ザボエラ転生 ~ダイ大世界をおっさんが生き抜く~ 作:リドリー@犬小屋
次回は来週の木曜日23時頃を予定しております。
私は過去三度、魔界へ足を踏み入れている。
一度目はクロコダイン、ケインを連れて真ザボエラのラボを探るために。
二度目はロン・ベルク殿とボリクスを伴い魔女の村へ。
三度目は
一度目の魔界行は数時間の滞在であり、二度目の魔女の村へ行った時が数日。
三度目の滞在はかなりの強行軍で、真ザボエラを倒してとんぼ返り状態だった。
今回はそのいずれもより長い時間、旅をすることになるかもしれない。
例によって真ザボエラのラボの辺りに
そこから三日ほど旅をしている。
今回も魔物の集団と何度も出会っているのだが、過去に比べれば非常に安全な旅だった。
「いやぁ……なんか、私たちは何もすることがありませんね」
「先生も戦ってええんやで」
「あなたとクロコダインには体力で敵わないですからね。
温存させてもらいます」
アバン殿が苦笑いしているが、ボリクスとクロコダインが先頭を歩いている時点で、
どんな魔物に出会ってもあっという間に片付いてしまう。
溶岩の川や沼が氾濫し、こちらに灼熱のマグマが流れてくることが何度かあったが、
グランナードが土や岩を操作して、マグマを堰き止めたり、別の流れに合流させていた。
軽々とやってくれるが、一々私やアバン殿が
魔力を消耗しなくてもいいので大変助かっている。
瘴気が噴き出したりすることや毒の沼などもあったが、
グランナードが岩でフタをして瘴気を止めたり、毒の沼は私が
想定よりも快適な旅路ではあるが、気がかりなこともある。
「妙じゃな。冥竜王軍の者とまったく出くわさんぞ」
「うむ。前はもっといたはずだ」
「それはつまり、魔界の情勢に変化があったということですか?」
「左様ですな」
アバン殿の言葉にボリクスとグランナードが首を傾げているので私が説明する。
大魔王軍と冥竜王軍が魔界で勢力争いをしており、
それが拮抗しているのだったら両方の部隊に会うはずだ。
ここまでで遭遇したのが大魔王軍の部隊と、山賊・追いはぎを生業としている魔物だけだった。
つまり、冥竜王軍の勢力が著しく衰えているか、
大魔王軍が勢力争いに勝利したかのどちらかだろう。
「ははーん。そういう話なんすね。オレはそんな細かい事考えてねぇからなぁ」
「まぁ、グランは溶岩が流れてきたら、全部あっちやればええねん」
グランナードの地面を操る能力は防御に適した能力だ。
メインの仕事である溶岩が流れてきたとき、
それを逸らして私たちを守る仕事は百点満点でこなしてくれている。
「ささやく枯葉の森ってのは、まだなんですかね旦那?」
「地図を見る限りはもうすぐじゃな」
「
私も地図を頭に入れてはいるが、ケインの方が方角を正確に理解できるので助かっている。
アバン殿がグランナードを見ていて、ポツリと呟いた。
「しかし、地獄門へ行くまでの道で出会った時とは、
まったく印象が違いますねグランナードは」
「そりゃ、いいっこなしっすよ、アバンさん!
オレも生まれたばかりで右も左もわからなかったっすからね!」
焦るように言うグランナード。
グランナードはアバン殿とレイラ殿には弱い部分がある。
その割にマァムを可愛がっており、何かピンチになると一番で助けに行くくらいだ。
「ザボエラ。あの遺跡は地図に載っているのか?」
「いや、載ってはおらぬな……」
クロコダインがそういって指差した先には、半分土に埋もれている遺跡が見える。
恐らくこの辺りで激しい戦闘があって、露出したのだろうか?
凄まじい熱量のエネルギーで吹き飛ばされ、地面が抉れている様子が見て取れた。
これがブレスではなく、呪文によるものだったら、
シドーの
恐ろしい破壊の跡に驚きながらも、我々はささやく枯葉の森へ行くのが先だ。
無視していこうと思ったところ、ボリクスの額の紋章が輝き始める。
「わ、わわわ……なんやこれ?」
「どうしたのですかボリクス」
「あの遺跡に反応するっちゅーか……。急に
崩れた遺跡の門に近づいて瓦礫をどけると、
恐らくは門に掲げられていたであろう
つまりは、ここは
「我々の目的は破壊神シドーの力を宿した存在の探索と、
インスペクターを倒して悪魔の目玉の通信網を潰すことです。
それを優先するなら、無視して進むべきだと思いますが……?」
「えー、そないなこと言わんと、中入ってみようやー!」
予定通り進むべきだというアバン先生と、気になるから中に入ってみようというボリクス。
こういう予定外のアクシデントで危機に陥っては意味がないので、
無視するのが正しい判断ではある。
ただ、
竜水晶も自分を訪ねた
彼女の竜の神殿を訪れなかった
たとえばバラン殿しかり、ルビス様から聞いたラドンしかり。
私はそう考えた結果、いま考えたことを説明して、
無論、危険が感じられるようなら、すぐに
アバン殿も肩をすくめて了承し、クロコダインは破損した入口が狭くて入れないので、
外で安全を確保するために待っていてくれることになった。
遺跡自体は単純な構造であり、中には様々な朽ちた武具が置かれていた。
石碑などを読むと、
研究が続けられた施設だという事が分かった。
「ザボエラの旦那ぁ! 奥に入れない部屋があるんすよ」
地面から頭だけ覗かせて、遺跡内を探索していたグランナードが私にそういった。
「ふむ……。入れないとはどういうことじゃ、グランナードよ?」
「地面に潜っても、そこだけ体が侵入できねぇんですよ旦那。
入口にはボリクス姐さんのデコに出る紋章と同じのが刻んでありますぜ」
「なら、うちが行けばいいだけやん。案内してやグランナード」
「へい! こっちですぜ!」
グランナードの案内で奥の部屋の前まで行くと、そこには
近寄ったボリクスが呼応して額の紋章を光り輝かせると、入口が開いて中の物が出てくる。
「これは……鎧ですかね?」
「あー。なんか、
えーとなぁ……」
鎧を手に取ったボリクスが、この鎧がどういうものなのか説明を始めた。
最初期の
強敵相手に防御面をどうするべきかという問題が発生したらしい。
そこで、竜の神が己の鱗を加工して作ったのがこのドラゴンメイルだそうだ。
ただ、試験体の
制御できなくなってしまったらしい。
以後、防御面の話は戦闘形態である竜魔人に変身して補うようになったようだ。
通常の
竜5:魔4:人1にすることで
防御力を上昇させるという方向へ舵を切ったという事をボリクスが話してくれた。
「危なくねぇか、姐さんよ」
「うちなら大丈夫やで多分。
竜族の戦闘本能に支配されて制御できなくなるなら、
元はドラゴンだったうちならその辺りは平気や」
「ただ、持ち帰って直してもらってからの方がいいでしょうね」
ドラゴンメイルは素材が素材だけあって、生物のような息吹を感じる。
まるでドラゴンの瞳のような光彩を放つ魔法玉は力を失っていない様子だ。
素人目にも分かるくらいに老朽化している部分があったので、
一旦、魔法の筒に収納した。
特殊な防具でもあるし、地上に戻ってから、
ロン・ベルク殿に修復をお願いしようという話になった。
「なにがささやく枯葉の森やで。叫ぶ騒音の森やないかこれ?」
耳を抑えてこちらを向いていうボリクスの言葉に誰も文句はなかった。
そこには蟲系のモンスターたちが木々を切り倒しながら、
大きな音を立てて作業している姿があったのだ。
切り倒した木々を積み重ねて防御柵を作ったりしているので、
恐らくは何度か襲撃があったのかもしれない。
「魔界でも奪い合いになっているのでしょう。
悪魔の目玉の通信網を支配することができれば、その有用性は計り知れませんし」
「そうですな。しかしこれは運が良いといえるでしょう。
これほど五月蠅くしているなら、侵入も容易でしょう」
「いや、そう上手くはいかんようだぞ。あれを見てくれ」
そういうクロコダインの指さす方を見ると、明らかに厳重に警備されている洞窟の入口が見えた。
グランナードが地面に潜って、こっそりその洞窟の様子を見てきたが、
慌てて帰ってきた彼が開口一番に言った言葉はこれだった。
「すげ~~~~でかい悪魔の目玉が、洞窟中に触手を張り巡らせていますぜ!」
「おっしゃ! うちがすっ飛んでぶっ倒してくるわ!」
「待て待て、先走るなボリクス。
襲撃慣れしているということは、インスペクターを逃がしたりするかもしれんぞ」
クロコダインの冷静な意見がでたので、私も補足して囮が必要だろうと話す。
勿論、意見を出した以上は私が囮を務めるつもりではあるが。
先ほどのグランナードの偵察によって、インスペクターがいる洞窟の奥に抜け道があり、
襲撃があった際はその抜け道から退避しているらしい。
その間、この地で護衛を行っている銀甲の凶蟲兵団が襲撃者を撃退するのだろう。
もちろん、銀甲の凶蟲兵団が襲撃者たちを片付けて、
安全になったらインスペクターが戻ってくるという算段になっている。
どうやら数日前に近辺の魔物の勢力が襲撃をしてきたらしく、
銀甲の凶蟲兵団の兵士たちが饒舌に色々と話していたそうだ。
グランナードが地面に潜って聞き耳を立てているとは知らずに。
アバン殿と私は作戦を考えて、それに沿って行動することにした。
ボリクスとアバン殿がグランナードを連れてインスペクターを襲撃に行く。
もちろん、グランナードの役割は大地を操作して抜け道を塞ぐことだ。
私とケイン、そしてクロコダインが大暴れして銀甲の凶蟲兵団の注意を引くことで、
作戦開始の合図とする。
ボリクスたちがインスペクターの側まで行ったという事を、
グランナードが知らせてすぐに地面に潜り、二人の下へ戻った。
少ししてからクロコダインが私に話しかける。
「一番最初に魔界を訪れた時も、ケインとザボエラとオレの三人だったな」
「仰る通りです、クロコダイン様。少々、時間が経過しましたが……」
「ふむ……。思えばあの時とは様変わりしたものじゃよ」
「まったくだ。では、派手に行くとしようか?」
「まず、ワシが注意を引くとしようか。ケイン、いつも通り頼むぞ」
「お任せを。
私は魔法陣を展開し、左右から
誰何の声をあげながら攻撃してくる銀甲の凶蟲兵団の魔物たちを倒しながら、
私は両手に爆烈呪文の魔力を溜め込み、それを前面に解放する。
「
私に殺到していた蟲系の魔物たちは吹っ飛ぶが、
戦意を失わずに攻撃してくる。
これを合図にアバン殿たちも行動してくれているはずだ。
地上の鉄のさそりや死のさそりより巨大な魔物が、
凄まじい勢いで我々に向かってきた。
クロコダインがその前に立ち塞がり、鳳凰の戦斧を振るって容易く蹴散らす。
「我こそは武神流、クロコダイン!
腕に自信がある者はかかってこい! いくらでも相手になるぞ!」
大音声で口上を述べた。
前は鳳凰の戦斧だけを携えていたクロコダインだが、
いまは白銀に輝く不死鳥の鎧を身にまとっている。
デザインがこう……聖衣っぽい気がするのだが、ロン・ベルク殿の心境の変化だろうか。
不死鳥のかがり火で鍛え上げたので、傷や破損をものともせず修復するという。
縦横に鳳凰の戦斧を振るうクロコダインに様々な蟲系モンスターたちが向かっていくが、
まったく相手にならないし、彼の不意を突こうとする敵は私が後方から援護しているので、
無人の野を行くが如しだ。
そこへ、ひときわ巨大な鈍色のおおさそりが現れ、クロコダインの前に立ち塞がる。
「我が名は侵攻隊長 シザルグ!
不埒ものめが! 生きて帰れると思うなよ!」
「悪いが生きて帰る気満々でな」
「ほざけ!!」
シザルクが口から吐いた毒液を、鳳凰の戦斧の
そして、鳳凰の戦斧でシザルグの尻尾を切り払い、左の爪を拳で破壊して、
返す刀……いや斧で右の爪を両断した。
ズンッ!!
踏み込んだクロコダインの脚が地面を揺らし、ヒビを広げた。
それと同時に、シザルグの懐に入り込んだクロコダインは、
玄武鉄山靠を打ち込んで相手を粉砕する。
巨体を誇るシザルグも身体に大穴を穿ち、そのままのポーズで後ろに吹っ飛び、
大木を何本も倒しながら絶命していた。
銀甲の凶蟲兵団に広がる動揺。
隊長を名乗っているだけあって、猛者であったろうシザルグの死に敵は浮足立っている。
「さあ、次はどいつが相手だ?」
流石に敵も怯んでおり、何体か及び腰になり逃げている魔物がいる。
だが、黒い雲が出現してそれが巨大な蜘蛛の姿となり、逃げた魔物たちを叩き潰した。
私はクロコダインに目配せをして、彼も敵の大将を引きずり出したことを確信したようで頷く。
ドラクエには蜘蛛の魔物として、怪蟲アラグネなどがいたが、
眼前の敵は真っ当に蜘蛛の顔をしている。
赤い複数の目と、同じく赤い角を幾つも生やし、銀色の蜘蛛の体に青い腕輪をしていた。
大きさだけならクロコダインより三倍は大きい。
「……逃げる者は許さぬ。この銀甲の崩撃将 ダバムの配下に弱兵はいらぬ」
「ダバムとやら。オレはクロコダイン。尋常に勝負と行こう」
「……勝負? 寝言をほざくな。貴様は賊として、叩き潰されるのみ!」
ダバムは味方を巻き込むことを厭わず、前脚を大地に叩きつける。
すると、大地が凄まじい勢いで吹き上がり、クロコダインに真っすぐ向かっていく。
それに呼応してクロコダインに襲い掛かる敵は、私が呪文で援護して倒している。
私をケインが爪を伸ばして守ってくれるので、安心してクロコダインの援護に回れるのだ。
真っ黒なブレスを放つダバムに龍撃波動拳を放ち、相殺して近接戦闘を挑むクロコダイン。
ダバムは八本の脚を巧みに使い、まさしく手数が違う怒涛の攻撃を叩きつける。
更に口から蜘蛛の糸を放ち、クロコダインの身動きを封じようとしてきた。
私がピンポイントで
クロコダインがそれを渾身の力で引きちぎり、鳳凰の戦斧と拳や蹴りで手数を増やして、
ダバムの八本の脚の攻撃に対応している。
ダバムが数十本のトゲを放ち、撃ち落とせなかったものがクロコダインに突き刺さってしまう。
明らかに強力な毒を流し込んだようで、トゲが刺さった部分の皮膚が黒く変色していた。
クロコダインは闘気こそ衰えないが、毒が与えてくる絶え間ない苦痛のため、
眉間に皴が寄り、その苦痛に耐えている様子が見て取れた。
私はケインに声をかけて、爪に引っ掛けてもらってクロコダインの側に寄る。
ダバムの攻撃が私を襲うところだったが、クロコダインがそれを防いでくれて、
さらにカウンターで蹴りを放ち、ダバムの体に穴を穿つ。
「おのれぇ!! 大地よ我が意に従え!!」
怒りに燃えるダバムが前脚を二本、大地に叩きつけると、
凄まじい速さで土の槍が地面から無数に伸びてくるが、クロコダインは微動だにせず、
地面に拳を叩きつけた。
「武神流……土竜昇破拳ッ!!」
おお! バラン殿との戦い以来だな、土竜昇破拳。
クロコダインの拳の一撃が、ダバムのいる地面の下を凄まじい勢いで噴き上げ、
あの巨体が空高く飛ばされた。
「行くぞダバム、これで終わりだ! 鳳凰流星脚!!」
クロコダインが全身に闘気を込め、走り出し、落ちてくるダバムに鳳凰流星脚を放つ。
闘気を纏ったクロコダインはまさしく流星のように、ダバムを貫いて真っ二つに引き裂く。
身軽な着地をしたクロコダインはマウントしていた鳳凰の戦斧を抜き、
残っている銀甲の凶蟲兵団たちに向けた。
「貴様らの将、ダバムはこのクロコダインが打ち取った!
命がいらぬものはかかってこい!」
その迫力に満ちた声に押され、銀甲の凶蟲兵団は散り散りに逃げ去っていく。
そして、インスペクターを倒したボリクスたちが戻ってきた。
アバン殿がつけていたマントをまとっているボリクス。
パプニカの法衣もないし、剣も帯びていないのでどうしたのか尋ねてみた。
「インスペクターが最っ悪の化け物やった……ヘクション!」
グランナードがインスペクターの脱出路を塞いでいたので、
ボリクスとアバン殿がインスペクターの触手を切り払いながら接近した。
アバン殿が
ボリクスが
死に際のインスペクターが強力な溶解液を吐き出してきたらしい。
ボリクスの肉体自体は
切りつけた剣も、背中に背負っていた予備の剣も、
パプニカの法衣も全部溶かされてしまったという。
「はぁ~~地上に戻ったらロンに怒られるで。ホンマに……」
「魔法の筒に入れてきた予備の剣を使うしかないのう。
ただ、普通の剣じゃから、
「以後の戦闘を、ボリクスは呪文で援護してください。
本気で戦えないのに、近接戦闘は危ないですし」
「しゃあないな~」
と不満げなボリクスは、くしゃみをしながらアバン殿の言葉に頷いた。
取り敢えず大きな対価を支払う事となったが、インスペクターを倒したことは成功だ。
いままで悩まされていた悪魔の目玉の脅威が、これ以後なくなったのだから。
浮遊樹を扱えるメネロが気にかかるが、ザムザの知っている時点では、
それほどの規模ではなかったという事だ。
敵の情報網は皆無ではないが、その規模を大きく削れたのはありがたい。
その成功を喜びあってその場を離れようとしたところ、
クロコダインが表情を険しくしてみなに注意を促した。
「まずいぞ。かなり強い闘気がこちらに迫ってきている」
「逃げてしまう事はできんかのう?」
「やめたほうがええな。なんや、森を囲むように軍勢が展開しとるで」
ボリクスがクロコダインを補足するように言い添えた。
我々が話している間に、やる気を取り戻したというか、
切羽詰まった雰囲気の銀甲の凶蟲兵団が戻ってきた。
獣系モンスターが同行し、こちらを囲むが手を出してくる気配はない。
誰かを待っているのだ。おそらく、この一軍を率いる敵の将帥を……。
凄まじい偉丈夫だった。
クロコダインも巨体を誇ってはいるが、それより一回りはでかい。
真っ赤な鎧を纏っており、その風貌もあいまってか別人のようではあるが、
私とクロコダイン、ボリクスはこの男を知っている。
「鍛え直したようだな。見違えたぞ」
静かに言うクロコダインの言葉に、その男──百獣魔団長 ザングレイは哄笑しながら答えた。
「全ては貴様を倒すためだ、クロコダイン。
オレの仲間たちの仇、この場で討たせてもらうぞ!!」
ザムザに事前に聞いていて、
ザングレイは強くなっているという話は頭に入れているつもりだった。
だが、この後繰り広げられる戦いで、
強くなっているどころではないことを私は思い知ることとなる。
独自設定
ドラゴンメイル
仮称です。
あとでロン・ベルクが手を加えると色々明らかになります。
ささやく枯れ葉の森
ドラクエ10の魔界でいい地名がないか探していたら、
銀の森にささやく枯れ葉が落ちてる場所があったので、
ささやく枯れ葉+森でいいかなという安直なネーミングです。
銀甲の凶蟲兵団
ドラクエ10のコンテンツの一つに出てくる敵集団です。
魔王軍六大軍団に蟲系主体の軍団がいないのは、
銀甲の崩撃将ダバムが重要拠点を守る任務を持っている事が理由です。
クロコダインの不死鳥の鎧はこんな感じです。
【挿絵表示】