジで残念」
口調はおどけているが、まったく隙を見せずこちらを見据えるフレイザード。
しかも、"オレだけの"と言っている辺り、ガンガディアが出来ることを隠しているのか。
「古くは幻の賢者バルゴート殿が、大魔道士マトリフ殿に伝えた秘伝。
難しくはありますが、センスがあれば可能な呪文ですな」
「いいのかい? あんたとマトリフができるって教えてくれてもよ?」
「抑止力になりましょう。そちらもあなた以外に使える方がいるのでは?」
ヒューッと口笛を吹いて口元だけ笑っているように見えるが、
目はまったく笑っていないフレイザード。
「百聞は一見にしかずだったか? あんた、噂で聞くより恐ろしいジジイだな」
「なに、そうでもありませんぞ。
ワシより強い存在はそれこそ、両手の指以上おりますゆえ」
「チッ……謙遜がすぎるぜ。
だが、あんたもこれで脱出できねぇだろ?」
フレイザードが私の話に付き合ってくれた理由。
後ろ手で氷炎魔団を集めて、私を囲んで逃がさぬようにしていたのだ。
この十重二十重の囲みは容易には破れそうもない。
更に眼前のフレイザード。
何もなければ絶体絶命の危機だろう。
「さて、どうでしょうかな?」
「ん? まさか、杖がねぇ……。おい、みんな離れろ!」
その瞬間、私から離れていたケインが、フレイザードとのやりとりの間、
氷河に差していた爪を一気に引き抜いた。
ひび割れが広がってゆき、集まった氷炎魔団の重みもあり、
フレイザードと氷炎魔団のいる氷河が砕けていく。
フレイザードが全員逃げろ!と叫ぶが、
氷炎魔団の何名かが砕けた氷河と凍てつく海に飲み込まれていった。
すぐに死なぬにしても、行動不能になるものもいる。
救出作業に入っており、大混乱だ。
勿論、その間に私はケインを連れて
更に追撃がこないように、
「てめぇ! ザボエラのジジイ! 覚えてろよ!
てめぇの首は、このオレが必ずとってやるぞ!!」
という声を背中で聞きながら、
距離を稼いでから、一息ついて私はケインと話す。
「思った以上の強敵ではないかね」
「部下の統率、本人の力量もかなりのものですね。
魔王軍六大軍団の軍団長は、あのレベルが揃っているということでしょうか?」
そう考えると嫌になってしまう。
まだ何か奥の手があるかもしれないが、単純にいまの彼の強さを考えると、
魔界で戦ったヴェルザーの方が強いだろう。
だが、戦い慣れていて士気も高い氷炎魔団と、
彼らを見事に指揮・統率して己も歴戦の戦士として戦うフレイザード。
"イイ線いってたが、誕生したてでレベルが低くて助かった。
もし、あいつが炎と氷の呪文を
マトリフ殿が原作でポップに送った言葉が、私の頭の中で木霊していた。
独自設定
暗黒闘気瘴気結界魔術
劇場映画三作品目「ぶちやぶれ!! 新生六大将軍」では、
霧と遅効性の毒で敵を弱める範囲型の結界でした。
改良型で毒が即効性になっており、作られた結界を起点として、
任意の方向へ毒を送る危険なモノになっています。
放置した場合、パプニカは原因不明の毒に犯され、
バタバタと倒れる者が続出したでしょう。
しかも、その場所は遠いので、
対処が難しいことになっていた可能性がありました。
氷炎烈火弾
周囲に無差別攻撃をする氷炎爆花散の単体攻撃版です。
巨大な岩の檻の形状になったグランナードが、
一名とカウントされることで、三十人くらい運べます。