CODE:SCARET   作:三日月恭平

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クイーンの影響でキョウスケさんが壊れてしまいます
ルビーとアイはキョウスケさんを止められるのか?



EP12 Crying of blood destroys the reason

何かおかしい

異常に静かすぎる

私はそう感じていた

けどなんとなく、おかしな状況が続いていたのも事実

だとすればキョウくんだ

私はそう思ってコンビニの前に走って行ったらいなかったしどこに消えたのかわからない、けど近くにいる。ただその時はまだ知らなかった。私が見たキョウくんは私の知っている彼ではない姿になっていたことを

 

OP残響散歌

 

ルビーSIDE

ママとフリルちゃんは無事だった

キョウ兄の手回しでリョウさんやジンさんのおかげで助け出す事に成功して今に至るんだけど、なにかおかしかった

ルビー「あれ?キョウ兄は?」

アイ「キョウくんがいない⁈」

そう戻ってくるハズのキョウ兄が戻って来ないのだ

ママはそれに気づいていた、フリルちゃんも首を傾げていた

普通なら戻るキョウ兄が戻って来ないなんてありえない。あの時も普通に戻ってきていたし、なぜか今回に限って戻らない

その答えを知るべく私はママたちが隠れていたコンビニの前を少し見に行った。しかしキョウ兄の姿はなかった、ただ気になったとすれば青い血の様なものが道路に付着していた。

リョウ「ジン兄、これって」

ジン「クイーン?でも神骸はアイツが封印してるはずだろ?」

リョウ「だけど、なんか変だな」

ジン「辿るか」

2人の会話聞いて私とママ、フリルちゃんはついて行くことにした。キョウ兄に一体何があったのか?私達は知らなくてはいけない。ただ私達はこの時まだ知らなかった、キョウ兄が私達の知る姿ではなかったことを

ルビーSIDE END

廃墟ビル

アイSIDE

キョウくんがどこに行ったか探すため、リョウくんやジンさんについてきた先は廃墟となったビル。どうやらここにいるらしいけど、一体キョウくんに何が起きているんだろう?私は心配だった。

しばらく階段を登っていたら何やら悲鳴と何かが折れる様な音が聞こえた。それを聞いたリョウくん達が走っていたのを見て私達も後を追った

広い会議スペースに来た時の光景は凄惨なものだった

壁一帯には血が、床には引きちぎられたのか腕や足、裂かれた身体が転がっていて見るに耐えない状況だった

フリル「ウプッ!」

アイ「大丈夫⁈」

ルビー「なに、これ」

キョウくん1人でやったにしてはこんなのは見たことがない、それを見たのかフリルちゃんが気分が悪くなったらしく吐いていた

そんな状況ではあったけど私達はキョウくんがいるであろう場所に辿り着いた

リョウ「ジン兄アレ!」

ジン「やったみたいだな!」

リョウ「キョウスケは大丈夫なのか?」

2人がキョウくんを見つけたらしく私達は急いだ

どうやらキョウくんは生きているみたいだった

アイ「キョウくん?」

ルビー「キョウ兄!」

キョウスケ「....」

フリル「キョウスケさん?」

ただこの時私達は気づいてなかった

キョウくんの理性が壊れていたこと、私達の知る彼ではなかった事を

キョウスケ「...!」ギロ

リョウ「待て、なんかおかしいぞ!」

ジン「この殺意は...」

キョウスケ「ハァァァ...」

リョウ「目が青くなってやがる!離れてろ!」

ジン「まさかアイツ乗っ取られたか!」

キョウスケ「グァァァ!」

その時の彼を例えるなら人を辞めてしまっていた何かだった

キョウくん、一体何があったの?

リョウ「クイーンにしてはおかしくないか⁈」

ジン「コイツ、クイーンと戦ってる⁈」

キョウスケ「グッああ!オマエノ血ヲヨコセ!」

リョウ「キョウスケ!落ち着け!」

ジン「ジリ貧もいいとこだぜ」

リョウくん達が危機的な状況になった時だった

ルビーがキョウくんを抑えていた

ルビー「キョウ兄!」

キョウスケ「グァァァ」

リョウ「ルビーなにしてんだ!逃げろ!」

ルビー「ママは大丈夫だから!生きてるから!」

キョウくんに私が生きていることを必死に伝えるルビー

死んだと思っているのか錯乱しているキョウくん

2人がこんな状況になっていたのは不思議だった

キョウスケ「ハナセ!」

ルビー「キョウ兄!私だよ!ルビーだよ!」

キョウスケ「ハナセ!ヤツヲコロス!」

ルビー「キョウ兄ダメ!そんなキョウ兄見たらママが悲しむよ!」

抑える為とは言えキョウくんの力が強すぎるのかルビーが振り落とされそうになる

けどルビーは諦めなかった、そうだよね。

だって大好きなキョウくんだから

なら私も行くしかないよね

リョウ「ルビー!無理すんな!」

アイ「私とルビーに任せて」

ジン「アイ!」

ルビーが抑えてくれている今ならできる

キョウくんに私が向かい合えるチャンスは今しかなかったから

アイ「キョウくん」

キョウスケ「⁈」

アイ「私だよ、わかる?もう終わったよ、暴れないで」

キョウスケ「ア、アイ」

アイ「疲れたよね?もう暴れなくていいよ」

キョウスケ「アイ...」

パタ

ジン「止まった...?」

リョウ「ルビー、アイ…お前ら一体...」

止まったまではよかった

ただ私が恐れていたことが起きた

あの時夢で見たものが現実になってしまった...

アイ「キョウくん...!キョウくん!」

ルビー「キョウ兄...!返事して!」

それは何かが抜け落ちていたキョウくんの姿だった

 

自宅アパート

キョウくんをルビーとフリルちゃんの力を借りて家に連れて帰った。私と共用している部屋のベッドで寝かせたけど目覚める気配は無く、静かに目を閉じていた

フリル「私はオーナー達のとこに行くね」

ルビー「ありがとうね」

フリル「大丈夫、後でレナさん来るから」

ルビー「わかった」

ルビーがフリルちゃんを見送ったあと部屋に来て泣き出した

ルビー「キョウ兄...なんで...起きてよ...」

その一言で私は全てを失ったかのような気分になりキョウくんの前で泣いた、今まで以上に辛かった。もう死んだような感じになってしまった。

アイ「キョウくん置いていかないで!起きて!お願い!起きてよ!」

目覚める気配の無い彼に向かって私達は泣いた

あのキョウくんが死んだと思うと辛くなって来たから。

リョウくんから話を聞いたのかレナさんが来てくれた

キョウくんの顔に触れて何かに気づいた

レナ「2人とも心配しないで、さっきの暴走で気を失っているだけ。レヴナントは簡単に死にはしない、けどアイツがこっちに帰ってくるかはわからない」

アイ「キョウくんが帰って来ないかもしれないの?」

レナ「帰って来ないというか、クイーンの血がアイツを拘束してる。引き戻せるかどうかは、アンタら次第かな」

レナさんの一言で気を失っているだけだとわかり、安心した。ただキョウくんが帰ってくる為に私はできる事をするしか無い

ルビー「ママ、どうする?」

アイ「キョウくんを呼び続ける、いっぱい話しかけて、たくさん手握って、たくさん抱きしめて呼び続ける」

ルビー「私も手伝っていい?キョウ兄がこのまま帰って来ないなんて嫌だよ、アクアやみんなが悲しむ姿は見たくないよ」

レナ「わかった、やるのはいいけどその前にアイツの記憶見たほうがいいよ。ヒントはそこにあるはずだから」

私はキョウくんが向こうで何をしていたかをまだ知らない、ルビーやアクアもキョウくんの事をマンガでしか知らない。

アイ「キョウくんの記憶?」

レナ「うちらのいた世界でのね、アイツ多分見せないつもりだけどアンタ達に覚悟があるならそんなの突っ返してクルスに見せてもらいな」

その一言で私は決断した

キョウくんを救いたい、幸せそうなキョウくんが私の知っている姿だから。束縛する様なことをしたけど私は彼が大好きだし、みんなの大事な宝だから

アイ「あの世界でキョウくんに何があったのか知らないといけないね」

ルビー「ママ、キョウ兄見るなって」

アイ「今はキョウくんが帰ってくることが大事、だから記憶を見ないといけない」

ルビー「うん」

わかってるよルビー、でも私はキョウくんが大切な家族だと思っているから。だから私は知りたい。その上で彼を救いたい、私にとって大切な家族の1人だから

アイSIDE END

 

ED With You




アイちゃん、ルビー、君たちならできる!
さて次回はアイとルビーがついにキョウスケさんの記憶を巡ります
レナの助言にあった彼を連れ戻すヒントを見つけることができるのか?
次回予告
アイ「これがキョウくんの記憶」
キョウスケの記憶は血に染められていた
ルビー「キョウ兄、あの時言ってたのって、これだったんだ...」
果たして連れ戻すヒントを見つけられるのか⁈
アイ「キョウくん待ってて、必ず連れ戻すから」
次回Blood-stained scarlet memories
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