こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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いやぁ、原作の流れ的にこのままだと中途半端な文字数で中断して異能解放軍との決戦に入ってしまいそうだったのであえなく中断して閑話を挟むことにしましたw

こっとを選んだ理由としては……ギャグ9割ですw


閑話 HLB その1

 

ヒーローリーグベースボール……通称《HLB》。

 

一文字間違えればどこぞの起動する戦士にでも出てきそうな名前であるこれは野球好きのプロヒーロー達によって設立された草野球連盟の総称だ。

 

今年の年間順位はギャングオルカ率いるチーム"オルカーズ"とライオンヒーローシシド率いるチーム"ライオネルズ"が同率1位で並んでいる。

 

ちなみに母さん達が率いるチーム"バッファーズ"もいるのだが……あまりにもバフが凶悪過ぎて下手しなくても死人が出るとの苦情があり危険……じゃなかった、棄権していた。

 

 

 

今日はそのHLB最終戦、オルカーズとライオネルズの直接対決が始まろうとしていた。

 

「「「「「おーーー!!!!」」」」」

 

全員が自分達のチームカラーの上着をその場で脱ぎ捨ててヒーローコスチュームで野球場に出る…………と言ってもちゃんとした会場でやると被害総額が凄まじい額になるから修復しやすい簡易野球場なんだがな。

 

「ぐうっ!」

「ううっ!」

 

ギャングオルカとシシドがお互いの頭をぶつけ合いながら睨み合いをして張り合っている。

 

「優勝は我らオルカーズの手に!」

「「「おおーー!!!」」」

 

チーム"オルカーズ"のメンツとしては"耳郎さん"、"エロブドウ"、"瀬呂"、"障子"、"上鳴"に加えてB組から"塩崎さん"、それと助っ人として"シンリンカムイ"と"Mt.レディ"が来ていた。

 

「勝つのは俺達ィ!!ライオネルズよォ!!」

「「「おおーー!!!」」」

 

チーム"ライオネルズ"のメンツは"尾白"、"砂藤"、"鋭児郎"、更にB組から"宍田"、"鉄哲"、"庄田"助っ人としてファットガムと何故かビッグ3の天喰先輩も来ていた……ってか引き摺られてきていた。

 

「貴様ァ!勝てないと分かって助っ人を呼んだかァ!」

「同じ事をしてるお前の口からその言葉が出るとはなぁ!」

「シシドォ……!狭い陸地で王を気取る哀れな男よ……!」

「ギャングオルカァ……!テメェは海に戻ってイワシでも食べてやがれぇ……!」

「最強はシャチよ!!」

「いいやライオンだ!!」

「はぁ……相変わらず仲悪いなあの2人……。」

 

さっきからずっと張り合っている二人を放り、それ以外のメンバーの全員は呆れた様子で配置についていく。

 

「先輩、何で助っ人引き受けたんですか?」

「エッジショットに聞いてくれ。」

「インターン中に野球なんかやってていいのかな?」

「私……野球をしたことがないんですが……。」

「けど、勝てばたこ焼き食い放題の特典付きや!気張るで!」

「よっしゃー!やるからには勝つ!」

「「「おうよ!!」」」

 

どうも各々参加した理由は色々とあるみたいだが半分くらいは理由も分からず連れてこられてるっぽいなこれ……。

まぁ俺もそのうちの一人な訳だが……。

 

そんな中俺は隣に何故か存在している実況席にいる相澤先生とプレゼントマイク先生と話していた。

 

「…………なんで俺連れてこられたんですか?」

「単純にネコナースと補充人員としてネコジャラミ、それと緊急時のクッション役としてゴムネコを貸してほしいんだよ!

どれくらいの被害が出るか分かったもんじゃねぇからな!」

「マイク先生、それ俺いなくても良かったんじゃ?

俺これでもエンデヴァーのとこのインターンがあるんですけど?」

「エンデヴァーからは許可は貰ってる。

ついでに伝言だ、"少しは肩の力を抜いておけ"ってな。」

 

ッ!やっぱりエンデヴァーには隠しきれないか……俺がずっと情勢が変わる事を警戒し続けていたのを……。

 

「はぁ……確かに肩に力入れすぎていても結果は出ませんからね……とは言え何故ここなんだ?」

「俺がエンデヴァーに伝えたが向こうも向こうで微妙そうな反応してたよ。」

 

微妙そうな反応……?どういう事だ?

ってかエンデヴァーがそんな反応ってことはこの競技……もしかしなくてもろくでもないのか?

 

「あぁ……駄目だ……嫌な予感しかしない……。」

 

天喰先輩いつも以上にテンション低いな……。

 

『"オルカーズ"対"ライオネルズ"!

世紀の一戦!果たして優勝するのはどちらのチームかぁ!?

実況はこの俺プレゼント・マイク!

解説はイレイザーヘッド、医療要員と緊急時の補充要員兼何かあった時の防御要員としてネコマンダーでお送りいたします!』

『なんで俺が解説……。』

『まずはHLBの特別ルールを解説だ!』

『おい……。』

 

相澤先生ェ……。

 

ちなみに今回はなんかかなり嫌な予感がしているのでキャスリィ達は出さずに撮影の天空のネコ、補充要員のネコジャラミ軍団、緊急時にぶん投げる用のゴムネコ軍団のみを出して待機させている。

 

『出場選手はそれぞれ9人のみ!

選手の途中交代は基本的になし!ただし負傷退場になった場合は補充要員としてネコジャラミが参戦するぞ!

ポジションチェンジは何回でも可能!代走もオーケー!

当然ながら退場者が出ても試合は続行されるぞ!

打者が負傷退場した場合は自動的にアウトとなる!ヒャッハー!』

 

おい待てすげぇ不穏なセリフがいくつも出たんですが!?

 

『勝敗は9回終了時の点数差かはたまたどちらかのチーム全員の退場による試合放棄のいずれかだー!』

『むちゃくちゃだぞそれ……。』

『Here we go!正々堂々真っ向勝負!!』

「はぁ……帰りたい……ただただ帰りたい……。」

 

天喰先輩……。

 

『さぁ一回の表オルカーズの攻撃!

バッターはキャプテンのギャングオルカ!

ライオネルズ先発はシュガーマン(砂藤)!』

 

何故だ?一見普通の野球の絵面のはずなのに猛烈に嫌な予感がするんだが?

 

「いいか!遠慮は要らん!死に物狂いで投げろ!!」

 

砂藤はシシドの言葉に頷き、口の中に角砂糖を投げ入れて噛み砕く。

 

『おおっとシュガーマン!早くも糖分を吸収!

個性を使って第1球!』

「はぁぁぁぁぁあああ!!おおおおおおおっ!!!!」

『投げたぁ!凄い球だぁぁぁぁ!!!!』

 

しかしギャングオルカは……。

 

『あっさり打たれたぁぁぁぁあああ!!』

 

あぁうん、あの人なら余裕で打ち返して……ん?あの方角は……!?

 

「ぎにゃぁぁぁぁぁぁああああああ!?!?!?」

『場外ホームラン!そして撮影をしていた天空のネコが巻き込まれたァ!!』

『こりゃボールがいくつあっても足りないな。』

 

…………え?ただの球が掠っただけで天空のネコが死んだんだが?

 

しかもその間にさらっとギャングオルカが1〜3塁を通って一周している。

 

とりあえず1カメが死んだから補充するか……。

 

「コルァァアアア!!死に物狂いでやれと言っただろうが!!」

「し……死ぬ……今死ぬ……!?」

 

砂藤がシシドさんにアルゼンチン・バックブリーカーを決められている……あれはキツそうだ。

 

「ピッチャー交代!!」

『たった1球でピッチャーがマインズ(庄田)に交代!

さぁどんな球を見せてくれるのか!?』

「ツインインパクト……!」

『投げた!ってヘロヘロじゃねぇか!』

「ハッ!楽勝!」

 

バッターは上鳴……ってことは気付きそうに無いな。

さっきさらっと庄田はボールを一回殴っていた、あいつの個性を考えるとここから起きる現象は……。

 

解放(ファイア)……!」

『ストライーク!!』

「…………へ?」

 

ヘロヘロだった球は突然急加速してそのままキャッチャーのミットへと吸い込まれ、キャッチャーである宍田を審判ごと大きく後退させる。

地味に威力上がってないかアレ?

 

解放(ファイア)……!」

『ストライーク!』

解放(ファイア)……!」

『ストライーク!バッターアウト!』

『おおっと!チャージズマ(上鳴)三球三振!いや振ることも出来なかったぁ!』

 

するとギャングオルカは上鳴の前へと凄まじい圧を放ちながら立ち塞がる。

 

「指導……!!」

「あ……あんなの打てるわけねぇって……!?」

「指導ォォォオオオ!!!」

「うぇ〜い!?!?」

 

余計な事を言った上鳴は顔面をギャングオルカに鷲掴みにされて大きく上に投げ飛ばされた。

 

俺は念の為ゴムネコを上鳴の落下地点に投げておく。

 

…………これやべぇ事にしかならなそうだなマジで。

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