転生剣士と九つの星々   作:弥生の一矢

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登場人物

よもぎ
フィルム
???
???


第23話 魔導士の極地

《第九階層》

 

ひよこの後ろを歩いていたが、入り口に入った瞬間に目の前のひよこの姿が消えた。

 

よもぎ「え!?」

 

後ろを振り返るが、シロの姿はない。

 

???「ここの構造はお嬢様が決めた事。深く考えたって分からないと思いますよ?」

よもぎ「誰?」

???「私はフィルム。この階層の守護者です」

 

よもぎはフィルムと言う者の手元を見る。そこには見覚えのある杖があった。

 

よもぎ「それ、もしかして、ヴァッフェ・ヴォルクス?」

フィルム「ほう…知ってましたか」

よもぎ「夢で見たからさ。でも、実在してるなんて思ってなかった」

フィルム「私に勝てたら差し上げましょう」

よもぎ「そういう事ね。僕に可能かわからないけど、頑張ってみるよ」

フィルム「期待してますよ」

 

よもぎとフィルムは対峙した。

フィルムは詠唱を始める。

 

フィルム「魔力の差を思い知りなさい!メテオストーム!」

 

ドドドドドド

 

よもぎ「これは範囲だから避け…って全方位!?うわぁぁぁあ!?!」

フィルム「どうです?この威力、そして、この範囲。アッハッハッハッハ」

???「相変わらず、戦う時は性格変わるんですね、フィルム様」

???「フィルム兄さん、もうちょっと手加減してはどうですか?」

よもぎ「え?」

 

よもぎは声がする方を振り向く。

そこには猫耳メイドとアホ毛の執事が立っていた。

 

よもぎ「ぴよりん?!」

ぴよりん「ほぅ…わかりますか」

???「ずるいです。ぴよりん様だけ人気で」

フィルム「おや?そちらは終わったのですか?」

ぴよりん「えぇ、流石、ひよこと言ったところですかね」

???「ひよこ…様は先に行かれましたよ」

フィルム「ツバメ、ひよこさんを様呼びなんてどうしたんだ?」

ツバメ「負けたから…私…次は負けないけどね!」

よもぎ「(あぁ…アレはひよこだわ)」

ツバメ「そこの貴方、今、すごく失礼な事考えたでしょ!?」

よもぎ「いや…」

フィルム「コイツ、ツバメの事をひよこに似てるなぁと思ってるぞ」

よもぎ「な!?(心を読まれた!?)」

ぴよりん「あぁ〜、顔に出てますもんね」

ツバメ「全く、少し限定解除してあげようと思ったのに」

ぴよりん「そういうところですよ、ツバメさん」

ツバメ「ふぇ!?」

フィルム「やるならさっさとやれ」

ツバメ「フィルム兄さんまで…もう、わかりましたよ!」

 

ツバメはよもぎの元に歩み寄り、何かを掴む素振りを見せる。そして、それを引っ張った。

 

よもぎ「ん?…いぎぎぎぎ」

ツバメ「おや?これじゃ外れませんか」

ぴよりん「さっきやり方教えたじゃありませんか。なんで、その通りにやらないんですか!?」

ツバメ「えぇ....」

フィルム「どうやってやるんだ?」

ぴよりん「私は鎖に触れられないんですが………という感じですね」

フィルム「ほう…この鎖は私らにしか見えないのか」

よもぎ「え?鎖?」

フィルム「私は正直、全解放でも構いませんよ?」

ツバメ「言ったね?フィルム兄さん」

 

フィルムはよもぎに何かを期待してるような眼差しでツバメに伝える。

 

ツバメ「我慢してくださいね、よもぎさん(竜姫ちゃん、技を借りるね)」

よもぎ「え?」

ツバメ「ぴよりん様、刀下さい」

ぴよりん「刀ですか?なんでもいいようですね。では、これを」

ツバメ「ありがとうございます。では、行きます。居合・龍ノ型 拾式-藍神龍-」

 

次の瞬間、ツバメはよもぎを切り刻んだ。

 

スゥゥゥ…キン!

よもぎ「な!?」

 

バキン!

 

フィルム「ん?いいのか?鎖が全部外されてないぞ?」

ツバメ「これは私にも破壊できないの。それに」

 

パキン。

カランカラン

 

よもぎ「え?刀が割れた?」

フィルム「ほう…流石、龍虎さんの技だ。刀が耐えれないか」

よもぎ「今の龍虎さんの技なんですか!?」

フィルム「そうですよ。では、よもぎさん、私に続いて詠唱してみましょう」

よもぎ「戦わなくていいんですか!?」

フィルム「私が放つ魔法を私よりも高火力で放てたら合格とします」

 

フィルムは杖を構える。

 

フィルム「ぴよりんさん、的を出せますか?」

ぴよりん「こんなのでどうですか?」

 

ぴよりんは人型の黒い的を用意した。

 

よもぎ「アレは…ひよこ?」

ぴよりん「ふふふ…気のせいです」

よもぎ「気の…せい?」

ツバメ「気のせいです!わかりましたか!?」

よもぎ「は、はい!」

フィルム「では、行きます。よく見ていてください。多重詠唱発動」

よもぎ「はい」

フィルム「火の極地、水の祭宴、風の暴風、地の爆破。一つに混ざりて、敵を滅ぼせ!」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

 

フィルム「インペリアル・エレメント・バーストゼロ!!」

 

 

その後、よもぎは見事、フィルムよりも高威力の魔道を放った。

 

フィルム「アハハ…まさか、これ程とは…」

ぴよりん「負けてしまいましたね」

ツバメ「フィルム兄さん、ヴァッフェ・ヴォルクスのプロパティ見ました?」

フィルム「見ていないが、どうした?」

ツバメ「アレって、私達を召喚できるみたいですよ」

フィルム「つまり、私はよもぎさんと共闘できると?」

ぴよりん「それが本当なら、そういう事になりますね」

フィルム「楽しみになってきたな!」

ツバメ「私はひよこさんとは共闘したくありません!」

ぴよりん「私もいますよ?嫌なんですか?」

ツバメ「う…それはずるいです。ぴよりん様」

フィルム「さて、マスターの考えは私達にもわかりませんが、よもぎさんなら何とかするでしょう。行ってらっしゃいませ、お坊ちゃま」

 

to be continue…




第九階層

条件
ハイウィザード
第1階層の獄に勝利し、因子を全て捨てる
よもぎが挑戦する場合、全ての条件を無視

守護者
フィルム
よもぎの遺伝子と天の遺伝子が混ざったホムンクルス。天の事をお嬢様と、よもぎの事をお坊ちゃまと呼ぶ。戦闘の際は常に冷静だが、普段はツバメの事を気に掛けている。

フィルム
究極魔法:メテオストーム(回避不可)
究極魔法:アースクエイク(回避不可)
範囲魔法:ブリザード
範囲魔法:トールハンマー

フィルム(HP30%以下)
リミテッド・ブレイク・オーラ
ライトニング・フォックス(リミテッド・ブレイク・オーラ使用で発動)
ダークネス・フォックス(HP1耐えて発動)
インペリアル・エレメント・バーストゼロ

報酬
究極魔導士見習いの証と天への挑戦権が手に入る。
よもぎが挑む場合、ヴァッフェ・ヴォルクスが手に入る。

☆インペリアル・エレメント・バーストゼロ
究極魔導士がヴァッフェ・ヴォルクスを装備し、多重詠唱を発動すると究極魔法を4種までストック出来るようになる。敵のHPが80%以下で、4種の究極魔法がストックされている状態の時にインペリアルレイ・ゼロを放つとこのスキルに変化する。属性は敵の弱点属性へと変化(敵に弱点属性が無い場合は敵にランダムで四元属性の内一つを付与する)し、敵の残りのHP分のダメージを与える。
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