CODE:SCARET   作:三日月恭平

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キョウスケを取り戻す為に記憶を辿ることを決めるアイとルビー
封じられた過去に彼を連れ戻すヒントはある
アイ達は過去の記憶へ踏み込み、彼を救う為に動き出す
それが自分がレヴナントになっていた事を知ることになったとしても


EP13 Blood-stained scarlet memories

彼の魂はクイーンが持っている

取り戻すために彼の記憶を辿るしかない

彼が帰ってくる方法は必ずある

たとえそれが私達がレヴナントに変わっていてたとしても

 

OP 残響散歌

 

自宅アパート

アイSIDE

私はキョウくんの記憶を見るか悩んでいた

彼は過去を話したがらないのは知っていたし、聞こうとしたら必ずこう返されていた

キョウスケ(俺の記憶はお前らが思う以上に重いぞ、見るなら覚悟決めろよ)

そんな事があって私はキョウくんの過去を知らないまま一緒にいた、でも今は状況が違う。キョウくんが帰ってくるためには記憶を辿るしかない。彼に怒られるのはわかっている、けれどそんな事を気にしてはいられない。

クルスを呼んだのもキョウくんを連れ戻す為

だから私はキョウくんの記憶を見る覚悟を決めた

 

ルビー「ママ、本当に大丈夫?」

アイ「うん」

クルス「本当にいいんだね?これから彼の記憶を見せるけど、耐えらない時は言ってね」

アイ「わかった」

ルビー「うん」

今まで知る事が出来なかったキョウくんの記憶

彼を助ける為のヒントを見つける為私はクルスの力を借りてルビーと辿る事になった

 

キョウスケの記憶

記憶の中私達はキョウくんがレヴナントとして初めて死んだに等しい場面を見た

ジャックさんと組んでいたのは知らなかった

あの2人が身構えた先にいたのはリョウくんが言っていたクイーンだった

 

「マナーの悪い客がいるな」

「やるか?組長」

「やるぞ新入り!パーティは終わりだ!」

 

キョウくんとジャックさんが連携を取りクイーンに立ち向かっていった。しかしクイーンと呼ばれるだけあってかジャックさんとキョウくんは中々状況を打破できない

クイーンの攻撃の一部がキョウくんのマスクに当たりキョウくんが苦しんでいた

そんな時だったかキョウくんとジャックさんの上司がバリアを貼って2人を守ってくれていた

キョウくんは隙を見て牙装を出してクイーンに一撃を浴びせた

「これで、終わりだ!」

ザク

しかしキョウくんは唖然とした、そうクイーンの正体はクルスだった

「まさか、お前は...嘘だ」

クイーンを倒したあとキョウくんの体にあの異変が起きた

ドクン

「は、う、うわぁぁぁ!」

「お前の覚悟、しかと見た」

「後は任せろ、今はどうか安らかに眠れ」

ドス

「う、あ」

それを見たジャックさんはキョウくんを介錯という形で殺した

私は言葉が出なかった、あのキョウくんが死んでいたことを理解出来なかった

アイ「キョウ、くん」

ルビー「嘘だよね、死んだの?」

クルス「死んでないよ、霧になっただけ」

そんな事があってキョウくんはクルスによって生き返って、イオやエヴァさん、ミア達と出会い、継承者と言われたアウロラさん達に託されたり、心を返したりし、諸悪の根源を倒して最後の戦いに向かっていた

「シルヴァ、バケモノになっちまって...お前は俺達が止める!」

キョウくんがそういって走り出しかつての上司をその手で倒した、しかし私やルビーは漫画での彼しかわからない。漫画とは真逆で彼は自分を捨てていたのだ

「やったか⁈」

ゴゴゴ

「復活まで時間がない!やれるか、新入り!」

「やってみるさ」

ザク

「グッ、うわぁぁぁっ!」

苦しみは耐えられるものではないのは見ていてわかった

痛みは倍近くのものだった

「キョウスケ!」

「ルイ!姉貴に会ったら愛しい弟は立派だったって伝えてくれ」

「わかった、必ず伝える」

「約束忘れるなよ」

「キョウスケ!あなたのこと絶対忘れないから!私は何度でも会いに行くから!」

「ミア、ミサキの面倒しっかりみてくれ。彼女に俺の事聴かれたらどこかで見守ってるって言ってくれ」

「うん!」

「さて、お前らの相手はこの俺だ!アイツらの未来はお前らに渡さねぇ!我慢比べのメインイベントといこうか!」

彼は苦しみながらもクイーンの神骸とキョウくんの世界の赤い霧ヴェインに立ち向かっていた。仲間が生きる未来の為に

 

「俺を舐めんな、俺が負けるわけないだろ...クルス、これでいいんだよな...これで...」

吐いた血で赤く染まったマスクを外すこともなく、キョウくんはふらつきながら椅子に向かっていた

力無く椅子にもたれ掛かり意識が切れかけていたのか目が虚な状態だった

「もう立てねぇ...完全に無理したな...みんな、元気でな...あとのこと頼むぜ...少し寝るか...」

それを最後に彼は永遠とも言える眠りについた

その隣にはイオの姿があった、身体は石になり始めキョウくんの手を自分の頬に当てていた。彼を、彼といた時間と思い出を忘れないために

「いつまでもあなたの側に」

その一言を最後に彼女は石となって彼の側で眠りつく形で添い遂げたのだ

そこで彼の記憶は終わった

 

全てを守る為に1人犠牲になったキョウくんの姿を見た時、私とルビーは初めてキョウくんが見せたがらなかった理由の意味を知った。

彼の言う通り、私達が見るには重すぎたのだ。全てが血に染まっていた記憶、彼が見たもの全てが私達にとって重すぎたのだ。

クルス「これが向こうの世界の彼の記憶、漫画の彼とは全く違うでしょ?」

アイ「キョウくん...頑張ったんだね、みんなを助けるために1人犠牲になって」

ルビー「キョウ兄、あの時言ってたのって、これだったんだ...私がミアに似てたんだ」

クルス「知っているとは思うけど彼は1人で抱えてしまう。私1人やアイ達の力だけじゃ今の彼を救うには足りない、でも私たちが手を取りあえばきっと彼を救える」

 

クルスの一言で確信とは言えないがわかった事がある

キョウくんはあの場所にいる。彼が最後の戦いをしたあの場所に

 

アイ「クルス、私レヴナントになる」

ルビー「ママ!キョウ兄が俺みたいになったらダメだって言ったじゃん!」 

ルビーの言うことはわかる

確かに私達が彼のようになって欲しくないのはわかる

けど私はもうキョウくんを失いたくない、彼1人に負担させたくない。その想いが強かった

アイ「キョウくん1人に負担させるくらいなら、私が半分負担する以外どうにもできないよ」

そんな話をルビーとしていた時だった

クルス「2人ともレヴナントになっているよ」

クルスのその一言に私とルビーは驚いた

アイ「え?」

ルビー「キョウ兄みたいに手術してないよ?」

言われてみれば私達は手術を受けていない

でも私は一つだけ心当たりがあった

それは初めてキョウくんと出会った時だ

あの日キョウくんは私を庇って右腕を裂かれていた

虚な目で右腕を押さえて木に寄りかかっていた彼を私が病院に連れて行った時彼の血に触れていた

クルス「彼の血触ってたでしょ?」

アイ「もしかしてあの時に」

クルス「あなたが彼を助けた時、彼の血を触ったの覚えてない?」

アイ「私が夢見たのってキョウくんの血の影響って事?」

クルス「うん」

そう言えばキョウくんが触れたらヤバいって言ってた事を私は思い出した。ようやく理解出来た、このことを意味していたんだと、ただひとつ疑問なのはルビーがレヴナントになった理由

 

ルビー「私がレヴナントになったのはなんで?」

クルス「別の理由があるとしたらだけど彼の血があなたやアクアにも作用するとしたら、アイの血の繋がりという形で変異した可能性があるかも」

アイ「もしかして突然変異したの?」

クルス「多分」

理由はよくわからないけど取り敢えず、ルビーと私はキョウくんと同じレヴナントになった。

そしてはっきりわかったのはキョウくんがいる場所、彼を助ける為のヒントだ

 

クルス「彼は血の牢獄でクイーンに拘束されている、助ける為には私達がやるしかない」

アイ「うん」

ルビー「でも勝てるかな?」

クルス「大丈夫、強力な助っ人が2人いるから」

私はまだこの時知らなかった

そのうち1人は私が知るあの人がいる事を

 

ED With You

 




ついに場所を特定したアイ達
果たしてキョウスケを救うことができるのか?
次回予告
キョウスケ奪還作戦開始!
アイ「キョウくんを連れ戻そう!」
クイーンと対峙
ルビー「アンタにキョウ兄は渡さない!」
クイーン「彼は私の棺、手放すわけにはいかない」
そして現れた助っ人
ゴロー「俺たちは必ずやってみせる!」
さりな「あの人は私達の夢だから!」
次回 Thirsty Heart
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