こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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次回はちょっと掲示板を入れようかなと思ってます。
流石にまだ続きそうですw


8スレ目(現実パート3)

 

 

~山岳ゾーン(猫城side)~

 

 

「ん?ネコダラボッチがやられた?」

 

俺は周囲の状況をネコノトリの視界で確認して危なそうな所にバトルネコライダーを送り込もうとしていたのだが途中で自身の体内へとネコダラボッチのタマシイが戻ってきたのを感じた。

 

とりあえずすぐに再生産して感覚共有を利用した情報共有を行う。

 

するとどうやら水難ゾーンエリアでヴィランによる強力な一撃から出久達を庇ってやられたようだ。

 

すぐに感覚共有をする個体を変更して視界に使っていたネコノトリ一匹を解除して水難ゾーンにまだ残っているネコダラボッチに視界を切り替える。

 

水中で戦ってはいるが流石に相手が全員水中特化のヴィラン相手だから限界が近いな……。

 

「クソッ!思ってた側からもう一匹やられた!?

ネコフィッシュ軍団!水難ゾーンへ急げ!!」

『『『ニャァァァァアアアア!!!』』』

 

とりあえずもう一匹を再生産してすぐに出撃させてまだ水難ゾーンで戦っている最後のネコダラボッチへと全身の感覚をリンクさせて直接動かした……のだが。

 

『DELAWARE SMASH!!!!』

『おいちょっとまて!?そんなもん水面にやられたらァァァァァァァアアアアアアアア!?!?!?!?』

 

出久の攻撃の巻き添えで俺(の操っているネコダラボッチ)とヴィラン全員に加え、援護に駆けつけていたネコフィッシュ全員が巻き込まれていく……。

 

『ええい!すまんネコダラボッチ!悪いがコイツらを道連れにするぞ!!』

『ニャッスル!!』

 

そしてどんどん渦潮が収束していき巨大な塊となって弾き飛ばされた。

 

地面に落下した際の衝撃で水難ゾーンのネコフィッシュとネコダラボッチが全滅する。

 

被害リソース……およそ41850円相当であった……。

 

「出久あのやろぉぉぉぉおおおおおおお!?!?!?」

 

_________________________________________________

 

~水難ゾーン~

 

船の近くの水面ではもぎもぎによって塊になり、全身を噛まれたヴィラン達が気絶して浮いており、その隙に緑谷達は水難ゾーンと中央エリアの境目まで移動していた。

 

「へへッ……今朝快便だったし奴ら一日はくっついたままだぜ。」

 

そう峰田は空元気を出しながら言うが緑谷は顔面を真っ青にして痛みに耐えながらひたすらぶつぶつぶつぶつと独り言を話していた。

 

「あれで全員だったのは運が良かった。すごい博打をしてしまっていた。普通なら念のために何人かは水中に伏せとくべきだもの。冷静に努めようとしていたけど冷静じゃなかった。危ないぞ……ブツブツブツブツ。」

「緑谷ちゃん……やめて、怖い。

反省するより次どうするかじゃないかしら?」

「そ、そうだね。

くっ!?くっ……うっ……!?」

 

緑谷は蛙吹の言葉により一旦冷静になる。

だが冷静になったと同時に脳内から大量に分泌されていたアドレナリンが切れて痛みがよりダイレクトに来てしまう。

 

「大丈夫?」

「う……うん、とりあえず助けは呼べてるから現状は生き残るのが最優先だよ。

特にヒーローからの救援を待つならこのまま水辺に沿って広場を避けて出口に向かうのが最善。」

「そうね……広場は相澤先生とタンクネコちゃん達が敵を大勢引き付けてくれてる。」

 

緑谷達が広場の方へと視線を向けると相澤がいる中央エリアで何度も炸裂音と共に砂煙が舞っていた。

 

「相澤先生……やっぱり僕らを守る為、無理を通して敵の群れに飛び込んだと思うんだ。」

「ああっ?おいまさか緑谷……バカバカバカ!?」

「ケロ……。」

「邪魔になるような事は考えてないよ。

ただ隙を見て少しでも先生の負担を減らせればって……。

本当なら猫城君がいれば彼の個性を使っていくらでも負担を減らせるんだろうけど……今は彼が何処にいるかも分からないし……下手に動き回る方が危険だ。」

 

_________________________________________________

 

~土砂ゾーン~

 

「散らして殺す……か。

ハッ……言っちゃ悪いがあんたら……どう見ても個性を持て余した輩以上には見受けられねぇよ。」

「ニャッスルニャッスル……。」

 

轟は自らに襲いかかってきていたヴィランをまとめて凍らせており、顔だけが出ている氷の彫刻にしていた。

なおネコダラボッチはその顔や体の一部だけ出ているヴィランの氷像を一体掴んで凍っていない部分を地面の氷に擦り付けて全部凍らないか試していた。

 

「ぎゃぁぁぁぁぁあああ!?!?」

「こ……こいつ……移動してきた途端に……!?」

「本当にガキかよ……!?」

「い……いってぇ……!?」

「くぁwせdrftgyふじこlp!?」

「おい……それ以上はやめてやれ。」

「ニャッスル?ニャス。」

 

流石の轟も擦り付けられていたヴィランが哀れに思ったのかネコダラボッチに止めるように言うとネコダラボッチは擦り付けた状態のまま放置してしまい、顔だけで全体重を支えて強制逆立ちをさせられるえげつない氷のオブジェが生まれてしまう。

流石に不味いと思った轟は首の辺りの氷を分厚くして地面を支えさせた。

 

そして轟は氷のオブジェの間を通り抜けていく間に手だらけのヴィランの言葉を思い出す。

 

『オールマイトを殺す……初見じゃ精鋭を揃え数で圧倒するのかと思ったが……。』

 

そしてそんな隙だらけに見える轟へとヴィランが前後から不意打ちをしかける。

 

「うりやぁぁぁぁぁあああ!!!」

「……」

「死ねぇええええ!!!」

「ニャッスル!!」

「ふぐりっ!?」

 

轟が正面のヴィランを全身凍らせてネコダラボッチが背後から槍で襲ってきたヴィランの息子を殴って潰す。

悶絶している背後のヴィランを轟が容赦なく凍結させると正面のヴィランへと少しずつ歩いて近付いていく。

 

『蓋を開けてみりゃ俺達用の駒、チンピラの寄せ集めじゃねぇか。

見た限りじゃ本当に危なそうな人間は4~5人程だった。

とすると俺が次に取るべき行動は……。』

「なぁ?このままじゃあんたら、じわじわと体が壊死していくかあいつの玩具にされるわけなんだが……俺もヒーロー志望……そんなひでぇことはなるべく避けたい。」

「う……うう……!?」

 

そして轟はその右腕から冷気を出しながら氷漬けとなったヴィランの顔へとじわじわと近付けていく。

 

「あのオールマイトを殺れるっつう根拠は……策って何だ?」

 

轟はヴィランから情報を引き出すために拷問を始めるのだった。

_________________________________________________

 

~山岳ゾーン(八百万、上鳴、耳郎side)~

 

上鳴は今、三途の川が一瞬見えてしまっていた。

目の前のヴィランがその強靭な肉体で殴りかかっていたのだ。

 

「はひほっ!?」

「おおっ!!」

 

上鳴は間一髪でそれを回避する。

 

「怖ぇ!?マジ今見えた!?三途見えたマジ!?

なんなんだよこいつらは!?どうなってんだよ!?」

「ぐっ!うう!」

「はっ!」

「「「ニャッスルゥゥ!!」」」

 

耳郎はその手に持ったショートソードでヴィランとのつばぜり合いを力任せに弾き、八百万はその槍でヴィランの攻撃を上手く受け流していた。

 

そしてニャッスルズは……釘バットがヴィランのケツをしばき、メリケンサックがヴィランを防具ごと粉砕しながら吹き飛ばし、モーニングスターに巻き込まれたヴィランが周囲を巻き込みながら叩きつけられていた。

 

「そういうの後にしよ!」

「今はこの数をどう切り抜けるかですわ!

ネコダラボッチさん達のお陰で順調に減ってはおりますがヴィランが多すぎます。」

「だったら俺にも武器をくれ!?」

 

そう、唯一上鳴だけが武器を渡されていないという悲しい現実と向き合っていた。

 

「つうかあんた電気男じゃん!バリバリっとやっちゃってよ!!」

「あのな!?戦闘訓練の時見たろ!?ペアだったじゃん!?

電気を纏うだけだ俺は!放電出来るけど操れる訳じゃねぇ!

二人とも巻き込んじまうの!あれだ!轟と一緒よ!

助けを呼ぼうにもこいつ今ジャミングやべぇしさ!

いいか二人とも!今俺は頼りになんねぇ!頼りにしてるぜ!」

 

しかし耳郎がそんな言い訳ばかりする上鳴にいい加減イラっとしていた。

 

「男の癖にうだうだと……」

「っ!?っと!」

「じゃあさ!!」

 

ヴィランが上鳴へと殴りかかり、上鳴は耳郎の方へと避けるが突如後ろから蹴り飛ばされた。

 

「どわ!?」

「人間スタンガン!!」

「マジかバkどわっ!?」

 

上鳴はヴィランへとぶつかるが咄嗟に個性による帯電を行う……すると。

 

「あばばばばばばばばばば!?!?」

「あっ通用するわこれ!俺強ぇ!

二人とも!俺を頼れ!!」

「軽いな……オイ……あっ、えい!!」

 

そして耳郎は個性で自分の腕を伸ばして大岩を掴み、鞭のように殴りかかるヴィランを見つけて耳のプラグを足へと伸ばす。

 

「ふざけてんなよガキ!!」

 

伸びたプラグは耳郎の足にセットされたスピーカーへと接続されてとんでもない音量の心音が爆風のような衝撃と共に前方へと集中する。

 

「ニャァァァァアアアア!?!?!?」

 

ネコダラボッチを一匹巻き込みはしたがヴィランの叩きつけようとした岩が砕かれて腕を上鳴の顔面へと弾き飛ばす。

 

「うおっ!?」

「うわぁぁぁぁああああ!?!?!?」

 

伸びた腕は思いっきり上鳴へと直撃したが帯電中の上鳴へと接触したことでそのヴィランも感電する。

感電するヴィラン達の間から双剣を逆手に持ったヴィランが飛びかかってくるが八百万が咄嗟にネットを作り出して空中で拘束した。

 

それにより拘束されたヴィランが上鳴の所へと落下してゆき……。

 

「うぁ!?うぎゃぁぁぁぁぁぁあああああ!?!?!?」

 

八百万はそんな二人を叱る。

 

「お二人共真剣に!!」

「ごめん、実際いい案だと思ったんだけど。」

 

耳郎はまたプラグを足のスピーカーへと突き刺して爆音をヴィランへとぶつける。

 

「うぁぁぁぁああ!?!?!?」

「み、耳がぁぁぁぁ!?!?」

「「ニャッ!?ニャッスルゥゥゥウウウ!?!?!?」」

 

二匹程フレンドリーファイアを起こしていたがコラテラルダメージだろう。

 

「上鳴、あんたもさ……コスチュームの要望に指向性の補助くらい書いとけっつうの!!」

 

だが崖の上からヴィランが耳郎へと飛びかかるが……。

 

「ニャッスル!!」

「アーーーッ!?!?」

「「「「「ひぇっ!?」」」」」

 

唯一無事だったネコダラボッチの放ったモーニングスターにより落下中のヴィランの息子へと鉄球が直撃してしまう……思わず上鳴と共にヴィランの男達全員が内股になってしまった。

 

その隙に八百万は耳郎の元へと移動すると……。

 

「出来た!」

「えっ?」

「時間がかかりますの……大きな物を創るのは!!」

 

八百万の背中が大きく膨らみ始める。

やがて耐えきれなくなった八百万のコスチュームが弾けてとてつもなく分厚いシートが二人を覆い隠す。

 

「シート?」

「盾のつもりか?」

「厚さ100ミリメートルの絶縁体シートですわ!上鳴さん!それとネコダラボッチさんはなんとか耐えてくださいまし!」

「「「ニャッスル!?」」」

「フッ……成る程……これなら俺は!!クソ強ぇ!!」

「「「「「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!?!?!?」」」」」

「「「ニャニャニャニャニャニャニャニャ!?!?!?」」」

 

上鳴が周囲へと最大出力での放電を行いネコダラボッチごとヴィランを全員感電させた。

なおネコダラボッチ達は全員戦闘をずっと行っていたので耐久力は放電を耐えきれる程残ってはいなかった。

 

「さて、他の方々が心配……合流を急ぎましょう。」

「つか服が超パンクに!?」

「ん?」

「うわっ!?」

「また創りますわ!」

 

八百万はかなり大きな物を無理矢理出したせいでコスチュームが弾け飛んでおり、あられもない姿となっていた。

 

そして耳郎はそんな八百万と自分を見比べて軽く絶望する。

 

『発育の暴力……!?』

 

そして上鳴の足音を聞いてあわててシートを深く被るが違和感を覚えた。

 

「上鳴!こっちみんな……ん?」

「う……う……う……うぇ~い?

うぇ、うぇ~い!」

 

上鳴は自分のキャパシティを大きくオーバーする程の放電を行っていた反動で頭がショートしてアホ面を晒しながら両手の親指を立てて妙な言葉を発していた。

 

だが三人はまだヴィランが全滅していないことに気が付いていなかった……。

 

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