こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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だいぶ長引いてしまってる……流石にそろそろスレ回といきたいですね……

そしてまた寝落ちですスンマセン……

というかここ数週間最近深夜帯に起きれなくなってる……睡眠時間が足りなすぎたか……


30スレ目(現実パート7)

 

 

「ぐぅぅぅうううう!!!」

 

竜戦機ライデンによるガトリングによる牽制で治崎の異様に巨大化した身体を少しずつ削りながら牽制し、神龍かむくらの電撃により防御不可能のダメージを少しずつ治崎へと叩き込んでいく。

 

さらに遠距離から天城龍バベル、邪龍ヘヴィジャーク、古龍ガングリオン、覇龍ディオラムス、聖龍メギドラによる遠距離攻撃勢が次々と治崎の肉体を削り続ける。

 

さらに隙を見て海龍ダライアサン、竜騎士バルスが近接戦闘を仕掛け、角龍グラディオスのブレスが治崎を稀に吹っ飛ばしている。

 

ソドムは念のため地中に潜ませて救助活動を迅速に行えるように待機させる。

 

こいつらは生産性最悪でこの巨大ゆえに扱いに難があるがここまでバカみたいにデカくなった治崎相手であれば存分にその強さを生かすことが出来る。

 

それにしてもだいぶ肉体が赤いから赤い敵扱いを期待したがグラディオスに吹っ飛ばされているってことは無属性扱い確定か。

 

これまたずいぶんと厄介だ。

 

赤とか黒とかでも良いから属性さえあればこちらとしても妨害可能なにゃんこを量産してハメるなんてのも可能だったんだが無属性相手となると話が変わってくる。

 

俺の今生産可能なにゃんこでまともに無属性相手に有利に戦えるのはグラディオスとキャスリィくらいしかいない。

 

…………いや待てよ?

 

俺はキャスリィの名前を頭の中に上げたときにある一つの考えが思い浮かんだ。

 

そして体育祭の時のキャスリィの戦闘による活躍を…………。

 

「勝ち筋ガ見えタ!」

 

だかいい加減限界が近いとばかりに脳内と視界、及び思考にノイズが走り始める。

 

本来制御できる限界を超えて狂乱の波動を使いすぎたか………。

 

俺は治崎の個性によるダメージを限界まで押さえるために全身を覆っていた狂乱の波動を背中のみに集中して巨大な翼を生み出し、にゃんこ城への部分変化を利用して背中にキャスリィを出す。

 

「んしょ……うんしょ……。」

 

どうやら杖がだいぶ邪魔そうだ。

まぁデカイ上に今の俺が開いてるにゃんこ城の扉も人がギリギリ通れる程度でしか無いからなぁ……。

 

なりふり構わなければ大型の入口を作ってそれなりの速さでスムーズに出撃させてやれるんだが大きくしすぎると今度は被弾するリスクが大きく上がってしまう。

 

「悪いキャスリィ!最悪身体を最低限出した状態でも良いからあいつに攻撃出来るか!?」

「……大丈夫、あれだけ大きければ適当に撃ってても大体当たるよ。」

「よし、頼んだ!」

 

だが治崎もいい加減身体を修復しながら岩のトゲ程度では対したダメージにならないドラゴンエンペラーズに対して業を煮やしたのかある程度攻撃を無視し始めた。

 

ダメージは無いわけでは無いんだが個性によって一度自分自身の肉体を削りつつも無視してドラゴンエンペラーズへと攻撃を仕掛けている。

 

恐らく個性の発動による即死攻撃で少しでも数を減らす気なのだろう。

 

こいつの個性の都合上一度でも手に触れさえすれば一撃死が確定してしまうからな……。

 

「キャスリィ!」

「呪われちゃえ!!」

 

だが俺の背中から出ているキャスリィから呪いの玉が発射されて治崎の巨体に当たり、その付近から烈波が発生して呪いが発動する。

 

そして治崎がダメージを回復する為に自分の身体に手を当てると驚愕する。

 

「個性が!?貴様何をしたぁ!!」

「イレイザーの真似事ダよ!キャスリィ!次々頼ムゾ!」

「任せて!」

 

キャスリィによる呪いで個性の発動が出来なくなった以上治崎の攻撃手段は物理的な攻撃しか無くなるが治崎のあの巨体は瓦礫すらも取り込んで作っている為にパワーだけはあっても実は普通の肉体に比べてかなり脆い。

 

それに単純な力勝負を仕掛けようとした所でドラゴンエンペラーズは素のスペックだけは化物クラスの強さを誇っており、パワー負けすることはまず無い。

 

むしろ呪いによって個性を一時的に封印してる上にキャスリィとグラディオスによるふっとばし妨害で満足に動けない治崎にはもう空中にいる俺やバベル達への攻撃手段は皆無だ。

即死が無くなった事で慎重に攻撃を仕掛ける必要が無くなった為により攻撃は激しくなる。

 

「ぐぅうう!?ぁぁぁぁぁぁああああ!?!?」

 

よし!このまま削り続ければ……。

 

だが治崎は何故か真横をずっと見ており、何か動く様子がない。

 

とてつもなく嫌な予感がした俺はその方向に何かあるのか探すとそこには脱出した壊理ちゃんと出久、通形先輩の三人が居た。

 

なんてタイミングが悪い!?

 

「壊理……!壊理ヲ返セェェェェェェエエエエエ!!!!」

 

まずっ!?どう考えても殺す気だ!

 

位置関係から下手にドラゴンエンペラーズの連中が攻撃を仕掛けると壊理ちゃん達ごと巻き込みかねない!?

引っ張って動きを阻害しようにも身体が脆すぎて確実に拘束が外れる!

 

「ヤラセルカァァァァァアアアア!!!

出久!!壊理チャンヲツレテヨケロオォォォォォォオオオオ!!!!」

 

通形先輩はどのみち透過があるから心配するだけ無駄だ。

 

だが出久達だけはどうにもならない。

 

治崎の巨大な腕が出久達ごと壊理ちゃんを押し潰そうとしたその時、俺の各種センサーが異常を検知する程の出力をもった衝撃と共に出久達が遥か上空へと上がっていた。

 

『アノバカ!マタ100%ノシュツリョクヲダシヤガッタ…………ナゼアシガオレテナイ?』

 

今のが跳躍だけの威力だとしても明らかにその出力からして100%の力を発揮しているのは間違いなかった。

 

それなのに足が折れてない……まさか制御に成功した?あの土壇場で?

 

だが俺の視覚の各種センサーは出久から異常を検知し続ける。

 

「ッ!?アリエナイ!?」

 

出久の肉体の情報が明らかに巻き戻っている。

 

どう考えても抱えている壊理ちゃんの個性、まさか時間そのものの巻き戻しだとでも言うのか!?

 

だとするなら出久は反動を受けた瞬間にその前の正常な状態に巻き戻っている事になる。

 

だがそんな巻き戻る状態が続いてしまえばあいつは消滅してしまう!!

 

だがそんな出久の全身から見たこともない程の異常な出力……それこそオールマイトすら超えるバカげた力を感じる。

 

まさかあいつ全身にあの力を100%発動して巻き戻る速度よりも肉体を壊し続ける気か!?

 

「壊理ィィィィィィィイイイイイイ!!!!」

「SMAAAAAAAAAAAAASH!!!!!!」

 

出久が音速すらも超えた速度で移動して治崎の懐に飛び込むと回し蹴りを食らわせた。

 

だがその威力はほんの少しだがオールマイトすらも超えており、母さんや俺ですら到達出来ない程の威力となっていた。

 

蹴りを食らった治崎は遥か上空へと吹き飛ばされていく。

 

なんつう威力してやがる……!

 

「どいつもこいつも……!大局を見ようとしない俺が崩すのはこの世界!その構造そのものだ!」

 

まずっ!?俺達が呆けている間に呪いが解けてまた肉体の再構築が始まった!?

 

しかも出久のイカれたパワーで蹴り飛ばされた事で治崎が一瞬とはいえ正気に戻りやがった!?

 

「目の前の小さな正義だけの!感情論だけのヒーロー気取りが俺の邪魔をするなぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!」

 

身体がさっきよりも明らかに小さい!しかも空中に居るからキャスリィじゃほぼ当てられん!

 

「キャスリィ!モドレ!」

「わ、わかった!」

 

キャスリィを体内に戻した俺は全身に波動を回してネコムート・ドラグノイド形態へと戻す。

 

そして治崎への攻撃を再開しようとする…………だが。

 

「っ!?」

 

出久が治崎の横を上方向へと通りすぎた衝撃波だけで治崎の腕が砕け散る。

 

「目の前の!小さな女の子一人救えないで!」

「うぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!」

 

治崎は四肢をまだバラバラに砕いて四本の腕として再構成する。

 

だが出久は既に治崎の真上を取っており、拳を固めて殴る姿勢を取っていた。

 

まず!?あれは巻き込まれ兼ねない!?

 

「みんなを助けるヒーローに……!!」

 

その直後、治崎の真上から巨大な拳状の熱を持った衝撃波が雨のように降り注ぐ。

 

それこそ視界いっぱいに降り注ぐ程の回数を一瞬で……。

 

四肢を完全に破壊して本体を露出させた出久は既にまた治崎へと接近して殴る姿勢を整えており、尋常じゃない蒼白い雷のようなエネルギーを放出しながらその拳を振り下ろす。

 

「なれるかよおぉぉぉぉぉおおおお!!!」

 

その瞬間、治崎を覆っていた他の人間や瓦礫から産み出されていた肉体が塵となり、殴られた治崎が気絶して落下する。

 

あれは俺や母さんでもまともに食らえばひとたまりもないな。

 

俺はようやく終わったその戦いに安心感を得てしまったのか地上に降りて狂乱の波動を解除した後そのままその場に倒れてしまう。

 

全身の機械化した肉体の中身が軋みを上げている。

 

これは…………ちょっと意識保つの……無理……だな……。

 

 

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