私の北海道で一番滞在期間の長い町、苫小牧。
港と宿と樽前山しか経由していないのだが、なぜか安心感を感じるほどに親近感が湧いていた。
おそらく、帰るだけだからだろう。
と、感傷に浸る暇はない。
けっこう時間がギリギリなのだ。さっさとフェリー乗船の受付を済ませて、ここ苫小牧で残りのお土産を買いに行こう。
もはや勝手知ったる様子で埠頭へ入り、警備の誘導に案内されるがままバイクを突入させる。
「うおっ、なんかいっぱい居る……!」
フェリーが停泊する真ん前、その駐車場には所狭しと大量の車が。
これ全部、乗客か……。行きの深夜便では全然人が居なかったから、完全に油断していた。
先に受付に来たのは正解だったようだ。あんまりギリギリに来ていたら、この人だかりに呑まれて乗船に間に合わなかったかもしれない。
車は車、バイクはバイクで成す列が違う。
私はバイクゾーンへと導かれ、バイク専用のちっちゃい枠に停め、フェリーターミナルへ足を向けた。
「人、多……」
ターミナルに入ると、やはりというか人で溢れかえっていた。
受付は無人機が数台あり、そこそこ長い列が形成されている。深夜便は人数が少ないから、受付嬢が対応してくれてたんだなぁ。
そんな当たり障りのないことを考えつつ、私も列に同化。
一応、来た時と同じように車検証なども持ってきたが、操作を遠目に見ていると必要ないかもしれない。
そして実際に予約番号を入力するくらいで、あとは乗船カードが輩出されて受付が終わった。めっちゃスムーズ。
「よし」
晴れて受付が終わり、あとは乗船待ちのみ。
時刻は16:00。早過ぎず遅過ぎず、あまりにも完璧すぎるムーヴだ。
さて、ではお土産を買いに行こう。
といってもそこまで遠出は出来ないから、近くのセコマでそれっぽいのを買っ、て……
「……っ、出れねぇ!」
駐車場に戻ったら、そこはバイクだらけだった。
私のバイクの前後左右に所狭しとバイクが並んでいる。これではもはや動くことは叶わん。
ぐぅ、最後にセコマで豪遊したかったのに……!
しょうがない、切り替えていこう。
幸い、お土産を買うだけならまだ間に合う。なぜならこのフェリーターミナルの二階にお土産コーナーがあるからだ。
私は早速二階に向かい、割とオシャンティーな店先に気圧されつつ入店。
乗船1時間前とあってか、それなりに混んでいた。
商品もアホみたいに大量に置いてあるし、船内で食べる用のも買っていこう。
ひと通り購入し、あとはもう本当にやる事がなくなった。
何かないかとブラブラしていると、どうやら三階があるらしい。
三階に登ってまず、私はバルコニーに出た。
目の前には巨大な船が三台停泊しており、実に壮観な光景だ。それぞれがこれから別の海路を行くのだ。
そう思うと、この眼下に集まっている車たちは三分割されるハズ。そこまで乗客は多くならないかもしれない。
そんな楽観視しながら屋内に戻ると、そこは苫小牧と船の展示があった。
3.11の地震での影響からの復興や、純粋に苫小牧の案内ビデオ、さんふらわあシリーズの小型模型などなど。
けっこう見どころのある充実した展示ゾーンで、私はここで30分くらい過ごしていた。
しかし屋内で満喫し過ぎるとフェリー搭乗時間に遅れる可能性があるので、キリのいいところで私はバイクに戻る。
あとは本でも読んで大人しく待つか。
買ってきたお土産を、サイドバッグの底に敷き詰めていく。けっこうギリギリの積載量になってしまった。バッグが少し変形してしまっている。
ふと隣を見ると、おじさんライダーもお土産の収納に悪戦苦闘しているところだった。共感して思わず喋りかけてしまう。
「お土産、入んないですよね」
「え、……ああ。はは、いっぱい買ってしまってね、バイクはこういう所が辛いですよね」
その人はマジでお土産が入りきっていなかった。お菓子の箱が半分ほど飛び出ている。どうやって持ち帰るんだろう。
適当に雑談し終え、作業に戻るおじさんライダー。
私も読書に戻って、最後の時間をゆったりと過ごす。
そこそこ読み進めていたら、唐突に周りのライダーたちが愛車に跨り始めた。
何事かと本を閉じると、どうやら乗船準備が整ったらしい。これから順次移動するだとか。
17:00。
誘導員が登場し、一斉にエンジンが唸る。うるせぇ。
私もその中の一員なのだが、しかしうるさいものはうるさいのだ。
さながら暴走族の集会かのような喧騒の中、一台ずつ進行していくバイクたち。
フェリー後方の搬入口手前で、バイク二列縦隊、ロードバイク一列、車はもう数が多くてよく分からん並びで待機。
これからお世話になるのは『さんふらわあ しれとこ』。至、大洗。行きの『だいせつ』とはまた違う船だ。姉妹船ではあるが。
しばらくすると、トラックがどこからともなくやってきて船の中へ消えていった。
まずはトラックから搬入開始のようだ。それは行きと変わらない。
次に、ロードバイクたちだ。
彼らは燃料を使わず人力だけで、一体どこまで行ってきたのだろうか?
私も仮にもロード乗りなので思うのだが、このデカすぎる北海道をロードで旅しようなどとは全く思えない。
勇者だろう、彼ら彼女らは。割と人数いるし、ロード界隈でも北海道旅は慣習なのだろうか。私はちょっとやりたくないです。
さて、次いでようやく我らがバイク民だ。
ヴォンヴォンヴヴォンとやかましく一台ずつ搬入されていき、私の番に。
前は深夜の雨の中だったが、今は晴れた夕暮れ時。危なげなく搬入口を通過し、指定の位置へ。
二回目なので慣れた手つきでローギア、ロック、荷物回収と鮮やかにバイクから離れる。
船内の壁伝いに歩き、階段へ。
登りきって廊下に出ると、私はビックリした。
「めちゃくちゃオシャレなんだけど」
そう、船内がめちゃくちゃオシャレな空間だったのだ。
行きの『しれとこ』は年季を感じさせるノスタルジックな空間だったが、こちら『だいせつ』の内装はすべて新品かのような綺麗さなのだ。まるで豪華客船のようだ。
間取りも広さもずいぶん違う。姉妹船だがまったく様相の違う船だ。
キョロキョロとお上りさんのように周りを見ながら、割り振られた部屋番号を手に探索し、しばし。
目当ての部屋番号に辿り着き扉を開けると、壁で仕切られた二段ベッドがズラリと並ぶ部屋に入った。ここが今宵の寝床だ。
入ってすぐが私の場所だった。内装の豪華さに比べ、寝床はぶっちゃけ狭い。
ベッド状の部屋とでも言おうか。本当に寝るためだけの空間。船は空間が貴重だということを実感させられる。
まぁテント泊に慣れているので、狭さはまったく問題ない。むしろベッドの柔らかさの分、快適まである。
唯一、ほかの乗客との距離が近いのが難点だが、壁はしっかりしているのでそこまで気にならなかった。
しかし驚いたのは、足元にテレビが備えられていたことだ。
こんな激狭空間でテレビなど流したら、どんなに小さい音でも苦情が殺到するだろうに……と試しにテレビをON。
すると、枕元の壁際から音が出てくるではないか。
なるほど、頭良いー。これなら超極小の音で、寝そべりながらテレビを観れる。でもここまでしてテレビ設置する必要あるか?すべての寝台にあるとしたら、相当数あるぞ……
そんな無駄な考えをしつつ、荷物を隅に置いてサンダルに履き替え、貴重品を持ちいざ船内探索へ。
行きの船より倍近く広いおかげで、間取りを把握するのにだいぶ時間を要してしまった。
とりあえず風呂トイレ食事処を抑え、まずは風呂へ向かう。
まだ皆、乗船でわちゃわちゃしているからな。この隙にゆっくり風呂に浸かろう。
しかし私の目論見は外れ、結構な人数がすでに入浴していた。
くそ、しかしもう気分は風呂だ。入るしかあるまいっ。
風呂場に入ると、やはり中も綺麗なモノだった。
大浴場にデカい窓、数多のシャワー、サウナまである。そこらの銭湯と遜色ない風呂場。
シャワーでサッと体を流し、いざ入浴。
やっぱり熱い。……が、今度は耐えられる。
前回は深夜に雨と二重苦だったが、今は夕方の晴天だ。基本体温が違う。
そんなワケでおそらく同じ温度の湯加減だが、今回はスムーズに浸かることに成功した。体が弛緩する。
(……出発したか)
風呂に浸かっていると、次第にさざ波が立ち始めた。船が出航したことが窺える。
もうこれで完全に北海道とおサラバだ。私のGW北海道道東ツーリングは、これにて終了である。
長いようで短かった、久しぶりの長旅。
私は湯に浸かりながら、この旅の余韻に浸るのだった。
だがまだ厳密には終わりではない。お家に帰るまでがツーリングだ。
風呂から出てベットルームで寛いだ後、私は夕飯を求めてレストランへ向かった。
行きの船『だいせつ』では飲食の購入は自販機のみだったが、帰りのこの船『しれとこ』ではレストランがあるのだ。これを食べない選択肢はない。
そこへ向かうと、やはりというかたいへん混みあっていた。
やっぱり東京とその近郊へ帰る人が多いからだろう。私もその内の一人であるし。
次に北海道へ行く時は、是非とも日本海側から行きたいものだ。
そんなことを思いながら、レストラン手前の発券機にて券を買おうと画面を操作する。
……ふむ、晩ご飯一食のプランと、晩ご飯+朝食の二食プランの券がある。
当然、二食券の方を買うつもりだが、ここで問題が発生した。
支払いは現金のみ。
しまった。船の内装が立派すぎて、まさかクレカ支払いが出来ないとはまったく考えていなかった。
私は急いでサイフの中身をチェック。金が足りなくて食えないとかマジでひもじ過ぎるぞっ。
(……っ、ピッタリだ!)
「うおっしゃ!」
まさかの手持ち紙幣ドンピシャで思わず声が出てしまった。近くの周りの人が私を見てきたので、けっこう大声が出てたらしい。恥ずかしすぎる。
私はさも何事も無かったかのように券を購入、そそくさと店内へ。こういうのは恥ずかしがったら負けなのだ。声は出してすみませんでした。
晴れて無一文になった私は、券を受付に渡してバイキング形式の食事にありつく。
バイキングなんていつぶりだろうか。好きなモノを好きなだけ持って行けるこのシステム、自制心が問われる。
なけなしの現金を放出したのだ、ここで豪遊せずにどこでする。旅の最後の食事、たらふく食わずにいられるか。
……などの心の声が響くが、御すのだ私。
行きの船同様、この船も揺れがある。そして私はこの揺れで
食いすぎは良くない。吐くぞ。
良〜い具合に腹を満たすのだ。腹八分目。これが正解。欲張ってはいけない。
そう自分に言い聞かせ、食物をせっせとトレイに乗せて……お、ビールサーバーがあるじゃん!ビール飲みたいビール!
用意されていたコップはただのグラスだが、構わない。
サーバーにセットし、いざ。
…………あれ?ビールが出てこない。
近くの席を見るとビールを飲んでいる人がいるのでちゃんと出ると思うのだが、何をしても出ない。
店員を呼ぼうかと思ったが、皆忙しそうだ。むぅ、しょうがない。諦めるか。どうせ飲めたところで具合が悪くなるのは分かっているしな。
私は酒を断念し、席に着く。
惜しむらくはこの時の写真を撮っていなく、何を食べたのか朧気にしか覚えていない事だ。確か麻婆豆腐なんかを食べた気がする。
すでにこの時からちょっと船酔いを発症していたので、腹六分目くらいで食事を終えた。
食べるペースもゆっくりだったので、さっきまで雑多だったレストランには静けさが漂い始めていた。
「ごちそうさまでした」
よそってきた分は綺麗に食べ終え、食器を返却して寝床に戻る。
ふぅ、少し早いがもう寝るか。船酔いも手伝ってか、すでにけっこう眠い。
船旅は腐るほど時間があるのだ。惰眠を貪るのも、また一興……
三度寝くらいダラダラし、5/5、7:00。
ようやく起き上がった私は、顔を洗って歯を磨いた後、朝日を浴びるために甲板に出ていた。寝室には窓がないのだ。
その日は快晴。
ところどころ雲はあれど、清々しい天気であった。
吹き抜ける潮風が気持ちいい。グッスリ眠って船酔いも薄れているし、いい朝を迎えられた。
柵に肘を置いて、無限に発生する波を眺める。こうして見るとこのフェリー、だいぶ速いスピードが出てるなと実感する。時速4~50kmくらいか。ノット換算は分からん。
進行方向に対して右手には陸地が見える。この時、すでに宮城県辺りにまで進行していた。
船の動く様子を動画で撮ったりボーッとしたりして、しばし。
さて、もうそろそろ朝ご飯を食べにいくか。
再びのレストランへ向かい、食券を受付のお姉さんに提示する。
「はい。……あの、これ晩成温泉って書いてありますけど」
「え」
間違えて晩成温泉キャンプ場の
まずい、食券どこにしまったっけ。
あった。小銭入れだ。レシートよりも遥かに小さい、切手くらいの大きさだ。レシートと似ても似つかねぇ。
またしても恥を晒しながら、無事レストラン内へ。昨日と同じくバイキング形式だ。
今日のメニューはカレーがメイン。あとパンがあり、ジャムを塗ったくって食べた。美味しい。
ここでも食べすぎてはいけないので、腹もそこそこに立ち上がる。ごちそうさまでした。
レストランを後にした私は、廊下にいくつも点在しているイスに身を沈め、海を望めながら読書を始めた。
ちなみにスマホは航行中、ほぼ圏外のようなものだ。私のように本を持ってくるか、もしくは電子書籍などをダウンロードしておくことをオススメする。……ひと昔前ならDSやPSP、Vitaで暇を潰していただろうな。23年現在はSwitchが主流か。持っていません。
だがしかし、船酔いの民は長時間に亘ってページ・画面を凝視できない運命にある。
例に漏れず、私は一定時間で読書をやめ、散歩したり仮眠したりとウロチョロしていた。船旅向いてねぇな。
午前中に2時間は昼寝していた。
お昼手前で目覚め、もう一度お風呂に入ったり、船内のお土産コーナーでデカい芋ようかんを買うなどして過ごす。これで小銭も使い切り、マジの素寒貧だ。
本当はこの芋ようかんは食べようと思って購入したのだが、小分けではなく一本モノだったので食べるのを断念。しかしお腹が空いていた私は、お土産用に買った北海道限定カップ焼きそば『焼きそば弁当』に手を出した。
給湯室では大仰な給湯器があり、本当に使ってもいいのかと疑問に思いながらお湯を注ぐ。
このカップ焼きそばにはスープの素が付録してあるのだが、あいにくと器がない。
私は仕方なく火薬と共に投入した。これで下味がつくだろうと素人判断だ。
お湯(スープ)を捨て、いざ実食。
うん、空きっ腹に甘いソースが染み渡る。できれば七味が欲しいな。スープの味は分からん。
他の乗客が寛いでいる中、一人焼きそばの匂いを撒き散らす男。ちょっと気まずい。
頑張って素早く完食すると、13:00頃、丁度船内アナウンスが流れた。下船準備だ。
容器を捨て、寝台に戻る。
荷物はすでに纏め済みだ。後はサンダルから登山靴に履き替え、上着を羽織り、忘れ物がないかチェックするだけ。ヨシ!
そして着岸まで、ベッドルームでの読書で過ごす。割とこの閉鎖感が居心地いいのだ。
最後の快適時間を過ごしていると、ふと船の揺れが止まっていることに気付いた。もう着いたのか。
ちょっと急いで靴紐を縛る。
外套も着て完全装備になると、人の流れにしれっと乗って移動。
エレベーター待ちしていたが、私は横の階段を颯爽と降りていく。まだ若いからな。エレベーターなんて使わんよ。あのフワッとする瞬間苦手だし。
何階まで降りればいいか分からないが、とりあえず最下層まで到達。通路に出ると、大量の車とご対面。どうやら合っていたようだ。
階段から出て正面奥まで歩いていくと、そこがバイクゾーンだ。ありがたいことに、私のバイクはその最奥の壁際である。分かりやすい。
後は順次、案内されるのを待つのみ。
この船を降りれば、北海道とは完全に断たれる。
ここまで来ると、もはや早く家に帰りたい一色になってくる。約一週間分の疲れがドッと押し寄せてくるようだ。
勝手知ったる大洗とはいえ、自宅まではまだまだ遠い。GWも終盤で帰宅ラッシュの波が発生しているだろうし、緩む気を引き締めねば。
前列の方がやにわに騒がしくなり、下船が始まったことを察する。
車が次々と排出されていき、スペースが出来上がる。私たちバイカーはバイクの向きを順次反転させ、エンジンを始動させて待機。排気ガスの臭いが篭もる。
14:30。とうとうバイクが出始めた。私は周りの状況を見ながら、自分の番を待つ。
互いに目線だけで次に誰が行くかを察し合い、譲り合う。妙な信頼感が生まれる中、残り五台くらいで私が行く順番になった。
ゆっくりと走り、点在する誘導員に従って進む。
外から差し込む眩い光の中、その先のタラップを駆け抜ける。
半日ぶりの上陸。帰ってきた。大洗に到着である。
私はフェリー場で止まらず、そのまま帰路に就く。感傷に浸るのは帰宅してからだ。
……と思っていたのだが、急ぎすぎたかもしれない。
暑いのだ。
この日はよく晴れていて、夏日一歩手前の気温であった。完全冬装備の状態で下船した私の格好は、完全に間違いだった。
そして極めつけは、渋滞。フェリー発着場から出てすぐの道路は、速攻で渋滞していた。高速道路へ向かう道は、もはやピクリとも動いていない。
(コッチから行くか)
できれば即高速道路に乗って帰りたかったが、仕方ない。
車の動きがスムーズな方……、知らない道へシフト。何とかなるだろうの精神だ。あと暑いから早くレイヤード変更したいので、どこかで停まりたい。
逸れた甲斐あって渋滞こそ脱したが、しかし至極当然の事象が発生した。
道に迷った。
迷って最初に発見したコンビニで、服を脱ぎながら道を検索する。だいぶ遠回りしてきたようだ。
距離と時間的にも高速に乗らないと日没までには帰れないので、ひとまず最寄りのICを目指す。一度乗ってしまえばあとはコッチのものだ。
そう楽観していたのだが、いざ高速に乗ると速攻で渋滞に捕まってしまった。東京方面行きがヤバい。
その後、SAで休もうとしたらそこも渋滞していて、私は泣く泣くスルー。JCTを過ぎてようやく交通の風通しが良くなり、トイレと自販機だけのPAに寄り、芝生の上に寝転ぶ。
「疲れた……暑いし……」
本土に帰ってきてから数時間で疲れた。
金を払って渋滞に巻き込まれることの、なんと虚無感か……。やはり渋滞は悪。
そこからはストレスなくバイクをかっ飛ばせ、18:00には無事帰宅。
私の北海道遠征はこれにて終了した……
「あ、蟹届いてる」
蟹。
一昨日の、5/3に発送した蟹だ。
コイツも遠路はるばる、私より先にやってきたのだ。この群馬に。
口内に思い出が蘇る。コイツの味が。
私の初めての北海道ツーリングは、この蟹パーティーにより幕を閉じた。
蟹は絶対に食べた方がいい。ウマいぞ。