転生剣士と九つの星々   作:弥生の一矢

12 / 38
登場人物
kuma(闇堕ち)
ましろ(激昂)
ひよこ(闇堕ち)
天(因子×9)
DIT(闇堕ち)
ΕΛΠΙΣ(闇堕ち)


第10話 力の奔流~闇堕の魔法~

ましろはひよこと分断されてから1時間が経過した。kumaの作った空間はそれぞれに時間の流れが違っていた。

 

ましろ「あれから1時間。この空間から出れる様な感じではないし、あの四人に連れてかれたひよこさんが1番心配だ」

 

ブゥゥゥン

 

kuma「よっと」

ましろ「な!?kumaさん!?」

DIT「よ、ましろ」

ΕΛΠΙΣ「…」

ましろ「ひよこさんは!?無事なんでしょうね!?」

DIT「kuma、アレは無事と言えるのか?」

kuma「どうなんだろ…人ではないからね」

ΕΛΠΙΣ「可愛いですよね、モフりたいです」

ましろ「は?モフる?人じゃない?」

kuma「そうそう、人では無くなってるの」

ましろ「天という奴は何処にいる?」

DIT「残念ながら、ソラとはやらせてやらねえよ。俺とΕΛΠΙΣが相手だ。不満か?」

ましろ「仲間と戦わせるなんてどういう神経してるんだ、アイツは!」

ΕΛΠΙΣ「真実を知らない人が言えることじゃないですよ?」

kuma「じゃあ、私は高みの見物でもしますね」

 

ズバッとkumaが鎌を振りかざすと亀裂ができ、そこに入っていった。

 

ギ…ギギ…

DIT「さぁ、やろうか!と言いたいところだが、なんだそれは?お前いつからアサシン辞めたんだ?」

 

DITがそう指摘したのは他でもなく、ましろの周りに現れたスケルトンが原因である。アサシンのスキルにはスケルトン召喚なんぞない。それはネクロマンサーのスキルである。

 

ましろ「そういえば見せたのは初めてだよね。私、実は2職持ちなんだよね。君らと一緒」

ΕΛΠΙΣ「一緒?貴女と私達で違うとこを証明してあげます!」

DIT「そうさ、俺達はお前らみたいにアサシンならアサシンだけを使えるわけじゃない。俺達は2つとも使える!マルチキャストからの充填開始」

 

DITの充填という言葉と共に剣翼が異次元空間に消えていった。

 

ましろ「(なに?あの羽根…でも、全てを警戒してる私には関係ない事ね。行きなさい)」

 

ぎ…ギギ…

 

DIT「ΕΛΠΙΣさん、スケルトンは俺の羽根が請け負う」

ΕΛΠΙΣ「えぇ、私は詠唱をするわ」

ましろ「させると思ってるの?ファントムステップ!なっ!?」

 

ましろがΕΛΠΙΣの後ろにまわったはずが、ΕΛΠΙΣはましろに対し正面を向いていた。

 

ΕΛΠΙΣ「"黒手"」

 

メキメキ

 

ましろ「ぐ…くぅ…!」

ΕΛΠΙΣ「流石ですね。これで気絶しないのは2人目ですよ」

ましろ「なんだ、この感覚は…それに、お前らの頬に見えてる、それは?!(くっ…MPが減っていく)」

DIT「剣翼発動!ネメシス!」

ましろ「う…ぐわぁぁぁあ!?!?(なんだ、このダメージは!?明らかにいつもより食らってるんだけど!?)」

ΕΛΠΙΣ「ほらほら、行きますよ。黒満月!」

ましろ「なっ!?スケルトン!私を守りなさい!」

ギギ…ギギ…

DIT「無駄だ。黒満月!」

ましろ「くっ(動けない…)」

DIT「さて、どうするか…」

ΕΛΠΙΣ「DITさん、どうぞ」

DIT「お?いいのか?」

 

ΕΛΠΙΣの合図でDITが詠唱を開始。

ましろは身動き取れない状態でいろいろ考えていた。

 

ましろ「(…これはどうやら状態異常の類だと思う。だが、さっきのネメシス。光属性攻撃のあのダメージを考えると光属性系統のスキルは今、受けるとまずい。この黒満月というスキルはどうやら光属性ではないらしいからそこまでダメージがあるわけじゃない…)」

ΕΛΠΙΣ「頭の回転、早いですね。ましろさん」

DIT「どういう事だ?」

ΕΛΠΙΣ「おそらく、闇の心について理解してるんじゃないでしょうか」

DIT「どうせ、黒満月発動中はましろは何もできねぇよ」

ΕΛΠΙΣ「詠唱は?」

DIT「もう終わる」

 

DITの詠唱が終わるのと同時に、DITの手が光る。

 

DIT「ましろ、申し訳ないが、お前を吹き飛ばす」

ましろ「なに!?」

DIT「黒満月を飲み込み、弾けよ!インペリアル・ダークライトニング!」

 

キュイィィイン

 

ましろ「こんなの避け…」

 

カッ

 

ましろ「な!?急に弾け…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ

 

ましろ「アアアアアアアアアアアア??!!!」

DIT「これはホント受けたくねぇな」

ΕΛΠΙΣ「ブライトヒールよりもヤバいですよね」

 

ましろを襲ったDITの魔法が消えた時、ましろは力なく倒れ込んだ。その頬に100という数字を残し、赤紫のオーラを纏いながら…

 

その後、kuma、天、ひよこが合流した。

 

天「やっぱ、終わってたかぁ」

ひよこ「これが、ましろさん?」

DIT「あぁ」

 

ひよこはましろを見ると、どこかましろじゃない感じがしたのか、DITに尋ねた。

その後、ひよこはましろに膝枕をしながら話をしている。

 

ΕΛΠΙΣ「そういえば、ソラさんはましろさんに何を混ぜたんですか?」

天「あ、そっか、言ってなかったね。忍者だよ」

kuma「忍者?なんで?ましろさんは元々、ネクロマンサー持ちじゃないの?必要だった?」

天「あぁ、うん。だから、ましろさんは3つ持ちなのよ」

DIT「3つ!?そうか、だから、戦いの最中にスキルを発動出来なかったのか」

天「そうなの!?」

kuma「(知らないんかい!)」

ひよこ「でも、スキルは発現しなかったみたいですよね」

kuma「そうみたいだね。私やΕΛΠΙΣさんは戦いの最中、発現してますもんね」

ΕΛΠΙΣ「へぇ~、kumaさんもスキルの発現あったんですね…」

kuma「私が1番、闇の心の状態異常との付き合い長いからねぇ。誰かさんのせいで」

 

kumaは天をチラッ見ながら言う。

 

ΕΛΠΙΣ「ふふふ…」

天「ん?え!?私のせいだって言うの!?」

ΕΛΠΙΣ「他に居ないでしょう?」

ひよこ「確かに…」

DIT「異論はねぇな」

天「私の味方はいないのね…」

ましろ「ん…うん?」

ひよこ「あ、起きました?ましろさん」

 

ひよこはましろに笑顔で問いかける。

 

ましろ「うーん……(・ω・ = ・ω・)……は?!///」

 

ましろはひよこを見るや否や飛び起き、ひよこから離れる。

 

ひよこ「どうしたんですか?ましろさん」

ましろ「どうしたも何も、なんで膝枕!?」

DIT「やれやれ」

ましろ「はっ!?」

 

ましろは身構える。

 

天「もう、戦わなくてもいいのよ?」

kuma「そうそう、記憶に真実が流れ込んでるでしょ?」

ましろ「うっ…(今までの記憶は誰かが書き換えた物だったの!?あの時の薙鎖は…そんな…)」

ΕΛΠΙΣ「どうやら思い出した様ですね」

ましろ「でも…だとしたら…誰が!?」

天「私を転生させた神よ」

DIT「やはりそうなのか」

天「えぇ、これに気付いたのは、私の"創造"の力が発現した時に前世の忘れられた記憶が流れ込んできた。そこには………という事が記されてた」

ΕΛΠΙΣ「そんな…」

ましろ「て事は、ソラは私達を救う為に今、動いてるって事!?」

天「そうなるのかな?それにこのスキル"黒手"。受けたでしょ?」

ましろ「うん。めちゃくちゃ痛かったけど」

天「このスキルを受けた者は"闇の心"が付与され、神からの影響を受けなくなるの。だから、記憶が元に戻ったわけ」

ΕΛΠΙΣ「あの時のソラさんは操られて、異世界に私達を連れていった。そして、みんなの前で去ることであたかも神の化身かのように転生してきた。そういうことよね?」

天「(私が言いたかった事、全部言ったし!?)まあ、うん、その通りよ」

DIT「それで、今後はどうするんだ?」

天「どうするも何も、あと3人救わないといけない」

ひよこ「あと3人というとシロさん、よもぎ、龍虎さん?」

天「そうね。1番、よもぎさんが厄介なのよね…」

ひよこ「どうして?1番弱いじゃない?」

kuma「ソラちゃの杖持ってるのよ」

ひよこ「あ、それって、操られてた時に持ってた杖?」

天「そう」

ましろ「という事は今、現在の神の化身ってよもぎさん?」

天「そうなるかな…」

DIT「それで?最初は誰から救うんだ?」

天「龍ちゃんかな。おそらく、シロさんはよもぎさんの近くにいるはずだし」

kuma「同行者はもちろん、私だよね?」

天「いや、ひよこさんと私の2人で行ってくるよ」

ひよこ「え!?私なんですか!?」

 

to be continue…




新たな事実が判明しましたね。
転生前に薙鎖が操られていた。
その操ってた者が今回の最初に登場した神。
天はみんなを救う為に行動していた。

次回は久々の龍虎さんが登場します。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。