こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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すんません、寝落ちやらかしました

それとちょっと来週の土日と今日の深夜の投稿休みます

ちょっと年末付近で仕事関係がめちゃくちゃ忙しくて疲労が溜まってて……


37スレ目(現実パート5)

 

 

 

俺は早速体内に追加されたにゃんこ達を確認していく……が若干厄介な状況になっていた

 

先程生産可能になったにゃんこは9体。

 

・『撃滅戦車ギガパルド』

・『無敵艦隊シーガレオン』

・『飛行船艦ボルボンバー』

・『時空基地アルマゲドン』

・『地底戦隊グランドン』

・『輸送兵団アトランチス』

・『電磁戦機ディア・ボロス』

・『奇襲怪光エンヴァンズ』

・『突撃部隊コンボーイズ』

 

よりにもよって全て第二形態のみで生産可能となっており、第一形態への退化が出来ないように機能がロックされている。

 

これは余程の事態でも起こらないと扱えないな……。

 

「エンデヴァー、ムーの出した試練はちょっとかなり時間がかかりそうです。

周囲への二次被害が凄まじいにゃんこが多く下手に町中で使えないやつばかりなので結構難しそうです。」

「そうか、ここで出せそうな奴は居るか?」

 

出せそうなの……と言われるとまぁアルマゲドンなら出せるっちゃ出せるんだが……ちょっとな?

 

「居ないわけではないですけど攻撃させようものならこの部屋が確実に吹き飛びます。」

「むぅ……仕方無い、後で話は詰めるとして今は置いておこう。

では早速……。」

 

そう言ってエンデヴァーは一旦トレーニングルームを後にして俺達を案内しようとする。

 

「俺も良いか?」

「ショートは赫灼の習得だろう!」

 

エンデヴァーは若干ツッコミ気味に怒鳴るが轟の奴は何か別の考えがあるらしい。

 

「ガキの頃お前に叩き込まれた個性の使い方を右側で実戦してきた。

振り返って見ればしょうもねぇ、お前への嫌がらせで頭がいっぱいだった。

雄英に入ってこいつらと……皆と過ごして競う中で目が覚めた。

エンデヴァー……結局俺はお前の思い通りに動いてる。」

 

轟は覚悟を決めた表情をして拳を握る。

 

「けど覚えとけ俺が憧れたのはお母さんと二人で見たテレビの中のあの人(オールマイト)だ。

俺はヒーローのひよっことしてヒーローに足る人間になるために俺の意思でここに来た。

俺がお前を利用しに来たんだ、都合よくて悪いなナンバーワン。

友達の前でああいう親子面はやめてくれ。」

 

轟の親子関係はかなり複雑だ。

複雑だからこそ色々と思うところがあったのだろう。

 

ほんとに良い方向に変わったな轟……。

 

「あぁ、分かった。」

「「「はっ。」」」

「これからはヒーローとしてお前達を見る。」

 

エンデヴァーは轟の言葉で何か方針を変えたのか雰囲気が変化した。

 

少なくともこの様子なら親馬鹿を発揮することはなさそうだ。

 

俺達はエンデヴァーに付いていき、パトロールをしながら話を聞くことになった。

 

「救助、避難、そして撃退……ヒーローに求められる基本3項目。

通常は救助か撃退、どちらかに基本方針を定め事務所を構えるが俺は3つ全てをこなす方針だ。

管轄の街を知り尽くし僅かな異音も逃さず事件事故があれば誰よりも早く現場へ駆けつけ被害が拡大せぬよう野次馬がいれば熱で遠ざける。

基礎中の基礎だ、並列に思考し迅速に動くそれを常態化させる。」

 

なる程な……徹底的なまでに自分の身体に管轄区域の事を叩き込む。

完全に条件反射で動けるような状態になるまで癖になるようにしているわけだ、それならあの時の行動の速さにも納得がいく。

 

並列思考とは言うがこれは要は片方を身体で反射的に行い、もう片方の判断を頭で考えるという事だ。

 

この領域にたどり着く為にはどれ程の場数を踏まなければならないのか想像もつかないな。

 

「何を積み重ねるかだ。

雄英で努力を、そしてここでは経験を山の如く積み上げろ貴様ら四人の課題は経験で克服出来る。

ただネコマンダー、貴様の力の解放条件を達成するにはどうしても時間がかかる上に場所を選ぶ。

後で海辺でのパトロールも管轄に入れているヒーローを探して話を通しておこう。」

「助かります。」

「この冬の間に一回でも俺より早くヴィランを退治してみせろ!」

 

なる程な、自分よりも早く反射的に動けるようになれと来たか…!中々にきつい条件だな。

 

その瞬間耳にピーという電子的な信号音が鳴り、俺とエンデヴァーは即座に行動を開始する。

肉体の感覚器官を機械に置き換えてるお陰でどれだけ小さい音でも把握出来る上に反射速度も桁違いに上がっている。

この辺は機械系の異形の良いところだ、反面性能が良すぎて慣れるまでめちゃくちゃ苦労するがな

 

「待てや!」

「対応が早い。」

「猫城君もかなり動きが早い……!」

 

それにしてもエンデヴァー……凄まじい移動速度だ、離されることは無いが追いつける気がしない。

これ以上の速度は狂乱の波動の全てを翼に集中させないとキツイがそうすると速度に肉体が耐えられない。

 

『当て逃げ犯は交差点を曲がり東に移動中。』

「分かった。」

 

こりゃ先回りしたほうが早いか、偵察用のにゃんこを事前に出しとくべきだったか……後でエンデヴァーに許可貰うか。

 

瞬時にエンデヴァーが俺と全く同じ方向へと同時に移動する。

俺の目には物理的に地図が表示されているがエンデヴァーはそういう機械的な補助無しでコレをやってのけている。

コレがナンバーワンヒーローか……!

 

しかもエンデヴァーの旋回は横へと炎を噴射する事による無理矢理な急旋回、肉体への負担こそあるが速度は全く減速しない。

対する俺は羽ばたきながら狂乱の波動を噴射し、空気を切り裂く都合上どうしても旋回時に一瞬だけスピードが落ちる。

 

これは取られるな。

 

っと当て逃げ犯発見。

 

横へと曲がろうとする所をエンデヴァーが炎で遮り転ばせる。

 

俺は一先ずバイクが他へとぶつかり被害が出ないように狂乱の波動を伸ばしてキャッチしておく。

 

すぐさま他のサイドキックも現れて当て逃げ犯を確保していった。

 

「当て逃げ犯確保。」

「エンデヴァー、とりあえずバイクここに置いときますよ。」

「あぁ、助かる。

一足遅かったな。」 

 

エンデヴァーがそう言うと背後に勝己、出久、轟の三人が着地する。

 

「冬はギア上げんのに時間かかんだよ。」

「爆豪、気付いてるか?」

「てめえが気付いて俺が気付かねぇことなんてねんだよ!

何がだ言ってみろ!」

 

勝己……かなりイラついてるけどエンデヴァーの手前キレないようにしてるな……。

 

「ち……ちっせぇ……。」

「オニマーさん、言わないでやってくれ。

アレでもかなりマシになったほうだ……。」

「そ、そうか……。」

 

俺は遠い目をしながらそう言う。

うん……ほんと……めっちゃマシになったほうなんだよなぁコレでも。

 

「あいつ、ダッシュの度に足から炎を噴射してる。

九州で脳無に使ったジェットバーン、恐らくアレを圧縮して推進力にしているんだ。」

 

圧縮して放出する事による推進力……か。

 

俺は翼による姿勢制御を行っていたがもしかしたらまだかなり無駄があるのかもしれんな……ただいきなりエンデヴァーのやり方に変えようものなら確実に事故るな……アレは相当なバランス感覚と慣れが必要だ。

 

「俺の爆破のパクリだ、つうかてめえ今気付いたんか?」

「ああ、まったく遠回りをした。」

「もう一つ言わせて貰えばあっちは大通りだ。」

 

エンデヴァーは犯人が逃げようとした方向の道を指で示す。

 

「そうか、火炎放射で威嚇し犯人の逃走経路を絞り込ませて!」

 

そしてすぐさま耳に信号音が鳴る……もう2つ目の事件かよ……!

 

「そこのひき逃げ犯任せます。」

 

俺はエンデヴァーと共にすぐさま飛んでいく。

 

 

 

 

 

 

完全に同じ事は無理だが工夫は出来る。

 

どれだけエンデヴァーに追いつけるか分からないがやってみせるしか無いだろう!

 

 

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