ルビーに危機が迫る時キョウスケが死の淵に...
その日の夜、ジンとゆらさんを送って俺はバーに行った
たまには1人で飲みたい気分になってたのもあって、自宅アパートに戻らずバーで一杯飲んで帰ることにした。
そこにいたヤツがディアブロだったのを後々知ることになり、死にかける結果になるのは知らなかった。
OP残響散歌
俺がこの世界に来てから行くようになったBar Zaleskaに着き、隣の席の若い客に相席をできるか聞いた
キョウスケ「隣いいかい?」
?「どうぞ」
マスター「ご注文は?」
キョウスケ「ヘルファイアナイト、氷はロックアイスで飾りはレモンを」
いつものカクテルを頼むのを見いていたのか、隣の客は不思議な顔をしていた。
?「変わったものを頼まれるんですね」
キョウスケ「変化のない人生はクソだからな」
?「なるほど」
気になったらしく聞いて来たので質問に答えた
彼の携帯のストラップが気になった、どうやらドーム公演のストラップのようだ
キョウスケ「アイドルユニットのドーム公演限定ストラップ...か。やめとけ、ロクなことは起きないぜ」
「なぜそう思うんです?」
食らいついたあたり何かある
俺はそう考え話をした。
キョウスケ「こんな話を耳にしてな、女がある男と仕事関係とかで付き合ってみたらカマキリみたいに食われて死体になるってな」
?「物騒な話ですね」
返しからしてなにか知っているようだな
もう少し話をして詰めるか
キョウスケ「最近だが、そいつが俺のダチの女に手出して血祭りにされたって話なんだが、アンタ知ってるかい?」
?「もしかして片寄さんのことです?」
やっぱりな、ゆらさんの件はこいつだ
キョウスケ「お前手出したの?」
?「まぁそこまで言われたら認めますよ、ただ、邪魔が入りましたけどね」
少し顔が曇ってきていたこの感じだと当たりだな?
もう少し詰めてみるかと思い吾郎やアイの話題を振ってみた。
キョウスケ「それに過去にある医者を殺したり、殺し屋差し向けて俺の同居人消そうとしたろ?」
?「よくご存知ですね、もしや探偵か何かです?」
キョウスケ「しらばくれるな、サイコ野郎。ゲロみたいな血の匂いの正体がテメェなのはわかってんだよ」
曇りながらも我関せずな顔をしているので、睨みつけた
ただペース一つ乱さないのが逆に不気味だった
「まぁ僕を糾弾するのはいいですが、よく周りを見てください。あなたにもわかるはずです、僕たち以外にカメラを隠し持った人間がいる。丁度僕たちの後ろの席に」
何やら俺たちの事をネタにしたい奴らがいるらしい
確かに迷惑だな
キョウスケ「すぐに出たいから共闘しろと?」
?「話が早くて助かります」
キョウスケ「話はその後だな。マスター、迷惑料と俺と隣の客の...」
ヒカル「カミキヒカルといいます」
キョウスケ「ヒカルくんの酒代だ、ちょいと暴れるからカウンターの下にいな」
マスター「は、はぁ」
マスターには悪いがカウンターの下に隠れてもらおう
なんせここからは18指定だからな
ヒカル「このバーは撮影許可無しでのカメラの使用は禁止なんですが?」
キョウスケ「いつもやってんなこの感じだと」
話の通り悪徳なパパラッチだった
一捻りして黙らせとけばなんとかなりそうな気がしていたが、現実は悲惨な結果になった
それは彼の目が狂気に満ちていたのか、逃げる隙を与えなかった
ヒカル「逃すわけないじゃないですか?」
パパラッチ「ギャァァ」
灰になるまでヤツは悪徳パパラッチをいたぶり続けていたのだ
その時はまぁなんというか地獄だったとしか言いようがなかった
そんな帰り際こんな一言を言って去っていった
ヒカル「幸せになれたらいいですね」
俺はその意味がわからなかったのと同時に、ヤツがディアブロの持ち主だと気づいてなかった。
翌日俺はアイスクリーム屋でいのりに昨日の一件を話した
その時彼女があまり良くない顔をしていた
いのり「ジンに続いてあなたも会ったのね...」
キョウスケ「ああ、あの時はヤバかった」
あんな光景を見せられたら、流石に血が凍るほどの恐怖を覚えた
想像の斜め上を行ったレベルだし、言葉にし難い何かだった事は間違いなかった
いのり「彼は多分次にあなたを狙うかも、ジンの様になるかもしれないから気をつけてね」
キョウスケ「ああ、あのジンがあれほどの怪我をしたからな。用心するよ」
ジンがあそこまでやられたのは付き合いの長い俺からしたら信じられない事だった
少し用事を済ませるため事務所に行くとマコトとレイカがいた
マコト「大将!いいところに!」
レイカ「いいタイミングね」
キョウスケ「マコト!それにレイカ!」
レイカはマコトの友人で俺にバイク屋を紹介してくれたレヴナント、かつてヘルファイアレイカと呼ばれたほどの銃剣使いである
実は用事というのは俺がカミキヒカルについてこの2人に調査を依頼していた
レイカ「ジンとアンタが会ったカミキヒカルって人、かなりヤバいわよ。プロダクションの社長で経営者みたい」
キョウスケ「その社長がなんでアイやゆらさん達を?」
レイカ「多分自分に不都合な存在だったのが理由かも」
マコト「とんでもねぇサイコパスかもだからご用心、火の用心で頼む」
キョウスケ「ありがとな」
そうなるとかなり厄介だ、こうなると慎重に立ち回る必要がある
しばらくは大人しくしたほうが身のためだな
それから数日したある日のこと
俺は1人出かけていた
キョウスケ「さて、晩飯何をしようかな」
そんなことをいいながら散歩していた時、あの血の匂いがした
キョウスケ(この匂い...まさか)
そう思って匂いの場所へ向かうとルビーが戦っていた
相手はアイツだった
キョウスケ「よお、ルビーに何のようだ?」
ヒカル「これはこれは、あの時以来ですね?」
キョウスケ「人の彼女に手出しやがって、まだ懲りてないのか?モラルってのを覚えたほうがいいんじゃないか?」
ジンやゆらさんの時と言い、もう少しモラルを学ぶべきなんじゃないかと思うレベルだったのは言うまでもなかった。
ヒカル「初めて言われましたよ、そんなこと。けど、これから死ぬ人に何も関係はないですが」
なんか気に入らない物言いだが、やる事は決まっている
こうなればやるしかない
キョウスケ「一体どこの誰が死ぬんだろうな?俺の知ったことじゃねぇけど、お前がくたばるんじゃないか?さぁてメインイベントといこうか⁈」
ただヤツのパターンはやりにくい
薙ぎも当たらないし、逆に動きが読めない
キョウスケ「チィ、キリがねぇ!」
ルビー「キョウ兄、私も手伝う」
キョウスケ「無理すんなよ!」
ルビー「やりにくいから気をつけて」
俺の苦戦に気づいてかルビーも加勢してくれた
しかし、ヤツは冷ややかな笑みを浮かべていた
ヒカル「あなた達は面白いですね。でも終わりですよ」
ルビー「グッ!」
キョウスケ「なんだ今の⁈」
ヒカル「どうしました?この程度ですか?」
妙な圧というか変な感じがした
時間が一瞬消し飛んだような感じがした
ルビー「舐めるな!」
キョウスケ「ルビー待て!」
ヒカル「甘いよ」
ルビー「嘘、消えた⁈」
かと思ったら瞬間移動をしてルビーの攻撃を躱し、背後を取っていた
キョウスケ「後ろだ!」
ヒカル「ここだよ?」
ルビー「しまった!」
キョウスケ「させるか!」
間一髪、俺が剣でガードしなんとかなった
だがそれで隙ができてしまったのか
ヒカル「そこです」
キョウスケ「ガァァッ!」
俺は左腕をヤツに斬り落とされてしまう!
ルビー「キョウ兄!」
キョウスケ「ルビー大丈夫か?」
ルビー「でも!」
キョウスケ「心配すんな、コイツは俺が!」
しかし、ヤツはあの日同様手を緩める事はなかった
ヒカル「全く、無駄な努力だ」
キョウスケ「な?」
ザクザクザクザク
キョウスケ「ウグゥ、カハッ」
ヤツの冥血から作られた槍がエグいぐらいの数が飛んできた
ルビー「キョウ兄!無理しないで!」
キョウスケ「...まだ..だ。ま..だ、終われ..ない...」
ヒカル「左腕を無くしているのにまだ立つんですか?でも終わりですよ」
馬鹿が、これくらいでくたばるほど甘くないんだ
キョウスケ「そう...かな?この...距離なら...」
諦めが悪い俺が簡単にくたばるはずが無い
だから俺は生き残れたんだよ
ヒカル「な⁈」
キョウスケ「食らっ...とけ...ヴァル...プルギス...シュ...レッダー」
あるだけの力を振り絞って血の棘の雨をアイツに浴びせた
ズダダダダダ
ヒカル「血の棘!」
ルビー「キョウ兄!捕まって!」
キョウスケ「ルビー...走れ」
ルビー「うん!」
その隙を見て俺たちは逃げた
ヒカル「逃げられたか...まぁいいや。取り敢えずは痛みわけかな?僕も腕と足に痛手を負ったからね」
ルビーside
自宅アパート前なんとか逃げてこれた
ルビー「頑張って、キョウ兄!」
急いでいたのか処置は簡単なものしか出来なかった
ただキョウ兄の傷はかなり酷い
キョウスケ「ルビー...」グラ
ルビー「ダメ!もう少しだから!」
キョウスケ「置いて...行け」
もう目が虚ろな状態だった
わずかな希望にかけて、私は彼をなんとかしてエレベーターに乗せる
ルビー「立って!」
キョウスケ「左腕の...感覚が...」
ルビー「左腕が...ない、まさかあの時に⁈」
キョウスケ「わりぃ...」
あの時左腕を斬り落とされていたらしく出血が酷かった
なのにキョウ兄は私を守ってくれたのが不思議で仕方なかった
玄関前で来たその時キョウ兄が限界まで来ていた
ルビー「ついたよ!もう大丈...キョウ兄?」
キョウスケ「わ...悪りぃ...少し...ヤ..バイ」
顔色が完全に蒼白くなっていた
ルビー「キョウ兄!しっかりして!」
キョウスケ「ガフッ...ルビー、愛...して...」
血を吐いて目が虚ろな状態で気を失ってしまった
ルビー「キョウ兄?返事して!キョウ兄!嫌だ!嫌ァァ!」
私はただ泣くしかなかった
大切な家族の1人で私やママ達の恋人の血塗れた姿を抱いてただ泣く以外何も出来なかった。
ED With You
ヒカルヤバすぎるだろ
キョウスケさん、死ぬな!帰ってこい!