ましろ
琥珀
???
???
【第七階層】
ましろが龍虎に続いて塔に入ったが、入った瞬間に目の前の龍虎が消えた。
ましろ「な!?龍!?どこに消え…」
ましろは後ろを振り向くが、kumaの姿は無く、扉があるだけだった。
ましろ「どういう仕組みなんだ、ここは」
辺りを見回しながら、奥へと進んでいく。
ましろ「さっきの扉は開かなかったから、試練が待ってるんだろうが…コイツら弱すぎだろ…」
奥に進むにつれ、敵が凶暴になって行くが、ましろにとっては弱すぎる相手で軽くあしらっていた。
???「やはりこの程度じゃ試練にもならないか」
ましろは声のする方に振り返る。
ましろ「だれ?」
???「誰だと思うんだ?」
ましろ「そうだなぁ…あの天という者の子供とか"ホムンクルス"とかか?」
???「は?」
ましろの前に立ってる青年はポカーンとましろの事を見る。
ましろ「どうしたの?なんか変な事言った?」
???「言った!言ったよ!何で知ってんだ!?ホムンクルスだって!?」
ましろ「え?なんとなく?(へぇ…ホントにホムンクルスだったのか)」
琥珀「俺の名前は琥珀。お前とマスターの遺伝子を掛け合わせたホムンクルスだ。俺に勝てたら、試練クリアだ。全力でかかってこい!」
琥珀が武器を構える…が、その武器は刀だった。
ましろ「剣?いや、刀か?」
琥珀「行くぞ?」
ましろ「どこに?」
琥珀「ふぅ…」
ましろ「!!…(凄い集中…)インビジブル…シャドウウォーク」
ましろは琥珀の前から消えるように姿を消す。
琥珀「居合 竜ノ型 一式」
ましろ「バックスタブ!」
ましろが琥珀の後ろに回って攻撃しようとした瞬間、琥珀の姿が揺らいだ。
琥珀「鬼龍一閃!」
琥珀は後ろに向かって刀を振り抜いた。
ヒュッ
ギィィン!!
ましろ「(あっぶねぇ…防がなかったら首飛んでたぞ…)」
琥珀「チッ…」
キン!と刀を納刀する琥珀。
琥珀「これで終わらせる気だったけど、ヒヤヒヤしたぞ?それにこの技は龍虎さんの技を俺流に変えたもんだ」
ましろ「龍の技だって!?」
琥珀「これからお前には色んな職の俺流にアレンジした技を全て見切ってもらう」
琥珀が持ってる刀が形を変える。
琥珀「次はこれで行く」
ましろ「杖…か?」
琥珀「set」
杖が宙に浮き出し、分裂していき、琥珀の周りを廻るようにオーラを放つ。
ましろ「(なにをしてくるんだ?)」
琥珀「構えないのか?」
琥珀を中心に杖が高速回転し始める。
フォンフォン
ましろ「(魔法を放ってくるみたいだが、いつ放ってくるんだ?)」
ガキン!カチカチカチカチ
琥珀「スキル:疾走!」
琥珀がましろの前から急に姿を消す。
ましろ「な!?(どこに行った!?)」
ましろは辺りを見回すが、琥珀を捉えきれない。
琥珀「エレメント・スピア!」
キュイイイン
琥珀「バックスタブ!」
メリメリ…
ましろ「うぐぅ…」
ドゴオォォォン!!
ましろ「ガハッ…(直撃しちまった。くっ…HPが半分を切っちまってる)」
琥珀「拍子抜けだな…この程度も避けれないなんてな」
ましろ「ぐ…くぅ…(攻撃さえ当たれば…ん?)」
ましろがスキル欄を見ていると見た事の無いスキルがましろのスキル欄にあったのだ。
ましろ「(なんだ、この"死の支配者"ってのは…召喚するみたいだが、条件は…)」
琥珀「何をブツブツ言っている?」
ましろ「これにかけるしかない!条件は揃ってる!現れよ!死の支配者-death ruler-!!」
ギギギギギギギ……
琥珀「何ぃ!?(マスター、姉さんが召喚できるって聞いてないんだけど!?)」
ましろ「よし…出てき…ってなんだこれ!?超かっこいいじゃん!」
琥珀「(とりあえず、俺もdeath rulerを召喚し…て?アレ?確かにココにあったは…ず…え?まさか!?)」
ましろ「行け」
ましろが召喚した死神は琥珀に鎌を振り下ろす。
琥珀「くっ…エスペライド!」
ガキン!!
キンキン…ギィィン!
琥珀「うっ…くっ…」
ましろ「形勢逆転したみたいだね。降参したら?」
琥珀「はぁぁぁあ!リミテッドオーラ!おらぁ!」
ガキィィイン!
琥珀「はぁ…はぁ…はぁ…」
???「あれぇ?琥珀、負けてんのか?」
琥珀は後ろから聞こえた声の方に振り向く。
そこに疾虎がいた。
琥珀「疾…虎…」
疾虎「ボロボロじゃんか………なるほどな。琥珀、お前も召喚すればいいじゃねえか」
琥珀「出来ないんだ。どうやら、マスターに封印されてたみたいだ」
ましろ「だれ?」
疾虎「俺は龍虎の兄貴のホムンクルス姉弟の1人だ」
ましろ「龍のホムンクルスだって!?」
疾虎「そろそろだと思うんだけどな」
ガチャ
琥珀「え?」
獄「なにやってんだ?お前ら」
琥珀「獄!?」
疾虎「やっと来たか」
ましろ「また増えた」
獄「俺はマスターのホムンクルスだ」
疾虎「俺らとは出来が違う」
獄「疾虎、俺を呼んだだろ?」
疾虎「あぁ、ちょっと用事があってな」
獄「なんだ?」
疾虎「刀を貸してくれないか?」
獄「刀?なんでだ?」
疾虎「コイツの実力を確かめたい」
疾虎はましろの事を指差して言う。
獄「ほぅ…まぁ、良いだろう」
琥珀「疾虎にだけ…やらせない!俺もやる!」
ましろ「2対1…か?」
獄「いや、俺と組んでもらう。戦い方ってもんを教えてやるよ」
疾虎「獄兄さんが相手かぁ」
琥珀「じゃあ、獄、アレ頼む」
獄「注文多いな、お前ら」
カン…カン…カン…カン!!
獄「良いか?疾虎。大技1発でも放ったら折れると思ってろ」
ましろ「この短時間で刀を作る!?」
疾虎「ああ、わかってる。行くぜ!桜花絢爛・漣」
琥珀「第2回戦だ、ましろ!」
ましろ「ああ!獄さん、指導お願いします」
獄「まかせろ」
それからどのくらい経ったのか。
フィールド上には武器同士の接触音が度々起きていた。
ましろ「ぐくぅ…(death rulerは疾虎って奴に抑え込まれてる…私は琥珀の攻撃を受け流すことしか出来ない)」
疾虎「グハッ…いやいや、おかしいって」
琥珀「疾虎、アレをやる」
疾虎「は?なに、アレって?」
琥珀「疾虎と竜姫の最終奥義」
疾虎「姉貴との!?って事は双龍!?」
琥珀「やるの?やらないの!?」
疾虎「やるに決まってんだろ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
獄「来るぞ?」
ましろ「任せろ!行くぞ、death ruler!」
ギギギギギギギギギギ……
琥珀&疾虎
「「"剣士の集中・極"」」
琥珀
「居合・赫龍ノ型・柔式」
疾虎
「極地・紅虎之型・業連」
琥珀 & 疾虎
「「双龍の刹劫!!」」
ブゥン
琥珀と疾虎がましろを捉えたと思った瞬間、ましろの体がスーッと消える。
パキン!
琥珀「え!?うそ!?」
疾虎「今のを避けるのかよ!?くっ、刀が…」
琥珀「まだだよ!俺の言葉に従え、ヴァッフェ・カッツェ」
獄「今のお前なら使いこなせるはずだ」
獄はましろに向けて、ある武器を投げた。
ヒュンヒュン
パシッ
ましろ「ヴァッフェ・ラーベ!?獄さん、これ?!」
獄「戦いに集中しろ」
琥珀「"デス・インテグレーション"」
ましろ「させない!」
ましろは琥珀の真後ろに現れ、琥珀の首元に武器を突き立てる。
琥珀「うっ…」
疾虎「琥珀……っ!?獄兄さん、邪魔だ!」
獄「お前は黙ってろ」
ましろ「もう降参して、これ以上傷つけたくない」
琥珀「疾虎、ありがとう。手伝ってくれて」
琥珀は両手を上げて降参の意思表示をする。
ましろ「はぁ…はぁ…はぁ…」
琥珀「獄、知ってたのか?」
獄「何をだ」
琥珀「俺が死の支配者を召喚出来ないって」
獄「あぁ、その事か。俺はお前らより早く生まれたからな。マスターに真のヴァッフェ・ラーベを託されてたんだ」
ましろ「いえ、これは真のヴァッフェ・ラーベではありません」
琥珀「そうだよ、獄兄さん。ヴァッフェ・ラーベはヴァッフェ・カッツェと対にならなくてはならない」
ましろ「そう、2つで1つの武器だから、琥珀、それをくれる?」
琥珀「はい、どうぞ」
琥珀がましろにヴァッフェ・カッツェを渡すとヴァッフェ・ラーベが光だした。
ましろ「うっ…(さっきよりも記憶が鮮明になったな)」
琥珀「大丈夫か?」
ましろ「大丈夫だよ。一気に思い出す事があったからさ」
ましろは琥珀達に別れを告げると奥の扉に進んでいく。疾虎も獄にブライトヒールされて、自分の階層に帰って行った。
獄「琥珀、回復してやろうか?」
琥珀「いい、自分であとでやるから」
獄「素直じゃねえな、琥珀"ちゃん"」
琥珀「っ?!なんで!?竜姫しか知らないはずじゃ!?」
獄「もう一度言うぞ?俺はお前らより先に生まれてんだ」
琥珀「くっ……」
獄「それで?回復してほしいのか?して欲しくないのか?」
琥珀「お願いします…」
獄は琥珀を回復した。
琥珀はその後、獄に勝負を挑んだのは別のお話……
to be continue…
第七階層
条件
ネクロマンサー経験者(サブにいても可)
アサシンのみ
獄の攻撃を一定回数回避(25回)
第二階層にて"剣士の集中・極"を見る
ましろが挑戦する場合、全ての条件を無視
守護者
琥珀-コハク-
ましろの遺伝子と天の遺伝子が混ざったホムンクルス。天の遺伝子が混ざった事により、全ての職の全てのスキルが使用可能となった。階層守護者の中で蒼斬の次に強い。かなりのスロースターターで、基本、戦闘開始時は遊び半分だが、ある程度、体が温まるとツバメをも超える速さで戦闘を行う。
琥珀(通常)
バックスタブ
死の支配者召喚(HP50%以下)
発勁殺式【影狼】
《相手がましろの時》
疾走
リミテッド・オーラ
赫龍ノ型
居合・竜ノ型
琥珀+死の支配者
コープススタブ
分身炎舞
憑依(HP20%以下)
琥珀(死の支配者 憑依)
デス・インテグレーション
破魔終(HP1耐えて使用)
シャドウ・アサルト(HP5%以下)
報酬
死の超越者の証と天への挑戦権が得られる。
ましろが挑戦する場合、必須因子とヴァッフェ・ラーベ=ヴァッフェ・カッツェが手に入る。
☆ヴァッフェ・ラーベ=ヴァッフェ・カッツェ
死の超越者のみが装備可能の武器で、装備者が想像した武器種に変化する。琥珀を召喚可能。琥珀召喚時に武器が二対の形状に変化する。