こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

14 / 195
前回短めだったので今回は長めとなります。


7スレ目(現実パート)

 

雄英での初授業を終えた次の日……。

 

俺はまたウシネコに乗って車道を通り登校をしていたのだがなにやら渋滞が酷くなっており一旦歩道の方へと移った。

 

とりあえず歩道で特に危険も無いはずだから俺はキャスリィを体内から出してあげて一緒に登校をする。

 

「……?人がいっぱい……?」

「ほんとだ……あれは……マスゴミか……。」

「マス……ゴミ?燃える?」

「むしろ燃やす方だな……」

 

しばらく雄英に向かって歩いていくとやたらと道路が渋滞を起こしていた原因が判明した。

マスゴミの集団が学校の前に張り付いており、なんなら車道すらも塞いでいたのだ。

そりゃ道路も詰まるわけだが……ここまで人の迷惑を考えないとはな……。

 

「仕方ない……相澤先生に連絡をいれるか……。」

 

俺は雄英職員室に電話を掛けて相澤先生に個性使用について相談しようとする。

だがあいにく代わりに出てくれたミッドナイト先生曰く相澤先生はあのマスゴミへの対応に追われてしまっていて今は連絡を取れないらしい。

 

「そうですか……個性使用してとりあえずマスゴミどもを避けて雄英の中に入ろうかと思っていたのですが……。」

『ゴミって……まぁ否定はしないけどヒーローやるなら表向きくらいは取り繕った方がいいわよ?

とりあえず相澤先生には私から許可を出したと伝えておいて頂戴。

流石にここまで酷いとなると使用許可出さないと遅刻する生徒も出そうだもの。』

「分かりました、ありがとうございますミッドナイト先生。

それとこの話は他のクラスメイトへ共有しても?」

『ええ、許可するわ。

とりあえず人を傷付けなければ大丈夫よ。』

「了解です、それでは失礼しました。」

 

通話を終えた俺はネコダラボッチを10匹程出して周囲を囲ませる。

まぁボディーガードみたいなもんだがネコダラボッチは結構威圧感ある見た目だし大丈夫だろう。

 

ミッドナイト先生とした電話の内容をクラスLINEでチャットとして伝えてから俺は校門へと向かう。

 

「そこの君!オールマイトについて少し話を……ヒッ!?」

「今年の入学人数を突然増やした理由について……ヒィッ!?」

「「「「「フシャァァァァアアアア!!!」」」」」

 

少し離れた位置にいた記者達がこっちを見つけて無理矢理にでも取材を行おうとするが10匹のネコダラボッチに威嚇されてすぐに後ずさる。

 

ん?あれは……。

 

「出久!こっちだ!」

「あ!猫城くん!助かったよ!

でも良いの?一応その……ネコダラボッチだっけ?そんなに出したら違反行為として扱われるんじゃ……?」

「あぁ、それならミッドナイト先生からもう許可貰った。

流石にこの状況だからな。

っと……麗日!天哉!こっちだ!」

「あ!猫城くん!助かったわぁ……。」

「む?おはよう!緑谷くん!麗日くん!猫城くん!キャスリィくん!

しかし良いのかい?そのネコダラボッチ達は……?」

「クラスLINE見てみ?」

 

俺が促すと天哉は自分のスマホを取り出して確認する。

 

何故か天哉のLINEのアイコンメガネなんだよなぁ……。

 

「む……そういうことなら大丈夫か。

確かに遅刻するのは不味いな……ではこのまま教室までいこう!」

 

俺達四人はそうして雄英のゲートを潜ったのだが後ろで今度は相澤先生がマスゴミ連中に絡まれていた。

 

そしてマスゴミの一人が無理矢理雄英の校門を通ろうとすると……。

 

『ビーーー!!』

 

大きな警告音と共に大量の隔壁が校門どころか周囲の塀すらも覆って道を無くしてしまう。

バリアが起動してから相澤先生が俺達に気付いてこっちにやってくる。

一応校門に入ったからネコダラボッチは少しずつ収納中だ。

 

「……猫城!一応ミッドナイト先生から連絡は受けてる。

ただ悪いが飛行型を貸してくれ。」

「良いですよ、とりあえず今ストックにいるネコノトリ30匹をすぐに出しますね。

追加で必要なら生産しますがどうしますか?」

「いや、それだけいれば十分だ。

マスコミが雄英バリアを起動させちまったから生徒が入るまでに時間がかかって授業が遅れるから合理的じゃない。

それにあいつらが張ってるせいで雄英バリアはしばらく解除されそうにないしな……。

そいつらで直接空から運ばせたい。」

 

なる程な……確かにこんな状況じゃ今から来る生徒が入れないわな。

 

「しかし気になったのですが空からの対策とかはしてないので?」

「そっちはそっちで別の防衛機構がある。

……まぁそんなことするバカは基本ヴィランしか居ないから対ヴィラン仕様だがな。」

「なる程……っとこれで良し。

一応雄英側からと分かるようにホログラフで文字が出るようにしておいたのを3匹用意しておきましたので指示をお願いします。

一応この三匹とは視界と聴覚共有しておきますので何かあればこいつ越しで話してくれれば伝わります。」

 

すると相澤先生は『雄英生徒はこちらのネコノトリにお捕まりください。』と書かれたホログラフを頭上に表示するネコノトリを見て凄く微妙そうな顔をする。

 

ちなみにホログラフ装置は雄英側から来た入学案内を参考にしてウチの両親が世話になってるサポートアイテムの会社に頼んで作って貰った。

ちなみに先生方から許可は貰ってある。

 

「もはやなんでもありか……まぁいい、助かった。」

「あぁ、そうそう。

こいつらの仕事終わったら俺の所で回収してしばらく食事取らせるのでなんなら調べたい事とか他に手伝わせたい事があれば昼頃まで手伝わせてやってください。」

「わかった、そっちは他の先生達にも連絡をいれておこう。」

 

ちなみに感覚共有でネコノトリに今日の猫缶5倍と伝えておいたらめちゃくちゃやる気出した様子になってたので気まぐれでサボることは無いだろう。

こいつらは貰えると分かれば全力でやるタイプのやつらだしな……。

 

こうして俺達は1-A教室へと向かっていき、若干開始時間が遅れたけどホームルームが開始される。

 

「昨日の戦闘訓練お疲れ。

VTRと成績……見させて貰った……。

爆豪、お前もうガキみてぇなマネするな……能力あるんだから。」

「……分かってる」

「で緑谷は……。」

「んっ!!」

 

出久は相澤先生に名前を呼ばれてから青い顔をして姿勢を正してガチガチに固まる。

出久……今さら遅いぞ、諦めろ。

 

「また腕ぶっ壊して一件落着か……個性の制御……いつまでも"出来ないから仕方ない"じゃ通させねぇぞ。」

 

出久は相澤先生の話を聞いてやはり思うところがあるのか悔しそうような表情をしていた。

 

「俺は同じことを言うのが嫌いだ。

それさえクリアすればやれることは多い……焦れよ緑谷。」

「は、はい!!」

 

相澤先生はキレイに落としてからあげることで出久のやる気を瞬時に出させて見せた。

この人……アメと鞭が上手いな……まぁ鞭はグリ○ガムの鞭だが。

 

「それと猫城……あれがお前の個性を最大限活かすのは分かるがもう少し絵面を考えろ。

いくら魂が戻ってきて体を作り直せるつっても助けられる側の事も考えてやれ。」

 

あー、絵面と来たかぁ……だがなぁ……。

 

「あー、それなんですが……アレネコ達の希望もあってやってるのもあるんですよ……。」

「何?」

「あいつら自分が最も戦力を支えてるっていう自信があると言いますか……自分が行える最大の活躍がアタッカーや他の人とかを守ることしかないって自覚があるらしいのでかなり積極的なんですよ……ってか今抗議の鳴き声がめっちゃ頭に響いてます。」

「…………キャスリィ。」

「……半分本当、本音はネコ缶欲しい……。」

 

相澤先生はなんか複雑そうな顔をして少し考え込む。

 

「…………はぁ……無理にとは言わないが場所を選んでくれ。」

「分かりました……配慮してもらってありがとうございます。」

 

やっと頭の中が静かになった……60匹も同時に騒がないでくれ……

 

「ホームルームの本題だ。

急で悪いが今日は君らに……学級委員長を決めて貰う。」

『『『学校っぽいの来た~』』』

 

全員が息を飲んでいたが最後に出た言葉に明らか安堵するクラスメイト達だった。

 

「委員長!やりたいです!それ俺!」

「俺も!」

「ウチもやりたいっす。」

「ぼくの為にあるやt「リーダーやるやるー!」」

「オイラのマニフェストは女子全員膝上30センtぶべらっ!?」

「自重しろエロブドウ……。」

「俺にやらせろ!俺に!」

 

どいつもこいつもが騒ぎまくる……とりあえずエロブドウにはネコを顔面に投げつけておいた。

そしてその皆を一旦静かにさせるために天哉が立ち上がる。

 

「静粛にしたまえ!!

"多"を牽引する責任重大な仕事だぞ!

やりたい者がやれる仕事では無いだろう!

周囲からの信頼あってこそ勤まる聖務!

民主主義にのっとり真のリーダーを皆で決めると言うのなら……これは投票で決めるべき議案!」

 

天哉……言ってることはもっともだし俺も出来ればツッコミたくは無かったんだけどさぁ……。

 

「「「腕そびえ立ってるじゃねぇか!?」」」

「なぜ発案した?」

「日も浅いのに信頼もクソも無いわ、飯田ちゃん。」

「そんなん皆自分に入れらぁ。」

「だからこそここで複数票を取った者こそが真にふさわしい人間ということにならないか?」

 

ん?相澤先生寝袋を取り出して何を……ヲイ……。

 

「どうでしょうか!!先生!!」

「時間内に決めりゃ何でも良いよ……。」

「ありがとうございます!」

 

まて相澤先生!?寝るな!?あんた教師だろが!?

 

_________________________________________________

 

 

 

まぁ結果としては……

 

『出久』4票

『八百万さん』3票

『俺』2票

という結果に落ち着いた。

 

「僕4票!?」

「なんでデクに!?誰が!?」

「まぁおめぇに入れるよか分かるけどな。」

「んだとコラ!俺のどこが悪いんだよ!」

「そういうとこだっつってるんだよ!?」

 

勝己と範太が言い争う。

そして肝心の言い出しっぺの天哉は……0票だった。

 

「くっ……うう……0票……。

分かってはいた……流石は聖職と言った所か……!」

「他に入れたのね……。」

「お前もやりたがったのに何がしたいんだ飯田……。」

「ん?一人票が多くねえか?」

 

轟がその事実に気付いて指摘する。

 

「あぁ、それはキャスリィちゃんにも投票して貰った。

意見は多い方が良いからな。」

「ん……!」

 

ちなみにキャスリィは八百万さんに入れたらしい。

まぁ俺は出久に入れたんだがな。

あとで話を聞いてみたら……。

 

「釜戸……たくさん誉めてた、嬉しかった。」

 

とりあえず本人に伝えたら無言で抱き締めていたとだけ言っておこう。

 

 

 

 

 

「んじゃ委員長は緑谷、副委員長は八百万だ。」

 

皆の前に立った出久がガチガチに緊張して震えてやがる……少しは八百万みたいに胸を張れば良いものを。

 

「マ……マ……マジで……マジでか……?」

「ん~悔しい……。」

「良いんじゃないかしら?」

「緑谷、何だかんだで熱いしな!」

「八百万は講評の時のがカッコ良かったし……」

 

 

_________________________________________________

 

 

~昼休み~

 

 

「うわ~!今日も凄い人だね!」

「ん……いっぱい。」

「ヒーロー科の他にサポート科や経営科の生徒も一堂に会するからな」

 

まぁ正直ここの飯って安くてめちゃくちゃ旨いのもあってコスパ的にもお財布に優しいからな……。

 

天哉、麗日さん、出久、キャスリィと一緒に昼食を食べていると出久が不安を口にする。

 

「うわぁ……いざ委員長やるとなると勤まるか不安だよ。」

「勤まる!」

「大丈夫さ、緑谷くんのここぞという時の胆力や判断力は"多"を牽引するに値する、だから君に投票したのだ。」

「君だったのか!?」

「出久の頭の回転の速さは結構凄まじいものがあるからな……それにお前結構人柄も良いからいいんじゃねぇか?」

 

とはいえ出久はやっぱり不安そうにしていた。

 

「でも飯田くんも委員長やりたかったんじゃないの?

メガネだし!」

 

麗日さん……メガネだしは流石に酷いと思うぞ……俺もこいつの第一印象真面目メガネだけど……。

 

そうして話をしていくと天哉がターボヒーローインゲニウムの弟だという話が出てきて俺もヒーローの息子だという情報を出久が口を滑らせて話して父さんと母さんの話になる。

 

「まぁ父さん……サーベルマンは近接戦主体のヒーローであの牙が最大の武器だな……いつもカバーしてあんまり被害でないようにしてるけどたまにカバーごと叩ききる事があるから若干こええ。

正直ヒーローとしての実力は中の上ってくらいだけど母さんと組むことではっきりいって別次元の強さになるな。」

「それも知ってる!シスターヒーロー『セイント』でしょ!個性がサポート魔法で回復や身体能力強化なんかが出来る万能型ヒーロー!!」

「言っとくが母さんがサポート主体だからと言って弱い訳じゃないぞ?なんなら父さん単体よりも圧倒的に母さんのが脅威だ……。」

 

まさかただ一発殴られただけでネコダラボッチが一撃で沈むなんて誰が予想出来る……。

 

そんなこんなで楽しく昼食を取っていたんだが……突如として警報が鳴る。

 

「ッ!?」

「警報!?」

『セキュリティ3が突破されました』

「何!?」

『生徒の皆さんは速やかに屋外に待避してください

繰り返します……』

 

すると飯田は隣で食事を取っていた先輩へと話を聞く。

 

「セキュリティ3って何ですか?」

「校舎内に誰かが侵入してきたってことだよ!」

「え!」

「三年間でこんなの初めてだ……君らも早く!」

 

そういって先輩は走って避難していく。

 

俺は感覚共有を今先生の所にいるであろうネコノトリの他の個体に繋げ直したりして状況を確認していく。

 

「チッ……マスゴミどもか……。」

「え?マスコミだって!?本当かい!?猫城くん!」

「あぁ、さっきのネコノトリに指示出して雄英全体の状況を確認してる最中だが雄英バリアが破壊されてる。」

「他の生徒達は……やはり気付いてない!?」

「天哉、緊急事態だ許せ!」

 

俺はストックからネコダラボッチを二匹取り出して天哉を掴ませる。

 

「なっ!?この非常時に何を!?」

「非常時だからだ!麗日さん!天哉に個性を!」

「え!?う、うん!」

 

麗日さんは困惑しながらも天哉へと触れて個性を発動する。

 

「天哉!侵入者を全員に伝えてこい!!」

「「ニャッスルゥゥゥウウウ!!!」」

「うぉぉぉぉおおおおお!?!?」

 

天哉は麗日さんの個性の影響で無重力状態となっているせいかグルグルと縦に回転しながらどんどん非常口まで飛んでいき、ちょうどEXITの部分の上に非常口の姿で叩きつけられる。

 

若干めり込んだな、やりすぎたか?

 

「皆さん!!大丈夫!!

ただのマスコミです!何もパニックになることはありません!

大丈夫!ここは雄英!最高峰の人間にふさわしい行動を取りましょう!!」

 

天哉の言葉によりパニックを起こしていた全員が一気に冷静になった。

流石は雄英の生徒……切り替えが早いな。

 

結果すぐに警察が駆けつけてマスゴミ共は拘束されていった。

 

 

 

ちなみに委員長は出久が天哉の方がふさわしいと言って後日天哉へと譲った。

 

 

それにしてもまるで"崩壊"したような崩れ方をしたあの防壁……あんなもんマスゴミに起こせるとは思えない。

こりゃ何かあるな……。




まさかの圧倒的なヒメユリ人気……そして巨神ネコファンの量よw

エロブドウ「全員の性癖をオイラに教えろォ!!」

  • 狐娘ヒメユリ
  • 人魚娘ルリィ
  • ミイラ娘レイカ
  • 狼娘ディル
  • ゾンビ娘ヴェルヴェーヌ
  • 冒険家カンナ
  • 女神ベガ
  • 七さk「ニャッスルゥ~」
  • ニャッスルルート
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。