DIT
ΕΛΠΙΣ
天
よもぎ
ここはある雪山、ここには何年も氷漬けにされた者がいる。名をΕΛΠΙΣ。約7年前に薙鎖と共にDITを抑えるために戦った天使だ。
よもぎ「うぅ…ここ寒すぎ…」
よもぎはシロとkuma、ましろに起きた悲劇をDITに伝える為に雪山に来ていた。
山頂付近に近づくにつれ、空気が凍りづいていくのがわかる。そして、山頂に到着したよもぎは驚愕する。そこにはDITと謎の少女が対峙していた。
よもぎ「やっと、到着した…DITさん、話を聞いてくださ…い…!?」
DIT「ん?な!?よもぎ?!来るな!逃げろ」
よもぎ「え?」
天「あら?よもぎさんじゃない。ちょうどよかったわ。"エルちゃん"よりも先によもぎさんを倒そうかしら…ね?」
ガキイィィィィィイン!!
天はよもぎに向けて攻撃しようとしたが、その攻撃はDITによって、防がれる。
よもぎ「ひぃ!」
DIT「エルちゃ…ん〜??ΕΛΠΙΣをその呼び方するのは1人しか知らないぞ?」
よもぎ「どういう事ですか!?」
DIT「コイツは俺たちが知ってる人物だって事さ」
天「まぁ、そうよね。DITさん、昔は楽しかったわよね」
DIT「俺はお前が死んでから、暴走が怖くて、ココに篭ってたんだ。お前が復活したなら、また…」
天「それはないわ。それに…」
天は右手に魔力を集中し、力を溜めていく。
天「これが、狙いだからね」
DIT「まずい!」
よもぎ「あの方向はΕΛΠΙΣさんの!?」
天「"ファイアランス"!!」
DIT「くっ…(よもぎさんをブリザードじゃ、巻き込みかねない)"アイススピア"!!」
パキィン
天「邪魔しないでくれる?」
DIT「ΕΛΠΙΣさんを氷漬けにしたのは、本人の意向なんだぞ。それを解凍するだって!?邪魔するにきまってるだろ!」
天「貴方に用はないって言ってるのがわからないの!?"発勁"!」
DIT「なんだ、そのスキ…何!?どこに行った!?」
DITは辺りを飛んで見回すが見当たらない。
天「"壱式・改"!!」
よもぎ「DITさん、後ろ!」
DIT「何!?」
天は飛んでいるDITの後ろに現れると振り返ったDITのみぞおちに発勁を叩き込んだ。
メリメリ…
DIT「ウグゥ?!」
天「ハァァァァァァ!!」
DITは地面に叩き落とされた。
ドゴォォオン!!
DIT「ガハッ」ジジ…バチバチ
天「ふん………へぇ、あの噂はホントだったんだ」
よもぎ「ああ…あ…」
DIT「く、くそ!よもぎ!早く逃げろ!(そして、伝えてくれ。頼む)」
よもぎ「あぁぁぁぁぁあ」
よもぎは走り出す。
天「ふん、あんな弱そうな人を今、相手してる場合じゃないわね。さて、まだ続ける?」
DIT「さっき、よもぎの心を少し読ませてもらったが、何故だ?お前が敵になるなんて」
天「そうね…あまり話せないけど、神様がお怒りよ?」
DIT「神…という事は12神という事か?」
天「いいえ、それ以外の神ね。それにこれで動けないわよね?」
DIT「ナメるなよ。このくらい(ズキッ)…グクゥ」
天「"黒手"」
DIT「何をする気だ」
天は黒手を発動すると、DITに背を向けて走り出す。
DIT「お、おい!止めろ!」
天「ハァァァァァァ…」
DIT「やめろって言ってるだろうがァァァ!!」
キュィイイイン
バチバチ…バチ…バチ…
天「ふぅーん、どうやら、制御出来てるみたいね。でも、一足遅いわ!」
ビキッ
バキバキバキバキ
ガシャァン
ガラガラガラガラ
ΕΛΠΙΣ「う…うう…」
天「後で待っててね…」
DIT「そレを解いタ覚悟ハできテルんだロうナ?」
天「ハハハッ、楽しくなってきたじゃない。私もそろそろ本気でやりたかったのよ」
DIT「(ΕΛΠΙΣさんはまだ起ききれてないみたいだ。時間を稼がなくては。この形態も長くは続かない。長引けば俺が暴走しかねん)」
天「ふふふ…凄く強そう。あの時と逆だね、DITさん」
DIT「死んデモ恨むンじゃねェぞ!」
天「私に剣を抜かせたんだから、貴方もすぐに死なないでよね!」
ガキィィィイイイン
ΕΛΠΙΣ「(私は数年前に自分の暴走が怖くて、氷漬けにされる為にDITさんのもとを訪れた。それから何年経ったかわからない。けど、私を護って、DITさんは誰かと戦ってる。それにこの心のモヤモヤも何か懐かしい感じがして嫌いになれない)」
ΕΛΠΙΣの意識はDITさんと謎の剣士に向けられていた。
シュン!ガキィン
キン…キンキン…キン!
天「初めてよ。私の剣嵐一閃を耐え凌いだのは…ね!」
ガキィィィン
DIT「我ハ、一度、見タ物ハ効カナイ(くっ…痛みのせいで意識が飛びそうだ)」
天「あれぇ?さっきの攻撃受けてから動きが悪くなってきたよ?もう時間切れ?」
DIT「(というか何なんだこの薙鎖の余裕は。しかも、さっき使った技は龍虎さんの技だったはずだ。効かないが、どうして、薙鎖が使える?!)」
天「ふふふ、不思議そうね。さっきの技は確かに龍ちゃんの物よ。それに、これでも、私、冒険者なのよ?」
DIT「ナニ!?冒険者ダト!?」
天「"因子"を持ってるからその職の動きが出来るの」
DIT「(また知らない言葉だ。因子だって?そんな事が可能なのか)」
天「でも、意外ね。私より先に因子を取り込んでるなんて」
DIT「ナニヲ言ッテイル?」
天「あら?気付いてないの?その暴走してる力は因子がハイウィザードの力に反発してるからよ?」
DIT「うぐっ…はぁ…はぁ…はぁ…どういう…こと…だ…」
天「そうね、詳しく調べないとわからないけど、その機械は貴方のハイウィザードに明らかに反発してるわ。何か心当たりはない?」
DIT「大昔に…闘いを強い…られた存在が…ある」
天「へぇ、職は聞いた事あるの?」
DIT「グラディエーターだな…」
天「って事は私もDITさんの技使えそうね。私もグラディエーター因子とハイウィザード因子持ってるから」
DIT「そんな…簡単…に…言える…事じゃ…ないはず…だ…」
天「因子を持ってる時点で、私寄りの力なのよ?敵同士になる事も無いって事。わかる?さてと…」
天はDITの気絶しそうな顔を見ながら、ΕΛΠΙΣの方に振り返り、歩き出した。しかし、ΕΛΠΙΣがいた場所にΕΛΠΙΣが居なかった。
天「え?さっきまで、確かにココにいたはず…」
そして、後ろから、ちょうどDITが倒れているあたりから声が聞こえてくる。
ΕΛΠΙΣ「ゴッドブレス!!」
DIT「はっ!はぁ…はぁ…はぁ…ΕΛΠΙΣ、助かった」
天「えぇ!?うそ!?昔はそんな仲じゃなかったじゃない!油断してた…」
ΕΛΠΙΣ「話は全て聞いていました。貴女と対峙しなくちゃいけないなんて、私、悲しいです。薙鎖さん!」
天「DITさんも復活かあ」
DIT「さっきはよくも遊んでくれたな?二度目は上手くいくかな?俺には一度見た技は効かないぜ?」
天「そんなのどうとでもなるのよ!」
to be continue…
次回はΕΛΠΙΣ&DIT vs 天となります