生かさず殺さずの究極のアイドル 投稿者:ビルダー拓也   作:おけがん

7 / 7
ウッス!感想カキコ、お気に入り等々たくさんの応援ありがとナス!


第七話 ビルダーの子守はハードモード

 

 

俺は20分以上?30分以下?くらい早熟くんを抱きしめていた。震えていた小さな身体も段々と震えがおさまってきたのがわかった。

 

俺の鍛え抜かれた上半身で壊れないように抱きしめ続けていたら、なんと早熟くんの方から抱きしめ返してくれたぜ!

 

なんだか心の中が暖かくなってきたなりね。これが親の気持ちなのかなぁとガタイで分析。まあ拓也はホモだから結婚できないし、結婚できるようになっても子供が作れるようにはならないんだよね(笑)

 

早熟くんを抱きしめていたらポケットに仕舞っていたスマホから着信音が入った。早熟くんの身体を離して、2人に断りを入れて電話に出るとそこから聞こえてきたのはあの声だった。

 

「拓也?お休みのところ申し訳ありません。今、お客さんから指名が入っています。すぐに来ることはできますか?」

 

仕事疲れ気味で俺に電話をかけてきたのはマネヱヂヤアだ。

 

いつもの拓也ならたとえ休みの日でも暇ださであればお客さんのデカマラ咥えるために出勤してあ。でも今日は元々休みの日だったし今は2人の面倒を見ないといけないから無理だぜ。

 

「すんません。今日はどうしても外せない用事がありまっす」

 

「そうですか。拓也が断るなんて珍しいですね。……わかりました、無理を言ってすみません。お客さんには私の方から伝えておきます。ゆっくり休んでくださいね?」

 

「ウッス!ありがとうございます」

 

さてと、マネヱヂヤアからの電話も終わったし2人の相手をしてやるぜ。いつもは雄臭い男の相手をしている俺にとって子供2人の相手なんて造作もないぜ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ルビー、アクア、ただいま!」

 

なるべく早く打ち上げから離脱しようとしていたが予想以上にも盛り上がってしまい(斉藤とミヤコが)その空気に飲まれて楽しんでしまい帰りが遅くなったアイは急いで自宅に戻った。

 

2人とも寂しくしてないかな?東条さんと仲良くしてくれてるかな?と心配していたが、リビングに入ると予想外の光景が広がっていた。

 

「おじさん、マリカー弱すぎ(笑) そんなんであんなに偉そうにしてたの?ザコザコなおじさんのために少しは手加減してあげてもいいよ」

 

「なにお前、今日会ってからずっと思っていたけどすんげぇムカつくぜ!少しは大人に敬意を払ったらどうなんだよ。アクアを見てみろ。こいつは俺にチョー敬語を使うのにお前はタメ口じゃん」

 

「おじさんが一回くらいマリカーで一位になったら敬語使ってあげるけど。でもおじさんの実力じゃ私どころかお兄ちゃんに勝つことすらできないけどね(笑)」

 

「またお↓じ→さ↑ん↓って言ったな?ふざけんじゃねーよお前!お兄さんだろぉ!?」

 

「おじさん40歳くらいに見えるんだけど…」

 

「それは僕も同意。拓也さん、それで20代は無理があるよ」

 

「もう許さねぇからな。マリカーでボコボコにしてそのキラキラに輝く瞳を涙で染め上げてやるぜ」

 

「ふふん。お兄ちゃんに勝ってから言ってよね、お・じ・さ・ん」

 

愛する2人の我が子と、子守兼マネージャー予定のサーフ系ボディビルダーがビルダーを真ん中に2人が左右に別れて座る形で仲良くマリカーをしていた。

そう"3人"でマリカーをしていたのだ。

 

いつもは難しそうな本を読んでいるアクアがなんと一緒にゲームをしていた。それだけでも驚くことだったが、さらに拓也の左隣に座る位置がまあ近いのだ。それこそ世間一般的な親子の距離くらいに。

 

反対側に座るルビーは子供1人分の距離を空けて座ってはいるが、それでも楽しそうにゲームをしていた。加えて隣に座る拓也を煽りながらだ。

 

真ん中に座る拓也はルビーに煽られ、アクアに見捨てられながらも一緒にゲームを楽しんでいた。ルビーに対しては怒っていたが、それも自分が知る母親の怒鳴り声やキレた時の表情とは違う。なんとなく親愛のある怒り方だとわかった。

 

(いいなぁ…)

 

アイはそんな3人を見て、自分でもわからないが羨ましいと思った。

 

それは自分が母親にされなかった家族団欒の姿だったのかはわからない。ただ、アイの2つの瞳に映るのは紛れもない仲のいい家族の光景だった。

 

「……うーん、これが」

 

何かモヤモヤしたものが渦巻く中、アイの帰宅に気が付いたルビーが駆け寄ってきた。

 

「ママー!おかえりなさい!」

 

「うん、ただいまルビー。アクアもただいま」

 

「おかえり」

 

「東条さんも、2人の面倒を見てくれてありがとね」

 

「お前また名前…………もういいぜ」

 

拓也は反論しようとするが、ここまでルビーにいいように揶揄われてきたことも相まって疲れてきっていたので諦めた。

 

「今日のママ、すっごくかっこよかったよ!今まで見てきた中でもとびきり最高だった!それを会場でちゃんと見れたんだよ!!それでそれで……」

 

ドーム公演を思い出したのか興奮が冷めぬままアイにマシンガントークを繰り広げるルビーと、それを一言一句聞き逃さないように聞き手になるアイ。

アクアもルビー程ではないがライブが楽しかったのか笑顔でルビーの話を聞いている。

拓也はそんな親子3人をハァハァ喘ぎつつ乳首をこねくり回しながら眺めていた。

 

 

 

 

 




あと1・2話くらいで幼少期編を終えたいっすね
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。