仮面ライダーギーツエクストラ 追憶:知られざるゲーム   作:ロンギヌス

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お待たせしました、第11話の更新です。

今回で第3回戦は決着。そして今回、ある理由から“彼”が動きます。

それではどうぞ。

活動報告でのオリライダー募集もぜひ。












・主なプレイヤー

小林紬/仮面ライダーハーム
我那覇冴/仮面ライダーロポ
宗像勇海/仮面ライダーオルカ
浅利切人/仮面ライダーターボン
雪ノ下幸/仮面ライダーホワイティー
榎本龍之介/仮面ライダーグリズ
浮世英寿/仮面ライダーギーツ

参加人数:30名

現在生き残っている人数:5名



第11話:逃亡者の末路

「クロカカトエ、ビビテウッ!!」

 

「ピファツエ……!!」

 

「「「「「ジャジャーッ!!」」」」」

 

貴族ジャマトの命令で、ギーツに襲い掛かる剣豪ジャマトと近衛兵ジャマト達。

 

それに対し、マグナムブーストフォームとなったギーツは一切臆する様子もなく、近衛兵ジャマトが振り下ろして来た剣を回避すると同時にマグナムシューター40Xで殴りつけ、更には右足で回し蹴りを放つ。

 

その際、右足の装甲に付いているマフラーから炎が噴射し、それによって加速した蹴りが近衛兵ジャマトを吹き飛ばした。

 

「ジャーッ!?」

 

「はっ!!」

 

近衛兵ジャマトを蹴り飛ばした後、その回転を利用したギーツはマグナムシューター40Xを横向きに持ち、指先で横回転させながら薙ぎ払うように乱射。

 

それにより放たれた銃弾は全て近衛兵ジャマト達に命中し、次々と爆散させていく。

 

「ジャジャッ!!」

 

「よっと」

 

≪RIFLE≫

 

剣豪ジャマトが振り下ろして来た刀をかわした後、マグナムシューター40Xのマズルを展開するギーツ。

 

ハンドガンモードからライフルモードに切り替えた彼は、マグナムシューター40Xを両手で構えながら、向かって来る近衛兵ジャマト達を1体ずつ順番に、確実に撃ち抜いていく。

 

その様子を、後からやって来たグリズが施設の屋根から見下ろしていた。

 

「ッ……何だ、あの動きは……?」

 

ペナルティーで失ったポイントを取り戻すべく、剣豪ジャマトを倒して一気にポイントを稼ごうと考えたグリズ。

 

しかし、その剣豪ジャマトを倒すべく来てみれば、その強力な相手と正面から渡り合っているギーツの姿を目撃する事になった。

 

マグナムシューター40Xを構え、歩きながらも的確に近衛兵ジャマト達を狙撃するギーツの姿を見て、グリズはとある疑問に駆られる。

 

(あの銃の構え方……周囲の敵の動きを予測した空間把握能力……素人のそれではない……あれはまるで……!!)

 

過去(・・)に従軍経験でもあったかのような動きだと、グリズはそう分析する。

 

だとすれば、そのギーツに変身している浮世英寿は一体何者なのか?

 

明らかに只者ではない事は、グリズにも理解できていた。

 

(ッ……いや、そんな事はどうでも良い!! 早く奴を倒さなければ……!!)

 

現在、グリズのスコア順位は3位。

 

それより下の順位にまだオルカとロポがいるとはいえ、スコアの差はあまり広くない以上、いつ追い抜かれるかわからない。

 

だからこそ、ギーツよりも先に剣豪ジャマトを倒し、高得点を得てスコアを一気に上げなければならないのだ。

 

「貴様の強さ、利用させて貰うぞギーツ……!!」

 

しかし、剣豪ジャマトと正面から戦り合えば、返り討ちにされる危険性も高い。

 

だからこそグリズは、ギーツに剣豪ジャマトの相手をさせ、隙を見て漁夫の利を得る事を目論んでいた。

 

ニンジャデュアラーの鍔部分に左手を置き、いつでも必殺技を繰り出せるようにと、グリズはギーツ達の戦いを眺め続ける。

 

しかし、そんなグリズにとって、更に想定外の事態が発生した。

 

「トキョセンツ、ビロカカ!! ツジーッ!!」

 

「ジャジャーッ!!」

 

「!? なっ……ぐおぉっ!?」

 

何処からか車輪付きの大砲を持ち出して来た近衛兵ジャマト達が、グリズがいる施設目掛けて砲撃を繰り出して来た。

 

それにより屋根の一部が吹き飛ばされ、落下したグリズは地面に叩きつけられてしまう。

 

「おのれ……ッ!?」

 

立ち上がろうとしたグリズは、更なる不運に見舞われる。

 

鎮痛薬の効果が切れ始めたのか、負傷した左足に痛みが戻り始めたのだ。

 

痛みで上手く立ち上がれなかったグリズは、ニンジャデュアラーを地面に突き立てて膝を突いた態勢になる。

 

(くそ、こんな時に……!!)

 

予定外の事態が次々と発生し、焦りが募りに募っていくグリズ。

 

何故、自分ばかりこのような目に遭わなければならないのか。

 

苛立つグリズだったが、そんな彼に再び近衛兵ジャマト達が大砲を向ける。

 

「ツジーッ!!」

 

「!! しまっ―――」

 

 

 

 

≪TACTICAL THUNDER≫

 

 

 

 

ピシャアアアンッ!!

 

「「「ジャーーーーッ!!?」」」

 

「!?」

 

その直後。

 

大砲を撃とうとした近衛兵ジャマト達に雷が落ち、大砲が爆発した。

 

何事かと思ったグリズの隣に、ビートアックスを構えたハームが駆け付けて来た。

 

「あの、大丈夫ですか!?」

 

「ッ……何のつもりだ、小娘……俺を助けて恩を売ったつもりか……!?」

 

「礼の一つも素直に言えないのかアンタは」

 

その時、グリズの死角から襲い掛かろうとした近衛兵ジャマトを、ブーストフォームを下半身に装備したロポが呆れた様子で蹴り飛ばす。

 

そのままロポは近衛兵ジャマト達に突撃し、ハームもビートアックスを振るって近衛兵ジャマト達を薙ぎ倒していく。

 

(屈辱だ……あんな小娘共に助けられるなど……!!)

 

自衛官である自分が、あんな若い小娘達に助けられるなど。

 

プライドを傷つけられたグリズは、忌々しげにロポとハームの姿を睨みつける。

 

その時。

 

「ジャジャッ!!」

 

「おっと!?」

 

ギーツと交戦していた剣豪ジャマトが、振るった刀から斬撃を飛ばす。

 

その斬撃をギーツは何とかスレスレで回避するも、斬撃はそのままロポとハームの方まで飛んで行き、2人の足元に命中した。

 

「「きゃあっ!?」」

 

爆発が起きて2人が転倒し、その際にハームの所持していたアローバックルが地面を転がっていく。

 

それがグリズのすぐ近くまで転がってから止まり、グリズは即座にそれを拾い上げた。

 

「弓矢か……この際、狙撃ができるなら何でも良い……!!」

 

≪REVOLVE ON≫

 

≪SET≫

 

≪DUAL ON≫

 

グリズはドライバーを半回転させた後、アローバックルをドライバーの右側に装填し、アロー、ニンジャの順にバックルを操作。

 

その場でグリズのボディが半回転し、ニンジャフォームの装備が下半身に移動した後、グリズの上半身にはアームドアローの装甲が纏われる。

 

≪NINJA ARMED ARROW≫

 

≪READY FIGHT≫

 

「ふっ!!」

 

「あ、ちょっと、それ私の!?」

 

“アームドアローニンジャ”となったグリズは、痛む足を我慢して跳躍し、別の施設の屋根に着地。

 

ハームの叫ぶ声も無視した彼は、手元に出現したレイズアローを構え、地上にいる近衛兵ジャマト達を狙撃し始めた。

 

元々自衛官なのもあってか、射撃系の武器の方が使いやすいようで、グリズは正確に近衛兵ジャマト達を撃ち抜いていく。

 

(これ以上、小娘共にポイントは稼がせんぞ……!!)

 

ここでスコアの差を一気に開けなければ、自身の敗北に繋がりかねない。

 

グリズはロポとハームが倒そうとしていた近衛兵ジャマトを優先して撃ち抜き、2人にポイントを稼がせまいとする。

 

しかし……彼は甘く見過ぎていた。

 

ロポの実力の高さと、ハームの成長の早さを。

 

≪SET≫

 

≪DUAL ON≫

 

≪BOOST ARMED CLAW≫

 

「はっ!!」

 

「!? 何……ッ!!」

 

クローバックルを装填し、アームドクローブーストになったロポは猛スピードで駆け出すと、目に見えない速度で近衛兵ジャマト達を次々と斬り裂き始めた。

 

そのスピードは、グリズの目を以てしても追いつけないほどで、彼が狙撃するより前に近衛兵ジャマトが撃破されていく。

 

「よし、私も……!!」

 

≪SET≫

 

≪DUAL ON≫

 

≪BEAT & BOOST≫

 

一方で、ハームもドライバーの左側にブーストバックルを装填し、ハンドル部分を操作。

 

下半身側にブーストフォームの装甲が纏われ、“ビートブーストフォーム”へと変化したハームは、再びビートアックスを演奏する。

 

≪ROCK FIRE≫

 

「そぉ~~~れっ!!!」

 

≪TACTICAL FIRE≫

 

「「「ジャーーーーーッ!!?」」」

 

「ッ……おのれ……!?」

 

ブーストフォームの機能もあってか、ビートアックスから放たれた灼熱の炎は更に威力が増し、ハームの周囲にいた近衛兵ジャマト達が纏めて焼き尽くされていく。

 

それにより次々と爆発が起こり、その爆風でグリズは視界を遮られてしまい、思うように狙撃ができなくなってしまう。

 

 

「はぁ!!」

 

「ジャッ!?」

 

一方で、剣豪ジャマトと対峙していたギーツは、その巧みな射撃によって、互角の戦いを繰り広げていた。

 

下から振り上げるようにマグナムシューター40Xを回転させ、剣豪ジャマトのボディに銃弾を連続で命中させたギーツは、怯みつつもすぐに態勢を立て直した剣豪ジャマトの斬撃を的確に回避する。

 

刀が突き立てられて来た際は、即座にマズルを展開したマグナムシューター40Xで受け流し、右足のマフラーから炎を噴射して剣豪ジャマトの背中に蹴りを喰らわせる。

 

そこから追撃でライフルモードの銃撃を行うギーツだったが、剣豪ジャマトは刀を背中に持って行き、銃撃を防いでみせた。

 

「へぇ、やるな」

 

「ケポロモラサ……!!」

 

すぐさま剣豪ジャマトが駆け出し、ギーツもマグナムシューター40Xのマズルを折り畳んでハンドガンモードに戻して射撃を再開。

 

銃撃を刀で弾きながら、剣豪ジャマトがギーツに斬りかかろうとしたその時。

 

ズガァンッ!!

 

「ジャ!?」

 

「お?」

 

横から回転しながら飛んで来たゾンビブレイカーが、剣豪ジャマトの背中を斬りつけた。

 

ゾンビブレイカーはそのまま飛んで来た来た方向へと戻って行き、投げた張本人であるオルカがキャッチした。

 

「お前か、オルカ」

 

「まぁね。君にだけ良い格好はさせないよ……!」

 

「ッ……ツームトキョキョエビ、クモピンキョ!!」

 

オルカはゾンビブレイカーを構えて駆け出し、ギーツはその場に留まって剣豪ジャマトを狙撃する。

 

剣豪ジャマトは刀で銃弾を弾き、斬りかかって来たオルカのゾンビブレイカーと激しい攻防を繰り広げる。

 

しかし、剣術の腕はやはり剣豪ジャマトの方が上なのか、僅かな隙を突いた剣豪ジャマトの一撃が、オルカの装甲を斬りつけた。

 

「アケコエイン!!」

 

「ぐっ……なんのぉ!!!」

 

「ジャッ!?」

 

しかし、オルカはまともに斬られたにもかかわらず、即座に剣豪ジャマトの刀をバーサークローで掴み取り、無理やり引っ張り寄せてから剣豪ジャマトの頭部に頭突きを喰らわせた。

 

受けたダメージを無視して攻撃して来るとは思わなかったのか、剣豪ジャマトも驚きを隠せずにいた。

 

「残念だったね……その程度の攻撃じゃ、ゾンビは死なないよ……!!」

 

ゾンビフォームの真髄は、猛毒でも、バーサークローによる斬撃でも、ましてやゾンビブレイカーによる切断攻撃でもない。

 

その毒々しい紫色の装甲に備えられている、受けたダメージを軽減させる機能にあった。

 

これにより、ゾンビフォームを装備したライダーはその名の通り、ゾンビのような圧倒的タフさを発揮し、長期戦を可能とさせるのだ。

 

≪ZOMBIE STRIKE≫

 

「ふんっ!!」

 

「ジャッ……!?」

 

そこから続けて、ゾンビバックルを操作したオルカ。

 

バーサークローにエネルギーが収束し、そのまま掴んでいた刀身を力強く握り締める。

 

それにより、バキィンという甲高い音と共に刀がへし折られてしまい、これには流石の剣豪ジャマトも焦りを見せ始めた。

 

≪BULLET CHARGE≫

 

「ジャッ!?」

 

そこにギーツの銃撃も命中し、大きく後退させられる剣豪ジャマト。

 

ギーツはマグナムシューター40Xを再びライフルモードに変化させ、ドライバーからマグナムバックルを引き抜いた。

 

「さぁ、決着をつけようか」

 

≪MAGNUM≫

 

マグナムシューター40Xのソケット部分に装填されるマグナムバックル。

 

そのマグナムバックルを操作し、ギーツはマグナムシューター40Xの銃口にエネルギーを収束させ始める。

 

続けてオルカも、ミッションボックスから回収したばかりの、スロットマシーンのような形状をした金色のレイズバックルを取り出す。

 

≪REVOLVE ON≫

 

「せっかく手に入れたこれ、使わせて貰うよ」

 

≪SET FEVER≫

 

オルカはドライバーを半回転させた後、ドライバーの右側に金色のレイズバックル―――“フィーバースロットレイズバックル”を装填してレバー部分を操作し、フィーバースロットバックルの中央にあるスロットリールを回転させ始める。

 

リールは一定時間回転した後に止まり、1つの絵柄を表示した。

 

 

 

 

≪GOLDEN FEVER≫

 

 

 

 

表示されたのは、クエスチョンマークが3つ並んだ【???】の絵柄。

 

オルカの右側に【BOOST】の文字が浮かび上がり、ブーストフォームの装甲が出現する。

 

≪JACKPOT HIT≫

 

≪GOLDEN FEVER≫

 

オルカのボディがその場で変化し、ゾンビフォームの装甲が下半身側に移動。

 

そしてオルカの上半身にブーストフォームの装甲が装備され、オルカは“ブーストゾンビフォーム”の姿へと形態変化を完了させた。

 

その状態から、オルカは再びフィーバースロットバックルのレバー部分を操作する。

 

≪GOLDEN FEVER VICTORY≫

 

「ふっ!!」

 

「ラサ、ラサラチャ……!?」

 

オルカは右足のバーサークローを高く振り上げ、勢い良く地面を踏みつける。

 

すると、剣豪ジャマトの背後の地面から紫色のオーラが噴出し、そこから巨大なゾンビの足が飛び出して来た。

 

「ジャッ!?」

 

飛び出して来たゾンビの足に蹴られ、大きく吹き飛ばされる剣豪ジャマト。

 

吹き飛んだその先では、右腕にエネルギーを収束させているオルカの姿があり、剣豪ジャマトが目の前まで来た瞬間、右腕の装甲に付いているマフラーから炎を噴射させた。

 

「うらぁ!!!」

 

「ジャジャーッ!!?」

 

加速したオルカの拳が、剣豪ジャマトの腹部に炸裂し、上に大きく打ち上げる。

 

そのタイミングを見計らっていたギーツが、構えていたマグナムシューター40Xの銃口を、宙に飛ばされた剣豪ジャマトに向けた。

 

≪MAGNUM TACTICAL BLAST≫

 

「はっ!!」

 

「ボ、ボアーブラーーーーーッ!!?」

 

トリガーを引くと共に放たれる強力な一撃が、剣豪ジャマトの胴体を貫通。

 

剣豪ジャマトは断末魔と共に、空中で大爆発を引き起こした。

 

二人の同時攻撃で倒されたからか。

 

ギーツとオルカ、2人のスコアにそれぞれ1000ポイントずつ加算され、ギーツは1550ポイントで1位のまま変わらず、オルカは1510ポイントになった事で、4位から一気に2位まで登り詰めた。

 

 

「!? ば、馬鹿な……!!」

 

剣豪ジャマトが上空で爆発したのを見て、グリズは驚愕していた。

 

自分がロポとハームの妨害に気を取られている間に、ギーツとオルカが剣豪ジャマトを倒してしまった。

 

高得点を稼ぐチャンスが失われた事で、グリズの中で更に焦りが募っていく。

 

(マズい、マズいマズいマズい!? 他に、他に高得点を稼げそうなジャマトは……!!)

 

グリズは周囲を見渡す。

 

その時、彼は今も近衛兵ジャマト達に守られている貴族ジャマトの存在を発見する。

 

(せめて、あのジャマトだけでも……!!)

 

≪NINJA ARROW VICTORY≫

 

「!? キョ、キョゼラチャーッ!!」

 

バックルを操作し、グリズはその場で複数の分身を生成。

 

グリズの分身達は構えたレイズアローから、一斉に強力な矢を発射する。

 

それに気付いた貴族ジャマトが慌てて逃げ出すも、既に複数の矢が貴族ジャマトに迫ろうとしていた。

 

(貰った!!)

 

しかし……。

 

「はぁっ!!」

 

「ジャーッ!?」

 

「なっ……!?」

 

矢が命中する直前で、目に見えない速度で接近したロポが、貴族ジャマトを突き飛ばした。

 

それにより、貴族ジャマトに当たるはずだった矢は全て外れてしまう。

 

「小娘……また俺の邪魔をする気かァ!!」

 

「早い者勝ちだ。文句は受け付けない」

 

憤慨するグリズには目も暮れず、ロポは貴族ジャマトを蹴り飛ばす。

 

続けてレイズクローを一度地面に突き立てた後、ロポはブースト、クローの順にバックルを操作した。

 

≪BOOST TIME≫

 

ブーストバックルのハンドルを2連続で回し、そこから更にもう1回ハンドルを回したロポは、地面に刺していたレイズクローを引き抜き、少し屈んで両腕を大きく広げた態勢を取る。

 

それと共に、レイズクローの爪先にエネルギーが収束されていく。

 

「最速で倒す!!」

 

≪BOOST CLAW≫

 

≪GRAND VICTORY≫

 

音声が鳴り終わると同時に、ロポはその圧倒的走力で、貴族ジャマトの目の前まで瞬時に接近。

 

レイズクローを×字にクロスさせ、逃げようとした貴族ジャマトの背中に強力な斬撃を炸裂させた。

 

「はぁっ!!!」

 

「モ、モスオコヴァモストビストーーーーーッ!!?」

 

切り裂かれた貴族ジャマトは、その場で呆気なく爆散。

 

それにより、ロポのスコアには500ポイントが加算され、スコアランキングでロポは一気に3位まで登り詰めた。

 

「……ッ!!」

 

残されていた希望もロポに潰され、仮面の下で表情が青ざめていくグリズ。

 

剣豪ジャマトも、貴族ジャマトも倒され、残っているのは複数の近衛兵ジャマトのみ。

 

こうなれば、せめて残りの近衛兵ジャマトは自分が倒さなければ。

 

そう思ったグリズは動き出そうとした……が。

 

≪TACTICAL BLIZZARD≫

 

「とりゃあっ!!!」

 

「「「「「ジャジャーーーッ!?」」」」」

 

「な、ぁっ……!?」

 

複数いた近衛兵ジャマト達は、ハームがビートアックスから放った冷気で纏めて凍らされ、跡形もなく粉砕されてしまった。

 

それを見たグリズは慌ててスパイダーフォンを取り出し、順位を確認する。

 

1位は1550ポイントのギーツ。

 

2位は1510ポイントのオルカ。

 

3位は1030ポイントのロポ。

 

4位は840ポイントのハーム。

 

そして、5位は790ポイントのグリズだった。

 

(ば、馬鹿な……この俺が……最下位だと……!?)

 

自衛官として鍛えて来た自分が。

 

あんな若者達に、スコアで負けたというのか。

 

グリズは現実を認められなかった。

 

しかし、どれだけ現実を否定しようが、もう周囲にジャマトは残っておらず、逆転は不可能。

 

このままでは自分は脱落となり、仮面ライダーの力を取り上げられる事になる。

 

そう考えたグリズは……信じられない行動に出始めた。

 

「こんなところで、終わる訳には……ッ!!」

 

 

「やりましたね、冴さん!」

 

一方。

 

グリズの心境など露知らず、ハームはロポに駆け寄っていた。

 

園内のジャマトを無事に殲滅できた事で、ハームは嬉しそうにそう告げる……が、それに対してロポは、どこか少し焦っている様子だった。

 

「あぁ~、どうしようこれ……」

 

「? 冴さん、どうしたんですか?」

 

「あ、待った!! 紬ちゃんストップ!!」

 

「へ?」

 

ロポが両手でハームを制止し、ハームも思わずその場に立ち止まる。

 

その直後。

 

ボシュウウウウウッ!!

 

「え……うわひゃあっ!?」

 

ロポがドライバーに装填していたブーストバックル。

 

そのカウル部分から炎と煙が噴出したかと思えば、ロポのドライバーからブーストバックルが勝手に外れ、ロポとハームの周囲を凄い勢いで飛び回り始めたのだ。

 

危うく当たりそうになったハームが尻餅をついて変身解除する中、ブーストバックルはそのまま遠くの彼方へ飛んで行ってしまった。

 

「え……えぇっ!? バ、バックル飛んでっちゃいましたよ!?」

 

「あぁ~……ブーストバックルは特殊なの。一度技を使うと、あんな風に飛んで行っちゃう訳」

 

クローバックルをドライバーから外し、変身を解除した冴が紬に説明する。

 

彼女の説明通り、ブーストバックルはかなり特殊な機能を持つレイズバックルである。

 

ライダーのスペックを大幅に強化できる代わりに、一度ブーストタイムを発動してしまうと、必殺技を繰り出した後にブーストバックルがドライバーから自動で外れ、何処かに飛んで行ってしまうのだ。

 

「だから、ブーストバックルを使う時は、今後の事もよく考えて使わないといけない。せっかくの貴重な切り札を、そんなあっさり手離すのは勿体ないでしょう?」

 

「そ、そんなバックルもあるんですね……」

 

「まぁ、今回はこれが手に入ったから、遠慮なく使わせて貰ったけどね」

 

冴が懐から取り出したのは、オルカが使用したのと同じフィーバースロットバックル。

 

これがあるからこそ、冴は敢えてブーストバックルを消費してまで、貴族ジャマトを倒しに向かったのだ。

 

「何にせよ、これで私もあなたも勝ち抜けが決まった。良かったわね、紬ちゃん」

 

「あ……は、はい! えへへ……!」

 

冴が差し伸べた手を掴み、立ち上がってから嬉しそうに笑う紬。

 

その時、園内にツムリのアナウンスが聞こえて来た。

 

『ミッション、コンプリート! 第3回戦はこれにて終了です!』

 

「お、良いところで終わった」

 

冴がスパイダーフォンを取り出し、改めて順位を確認する。

 

順位は1位がギーツ、2位がオルカ、3位がロポ、4位がハーム、そして5位がグリズと変動はなし。

 

勝ち抜けが決定した事で、冴と紬はにこやかに笑い合う。

 

しかし、ここで2人にとって想定していない事態が起き始める。

 

『ですが皆さん、大変申し訳ありません』

 

「「ん?」」

 

続けて聞こえて来た、ツムリの謝罪の言葉。

 

冴と紬が首を傾げる中、次に告げられたツムリの台詞は、彼女達を困惑させる事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『仮面ライダーグリズこと榎本龍之介様が、エリア内からの逃亡を図ったため、運営は現在そちらの対処に回っています。他の皆さんはもうしばらくの間、その場でお待ち下さい』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「……はぁ!?」」

 

冴と紬は数秒ほど顔を見合わせた後、声を揃えて驚きと困惑の声を上げる。

 

龍之介が取った最終手段……それはまさかの逃亡だった。

 

それを知って、勇海も呆れた様子で頭を抱える。

 

「あのおっさん、よく自衛官になんてなれたね……」

 

まさかゲームで負けそうになった途端、即逃亡を図るとは。

 

何でそんな奴が自衛官になれたのだろうかと、勇海が疑問を抱いているその横では。

 

英寿は普段通りのクールな表情で、スパイダーフォンを閉じていた。

 

「奴はライダーの力を軍事兵器にしようと考えていた。大方、脱落してライダーの力を没収されるのを恐れたんだろうな」

 

「ここまで往生際が悪いと逆に清々しいね……ねぇ英寿君。あのおっさん、最後まで逃げ切れると思う?」

 

「無理だな」

 

勇海の問いかけに、英寿はバッサリとそう言い切った。

 

「脱落者はライダーの力を没収され、戦いの記憶も消されて元の生活に戻される。それがデザイアグランプリのルールだ。そのルールからは誰も逃れられない……絶対にな」

 

 

「警備隊、そちらは今どうなっている?」

 

一方、とある謎の空間。

 

空中に複数の映像が投影される中、ゲームマスターはある人物達と連絡を取り合っていた。

 

相手はデザイアグランプリの運営が保有している、違反者を取り締まる部隊―――“警備隊ライダー”の隊長を務めている人物だ。

 

『こ、こちら真島一樹……! 申し訳ありません、ゲームマスター……グリズに包囲網を突破されました……!』

 

「被害状況は?」

 

『死亡者はいませんが、負傷者が多数……この状態では、グリズの追跡は難しいかと……ッ』

 

「……警備隊では、グリズの相手は荷が重かったか」

 

ゲームマスターは頭を悩ませる。

 

グリズは現在ニンジャバックルを所持しており、その変身者である龍之介自身も自衛官である事から戦闘力はかなり高い。

 

それ故、警備隊ライダーでもグリズを止める事ができず、彼の逃亡を許してしまったようだ。

 

警備隊ライダーの隊長から報告を受け、ゲームマスターはしばらく考えた後、改めて指示を下した。

 

「わかった。動ける者は負傷者を集めろ、医療スタッフを向かわせる。問題のグリズだが……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「対処には私が向かおう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≪TACTICAL SLASH≫

 

「フンッ!!」

 

「「「ぐあああああっ!?」」」

 

ジャマーエリア内。

 

遊園地から離れた場所にある路地裏にて、グリズは向かって来る追手を片っ端から蹴散らしていた。

 

エントリーフォームの姿で、頭部に黒いマスク、右腕に赤い腕章を付けた警備隊ライダー達は、グリズがニンジャデュアラーから放った斬撃で吹き飛ばされ、1人残らず変身解除してしまう。

 

「ぐ、うぅ……いくら何でも……パンクが過ぎるだろ……ッ……」

 

警備隊ライダーに変身していた運営スタッフの青年が気絶する中、グリズは倒れている運営スタッフ達をその場に放置し、移動を再開する。

 

左足を負傷しているため、思うように走れない彼は、建物の壁に寄りかかりながら移動し続ける。

 

「はぁ……はぁ……俺は諦めんぞ……この力さえ、我が国の兵器にできれば……我が国は安泰となる……!!」

 

せっかく手に入れた仮面ライダーの力を、手離す訳にはいかない。

 

故に、グリズは脱落を受け入れず、逃亡の道を選んだ。

 

後を追って来る警備隊ライダーは、グリズからすればさほど脅威ではなかった。

 

有事に備えて鍛えているため、警備隊ライダーも決して弱くはない。

 

しかし、レイズバックルを所持していない彼らでは、ニンジャバックルの力を使えるグリズを抑える事は不可能だった。

 

「全ては、我が国が最強となるため……!!」

 

祖国を最強の軍事国家にするためにも、ここで終わる訳にはいかない。

 

そう考えるグリズだったが……そう簡単に逃げられるほど、デザイアグランプリは甘くなかった。

 

 

 

 

 

 

「どちらに向かわれるおつもりで? 龍之介様」

 

 

 

 

 

 

「ッ!?」

 

聞き覚えのある男性の声に、グリズは反射的に振り返った。

 

グリズの視線の先には、普段通りのにこやかな笑顔を浮かべているギロリの姿があった。

 

「あなたは既に脱落が決定しています。私個人としては、これ以上の逃亡はお勧めできません。ドライバーとIDコアを、速やかに返却して下さい」

 

「ふん……断る!! この力があれば、我が国は世界最強の軍事国家になれるんだ!! はいそうですかと返すような真似はできんな―――」

 

「ふざけるな」

 

グリズがそう告げた途端。

 

ギロリはその顔から笑顔が消え、鋭く冷徹な目付きでグリズを睨みつけた。

 

突然ギロリの雰囲気が変わった事で、グリズは一瞬怯んでしまう。

 

「仮面ライダーとは、ジャマトから街の平和を守るために戦う戦士達の総称だ。君のような、自分勝手な目的で世界に混乱をもたらそうとする者に、仮面ライダーの力を持つ資格はない」

 

「ッ……だったら何だ? お前如きに、この俺を止められるとでも思っているのか!!」

 

「……もはや、何を言っても無駄なようだな。仕方ない」

 

ギロリは小さく溜め息をつくと、ある物を右手で取り出した。

 

それはプレイヤー達が使用している物とは全く違う、謎のベルトだった。

 

「穏便に済ませたかったが……ゲームマスターである私の手で、君を処罰させて貰う」

 

「!? ゲームマスターだと……お前が……!?」

 

そう言われて、グリズは気付いた。

 

ギロリの服装が、普段とは少し違っている事に。

 

ホワイトベージュのスーツなのは普段と変わらないが、その肩にはフード付きの黒いマントを羽織っており、右手に白色、左手に黒色の手袋を着けている。

 

たったそれだけの事で、グリズはギロリの正体がゲームマスターである事を、信じざるを得なかった。

 

≪VISION DRIVER≫

 

「な、何だ、そのドライバーは……!?」

 

ギロリが腰に装着した、目のような形状をしたディスプレイが特徴的なベルト―――“ヴィジョンドライバー”を見て、困惑を隠せないグリズ。

 

ギロリは右手に着けていた白い手袋を外すと、ヴィジョンドライバー本体の上部に備わっている生体認証装置に、右手の親指を押し当てた。

 

≪GLARE LOG IN≫

 

待機音声が鳴り響く中、ギロリはヴィジョンドライバーの右腰のカードホルダーに収められていたカード状のデバイス―――“プロビデンスカード”を左手で抜き取り、それを右手に持ち替える。

 

そして……。

 

「変身」

 

≪INSTALL≫

 

プロビデンスカードを、ヴィジョンドライバー本体に付いているカードリーダーにスキャンさせた。

 

紫色のエフェクトと共に、ギロリの周囲を5つの制御装置―――“ヒュプノレイ”が浮遊する中、ギロリの全身に装甲が纏われ、5つのヒュプノレイがそれぞれ胸部、両肩、両膝に取りつけられていく。

 

そしてギロリの頭部には、2本の触覚のような装飾が付いた仮面が装着された。

 

≪DOMINATE A SYSTEM≫

 

≪GLARE≫

 

ギロリが変身したのは、ゲームマスターのみが変身を許される戦士―――“仮面ライダーグレア”。

 

その姿を見たグリズは、グレアの圧倒的な威圧感に思わず気圧されるが、すぐさまニンジャデュアラーを構え直した。

 

「ッ……うおおおおお!!」

 

≪ROUND 1 2 3≫

 

≪FEVER≫

 

≪TACTICAL FINISH≫

 

ニンジャデュアラーの鍔部分を回転させ、グリズはグレア目掛けて炎、水、土、風のエネルギーを纏った斬撃を放つ。

 

それを見てもなお、グレアは慌てる事なく両腕を広げると、グレアのボディ各部に装備されていた5つのヒュプノレイが射出される。

 

すると、5つのヒュプノレイが光線を放射してバリアを生成し、グリズの放った斬撃を防ぎ切ってしまった。

 

「!? 馬鹿な……!!」

 

必殺技をあっさり防がれた事で、グリズは動揺を露わにする。

 

しかし、それでも闘志はまだ消えていないのか、グリズはニンジャデュアラーを構えてグレアに斬りかかった……が。

 

「無駄だ」

 

「なっ……!?」

 

グリズが振り下ろしたニンジャデュアラーの刃は、グレアの右手で難なく白刃取りされてしまう。

 

しかも掴まれた状態のまま、グリズはグレアの右手を全く振り払えず、強く引っ張り寄せられグレアの膝蹴りを受けてしまう。

 

「ふっ!!」

 

「がはぁ!?」

 

膝蹴りを受けて態勢が崩れたグリズを、グレアは左手で高く持ち上げてから地面に叩きつける。

 

そこから左足で蹴りつけ、グリズを大きく蹴り転がした。

 

「ふんっ!!」

 

「ぐあああああっ!?」

 

力強く蹴り転がされたグリズ。

 

この時点で、彼は自分に勝ち目はないと悟り始めていた。

 

(なんて力だ……このままでは……ッ!!)

 

「仮面ライダーの力を手離したくない。君はそう考えているのだろう?」

 

そんなグリズに歩み寄りながら、グレアは右手の親指をヴィジョンドライバーの生体認証装置に押し当てる。

 

「喜べ。君は今後も、ずっと仮面ライダーのままでいられるぞ……ただし」

 

≪HACKING ON≫

 

「私の、操り人形(・・・・)としてだがな」

 

≪CRACK START≫

 

「!? な、何を……!?」

 

音声が鳴り響くと共に、グレアの周囲を浮遊していたヒュプノレイの内の1つがグリズに接近。

 

グリズの熊の仮面が強引に押し退けられ、代わりにヒュプノレイがグリズの頭部へと装着された。

 

「がっ……ぐあああああああ!!?」

 

ヒュプノレイを頭部に取りつけられ、頭を押さえて苦しみ出すグリズ。

 

それもほんの数秒程度で、グリズはすぐにだらんと両腕を垂らして項垂れたまま、反応を一切示さなくなってしまった。

 

「これからは、私の配下として動いて貰う。今後の働きを期待しているぞ……グリズ」

 

「……」

 

グレアがそう述べると、グリズは何も言わないまま、ただコクリと頷く。

 

その際、グリズの頭部に取りつけられたヒュプノレイの複眼が、怪しげに赤く発光するのだった。

 

 

 

 

 

 

仮面ライダーの力を利用し、他国を武力で支配する事を目論んでいた龍之介。

 

 

 

 

 

 

それが逆に、仮面ライダーの力その物に支配されてしまうとは、龍之介自身も全く想定していなかった結末と言えるだろう……。

 

 

 

 

 

 

 

「皆さん、お疲れ様でした」

 

その後。

 

事態が無事に解決した事で、デザイア神殿のロビーに戻って来たプレイヤー達。

 

この場には現在、英寿、冴、勇海、そして紬の4人が集まっていた。

 

「逃亡を図っていた榎本龍之介様ですが、最終的に自ら棄権(・・)を宣言したため、ゲームから脱落となりました」

 

「まぁ、結局はそうなるんだな」

 

「そうなるくらいなら、最初から逃げなきゃ良いのに。おかげで無駄に待たされたよ」

 

冴や勇海がそれぞれの反応を示す中、英寿だけはツムリの発言を聞いて訝しんでいた。

 

(あれだけ力を求めていた男が、そう簡単に諦めるとは思えないが……)

 

龍之介の性格から、何か裏があるのではないかと考える英寿。

 

しかし、彼のその疑問が晴れる事はなかった。

 

「次回のゲームが、いよいよデザイアグランプリ最終戦。この4名の中で、その最終戦を制した1名のみが、理想の世界を叶えられる“デザ神”の座を獲得できます」

 

「最終戦……次回が、いよいよ……」

 

ゴクリと唾を飲み込む紬。

 

マスクの位置のズレを直す勇海。

 

両手の拳を強く握り締める冴。

 

ニヤリと不敵な笑みを浮かべる英寿。

 

ツムリの発言を聞いた全員が、最終戦に向けて、覚悟を決めつつあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continued……

 




仮面ライダーギーツ!

ツムリ「私達の街に、ラスボスが迫って来ています」

英寿「最終戦は、これまでのゲームとはレベルが違う」

勇海「俺にも叶えたい理想があるからね」

紬「それでも私は、成し遂げなければならないんです……!」
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