転生剣士と九つの星々   作:弥生の一矢

8 / 38
登場人物
DIT(激昂)
ΕΛΠΙΣ

よもぎ
ひよこ
ましろ(激昂)


天とDITの戦いは終わりを迎えたと思われた前話にて、最後にΕΛΠΙΣ参戦!この戦い、どうなるのか。



第6話 悪魔を助ける天使~共闘する2人~

天はDITの戦いで少し本気を出していたため、全回復したDITと若干怒ってるΕΛΠΙΣ相手にするのは大変だと思っていた。

 

ΕΛΠΙΣ「DITさん、少し時間を稼ぎます。その間にその暴走何とかしてください」

DIT「制御しろって事か?無茶苦茶な…」

ΕΛΠΙΣ「どうやら、先程、私(わたくし)に薙鎖さんが与えた攻撃に因子とやらが乗っかってたようで、私も抑えつつな状態です」

DIT「は?ΕΛΠΙΣさんにも因子が?」

ΕΛΠΙΣ「ですが、貴方と違って、どうやら魔法職な気がします」

DIT「魔法職と魔法職の組み合わせか…」

 

トンッと天がDITに手を当てる。

 

DIT「え?」

ΕΛΠΙΣ「何をする気!?」

天「"黒手"」

DIT「ガハッ!?」

 

天はDITに"黒手"を直撃させて、すぐ距離を取る。

 

DIT「くっ…なんだ、この感覚は…」

ΕΛΠΙΣ「うっ…(なんですか!?この感覚、まさか共鳴?!)」

天「どう?少しは楽になって来た?」

DIT「お前の助けを借りるつもりはない」

ΕΛΠΙΣ「(ズグン)くっ…DITさん、私、この力抑えれない…」

天「私のスキル"黒手"はね。相手に状態異常"闇の心"を与えるの」

ΕΛΠΙΣ「状態異常?なら!ブライトヒール!」

天「やめといた方がいいよ?"闇の心"は光を感じると侵食率が上がるみたいなんだよねぇ」

ΕΛΠΙΣ「え?いぎっ…あぁぁぁぁぁ!?!?」

DIT「ΕΛΠΙΣさん!?薙鎖、何をしたんだ」

天「言った通りだけど?私は何もしてないよ。光の塊であるエルちゃんは、ただでさえ"闇の心"の侵食率が早いのに、"ブライトヒール"なんか使ったら…ねぇ?わかるでしょ?」

 

天はΕΛΠΙΣの瞳を見る。そこには片眼が赤眼となっているΕΛΠΙΣがいた。

 

天「でね、"闇の心"がある相手に私、こういう事もできるの。【エルちゃん、DITさんにブライトヒールして】」

DIT「何を言って…おい、何しようとしてるんだ、ΕΛΠΙΣさん!」

ΕΛΠΙΣ「え?え?身体が勝手に…やめ…"ブライトヒール"」

DIT「痛ッ…ぐ…ウゥ…あぁぁぁぁぁ!?!」

天「ふふふ…面白いでしょ?」

ΕΛΠΙΣ「はぁ…はぁ…」

DIT「うぐ…え…ΕΛΠΙΣさん、あまりスキルを使わない方がいい。頬にさっきは25だったのに、今は60の数字が見える」

ΕΛΠΙΣ「私もDITさんの頬に見えます。45という数字が」

天「へぇ~、その数字って"闇の心"がかかってる者同士は見えるんだ。初めて知ったよ」

ΕΛΠΙΣ「これはまさか侵食率?」

天「そうだよ?大丈夫、安心して、既に100%になってる子いるの」

ΕΛΠΙΣ「なんですって!?」

DIT「まさか、あの3人の誰かなのか!?」

天「そうよ?しかも、私に忠誠まで誓っちゃって…ふふふ」

ΕΛΠΙΣ「許せない…人を操るなんて…」

DIT「あぁ、俺も久々、頭に来た」

天「でも、どうするの?エルちゃんはスキルを使えないんじゃないの?」

ΕΛΠΙΣ「その心配には及びません。"ゴッドブレス"!う…ぐ…うぅ…」

DIT「うぐ…くっ…おい、頬の数字が80になってるぞ!?いいのか!?」

ΕΛΠΙΣ「これでいいんです!」

 

ΕΛΠΙΣは天に杖を向ける。詠唱を始める。

詠唱の最中に"アトリビュート・アサイントメント"が発動した。

 

ΕΛΠΙΣ「"ネメシス"!」

天「!?…まずい、これは避けないと…(チリッ)な!?掠っ…て痛ったぁ!?」

 

ΕΛΠΙΣの放ったネメシスは1回撃ったはずなのに2回連続で発動したのである。

 

DIT「アレはハイウィザードのマルチキャスト!?」

ΕΛΠΙΣ「どうやら、薙鎖さんも把握してないスキルがあるみたいですね?もう1発いきますよ?」

天「痛っつ…そんな大技何回も…(MP消費+85%のはず…)」

ΕΛΠΙΣ「残念ながら、今のネメシスはMP消費1です」

天「なんですって!?」

DIT「(この戦いはΕΛΠΙΣさんの頬の数字が100になるのが早いか薙鎖を倒すのが早いかのどちらかとなるだろう。俺も加勢しないとな。ΕΛΠΙΣさんの頬の数字、ネメシス撃って5も増えてやがる)」

 

ΕΛΠΙΣはまた詠唱を始める。

 

ΕΛΠΙΣ「(DITさんが言っているようにどうやら、ハイウィザード因子が私に混ざっているようね。詠唱が長いのもそのせいっぽいけど…)」

天「あ!いい事思いついた」

DIT「嫌な予感しかしないから止めさせてもらう」

天「ふふふ…(【エルちゃんはDITさんにネメシスして】)」

 

ガキィィィン

 

DIT「何がおかしい」

ΕΛΠΙΣ「"ネメシス"!え?ちょ、そっちじゃな…」

DIT「な!?ぐ…ぐわぁぁぁぁぁぁあ!!!」

天「わぁ、凄い威力」

 

バチバチ…バチ…ジジ…ジ…

 

ΕΛΠΙΣ「大丈夫ですか?!DITさん」

DIT「あ、あぁ、大丈夫だ。なんとかな」

ΕΛΠΙΣ「でも、頬の数字が80になってて…」

DIT「気にするな…ΕΛΠΙΣさんの90よりはマシだ。それより、さっき命令されたか?」

ΕΛΠΙΣ「されてません。ですが、撃つ瞬間に杖がDITさんに向いて…」

DIT「まさか、心で念じても命令した扱いになるのか?」

天「そのまさかだよ。それに次のネメシスは私も絶対に避けないとまずいやつだからね」

DIT「次?あ!そうか。マルチキャストが発動してるって事は」

天「そう、エクシードも発動してると私は考えてる。でも、それ、受けてあげるよ(上手く行くかわからないけど、試したいこともあるしね)」

ΕΛΠΙΣ「それなら遠慮なく」

 

ΕΛΠΙΣは再度、詠唱を始める。

 

DIT「邪魔はしないのか?詠唱の最中は無防備だろ?…ん?なんで眼を閉じてる?」

天「集中してるからに決まってる!!」

 

天が次に眼を開くと両眼共に堕黄眼となっていた。

 

天「DITさん、貴方から潰させてもらう。一度しか使えないけど、使わないと貴方達には勝てそうにないわ。"創造"!七つの大罪より"神器ロストヴェイン"!」

DIT「なにぃ!?ロストヴェイン!?って事はまさか?!」

天「それ以上、喋らせるつもりはない!神器解放!」

DIT「ΕΛΠΙΣさん、注意し…うわっと」

 

ガキキン

 

天①「本気出させてもらうわ。ハイウィザード因子発動!スペルブースト!ゼロ・レイ!ビショップ因子発動!詠唱開始!」

天②「じゃあ、私もサムライ因子発動!明鏡止水!ハァァァァ、一閃連撃!」

 

キュィイイイン

キィィン

 

DIT「くっ…(捌くので精一杯だ)」

天③「後ろががら空きよ」

DIT「何!?」

 

ズバッ

 

DIT「グハッ」

天④「隙を与える気はないわよ。ビショップ因子発動!」

DIT「ちょっと待て、まさかそれは」

天④「"ブライトヒール"」

DIT「う…ぐあああああ!」

ΕΛΠΙΣ「DITさん!」

DIT「俺の事はいい!集中してろ!」

ΕΛΠΙΣ「でも…うう…わかりました」

天⑤「いいねぇ、友情だねぇ。天①準備はおっけー?」

天①「もちろん、詠唱はもう終わるよ」

天⑤「じゃあ、とっておきの技見せてあげるね」

DIT「ゼロの後という事は…くっ…殺せよ。どうせ"インペリアルレイ・ゼロ"だろ?」

天⑤「ざんねーん。ちがいまーす。天①やっちゃって!」

天①「"ネメシス・ゼロ・レイ"」

DIT「ネメ…な!?…う…ぐわぁぁぁぁぁぁあ!?!?!(これはまさか光属性のゼロ!?)」

 

シュゥゥゥゥ…バタッ

ズズズ…とDITの身体は褐色肌に変わっていく。頬には100という数字が浮き上がっていた。

 

ΕΛΠΙΣ「DITさん!?そんな…も、もう許しません!これで貴女を消して終わりです!」

天①「私は消えるわね」

天⑤「ご苦労さま。4人いればどうにかなるから大丈夫よ」

ΕΛΠΙΣ「余裕そうじゃないですか!さっき、掠って大怪我した自分を思い出しては?」

天③「さっさと撃って来なさいよ」

天④「そうよ、ビビってるの?」

ΕΛΠΙΣ「最大威力です。消えなさい!"ネメシス"」

 

天⑤「行くわよ」

天②「うん」

天③「えぇ」

天④「はい」

 

ΕΛΠΙΣが放ったネメシスは天に直撃した。

 

天⑤&天②&天③&天④

「「「「全反撃-フルカウンター!!!!」」」」

 

キキキキンという音が聞こえたと思ったら、ΕΛΠΙΣが放ったネメシスがΕΛΠΙΣに跳ね返ってきた。

 

ΕΛΠΙΣ「え…あ…やめ…」バタッ

 

ΕΛΠΙΣはネメシスを撃った反動で侵食率が100%になっており、ネメシスが直撃する直前にΕΛΠΙΣは気絶してしまった。

 

天①「ホント、世話が焼けるわね。私、疲れてるのよ?」

 

キン!

 

天①「全反撃-フルカウンター-!」

 

天が跳ね返したネメシスは空彼方に飛んで行った。

天とDIT&ΕΛΠΙΣの戦いは天の勝利で幕を閉じた。

 

それから数時間前に戻る。

これはよもぎが天から逃げた後の事。

 

よもぎ「ハァハァハァ…伝えなくちゃ」

 

バタンとドアを開けるよもぎ。そこにはひよことましろの姿があった。

 

ましろ「ねぇ?あの剣士、ボコボコにしたいんだけど?」

ひよこ「名前はわかるんですか?」

よもぎ「あぁ!ひよこさん!帰ってきてた!ましろさんも起きて、よかった!」

ひよこ「どうしたの?大分ボロボロだけど」

よもぎ「僕、DITさんのとこにましろさん達の事伝えに行ったんです。そしたら、例の剣士がいて」

ましろ「何!?雪山ってどこの雪山だ!?すぐに向かってやる!」

よもぎ「ダメです!1人じゃ前回の二の舞になります!」

ひよこ「そういえば、シロさんとkumaさんがやられたってホントなの?あの二人、相当強いよ?」

ましろ「私も戦ったけど、よく覚えてなくて、誰かに似てたんだけど、思い出せなくて」

ひよこ「そっか、ましろさんも居たんだもんね。それでも勝てないってやばすぎ。とりあえず、ましろさんも病み上がりだし、私と一緒に雪山目指しましょうか?」

ましろ「ひよこさんには感謝しかない」

ひよこ「じゃあ、行ってくるね、よもぎさん」

よもぎ「あ、はい、行ってらっしゃい。気をつけて…さてと、kumaさん達の看病も続けないと…」

 

よもぎがkumaとシロが寝ている部屋に入るとそこには異様な光景が…

 

to be continue…




今回で闇堕ちしたのがDITさんとΕΛΠΙΣさんになります。

ΕΛΠΙΣさんのパッシブスキルはつくってありますが、DITさんのパッシブスキルは考え中です。一応、スキル名とかは決まってますので、完成したら、オリジナルスキルの方に載せようと思います。

次回はkumaさんが主役となる物語
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。