私がキョウスケさんで覚えていること?
色々あるよ、話したらキリがないくらいだけど
最初の頃はまぁアレだったね。というのも私がストーカー被害にあった時で、キョウスケさんの身体がクイーンに乗っ取られて大暴れして気を失った頃だった。
私がこれから話すのはその後にあった事と、帰ってきた後のことになる
キョウスケさんが気を失ってルビーちゃんの家まで送ったあの後、私はバイト先のシルバームーンに戻りオーナー達に状況を伝えた。
ジン「フリル、アイツは?」
フリル「キョウスケさんは、あの後も気を失ったままで」
ジン「そうか」
リョウ「ジン兄大丈夫、アイツは不死身だ」
ジン「だな」
私はその意味が分からなかった
フリル(不死身ってどういうこと?)
頭の中はそれで一杯だった
私は家に帰って部屋で考えた
(アイさんが刺されそうになったあの日まさか...)
そんな事が頭をよぎった時あることに気づいた
(キョウスケさんってオーナー達と同じ...?)
そうキョウスケさんはあの日アイさんを護った時右腕を裂かれて入院した過去がある。入院したとは言え僅か1、2週間で退院して事務所に入ってタレント活動できている。でもなぜ1、2週間なのか?そして服が腕に巻きついてできた爪、それはオーナー達も同じものを持っている。だがあの青い目に関しては余程のことがない限りならない。まさか彼もそうなのだとしたら...?
ゆらさんがオーナー達がレヴナントだという事を知っていたのならキョウスケさんもだとしたら?
その考えに達した時私は答えに辿り着こうとしていた時ある後悔が先に襲いかかる。
フリル「なぜ気づかなかったの...」
先に襲いかかってきた後悔、それは彼がオーナー達と同じレヴナントだったことを
リョウさんが言ってた不死身の意味はこれを指していたことに気づいた。
それから何日かした後、キョウスケさんがアイさんとルビーちゃんに連れられ店に顔を出してくれた。
キョウスケ「よう!心配させて悪かったな」
リョウ「この不死身のスーパーマンめ!」
キョウスケ「痛えな!」
ジン「心配したが、元気そうで何よりだ」
アイ「本当そうだよ!」
ルビー「私達心配したんだから!」
キョウスケ「悪かったって」
そんな話が聞こえてきた
あの感じだったらもう大丈夫そうだと感じていた
なら、私にもやる事がある
どうしてもやらなければいけない事が
フリル「キョウスケさん」
リョウ・ジン「?」
ルビー「フリルちゃん?」
キョウスケ「どうした?」
フリル「おかえり...なさい...」
言葉は詰まるけど言えることはこれだった
ずっと不安だった
もし死んだなんてことになったらどうしようとか色々と考えていたから
キョウスケ「おいおい、なんで泣くんだよ?」
リョウ「大丈夫か?」
フリル「だって...あなたが居なくなったらルビーちゃんやアイさんが後追いするかもって...」
ルビーちゃんがもし彼が死んで後追いをしようならアクアくんがどうなるか私は想像できた。多分もう立ち直れなくなるレベルまで病んでしまっていたかもしれない。
けれどもっと心配だったのはアイさんだ。一緒にいる時間が長いだけあって失いたくないのは事実。失ってしまったら、一生引きずってその先に待っている最期はルビーちゃんと同じ後追い、もしくはルビーちゃんと一緒に身投げするかもしれなかった。
キョウスケ「心配させてすまなかった」
フリル「大丈夫、帰ってきてくれてたから...」
こんなに泣いたのは、はじめてだった
私は想像以上に心配していたのか、溜まっていたものが沢山吹き出していた。
フリル「2人で話したいので、キョウスケさん借りていいですか?」
キョウスケ「いいよ」
ルビー「私も賛成」
アイ「気が済むまで沢山話していいよ」
キョウスケ「悪いな、2人とも」
キョウスケさんと私は2人で奥の席で話をした
これまで私が知りたかったこと、そして彼がなんの理由でこの世界へきたのか?
その疑問を解決するために私は場を作った
フリル「どうしてこの世界に?」
キョウスケ「俺がこの世界に来たわけ...これが理由だ」
そう言ってキョウスケさんがジャケットの裏ポケットから一枚の写真を出した
写真は少し色褪せていたけどそこにはアイさんやルビーちゃん、アクアくんが映っていた。
キョウスケ「俺は護るために呼ばれたと思っている」
フリル「呼ばれた?誰に?」
キョウスケ「アイ達に、アイツらのことにクルスが気づいて俺を送り込んだんだって考えてる」
クルスさん...かつてクイーンになってキョウスケさんにトドメを刺され、その反動かクイーンになりかけて、
灰化したキョウスケさんを生き返らせた人...
その人が神骸の依代になり眠っていたキョウスケさんを送り込んだじゃないかと話してくれた。
フリル「一体クルスさんがなぜアイさん達に気づいていたのかわからないけど...経緯はわかった気がする」
キョウスケ「あと、これ。この雑誌の表紙、お前だろ?」
今度は色褪せた雑誌の表紙を出してきた。
ただよく見ると私が表紙になったものだった
その次のページにはみなみちゃん、ゆきちゃんの特集が組まれていた。
フリル「何処でこれを?」
キョウスケ「あっちにいた時拾った。あの写真と同じ場所で」
アイさん達が写っていた写真を拾った同じ場所で拾ったらしく、偶然だったとしたら、ある意味私は彼に会うのは運命だったのかもしれない。
なら私は、あの日わかっていたのかもしれない
キョウスケさんと出会うことを
フリル「あの夢は...本当だったんだ」
キョウスケ「夢?」
フリル「キョウスケさんに会う前に、夢を見たんです」
キョウスケ「え?」
フリル「あの時見た夢は、青い眼になって暴れて、失う怖さと悲しみに包まれていたあなたがいた」
キョウスケ「俺が乗っ取られていた時...お前、なんで俺が乗っ取られたの知ってるんだよ?」
話を聞いた彼の顔色が変わるのも無理はない。
私が見た夢、それはキョウスケさんが青い眼になってしまったあの日を表した予知夢だったのだ。
フリル「だから私...」
キョウスケ「もしかして...知ってた?」
フリル「うん」
キョウスケさんが何か理解したようで、私に質問してきた。
キョウスケ「やっと辻褄が合った、お前俺がああなるの予知してたろ?」
フリル「うん、でも止められなかった」
キョウスケ「なるほどな、だからか」
キョウスケさんが私の顔に手を当てた
私の目を見て何かに気づいた
キョウスケ「マジのレヴナントになりつつあるな。結構変わったタイプの」
フリル「変わったタイプ?」
キョウスケ「多分、クルスやイオに似たヤツかアイツに近いな」
私はレヴナントになりつつあるのを悟ったのかキョウスケさんは少し笑った
キョウスケ「まさかとは思っていたが、お前もなるなんてな」
関わっていたなら当然というかなんというか
まぁでもこれで私もキョウスケさんみたいになったわけだから、これから先は大変だと思う。
けどキョウスケさんやルビーちゃんもいるから大丈夫。私は私なりにできる事をやればいいんだから。
第二弾のフリルの話、どうでしたか?
次回はみなみかゆきにしようか悩み中です笑