ザボエラ転生 ~ダイ大世界をおっさんが生き抜く~   作:リドリー@犬小屋

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次回は来週の木曜日23時頃を予定しております。



第七十八話 黄泉返る軍勢

 

ヨミカイン魔導図書館の応接室に、滞在しているメンバーを集めた。

レオナ姫と水の精霊オーチェ。ボリクスとザムザにグレゴリーア。

ケインと竜水晶とグランナード。

 

レイラ殿、ロカ殿、マァム。

この三人はヨミカイン魔導図書館周辺の遺跡へよく潜っている。

 

レイラ殿の話だと、大甘に採点してなんとか合格というレベルまで、

マァムの探索技能は上がったらしい。

宝箱を蹴飛ばしたり、罠ごと扉を吹っ飛ばしたりしなくなったということだ。

……流石に、以前の探索技能が低すぎたのではと思うが……。

 

それはともかく、丁度、リンガイアからやって来ていたノヴァが加わってくれた。

闘気の剣(オーラブレード)の能力も上がっており、剣術もなかなかの技量まで達している。

実はボリクスに師事して、大地斬と海破斬を修めている。

だが、ボリクスに勝てないので、何度も挑みに来ているようだ。

 

私はみなに状況をかいつまんで説明する。

話を聞いたグレゴリーアは開口一番こう言った。

 

 

「強力なアンデッドが敵にいるのは確実だわ。

倒された配下のアンデッドを、即座に黄泉返らせるってのは相当な技量さね」

 

「お前さんも同じ事ができるかね? 軍勢に対してと言う事じゃが」

 

「アタシは精々、百体ってとこさ。死霊の分野だとアタシより格上だろうね。

姫さんの話だと、軍勢規模を即座に立て直したんだろ?」

 

 

レオナ姫の代わりにオーチェが答えた。

 

 

退散呪文(ニフラム)を食らってバタバタ倒れたんだけど、

すぐにスクッって立ち上がって、また歩き始めたの」

 

「あと、師匠が言ってたけど退散呪文(ニフラム)が効いた後って、

黒いもやみたいなのが出て、アンデッドが倒れるんだけどそういう様子がないって」

 

 

オーチェの言葉に付け加えるように、レオナ姫がそう言った。

それを聞いたグレゴリーアは、舌打ちをしてから説明をする。

敵の首魁が強すぎて、邪気でアンデッドの軍勢が守られている状態だという事だ。

だから、退散呪文(ニフラム)で一時的に支配が解けても、

根本的に退散できていないから、黒いもやのような邪気などが解き放たれないらしい。

 

 

「では、どうすればいいんですか? 事実上、不死身の軍勢と戦っているようなものです」

 

「勝てないし、心が折れちまうだろうそれじゃ?」

 

 

レイラ殿とロカ殿が口々に意見を言う。

まさしくその通りだが、グレゴリーアの返答は簡潔だった。

 

 

「簡単な話さね。軍勢を操ってる首魁を倒せばいい」

 

「あの、グレゴリーア殿。

軍勢の奥にいる敵の首魁を倒すのは無理ではありませんか?」

 

「その通りさね、坊や」

 

 

おずおずと手を上げて意見を述べるノヴァに、グレゴリーアは彼の意見を首肯した。

私としてはやりようがなくもない。

簡単に言えば、軍勢を一旦引きつけておいて、

その間に精鋭部隊を瞬間移動呪文(ルーラ)で敵の首魁に奇襲をかければいい。

だが、問題点が二つある。

 

まず、敵の首魁がどこにいるかということだ。

私はパプニカの王都には行ったことがあるが、敵が本陣をどこに設定しているか分からない。

瞬間移動呪文(ルーラ)が使えて、パプニカの地理に精通した人物が必要だ。

 

さらに不死身の軍勢並びにキラーマシンという、危険な勢力と戦わねばならない。

引きつけるだけでも危ないだろう。

キラーマシンが呪文を弾くというのも、問題ではある。

 

しかし、あまり熟考している時間はない。

私は現地での役割分担をみなに説明し、作戦を実行することになる。

 

今回は城壁が何カ所もキラーマシンに壊されているらしい。

石壁を操り、応急処置ができるグランナードを連れていく必要がある。

そう言ったところ、ロカ殿は一人で残ると言った。

話し合いが終わった後、私から尋ねようと思い近寄ったら、

ロカ殿の方から話しかけてきた。

 

 

「今回は回復呪文使える奴は全員行くんだろ?」

 

「お一人で大丈夫かロカ殿」

 

「ここを空っぽにするわけにゃいかないからな」

 

 

そうカラッとした表情で言った後、感慨深げにロカ殿はこう話し出した。

 

 

「こないだ、あんたに薦められた本を読んだんだ。

アバンに薦められても、本なんて読まなかったのにさ」

 

「ほほう。どうでしたかな?」

 

「面白かったよ。あんなのが沢山眠ってるんだろ、ここは。

人類の宝ってやつだ。なんかあったらまずいからな。だろ、ザボさん?」

 

 

マァムは自分も残ると言ったが、お前の力を見せてやれと、

ロカ殿に発破をかけられ送り出される。

レオナ姫の瞬間移動呪文(ルーラ)で飛び立つ前に、

ロカ殿は皆に手を振って見送ってくれた。

 

後に、私はこの時、ロカ殿を一人残した事を後悔することになる……。

 

 

 

 

レオナ姫の瞬間移動呪文(ルーラ)で移動しつつ、

パプニカが見えてきたところで竜水晶が白いドラゴンになった。

王都に近づいた辺りでドラゴンゾンビが飛翔しており、

無数のボーンバットが闇魔法呪文(ドルマ)を放ってくる。

私が闇魔法呪文(ドルマ)呪文返し(マホカンタ)で弾きつつ、竜水晶がレーザーブレスで迎え撃つ。

グレゴリーアの極大閃熱呪文(ベギラゴン)でドラゴンゾンビを倒した後、

ようやくパプニカの王城に近づくことができた。

 

ボリクスがマァムを連れ、ノヴァも飛翔呪文(トベルーラ)で同行し、

眼下で戦っているパプニカ戦士団に加勢する。

 

がいこつ、死霊の騎士、アンデッドマン、マミー、グール、リビングデッド、スカルナイト……。

王城の破邪呪文(マホカトール)の外側に押し寄せるアンデッドの軍勢は、

まさしく仮想不死騎団戦ではないかと思わせる陣容である。

さらに八体近いキラーマシンが見られ、魔法兵団からの呪文攻撃を防いでいた。

 

ボリクスが大地斬でキラーマシンを破壊し、倒れたキラーマシンに押しつぶされ、

アンデッド達が動かなくなる。

倒したかと思った瞬間、すぐに彼らを覆う漆黒の邪気が、

再び邪悪な赤い目を光らせるのを確認した。

 

 

「あれよ、ザボエラさん。倒せない敵じゃないの。

ああやって、無限に黄泉返ってくるから困ってるのよ……」

 

「ふむ……確かに見ましたぞ。竜水晶、城の中庭に着陸してくれぬか」

 

「分かった。我に任せよ」

 

 

その前にグランナードが、地面に飛び降りる準備をしていた。

彼の役割はキラーマシンの巨大なクロスボウで、

穴を空けられた城壁の修復である。

グランナードを見送り、我々はそのまま王城へ向かう。

 

王城の中庭も野戦病院のようになっており、

すぐにレイラ殿、ザムザとグレゴリーア、竜水晶が治療に加わる。

私はレオナ姫に伴われて、レオポルト王に謁見した。

あからさまにほっとした顔をしたパルナス殿に会釈してから、レオポルト王に向き直る。

 

現在、パルナス殿は司教に就任していた。

流石に前任のテムジンの悪評がすぎて、なり手がなかったのだ。

そのため、パプニカの王宮でも人望が厚い彼が、その座に就いたのである。

 

疲労の跡が見られるが、毅然とした態度で、

レオポルト王が私に労いの言葉をかけてくれた。

 

 

「ザボエラ殿。突然の呼び出しに応じて貰って申し訳ない。

しかも、このような危地に……感謝の言葉もない」

 

「いいえ、陛下。ワシも大地の賢者を拝命しております。

役に立たねば、忘恩のそしりを受けましょうぞ」

 

 

実はこの状況の打開は、それほど難しいことではない。

先ほどはすぐに復活するアンデッドを見たが、

死なない軍勢と戦うのは、通常であれば勝ち目はないものだ。

だが、邪気が力の根源だと分かっているので、打つ手はある。

敵が送ってくる邪気を遮断してしまえば、不死の軍勢は機能しなくなるわけだ。

 

事実、破邪呪文(マホカトール)を張り巡らせた王都には、

アンデッドが侵入することはできていない。

邪気をともなったアンデッドは、破邪呪文(マホカトール)内に入れないということだ。

 

つまり、邪気を防ぎ、黄泉返るアンデッドを倒す為に必要なのは、大破邪呪文(ミナカトール)である。

魔法円を中心にして、広範囲に聖なる破邪の力を外側に放出するものだ。

攻めてくる魔物たちの主、おそらくはアンデッド系の魔物だろうが、

広範囲に放出して軍勢にバフを与えている能力くらいなら、

不完全な大破邪呪文(ミナカトール)でも無効化できるだろう。

 

私は輝聖石をアバン殿から5つ借りてきている。

時間がかかるものなので、何年か前から作っておいて貰っていたのだ。

この場にいる者たちに持たせてみた。

思った以上にみな、光らせることができるのだが、光に強弱があるようだ。

光が強いメンバーは、レオポルト王、レオナ姫、アポロ、術者として私も一つ持つ。

 

扉が開く音がして、マトリフ殿が入ってきた。

疲労が濃い顔色をしているが、ここまで来たと言うことは止めても無駄だろう。

開口一番、彼はこう言い放った。

 

 

「オレの席も空いてるか、ザボエラ?」

 

「師匠! 寝てなくて大丈夫なの!」

 

「病人扱いするんじゃねぇよ。寝てられねぇだろうが」

 

「では、協力していただきましょうかな、マトリフ殿。持ってみてくだされ」

 

 

マトリフ殿が握りしめると、しっかりとした光を放つ輝聖石。

ニヤリと笑ってこちらを見た。

できれば安静にしておいて欲しいところではあるが、

この場の人間ではトップクラスに光が強い……。

 

 

「資格ありだろ、ザボエラ?」

 

「分かりました。協力してくださいマトリフ殿。

ただし、無理はなさらぬよう」

 

 

魔法陣を破壊されないよう、我々は城の中でも中心にある謁見の間に描く。

私が主導して大破邪呪文(ミナカトール)を発動し、戦況報告を待った。

数分で伝令がやってきて報告を受けると、アンデッドが黄泉帰らなくなったらしい。

 

安心したらしく、そこでマトリフ殿が倒れた。

熱が引いていないのに無理をしていたようだ。

私が熱冷ましの薬を調合して、打っておく。

疲労が濃そうなので、このまま安静にしていた方がいいだろう。

兵が何人かやってきて、マトリフ殿を大事そうに連れて行ってくれる。

 

それを見届けたレオポルト王は、レオナ姫とパルナス殿を連れて、

怪我人たちの治療に向かう。

 

私はアポロ、ザムザを連れて戦場へ行く。

パプニカ戦士団は優勢に進めており、魔法兵団を率いているコルキ殿が、

"指揮をしながら失礼"といいながら、状況を説明してくれた。

 

ボリクスたちが加勢したことで、キラーマシンを何体も倒し、

敵を押し返していたらしい。

ただ、キラーマシンがいなくなっても、

何度も黄泉返ってくるアンデッドには苦戦していた。

それが、大破邪呪文(ミナカトール)の光のおかげで、倒したアンデッドが黄泉返らなくなり、

戦況は有利になりつつあるが、そもそも敵の数が多いという事だった。

 

 

私はザムザとアポロに声をかける。

 

 

「ワシの呪文に合わせて、飛翔呪文(トベルーラ)退散呪文(ニフラム)を使い、

仕損じた敵を倒すのじゃ」

 

「ハッ、お任せください父上」

 

「アポロ殿は退散呪文(ニフラム)は使えますかな?

ザムザと同じ事をお願いしたいのですが」

 

 

一応、マトリフ殿から聞いてはいるが、確認の為にアポロ殿に尋ねてみた。

 

 

「マトリフ様から学びました。お任せを。

それから、私の事も呼び捨てにしていただいて結構です。

師匠が自分以上の魔法使いだというあなたに、敬称を付けられるのは申し訳なくなります」

 

 

そんな事を言っているのかマトリフ殿は……。

私はまず、効果範囲の広い退散呪文(ウフラム)をアンデッドの軍勢にかける。

軍勢の半分まで退散呪文(ウフラム)が浸透し、前衛のアンデッドたちが崩壊していく中、

ザムザとアポロが飛翔呪文(トベルーラ)で上空から退散呪文(ニフラム)を敵陣に叩きこんだ。

アポロ殿についてきていた魔法兵団が、火炎呪文(メラ)閃熱呪文(ギラ)

爆烈呪文(イオ)などを主体として、アンデッド達を焼いてゆく。

パプニカ王都に殺到していたアンデッドたちは、ほとんど倒すことできたようだ。

 

確認の為にアンデッド達が退散呪文(ニフラム)を受けた後を観察していたが、

黒い邪気から解き放たれて消滅していった。

背後の魔法兵団から歓声が上がる。

倒しても倒しても黄泉返るアンデッドの軍勢との戦いに、みな疲弊していたのだ。

それを葬り去れば、確かに士気が上がる。

 

 

「お見事ですザボエラ様。ですが、まだキラーマ……」

 

 

そのアポロの言葉はギギギギギッという、巨大な金属がこすれ合う音で遮られた。

重々しい駆動音と共に、四体のキラーマシンが現れたのだ。

 

左手前の一体が巨大なクロスボウをこちらへ向けてくる。

射出される矢を、ザムザとアポロが閃熱呪文(ベギラマ)爆烈呪文(イオラ)で撃ち落とす。

 

その間に、右手前の一体が赤い目に魔力を充填させ、それを放とうとしたので、

私は魔力を込めた爆烈呪文(イオラ)を放とうとした。

その瞬間、上空から降ってきたボリクスが、キラーマシンを一刀両断にする。

 

 

ザボ爺(ざぼじい)! また出てきたんかこいつら!」

 

「また、ということはこの前にいた連中は片付けたのかのう?」

 

「最初に八体おったからな。そいつらは最初に片付けたんや!」

 

「一戦した後、城内に負傷者を運び込んでたの!

私たちも一緒に戦うわザボエラさん!」

 

 

私の質問に補足するように答えるマァム。

その背後から、ノヴァとグランナードが姿を現した。

私はノヴァにサインを送って、キラーマシンの足下に水流呪文(ザバラーン)で地面に水を撒く。

 

それを待っていたノヴァが、地面を這わせる感じで氷結呪文(マヒャド)を放つ。

凍り付いた地面に、キラーマシンたちも盛大に転んでいる。

 

ノヴァは氷系呪文(ヒャド)系呪文を得意としていた。

その彼に呪文をアレンジして使う方法を色々と伝授したのだ。

吹雪のように広範囲を凍らせたり、マトリフ殿がキギロ戦で見せたような氷の柱を作る方法。

そして、今回のように相手を滑らせるため、地面を凍らせる氷結呪文(マヒャド)の使い方。

 

この年頃の少年は、とかく派手な成果を求めがちではある。

だが、ノヴァは辛抱強く、呪文のアレンジと制御を習得していった。

そのたゆまぬ努力が実を結んだのだ。

 

ノヴァはリンガイアでの失敗をきちんと教訓として、

サポートという地味なことを嫌がらず、率先してやるようになった。

 

そのノヴァに暖かい眼差しを向けたマァムが、彼に声をかける。

 

 

「ノヴァ。譲って貰ってかまわないのかしら?」

 

「協力して戦うことを学んだからね。ボクのターンは終わったからキミに任せるよ」

 

「ありがとう! グランナード、みんなを守ってて!」

 

「分かったぜお嬢! 遠慮なくぶちかましてやれ!」

 

 

マァムは背負っている鞘が大きく、荘厳な雰囲気の剣を掲げた。

 

 

鎧化(アムド)!」

 

 

ロン・ベルク殿が送った鎧の聖剣。

鎧の魔剣、魔槍に続くシリーズでは最新作である。

デザイン的に禍々しさがなく、パラディンという道に進むマァムに贈るという、

ロン・ベルク殿からの意志を感じる。

 

色合い的には魔甲拳のようだが、女性的なフォルムの鎧だ。

無論、ロン・ベルク殿の手による鎧なので、呪文を弾く。

 

ノヴァの氷結呪文(マヒャド)の圏外にいた一体のキラーマシンが、

マァムを敵と定めたのか赤い瞳に輝きを宿した。

 

彼女へ向けて魔力の赤いビームが飛ぶが、

まったく動じず迎え撃つマァム。

 

 

「アバン流刀殺法、海破斬!」

 

 

赤いビームを切り裂きながら、そのまま海破斬で頭を両断するマァム。

油断せず、転んだキラーマシン達へ向き直り、剣を大地に刺す構えは…………。

 

 

「カール騎士団正統! 初撃! 豪破一刀!!」

 

 

氷結呪文(マヒャド)で凍結して、滑る地面でもがいているキラーマシンたちは、

マァムの豪破一刀によって真っ二つになった。

 

レイラ殿はマァムを最近よく叱ってはいるが、

マァムが若くしてかなりの力を得たことで、天狗にならぬ為の対応なのだろう。

そして、マァム自身もそれを分かっているだろうことは、この戦いで理解できた。

 

マァムがボリクスとノヴァに指示を出しながら、アンデッド達と戦っている。

彼女の鎧の聖剣には、使い手の意志で邪気を払うよう、

私のルーン文字が刻んであるのだ。

 

少し楽ができるだろうと思ったとき、敵陣から閃熱呪文(ベギラマ)が何発か飛んでくる。

 

マァムが豪破一刀、ノヴァが海破斬で切り裂く。

ボリクスが竜闘気(ドラゴニック・オーラ)で呪文を弾きながら、

攻撃された方を向き、怒りの声を上げる。

 

 

「誰や! 相手になるで!」

 

「やはり、でくの坊などでは倒せぬか。

我が力で直接、この国を攻め滅ぼしてくれん!」

 

 

重苦しい邪気を放つ、巨体のアンデッドが姿を現した。

数百体のアンデッドを引き連れている。

押し寄せていた軍勢に比べれば、数は少ないが、

ボーンクラッシャー、デスプリースト、グレイトライドンetc……と、

強力なアンデッドが揃っている。

 

恐らく首魁だと思われる巨体のアンデッドは、一言でいえばエジプト風のミイラだった。

赤と黄色の縞模様になった頭巾を被っている。

おそらくはファラオが被った、メネスというものだったはずだ。

さらに同色の赤と黄色の縞模様が描かれた法衣をまとったミイラだ。

 

……ドラクエモンスターズなどに登場した、ゾンビ系の王、ラザマナスか。

山羊の骨をかぶった魔術師のような姿のデスソシストが四体、背後に控えている。

 

ラザマナス本体が出てきたせいか、彼の周囲の邪気が漂う空間では、

爛々と輝く瞳を赤くし輝かせたアンデッドたちが付き従っていた。

 

だが、出てきてくれたことは僥倖。

この場で倒してやれば、パプニカに迫っている脅威は払拭できる。

 




独自設定

ウフラム
ニフラムの誤字のような呪文ですが、ドラクエ2の没呪文です。
本作ではニフラムより効果範囲が広い退散呪文となっております。

鎧の聖剣
オーソドックスなデザインの鎧になりました。
魔甲拳のデザインを見ると、ロン・ベルクは女性がまとうことが分かってれば、
尖ったデザインにしないのは分かるのでこんな感じに。


【挿絵表示】



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