dアニ登録してから久しぶりに鉄血のオルフェンズ見て、どうしても書きたくなった!!
今度ガンプラも買ってくる
山の翁の方も変わらず進めてくからどっちも読んでね〜〜☆
P.D.(Post Disaster)318、火星の独立自治区「クリュセ」の郊外に位置するスラム街に、少年オルガ・イツカは訪れていた。民間警備会社CCG(クリュセ・ガード・セキュリティ)に入社して以降、そこの下働きとして、昼夜働き寝泊まりしている彼は、非番であったその日、特にやることもなかったので、気まぐれに自分が生まれ、全てが始まったその地に再び足を踏み入れていた。あの日己と手を取り合い、相棒となった少年、三日月・オーガスと約束を交わしたあの路地裏に……、
本当に気まぐれだった、人とは暇になるとどうでもいいことを考える。だから滅多に後ろを振り返らない彼がここに来たのもそういった行動の延長線、己の原点を見つめ直す。ただそれだけの理由でここに訪れていた。だが、暇であるというのなら、他にもやることは沢山あった、その多くの選択の中で、彼はここに訪れるという選択を選んだ。この蝶の羽ばたきが、彼の人生を、運命を変える切っ掛けとなる。
全てが始まったあの場所で彼はもう一つの運命と出会う
「ん?」
もうすぐあの路地裏に着く、といった位置で、オルガはドスッドスッと
「このっ役立たずのっゴミクズがぁっ!!お前のせいでお前のせいでエエエエエッッッ!!!」
「ッ………………………」
それは、スラムでは全く珍しくない光景だ。この程度のことで気に留める者は誰一人としていない、しかし、オルガは見てしまった、理不尽な暴力にただ必死に押し黙って耐える子供の姿を………
見てしまったのなら、ここで見て見ぬふりをしてしまうのは寝覚めが悪いし、何よりも”道理“を通すオルガにとって、見捨てるなんて選択肢は端から存在しなかった。
「おいッその辺にしとけよおっさん!」
「あ“あ“ッ!?」
オルガの声に振り返った男はそれはもう不機嫌な表情だった
「何だぁガキぃ!!とっとと失せやがれ!!」
「そういうわけにはいかない、ココは俺にとって大事な場所なんだよ、そんな場所で胸糞悪いもん見せられたら首突っ込まずにはいられないだろが」
大の男の剣幕に一切怯むことなくオルガは捲し立てる。その様子に男は小さいプライドを傷つけられたのか顔を真っ赤にする。そんなことなど気にもとめずオルガは続けた
「それと、あんたらがどういった関係か知らねぇが、それ以上やったらそいつ死ぬぞ」
「うるせえぇ!!こいつは俺のガキなんだよッ!!どうしようが俺の勝手だ!!こいつがヘマやって仕事がクビになったせいで、俺の住む場所も、飯にもありつけねぇんだぁ!こいつのッ………こいつのせいでぇええ!!」
そう言って男は再び子供を殴ろうとしたその手をオルガは瞬時に片手でひっ捕まえた
「確かに、俺たちみたいなスラムの出は働き口は見つかりにくい、生きていくにも一苦労だ、そういった奴らの境遇も気の毒に思うよ………………だがなッ!」
そこまで言うとオルガは無意識に掴む腕に力を込め、その痛みで男は情けない悲鳴を漏らす
「それは、あんたみたいな奴が吐いていい台詞じゃねぇんだよッ!!」
次の瞬間オルガは男を路地裏の奥へと投げ飛ばし、男から子供を守るように男と子供の間に入って立つ
「あんたのそのだらしない体は誰のおかげで成り立ってんだよっ?子供は死ぬ思いで働いてんのに、親が、怠けてちゃあ筋が通らんだろうがよっ!」
オルガのその少年とは思えない大人顔負けの鋭い眼差しに怯え、男は路地裏の奥へと走り逃げていった。その後ろ姿を冷めた目で一瞥したあとオルガはすぐに子供に振り返る、
よく見ればその子供は少女だった、イヤ、長い髪を見たら分からなくもないのだろうが、そこに気を使える度量は今のオルガには持ち合わせていなかった。年は自分と同じか下くらいだろうか?
とりあえずオルガはしゃがみ込み少女に話しかける。
「おいッ立てるか?」
そう言うと少女はゆっくりと此方に顔を向ける。散々殴られたのだろう。顔中内出血や青痰で腫れ上がり鼻血も出している。しかし、それでもその白銀の瞳は真っ直ぐと、そしてどこか少し驚いたように此方を見据えていた。
「ぉ…が………ぅ!?………………」
少女は消え入りそうな声で何事か呟いたあとすぐに気を失った
「あっおい!チッ………参ったなこりゃ」
オルガは少し迷うも、こういうときの宛がありそうな場所を思い至りそこへ連れて行こうと少女を優しく抱きかかえる、所謂お姫様抱っこだ、散々暴行を受けていたのでこれ以上痛めないようにした最善の形だった。
ふと、オルガは少女の様子をうかがうべく顔を見る、その表情はどこか恍惚としているような、安らいでいるような兎に角命に別状は無さそうで安堵する。
ひとしきり歩くと、スラムを出てとある雑貨屋「HABA'S STORE」にたどり着く。ここにはCCGに食料を提供してくれている縁で知り合いの、ハバという褐色肌の女性店長がいる。最近は三日月が連れてきた年の近い少女、アトラも養ってもらっているので迷惑かもしれないが、なんとかしてくれないか半分賭けのつもりで訪れたのだが、オルガの心配は杞憂に終わった。
「まぁ、ウチは余裕があるからね、一人二人養うのに支障はないよ、人手も増えて万々歳さね!」
そう言うとのハバは快く少女を受け入れてくれた。その後あまりにも汚れていたことから、眠っているにも関わらずアトラと一緒に少女の手当てとお風呂を強行した、オルガはそのまま帰るつもりだったが、ハバに
「今日は一日暇なんだろう?なら自分が助けた女が目覚めるまで待っときなよ」
そう半ば強引に引き止められた、そうして手当てが終わりアトラが少女をお風呂に入れてたときだった
「うあぁ!!きれいな髪!!」
アトラはつい声に出していた、先程まで土埃や生ゴミがへばり付き汚いものだったが、いざ洗ってみるとそこにはシミ一つない毛先まできれいな焦げ茶色の艶のある真っ直ぐな髪が現れた、手当てが終わって腫れも引いてきたことで顔も分かるようになり、その顔は平凡ながらも、傷はまだ目立つがそこ以外はきれいな色白の肌だった。
服も着替えさせ暫く寝かせていたときだった
「ン“ン”もう朝〜〜?」
どこか気怠げな少女の声が聞こえた。その声に反応したのかアトラが、元気よく少女の元に駆けつけた
「あぁ!!気が付きました?よかったぁ〜何ともなくて〜」
「ま”ぁ“ッッ………………!!」
いきなり現れたアトラに驚いたのだろう可愛らしい顔から出たと思えない汚い悲鳴が出た。アトラに続きハバやオルガも食べ物を手に少女のもとに駆け寄る
「よおッ大丈夫か?」
「どうやら、病院に行くほどじゃなかったみたいだね、ほら、スープお食べ」
「お腹すいでるでしょ?オカミさんの料理とっても美味しいんだから」
少女に三者三様の言葉を投げかけられる、そして少女もまたそのきれいな白銀の瞳を、見開き3人の顔をまじまじと見つめていた。オルガは無意識にその雪の結晶のような瞳に見惚れていると、
「ドュフッ」
「「「えっ!?」」」
「えっ?あっいえ!その………いただきましゅっ!」
まさにギャップ………………少女からまたもやあり得ないような声が漏れたが、少女が慌てて取り繕い食事に口をつける。その姿はやっぱり可愛らしい、美味しそうにスープを飲む少女にアトラは
「よかったぁ〜元気になって!」
素直に喜んだ、その様子をハバもオルガも安堵の表情を見せるその後簡単な事情を聞こうとハバがいくつか質問をする、しかし驚いたことにこの少女は、自分の名前以外、自分についての記憶が一切無かった、それどころか「ここがほんとに火星なのか?」「町の名前がクリュセだ」ということもあやふやなようであった。無理もない、自分の親からあのような仕打ちを受けて、心が正常なわけがないのだ、先程のように少しおかしな奇行を見せたのもその弊害だろう。アトラは目にわかるように悲しい表情を少女に向けるとブンブンと
「ねぇねぇッアナタ、名前はなんて言うの?私はアトラ!アトラ・ミクスタ!」
自己紹介を始めたのだ、それを受けて少女は、少しの間をおいて口を開く
「や………………………セツナ・ヤモリ………です…」
今回キりを良くするために、大分短こうなってしもた……
後、オルガ達の年齢は公式でも明らかになってないので此方で勝手にそれっぽくしときました(*ノω・*)テヘ
主人公の名前ですが、某OOの主人公とは因果関係はありません全くの偶然です。
雪に関係する名前探してて、自分でもびっくりするくらいハマってしまったからもう変えられなかったゆるちて………