ザボエラ転生 ~ダイ大世界をおっさんが生き抜く~   作:リドリー@犬小屋

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次回は来週の木曜日23時頃を予定しております。




第二十七話 ホルキンスのわだかまり

ヨミカイン魔導図書館の一室で、アバン殿を招いて私とクロコダインで話をしている。

いままでの旅路と経緯を手短にではあるが、アバン殿に説明した。

パプニカの話では感動で声を震わせ、ギュータでは深くうなずいて熱心に話を聞いていた。

その上で破邪の洞窟へ潜る目的は、私にかけられた呪いを解くことだと説明した。

一通り話を聞き終えた後、私にも試させてくださいと解呪呪文(シャナク)を唱える許可を求めるアバン殿。

私も試すことは必要だろうと思い、一応、呪いの反作用を注意喚起した。

 

 

「気をつけてくだされ。呪いを解こうとすると反撃がありますからのう」

 

「心得ました。では、いきますよ……解呪呪文(シャナク)!」

 

 

呪文が発動するが一切効果を発揮した様子はない。

逆に私から立ち上った、黒いなにかがアバン殿へ攻撃をする。

 

 

「なるほど。予想以上の反応ですね。では、対処します……空裂斬!」

 

 

黒いなにかはやはり邪悪な力だったようで、空裂斬で上手く倒すことができたようだ。

納得がいったアバン殿は、破邪の洞窟にある秘法に頼らざるを得ないでしょうと頷いている。

しかし……と何か迷っているようなアバン殿。

都合が悪いことがあるんだろうか?

私としてはカール王家への伝手がないので、

アバン殿に橋渡しをお願いしたいという事をもう一度説明した。

歯切れが悪く困りましたね……というアバン殿の雰囲気が気になったので、

重ねて尋ねてみると驚くべき答えが返ってきた。

 

 

「その……実は私はカール王国に戻れないんですよ。

フローラ姫と10年の期限でお互い会わない約束をしておりまして……」

 

「なんと、そのような約束があったのですか……」

 

 

戦後、バルトス殿から託されたヒュンケルを立派な戦士として育て上げて、

独り立ちできるようになるまで何年か時間が欲しいという話をフローラ様にしたという。

 

それならば……とフローラ様は現在の国状をアバン殿に説明。

己が女王となり、10年の間に自分が国をまとめ上げて、

アバン殿が戻ってこれるようにすると話をするフローラ様。

その言葉に違和感を覚えるアバン殿に、フローラ様は寂しげに話をした。

国を空けていたアバン殿は寝耳に水だったのだが、

魔王ハドラーを倒した勇者という地位はとても重いものだった。

 

ジニュアール家はアバン殿の祖父が、天変地異を予見したため、

畏怖され、カール王国では敬して遠ざけるという扱いになってる。

 

"秀ですぎる能力は他者からの畏怖と忌避を生む"

 

アバン殿は祖父君の失敗からの教訓を生かしてそう考え、

秀でた己の力を隠し、他者から畏怖されぬよう行動してきた。

だが、勇者としての旅をして、魔王ハドラーを倒した事により、

名実ともに比肩する者のない絶対的な武勲を上げて国へ戻ったのだ。

 

そのため、平和を取り戻した直後、カールの宮廷では二つの意見が出て、

激しく争うこととなってしまったらしい。

 

 

"魔王ハドラーを討ち果たした勇者アバンを王として迎え、

諸国の盟主たるカールの立場を確固たるものとすべし!"

 

"胡乱な予言を行いカールを乱したジニュアール家の者を、玉座に就けられるわけがない!"

 

 

前者はアバン殿に好意的に見えるが、カール覇権主義を前面に押し出していて危険。

後者は言うまでもない。強すぎるアバン殿の力と勇者としての名声を恐れているのだ。

王座について権力を得たアバン殿が強権を振るい自分たちを排除するのでは?

ジニュアール家を冷遇してきた重臣達へ、仕返しをするのではないか、と。

 

一連の話を腕を組んでいたクロコダインが、ゲンナリした表情で言った。

 

 

「政治というのは面倒なものだな……オレは遠ざかりたいものだ」

 

「まぁ、そのお前さんの感覚が普通じゃろうな」

 

「私も遠ざかりたいですね。ですが、10年かけて女王としてカールを統治。

その後、10年の政治的な功績を以て、誰に遠慮する事もなく、

私を迎えたいというのがフローラ様の意向でして……」

 

 

これは参った。そんな政治的な重い問題が立ち塞がるとは……。

王家への口利きは無理だろうな。無理強いはできん。

アバン殿とフローラ様──女王の仲がこじれても困る。

 

しかし、天変地異というのは、具体的になにを予見したのか気になるな。

そう思って聞いてみたら、河川の氾濫や凍れる時間の秘法で利用した皆既日食の予見。

星々の運行の法則など、統計や天文学で導き出せるようなものばかりだった。

 

 

「学問の範囲内の事ばかりじゃのう。そんなものは、予言でもなんでもないわい。

データを集めることで誰でも分かると、広く知らしめたほうがよいかもしれん」

 

「そう、その通り。そうなんですよね~。

ただ、みんな前提となっている知識がないせいで、

呪いだ予言だと思考停止してしまいまして……」

 

「識字率の問題も含めて、基本的な算数や天文についても、

一般に知識を流布するべきではないかのう?」

 

「おっしゃる通りです! 教育って大事なんですよね。

私も教師になろうかと思ったことが何度もあります」

 

「二人とも話が逸れているぞ。カールの破邪の洞窟に行く方法を考える方が先決だ」

 

 

私とアバン殿は二人そろってクロコダインに謝ることになった。

しかし、困った。忍び込むわけにもいかないし。

正式な手続きを踏むことで波風立てずに真正面から入れると思い、

アバン殿を頼ったのだが振り出しに戻ってしまったか……。

八方ふさがりだと思っていたら、アバン殿が大胆な提案をしてきた。

 

 

「ここは真正面から破邪の洞窟へ行ってしまいましょう」

 

「フローラ様との約束を破るような事態にはなりませんかのう?」

 

「大丈夫です。元々、私がフローラ様に会わないという約束ですし。

王宮へ立ち寄らなければいいのですよ」

 

「ふむ……」

 

「破邪の洞窟はカール騎士団の騎士隊が持ち回りで警備しています。

彼らに対して要件を伝えれば、通してもらえますよ」

 

 

退団してますが、知り合いも多いですし顔パスですよと、気軽に言うアバン殿。

いまの時代だと、二代前のカール騎士団長のコバルト殿は引退している頃か。

時代は過ぎたがその後、ロカ殿の後に騎士団長に就任したエルドラ殿が、

そのまま継続して団長職にあるのだろうか?

 

ロカ殿の修行に付き合っていたホルキンス殿は少年だったし、

数年を経て正式な騎士になっている時代か。

当時、12歳くらいだとしたら、17・8歳か。

未来の話になるが竜騎将バランを苦戦させた剣の使い手も、まだ未熟なのだろうな。

 

 

「身分の証は私が行けば、ノープロブレム。大丈夫です。

ところで、破邪の洞窟150階を目指すというのは本当ですか?」

 

「そこにさきほど話した破邪の秘法がありましてな。

呪文の破邪の力を最大限に高める秘法でしてのう」

 

「ザボエラの呪いを解く方法はやりつくしているのだ。それに頼りたいところだな」

 

「そうでしたか……。私に才能があるかわかりませんが、頑張って習得してみます」

 

 

破邪の洞窟についてだが、実は以前、マトリフ殿に破邪呪文(マホカトール)をギュータに張ったのは誰か?

そう尋ねた所、バルゴート師であるという返答が返ってきたのだ。

そのバルゴート師はどこで身につけたのかと、重ねて聞いてみると、

カールの破邪の洞窟へ若い頃赴いて、100階までたどり着いて帰還したという話を聞いた。

 

何人か分からないが、パーティーを組んだ上で一カ月かかったそうだ。

私は原作でアバン殿が単身、三カ月で150階まで到達したことを知っている。

探索にどの程度かかるかの目安にはなるだろう。

 

メンバーとしては、私とアバン殿、そしてレイラ殿。

クロコダイン、ボリクス、ケインが一緒に潜ることになる。

レイラ殿はロモス咳のお礼も済んでいないのに、アバン殿を立ち直らせてくれて、

さらにロカ殿にも再会させてもらったので、その恩を返したいという話だった。

すっかりロカ殿に懐いているマァムは預けて、ヨミカイン魔導図書館はロカ殿と竜水晶に任せる。

 

今回、六人で探索するのでアバン殿単身で潜った時より、早く到達できるだろうと考えている。

ヨミカイン魔導図書館を長期に渡って空けすぎないためにも、三週間で帰還する手はずにした。

三週間で到達できなかったら戻ってくる。なにせ、その期間、地上との連絡は一切取れないのだ。

地上で何か問題が発生しても助けに行くことすらできない。

 

期間の説明は皆、納得してくれた。

失敗しても破邪の洞窟がなくなるわけではない。

一度目で到達できなくても、二度目なら攻略は容易いだろう、と。

そして、アバン殿の瞬間移動呪文(ルーラ)でカール王国へ向かった。

 

 

破邪の洞窟は、カール騎士団の騎士隊が持ち回りで警護を務めている。

アバン殿は誰が居ても顔見知りだから、顔パスですよと気楽に偵察に行った。

ところが、抜き足差し足で戻ってきたアバン殿は、バツの悪そうな表情をしていた。

 

なんと、いま守っているのは第一騎士隊で、

その騎士隊長であるホルキンス殿からは嫌われているそうなのだ。

不仲だったことを知らなかったのだが……と思ったら理由はこうだった。

ホルキンス殿はロカ殿を非常に尊敬している。

彼自身もロカ殿の鬼気迫る修行に付き合った縁もあるのだ。

その過酷な修行の末、ロカ殿はカール騎士団の正統剣技、豪破一刀を極めた。

 

ホルキンス殿はアバン殿の力を認めてはいるが、

自己流で剣技を作り、カール正統剣技を捨てた彼を許せないということだった。

気持ちは分かるが面倒な話だと思っていたら、騎士隊が迎えに来た。

私の事に驚いてはいるものの、フローラ陛下から過度な差別は禁じられているからと、

別に魔族である私を排斥しようとはしなかった。

それだけで、フローラ女王の統治の厳正さが慮られる。

そう話したら、アバン殿は嬉しそうにしていた。

 

対面したホルキンス殿は最初からアバン殿に対し、怒りをあらわにしていた。

自分に挨拶しにこないで、こそこそとしているのが気に入らないと、初手から怒っている。

アバン殿もレイラ殿もなだめてはいるが、なかなか首を縦には振らない。

ボリクスはつかつかと歩いていき、ホルキンス殿の前に立ち、腰に手を当ててこう言った。

 

 

「なぁ、兄ちゃん。

お前、アバンが気に食わんのやろ? 自分と戦え言えば話早いんちゃうの?」

 

「なんだと!? お前の指図など受けん!」

 

 

と大きな声を出して激昂したが、

ケロリとしているボリクスに毒気を抜かれたのか、本音で話をし始めた。

 

 

「……と言いたいところだが、まったくもってその通りだ。

アバン、一騎打ちだ。あなたがオレに勝ったら破邪の洞窟へ通してやろう」

 

「無茶苦茶ですが、それでいいなら構いませんよ」

 

 

ボリクスがこちらをサムズアップしてニヤリとしながら見ている。

やれやれとは思うが、事態が進展してくれたのだ。

ありがたいとは思うが、この勝負どうなるだろうかと考えていると、

クロコダインがポツリと言った。

 

 

「ザボエラ。あのホルキンスという男、かなり強いぞ」

 

「お前さんなら勝てるかね?」

 

「負ける気はしないが……容易く勝てる相手だとは思えん」

 

 

この時点でそれほど強いのかホルキンス……!?

そういえば、ロカ殿を敬愛しているなら、カール正統剣技の豪破一刀を使えるのか。

呪文と剣技を駆使するアバン殿の、呪文の部分が封じられることになってしまうわけだな。

そして、恐らく豪破一刀に頼らぬ通常の剣技も、かの竜騎将バランを苦戦させるほど。

まだ未熟なのかなと勝手な推測をしていたが、とんでもない的外れだったようだ……。

 

などと考えていると、アバン殿にボリクスが話しかけている。

 

 

「アバンなら勝てるやろ?」

 

「さて……魔王ハドラー戦後、私が国を出たころの彼なら確実に勝てましたが……。

ホルキンスは成長して大分鍛え上げたようですからね。正直分かりません」

 

「情けない事いわんといてや。

あんなぁ~老師がうちの技の修行、あんたに習えいうたんやで?」

 

「ブロキーナ老師が、ですか?」

 

 

ボリクスの言葉を聞いて少し驚いた後、居住まいを正してホルキンス殿に向き直るアバン殿。

 

 

「弟子を取ったことはあっても、弟子入り前に試されるのは初めての経験です。

では、この一戦で私を見極めてください、ボリクスさん」

 

「おう! 期待しとるで!!

勝てたらうちの先生やー! 負けんなやーアバーン!」

 

 

両手を振ってアバン殿にエールを送るボリクスに、右手をひらひらさせて答えるアバン殿。

ホルキンス殿に戦う旨を了承し、審判はクロコダインに頼むと言った。

なぜかと問うホルキンス殿に対して、この場で一番強いのは彼だから、

もし危険な時は止めてくれるからです、とアバン殿が答えた。

 

ホルキンス殿も珍しくアバン殿の言葉を、素直に肯定し了承してくれる。

そこで武道に疎い私も分かったのだが、普通、試合を行う相手側の関係者を審判になどしない。

つまり、ホルキンス殿もアバン殿が言ったように、クロコダインの強さが感じ取れるのだろう。

 

クロコダインが両者の間に立つ。

 

 

「勝負は参ったといった場合。そして、互いの武器が手から離れるか、

もしくは刃が折れた時としたいがどうか?」

 

「それで結構です」

 

「異存はない」

 

 

首肯する二人に対してクロコダインは頷く。

 

 

「両者、中央の線まで進んでくれ!

よし。では……始めッ!!」

 

 

ホルキンス殿は見事なカール正統剣技、豪破一刀の構え。

アバン殿は火炎呪文(メラ)閃熱呪文(ギラ)など、

初級呪文の手数で攻めるが、すべて容易く対応されてしまう。

呪文の階級を上げ火炎呪文(メラミ)を撃つが、それすら切り裂いてアバン殿を一喝してくるホルキンス殿。

 

 

「この程度の呪文でオレを測ろうというのか!? 舐めるなよアバン!!」

 

「思ったより、いえ、思っていた以上に成長してますねホルキンス」

 

 

アバン殿はかわし切れなかった豪破一刀の刃の傷がいくつもある。

豪破一刀は敵の呪文や、炎のブレスを切り裂き、相手にダメージを与える技だ。

敵の攻撃を無力化し、その上で相手を攻撃できる攻防一体の技なのだ。

 

このままではジリ貧だと考えたのか、アバン殿は近接の剣戟戦を挑む。

お互いの剣の間合いに踏み込んだ瞬間、正眼からのアバン殿の剣に、

下段からのホルキンス殿の剣技が余裕で間に合い、アバン殿を弾き飛ばす。

そこから間合いを詰めたホルキンス殿の剣は、一合一合が尋常ではない鋭さを持っている。

十合ほど剣を交え、不利を悟ったアバン殿が闘気の技を繰り出していくが……。

 

大地斬の力を上回り、海破斬の速度に伍する豪破一刀。

まさしく、血のにじむような修練で、カール正統剣技を身につけたのだろう。

この短い立ち合いだけで、素人の私の目にもホルキンス殿の方が上に見える。

 

 

「……ホルキンス様の剣、恐ろしいほどに鋭いですね。

力ならロカが上でしょうけど、速度とあの鋭さは彼の方が上です」

 

「ここまで強いのは予想外でしたのう……」

 

 

いかんな……形勢は不利だ。

だが、アバン殿は勝算のない戦いを受けはしないはず。

そう信じて彼の勝利を願うほかないが……。

考えながら固唾をのんで見守っていたが、また二人の間合いが空く。

ホルキンス殿は剣を地面に突き、カール正統の構えを取った。

アバン殿が己に呪文をかける。

 

 

加速呪文(ピオラ)……!」

 

「いまさらそんな呪文を使っても無駄だ!」

 

「さあ、どうでしょうか? しっかり受けてくださいねホルキンス!!」

 

 

そしてアバンストラッシュを放つアバン殿。

飛来する闘気の刃を豪破一刀で受けたホルキンス殿の前に、

剣を逆手に構え突進したアバン殿が大きく振りぬき、ストラッシュを炸裂させる。

最初のアバンストラッシュの闘気の刃に、突進型のアバンストラッシュが間に合ったのだ。

このための加速呪文(ピオラ)か……!

ホルキンス殿の長剣がへし折れて、甲高い音をあげて飛んでいく。

 

これはタイミングが少し合わなかったが、アバンストラッシュクロスか!?

実はアバンストラッシュには二種類ある。

闘気の刃を飛ばすアロータイプと、接近して闘気の斬撃を直接叩きつけるブレイクタイプだ。

その長所と短所がある二種類のストラッシュを、合体させた剣技を作ったのは未来の勇者ダイだ。

大魔王バーンとの最初の戦いの後に編み出した技だったが、

まさかこの段階でダイではなく、アバン殿がその片鱗を見せるとは。

 

 

「ホルキンス殿の剣は折れた。よって、アバン殿の勝利とする!」

 

「やったやん! すごいなアバン……っと先生か!」

 

「先生扱いしてくれるんですね。よろしく、ボリクスさん」

 

「呼び捨てでええでー先生!」

 

 

折れた剣を呆然と見ていたホルキンス殿だったが、アバンの横に歩いてきて言った。

二言はない。破邪の洞窟へ入って構わない、と。

 

 

「オレはまだあなたを認めてはいない。だが……。

また、勝負を受けてもらいたいアバン殿」

 

「構いませんよホルキンス。いつでもどうぞ」

 

「ところで、何日ほど潜るつもりなのか?」

 

 

そう尋ねてきたホルキンス殿に、アバン殿が三週間と言うと他の騎士隊の隊員もどよめいた。

重ねて何階まで降りるつもりかと聞いてくる彼に、

150階と答えたら開いた口がふさがらなくなっていた。

 

 

「出せるだけの保存食を渡してやれ! 三週間などもたんぞ!」

 

 

そう命令を出す親切な彼の誤解を解くために、

実際に魔法の筒から保存食を取り出して見せることになった。

 

ホルキンス殿の誤解を解き、私が杖に松明呪文(レミーラ)を灯して破邪の洞窟へ降りて行く。

果たして、人間に破邪の力を授けるため作られた洞窟は、私の願いを叶えてくれるのだろうか?

 





独自設定
アバン先生がフローラ王女とすぐに結婚できなかった理由。
この辺りが落としどころかなと思うんですよね。
没落した名家の人物で、
権力の中枢にいた人間たちからすれば虐げてきたジニュアール家。
その現在の当主が、勇者となって人類社会において比類ない武勲を上げてきた。
そうなった場合、

王女と良い仲で結婚してしまいそうだ→我々(権力者たち)は粛清されてしまうぞ!

そう考えるのは自然でしょうし、その権勢を利用しようとする人もでるでしょう。

私たちはアバン先生を知っているから、そんなわけはないだろうとなります。
ただ、往々にして人は自分を基準にして、他人を考えるものです。

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