CODE:SCARET   作:三日月恭平

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あのファッションモデルでキョウスケさんのお嫁さんの1人ゆきぽんが、某YouTubeの刺身包丁が似合うあの極道みたいになります
一体何があったんだ?!


EXTRA03 Cocytus' Blood Trail

私は今言葉にできないほど、とんでもない状況に遭遇している

ゆき「ブルーハワーイ、白〜熊」

あかね(なんでこうなったの?)

 

私の名前は黒川あかね

あかね「かき氷食べたい」

シルバームーンで働きながら役者をしている

これから話すのは遡ること2ヶ月前のこと

あかね「いらっしゃいま...せ?」

今ガチで一緒だった仲間の1人でジンさんのお友達のキョウスケさんのお嫁さんに行ったゆきさんがお店に顔出してくれたんだけど、この日のゆきさんは普段のゆきさんじゃなかった

ゆき「伝説の女優あかね、これから米騒動をしようと思うの。派手に暴れるよ」ハイライトオフ

あかね(何があったのかよくわかんないけど、相当怒ってる⁈)

この状況になったのには実はこんなことがあった。

 

経緯はみなみちゃんと一緒に出掛けていた時のこと

みなみ「暑いなぁ」

ゆき「暑いねぇ」

2人で話をしながらアイスを食べながら歩いていたら、見知らぬ女性にみなみちゃんが水をかけられ謝罪もなく逃げられたらしい。

しかしこれで済めばよかったのだが、次の被害はアクアくんの妹のルビーちゃんにも及んでいたらしいんだけど、それがとんでもないことになってしまった。

ルビー「うわぁぁん!これキョウ兄から買ってもらった服で気に入っていたのに!」

そうルビーちゃんがキョウスケさんに買ってもらった服を汚された事がきっかけで、彼女の怒りの導火線に火がついてしまったらしい。

 

そして今私はそんな彼女と一緒に街を歩いていた

あかね「これからどうするの」

ゆき「どうするって決まってるじゃん」

この後の彼女の発言に私の体は全身凍りつく

ゆき「これからその子を捕まえる為に知り合いをしらみ潰しで、氷漬けにして炙り出すの」ハイライトオフ

あかね「ええ⁈」

私は彼女のあの目が焼きついてこの日の夜から当分まともに眠れなかった日が何日か続いたのは言うまでもなかったんだよね。

 

その発言から次の日、ゆきさんは宣言通りわらしべ長者の如く、犯人を特定する為犯人の知り合いであろう人物を1人ずつ氷漬けにし始めていた!

ゆき「正直言ってね?みなみちゃんに水かけてにげたのだぁれ?」

ハイライトオフ

あかね(目が濁り切ってる!)

あまりにも怖すぎる現場に、私はただ何も出来なかった

あかね「ゆきさん、無理しないで。私も手伝うから」

と言って手出ししようもんなら

ゆき「ありがたいけど大丈夫だよ、私だけでやるから。もし邪魔したら全知全能のあかねでも容赦しないよ?」

ハイライトオフ

そう言ってすごい目で私を見てくるのが、とてもじゃないくらい怖過ぎて黙って彼女のサポートをする以外なかった

ゆき「はーい、正直に言わないならかき氷になろうねぇ」

不良「ブルーハワイィィ!」

あかね(恐ろしくて直視できない)

しばらくこの犯人探しのわらしべ長者は、ゆきさんが飽きるまで続いた。

 

しばらくして安曇野という同じモデル業の人物が犯人だったことがわかった

話によるとプライドが高過ぎる事に加え、わがままな上に遅刻や仕事の無断キャンセルなど素行がかなり悪かったこともあり、事務所から契約を切られたらしく、その憂さ晴らしで今回の事を起こしたらしい。ただ一つ誤算だったのは相手が悪過ぎたこと

ゆき「やっぱりあの子かぁ、台湾かき氷にしてあげようかな」

あかね(普段のゆきさんカムバック!)

そう願いつつ私達は足を進めていた

そして居場所についた瞬間

ゆき「みぃつけた」

不良「ヒッ」

もう殺しにかかる目をした様子でドアを蹴破りカチコんでいた。

ただ、それは今から始まる地獄の始まりに過ぎなくて

ゆき「犯人は何処かなぁ?」

不良「ギャァァ」

とんでもない勢いでアイヴィ型の牙装攻撃を連打しまくってそこら辺一帯が血の海になっていた。

見てる側からするとただの恐怖以外の何かでしかないと言わざるを得なかった。

あかね(味方するわけじゃ無いけど、みんな急いで逃げて!)

内心そう思いながら私はゆきさんのサポートにまわった

 

犯人のいる部屋を見つけたゆきさんの目は濁り切っていた。

ゆき「みぃっけ」

安曇野「ヒッ⁈ゆ、ゆき」

その目を見ていた相手が恐怖のあまり引くのも理解できる

あかね(ホラー映画より怖い)

その目に光はなくただ殺意だけが宿っていた何かだったことだけは確かだった

 

ゆきさんの様子はさらに恐怖を増し始め

ゆき「ねぇあなたさぁ、なんでみなみちゃんやルビーちゃんに手を出したの?」

光の無い目で問いを投げた

しかし帰ってきた答えは言葉ではなく暴力だった

安曇野「だからなんだってんだ、このアマ!」

相手の武器は鉄パイプ、かなり速いスピードでゆきさんの頭を捉えていた

ゆき「アグっ!」

安曇野「私が1番なんだよ!私以外はブス!わかったか!」

ゆき「痛い!」

あかね(私が行かないと、ゆきさんが危ない!)

殴られ続けるゆきさんを守ろうと飛び出した

あかね「させるか!」

まさにその時だった

あかね「アレ?なんか寒い...」

 

突然周りの温度が低くなってきていた

夜でも今は暑いはずなのに何かおかしかった

スマホを見てみると外気温の表示が真冬の寒さを思わせるような温度にまで下がっていた

あかね(まさか、ゆきさんの能力⁈)

安曇野がその事に気づいたのか、彼女を殴るペースが明らかに落ちた

安曇野「さ、寒い、何が起きてるの⁈」

鉄パイプを握る手にも冷たさが伝わり、まともに握れなくなっていた安曇野をゆきさんは見逃すはずがない

ゆき「使いたくなかったんだけど、結局使うしか無いよね」

実はゆきさんの能力はあのキョウスケさんが引くほどのとんでもない能力だった

キョウスケ「ゆきがもしアレを使ったら、周りの気温がかなり低くなるから気をつけてな。運が良ければ風邪、悪ければ確実に死ぬかもしれないから」

キョウスケさんが顔を青くして言うのだから間違いない

 

鉄パイプで殴られ、頭から血が滴っていたゆきさんが立ち上がった。

そしてあの目がさらに深い闇の底のようなものに変わり、悪魔の笑みを浮かべていた

ゆき「お得意の鉄パイプ使えなくなったわけだし、これで詰んだね」

その笑みを浮かべながら叫ぶ

ゆき「じゃぁぁもう灰にされても悔いはないよねぇぇぇ!」

その叫びに恐怖を感じた安曇野は足がすくんだのかその場から動けなくなっていた

ゆき「まずはルビーちゃんの分!」

安曇野「ガァァ!」

ゆきさんが動けなくなった安曇野の大腿部に蹴りを入れて足を封じる

さすがにこの寒さだと痛みは通常よりキツくなる

ゆき「早くしないと足の骨折れるよ」

しかし容赦なくさっきと同じところに蹴りを入れた

安曇野「ギャァァ」

ただ無意味に同じ場所に蹴りを入れていたわけではない完全に逃げられないようにする為にやっていたのは、私でもわかった。

 

しかし安曇野は足を引きづりながらではあったけど、手すりに捕まり立ち上がった

安曇野「ふざけんな!アンタみたいなブスに...」

ゆき「誰に向かって言ってるの?」

安曇野「ガァ!」

次を言わさずゆきさんは、彼女が持っていた物と同じ鉄パイプでお返しと言わんばかりに顔面を殴り始めた!

ゆき「自分の顔見てから私に言って?」

安曇野「ギャァァ」

過冷却状態の鉄パイプのアッパースイングで殴られ、顎の骨が砕ける鈍い音と共に床に血が飛び散る

殴られた衝撃が大きかったのか、足元がふらついていた

そのタイミングを合わせていたのかゆきさんは

ゆき「このままかき氷になっちゃえ」

その一言で空気の温度は極低温にまで下がり安曇野は言葉も発する間もなく氷漬けになり、ゆきさんに砕かれ灰になった。

こうしてゆきさんによるルビーちゃんとみなみちゃんのための復讐わらしべ長者は終わった

 

その後のゆきさんはというと

ゆき「あかねー、ご飯食べにきたよー」

キョウスケ「なんか巻き込んだみたいだからな」

あかね「い、いえ」

キョウスケさんと一緒にご飯を食べにシルバームーンに来てくれた。

今のゆきさんの笑顔は本当に今ガチの時と変わらず、幸せな様子だったので安心した。

ただ私はあの時理解した事があった

ゆきさんを怒らせたら生きて帰れないってことかな




ゆきちゃん怒らせるな危険
ゆきのブラッドコード:コキュートスについて
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