灯里「はひぃ…なんだかいろんなことがありました」
アリス(キャ)「でも、もうちょっとだけでっかい続くのです!」
藍華「それやめて、すごく長くなりそう」
灯里「でも、もうちょっとだけ続きます」
「よかったわ、なんでもなくて」
「まったく人騒がせね、灯里」
「でっかい驚きました」
「すいません、お騒がせしました」
藍華ちゃんが少し休んでいると、アリスちゃんとアリシアさんも来てくれました。
「それにしても…アンタの話は夢なのかうつつなのかわからないわね。
つまり、ケット・シーと時空震が共鳴して灯里が過去の世界に飛ばされたってことでしょ?」
「あらあら、いいじゃないの。
とっても夢があって…それに灯里ちゃんは今までもそういう体験をしてきているから、少しうらやましいわね」
「アリシアさん…」
そういうとアリシアさんは、相変わらず素敵な微笑みをくれました。
その微笑みには、私も、藍華ちゃんも、アリスちゃんも、みんなうっとりしてしまいました。
「あ、アリシアさん、今日は…すいませんでした」
「あらあら、大丈夫よ。
今日は協会で事務作業をする予定だったから、ちょうどいい気分転換だったわ」
「それならよかったです…あと、実は…」
そして、幻想郷で少しだけ考えていたことをアリシアさんに告げた。
「私、新入社員を取ろうと思うんです」
「そう…ついに、というか、やっとね」
「ほへ?」
「ARIAカンパニーのことを考えると…必要なことだけれど、灯里ちゃんに私は無理強いしたくなかったの。
だから…灯里ちゃんからそう言ってくれてよかったわ」
「アリシアさん…はい、もう大丈夫です。
私、がんばります…だから」
「ん?」
「応援、してくれますか?」
「あらあら、当り前じゃないの。
大丈夫よ灯里ちゃん…だって、灯里ちゃんは私にまっすぐぶつかってくれたもの。
灯里ちゃんもまっすぐ育っててあげて」
「はひっ! 早速募集かけますね!」
そう言ってもう一度、アリシアさんは微笑んでくれました。
だから、私は、大丈夫。
それから数日後…。
Tellllll Telllll…。
ARIAカンパニーの電話が鳴りました。
「はい、ARIAカンパニーです」
『あ、私、朝比奈みくると申しますが…』
「あ、みくるさん!!
灯里です!!」
『あ、灯里さん? よかったです。
えっと…二週間後、火星(アクア)に行く用事がありまして…紫さんも都合よさそうなので、灯里さんのゴンドラに乗せていただけないかと…』
「え、あ、はい、大丈夫ですよ?
ご希望の時間は?」
『えっと、2週間後の水曜日、午後からでお願いします』
「はい、大丈夫ですよ。
わかりました…えっと、みくるさんと紫さんですか?」
『アリスさんも一緒です! お願いします!』
「あ、わかりました、よろしくお願いします!」
ガチャリ。
「ぷいにゅー?」
「あ、アリア社長。
みくるさんと紫さん、アリスさんが来ますよ!
ゴンドラに乗ってもらえますよ!」
「ぷいにゅー!!!」
二人で喜ぶことができました。
「こんにちは~」
「ごきげんよう」
それから2週間後の水曜日。
「あ、みくるさんに紫さん、いらっしゃいませ!」
「へぇ、いい場所にあるのねぇ、あなたの会社」
「アリスさんも! 本日はありがとうございます!」
「ぷいぷーい!」
アリスさんにアリア社長が抱きつきました。
「わぁ、もう、アリア社長ったら…」
「ごめんなさいね、アリスさん…」
「ん? どうかしたの、灯里ちゃん?」
ふと、アリスさんや紫さん、みくるさんと会うと、もう一人、どうしても会いたかった子がいない、そんな風に思いました。
「…灯里ちゃん。
物足りないかしら?」
アリスさんがいたずらっぽく微笑みました。
「あ、いえ…そんなこと」
「誰か足りないのかな? ねぇ、灯里ちゃん!」
「ほへっ!?」
その声に、私はハッとしました。
「えへへ、連れてきてもらっちゃった!」
「小傘ちゃん!!!」
「この子は連れてこないといけないような気がしてね。
喜んでもらえてよかったわ」
そう言って紫さんとみくるさん、アリスさんも微笑みました。
「はひっ!
ありがとうございます!
では、皆様、お手をどうぞ!!」
そう言って私は、三人に手を差し出しました。
これが今回私が体験したことすべてです。
楽しかったんだけど、ちょっとだけ不安になったりしてしまいました…。
ではまたメールしますね。
灯里さん。
また不思議な体験しましたね。
今度火星(アクア)に行ったときに、もっと詳しく聞かせてね。
あと、会社で新人さん募集するんだ。
あの。
もし、よければでいいんだけど…
~fin....~