こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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やっぱりオリジナルのシーンが難しい……結局寝落ちしてからしばらく書き続けました。


30スレ目(現実パート6)

 

 

「グルォォォォォォォアアアアアアアアアア!!!!」

 

俺は玄野を狂乱のネコダラボッチで一撃で吹き飛ばして気絶させ、2人がかりで治崎へと攻撃を仕掛ける。

 

だが治崎は先程よりも圧倒的に機動力が高くなっており、ただ追いかけるだけでは攻撃に移れない。

 

「潔癖の気があってな……触られるとつい頭に血が上っちまう。

ここまでされたのは初めてだ。

それに今流し込んだのは何だ?あれを流し込まれてからやけにイライラしてくるんだよ!」

「ぐぅぅっ!?!?」

「チッ!本当にどういう個性なんだか……。」

 

俺は治崎の四本腕をさばき切れずに一発殴られてしまう。

 

だがカウンターに狂乱の波動を流し込みながら尻尾に回していた波動を回収して腹部から新たな頭部を作り出して腕を噛み砕き、吐き捨てる。

 

ヒーローとして大怪我させるのはあまりよく無いんだが今回ばかりはそうも言ってられない。

少しでも消耗させないと……たとえ倒せなくても最低でも二人が逃げれるだけの時間を稼ぐ!!

 

治崎はすぐにバックステップで距離をとって食いちぎられた腕に触れて修復をする。

 

だが背中から生えていた新しい腕が消えて他の腕が太くなっていた。

 

「ったく!修復といってもバラす瞬間はしっかり痛いんだ!

しかも食いちぎられた部分は戻らねぇ!やりやがったな貴様ァ!」

 

治崎は明らかに苛立ちを増している。

 

成る程……良いことを聞いたな。

若干拷問チックで気が引けるが狙うしかない!

 

「グゥゥゥゥゥゥウウウウウウ!!!!」

 

俺は全身の狂乱の波動を鋭児郎のように硬化させ、鋭い面を持った鱗を逆立たせた状態で作り出す。

 

あいつの攻撃は近接での格闘かトゲのみ、ここまで硬化させれば少なくともトゲが突き刺さることはない。

 

「ネコムート・ドラグノイド……『山嵐(ヤマアラシ)』!」

 

そして背中から生えている鋭い鱗を波動を放つ要領で力強く飛ばして塞がれた通路側へと発射する。

 

すぐに背中に空いた穴を修復すると背後で炸裂音がして入口の壁が粉砕される。

 

「先輩!壊理ちゃんを外に!俺と治崎との戦闘に巻き込ませるなぁぁぁァぁァああアアアア!!!」

「っ!あぁ、すぐに救援を呼んでくる!

それまで耐えててくれネコマンダー!」

「させるかぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!」

「やらせねぇよ!!」

 

治崎が地面へと腕を下ろそうとするので俺は全身の鱗を先程と同じ要領で治崎へと飛ばしまくる。

 

この鱗飛ばしをしている間は若干制御が怪しくなるから俺は動けないので狂乱のネコダラボッチを治崎へと向かわせる。

 

通形先輩と壊理ちゃんは……よし、脱出した。

 

「貴様のような感情論だけのヒーロー気取りに……邪魔をするなぁぁぁぁぁああああ!!!!」

 

今度は床、壁、天井から次々とトゲが襲いかかってくる。

 

狂乱のネコダラボッチの動きを封じられたか!

 

だが全身を狂乱の波動で硬化しきった今の形態ならばこの程度は問題な……。

 

「なっ!?」

 

治崎は同時に自分すらも柱を生成して俺の場所まで飛ばしており、俺へとつかみかかってくる。

 

右は避けれる、だが左は無理か!

 

痛覚遮断、左腕パージ、狂乱の波動を左腕として構築!

 

そして俺のパージされた左腕を掴んだ治崎は二本の腕で握りつぶしながら一瞬で取り込んでいった。

 

あの様子だと余計な物(狂乱の波動)も一緒に取り込んでいるだろうがそんなことよりも左腕を失ったのが痛い。

 

しかも二本で触れれば狂乱の波動による外殻も一瞬で削りきられて本体に触れられてしまうのが今ので判明してしまった。

 

これでは下手に近付けない。

 

すると背後の出口の方からいくつかの足音が聞こえてきた。

 

こいつは……三人か。

 

俺は治崎と距離をとって背後にも警戒しながら狂乱の波動を練り始める。

 

「フゥ……フゥ……フゥ……フゥ……。」

「どうした?息が上がっているぞネコマンダァァァァァァアアアアア!!!」

「グルァァァァァァァアアアアアアアア!!!!!」

 

背後を気にしてる余裕がない、先程音本を分解して取り込んだのが原因かやたらとパワーが強い。

 

クソッ、だんだんこっちの身体が狂乱の波動に耐えきれなくなり始めてきた。

 

「一か八カヤッテミるしカナイか。」

 

俺は狂乱のネコダラボッチを回収して狂乱の波動の浸食を解除して普通のネコダラボッチへと戻す。

 

ネコダラボッチに割いていた分の分割思考を全て回収してソドム達全員と繋げた。

 

俺の方へ割けるリソースが増えた分数分程度とは言え余裕は出来た。

 

「治崎ィィィィィィィィイイイイイイ!!!!」

「無駄だと言うのが何故分からない?理解に苦しむなネコマンダー!」

 

いや、無駄ではない。

 

こいつは狂乱の波動の悪意の増幅によりだいぶ冷静さを失って興奮状態になりかけている。

 

その為ある事を忘れているのだ。

 

俺は真正面から突撃しているはこれはブラフだ。

 

本当の狙いは……。

 

「ソドム!!」

「「「ニャァァァァァァァァアアアアアアア!!!」」」

「ぐぅぅうあああああ!?!?」

 

ソドムの不意打ちによって治崎は下から天井まで吹き飛ばされ、音本を取り込んだことで生まれたて新しい腕二本もズタズタになり、まともに使い物にならなくなっていた。

 

腹部にも大きなダメージが入っており、自分で治さなければかなり危ないだろう。

 

「ぐぅぅぅぅぅううう!?!?」

 

治崎はまたも自分の肉体を分解して再構築することで回復する。

 

だが何度も自分を一度バラしていたせいかダメージが蓄積しているようでだいぶキツそうだ。

 

やはり精神的な限界があったか。

 

すると天井のヒビがどんどん深く入っていき、崩れそうになる。

 

いやな予感がしたら俺はソドムで地上を確認すると……。

 

「あ、不味……。」

「ネコマンダー!無事か!?」

「大丈夫!?」

「ったくどいつもこいつも勝手に動くんじゃねえ。」

 

サー・ナイトアイにイレイザーヘッド、それに出久か!

救援に来たのは助かるがタイミングが悪すぎる!?

 

「みんな下がれ!崩落に巻き込まれるぞ!!」

「「「!?」」」

 

俺はすぐさま全身の波動を変形させて繭のような形にして身を守る。

 

流石に崩落で潰されるのだけは勘弁だからな。

 

そして天井の崩落が始まり、大量の瓦礫が降り注いでくる。

 

瓦礫はそれほど問題じゃないんだが上にいたのはリューキュウ事務所のメンバー達に加えて麗日さん、蛙吹さん、波動先輩、それにどっから沸いて出たのかトガヒミコとトゥワイスだった。

 

更に最初に扉をぶっ壊しながら先制攻撃を仕掛けてきた巨体の構成員もいるのだ。

 

俺はソドムで俺の繭の周辺の瓦礫を退かしてから崩落跡を見るとトガヒミコとトゥワイス以外は全員落下してきていた。

 

だが一番の問題はそこではない、治崎の目の前に構成員が落ちてきていた事だ。

 

「殺す……貴様だけは殺してやるぞ……ネコマンダーァァァァァァァァアアアアア!!!!」

 

狂乱の波動で治崎の殺意が余程増幅されたらしい。

 

ヤツは巨体の構成員の身体を分解し自分へと取り込んでいく。

 

だが俺は組上がっていく新しい治崎の姿に明らかな違和感を感じる。

 

明らかに大きすぎる。

 

「まサか周辺の瓦礫すラ取り込ム気か!?」

 

流石にこれ以上地下で戦っていては出久達にリューキュウ、麗日さん達、それに脱出を試みている通形先輩に壊理ちゃんが危ない。

 

俺は天井の穴に向かって飛翔する。

 

念のためにバベルを呼び出しておいて正解だったな……。

 

「バベル!」

『ファッファッファッ!任されよ。』

 

バベルは城部分の下の地面にあるクリスタルの塊からエネルギーを取り出して頭部に収束して攻撃準備を開始する。

 

俺は狂乱の波動の出力を元に戻してからドラゴンエンペラーズを一気に全員出していく。

 

俺のにゃんこ達の中でも一番火力のある連中達だ。

 

これで治崎を一気に倒す!!

 

「壊理はオレのモノダァァァァァァァァァァアアアア!!!!」

「違う!彼女は彼女自身の物だ!人が勝手に決めつけてんじゃねぇ!!」

 

俺は巨大化した治崎が這い上がって来るのを確認してから一斉攻撃を開始した。

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