こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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39スレ目(現実パート5)

 

 

やっと到着した!

まずは脳無から先に叩き潰す!

 

俺は大量の狂乱のネコUFOを出撃させて死柄木への攻撃を援護し、狂乱のネコダラボッチ達を中心にで脳無達へと攻撃を仕掛ける。

 

しかし死柄木がにゃんことエンデヴァー、リューキュウの包囲網を一瞬で抜けて相澤先生の元へと向かう。

 

「邪魔だ!イレイザーヘッド!」

「死柄木ィィィィイイイ!!!」

 

ロックロックが守りに行くがあの速さじゃ間に合わない!

 

「邪魔は……邪魔はお前だぁぁぁあああ!!!」

 

この距離だと間に合わない!あと少しでも時間さえ稼げれば!

 

その瞬間、俺は見覚えのある蒼白い雷光のようなエネルギーを視界に捉えた。

 

「ぐぅぅぅ!!」

「っ!?何で……!?」

 

出久が一瞬とはいえ俺の最高速度すらも超えたスピードを発揮して死柄木を抑え込んだ

 

だが力は全く拮抗しているようには見えない。

 

だがそれだけ時間を稼げれば十分だ!

 

「死柄木が"個性"を使えないなら僕らも戦力に!

"最悪"は!先生を失うこと!!

ずっと!僕たちを守ってきてくれた先生を失うことです!!」

「緑谷……!」

「今度は!こっちの番だ!!」

 

一瞬で出久は押し合いから離れて黒鞭により死柄木を拘束して動きを止める。

 

更にそこから勝己が仕掛けにいった。

 

「合理的に行こうぜ!『A・P・マシンガン』!!」

「花火でもしてんのか?」

 

勝己が行った連続爆発は威力が足りず、死柄木には全くダメージが入っていない。

 

だが爆発による土煙で死柄木の視界が遮られた!

 

「ネコ野郎!!殺れぇ!!」

「っ!?」

 

流石にかなり高出力の狂乱の波動を溜めているから死柄木も俺を感知したみたいだが正確な位置までは割り出せてなさそうだ。

 

「狂乱の波動チャージ300%!!『暴走・狂乱砲(オーバーロード・フレンジーキャノン)』!!!」

 

俺は切り離した左腕を狂乱の波動で繋いで物理的に伸ばし、そこからネコムートの頭部を作り出して切り離した腕に無理矢理狂乱の波動を限界許容値を超えて注ぎ込んで一点に放出した。

 

俺の本体との繋がりを排除したおかげで精神汚染を食らうこと無く最大以上の力を引き出す。

 

出久が散々無茶やっていたお陰で俺も無茶に慣れてきた。

 

膨大な出力で放出された狂乱の波動は進行方向にいる脳無を根こそぎ消し飛ばしながら死柄木へと向かう。

 

流石にこの威力ならいくら強化されたとは言え無事では済まないはずだ!

 

「流石にそいつは受け取れねぇ!ぐぅぅう!?」

 

しかし死柄木は腕を振るった際に発生した衝撃波を利用して一気に横へと移動して直撃を避けていく。

 

なんとか左腕を半ばまで消し飛ばしたがもう既に再生が始まっているのか傷がふさがっている。

 

相澤先生に見られているから個性ではない、ただの肉体の活性化による再生もそのレベルで強化されてるというのか!?

 

「フゥゥウン!!!!」

 

更にエンデヴァーが死柄木の元まで飛んできて凄まじい威力の拳を放つが死柄木を大きく吹き飛ばすだけで大きなダメージには至らない。

 

「エンデヴァー!!」

「ショートは!?」

「二人だけです!」

「ネコマンダー!よりによって貴様の本体が来たのか!

ってその腕は……!?」

「逆に聞きますがコイツラ相手に遠距離からちまちま出して救援に向かわせてたら時間が足りると思いますか?

こっちの腕は心配入りません、さっきの技の反動というか代償に支払っただけなので。

それに……!」

 

俺はここ最近の訓練を行うまでにゃんこでは無く狂乱の波動を中心に戦闘訓練を行ってきたことにより手に入れた膨大なリソースのほんの一部を使い、切り離した腕をすぐに復活させる。

 

「若干リソースの支払いは痛いですがこのくらいならあと20回くらいは使えますよ!」

「痛みなどは無いのだな?」

「気にするのそこですか?

痛覚は遮断してるんで問題無いです。」

「そうか、ならもう何回か頼むやも知れん。

俺では奴に致命傷を与えられん、貴様に頼る他無い!」

「分かりました、チャージまで時間がかかる上に命中精度はお察しです、どうにか動きを止めてください!」

 

さっきこの場所に来るまでににゃんこを通して戦闘を見ていたがコイツの個性込みの再生スピードはあまりにもイカれている。

 

恐らく失った四肢すらも1日どころか半日と経たずに再生されかねない。

 

恐らく限界はあるだろうが仕留めるなら相澤先生が見ている今しかない!

 

「うーん、あと一手ってとこなんだけどな。」

 

死柄木はまだ何処か余裕そうだ。

あの態度から見てもやはり四肢の欠損程度じゃ問題無いらしい。

 

「足任せたぞ。」

「あぁ、絶対こっち近づけさせんなよ?」

 

ロックロックは相澤先生に肩を貸してマニュアルさんと共に移動する。

相澤先生が何処まで持つかが鍵になるな……。

 

「……身体能力が人並み外れておる。」

「オールマイト並みのパワーとタフネスだ。」 

「オール……マイト……!」

「目を閉じない限りはその力だけです。

猫城が消し飛ばした腕も傷口は塞がっていますが腕が完全に再生する程の再生能力は無い。

なるべく長く持たせます!」

 

役割としては相澤先生を護衛しつつ出久と勝己がサポート、エンデヴァーとリューキュウが死柄木を抑え、俺がトドメを刺す。

 

「デク、バクゴー、来てしまったものはしょうがない。

何故かは今問わぬ、イレイザーをサポートしろ!

バクゴー!デクを守れ!」

 

死柄木が突っ込むと同時にエンデヴァーが炎を纏って死柄木を抑えにいく。

 

俺はこの隙にまた腕を片方切り離して狂乱の波動をチャージする

 

「ワン・フォー・オール……。

俺のものになれ、弟よ!」

「「はっ!?」」

 

死柄木とデクはお互いに何かに気付いたようにハッとする

 

更に死柄木のその頭部にはまるでひび割れていた。

 

「『ヘルスパイダー』ァァァァアアア!!!」

 

エンデヴァーはクモの巣の如く何本にも分裂して四方から襲いかかる熱線を放つが死柄木は余裕の表情でそれを避けていく。

いや……余裕と言うより今の死柄木は俺たちを見ていない、何か別の物を見ているようだった。

 

「俺の意志なんだよ!」

「でやぁ!」

 

何か掴みかかろうとしているように腕を伸ばす死柄木にグラントリノが横から蹴りを入れて攻撃をそらしていく。

 

「当たれば致命、そらすに限る!

でたらめなパワーの男にずっと稽古をつけていたんでな!」

 

そしてグラントリノは何故かパワー勝負では勝てない死柄木に掴みかかり、誰かを叱るような態度の険しい表情になる。

 

「これ以上志村の思いを踏みにじるな!」

「誰だよ……?」

 

志村?

 

「お前の存在は俊典を……皆を苦しめる!!」

「勝手にほざけよ……!」

 

死柄木はグラントリノの背後から迫るエンデヴァーを見た瞬間ニヤリとした表情をして拳を振り上げたグラントリノを一瞬の隙をついて回避してエンデヴァーへと攻撃を仕掛けた。

 

「ぐぁぁっ!?」

「ぐおっ!!」

 

こっちは狂乱の波動の操作に集中しなきゃいけない以上援護は出来ない。

にゃんこ側に攻撃を任せれば恐らくまともに死柄木に攻撃を当てられないどころかフレンドリーファイアが起きる。

 

かなりジリ貧だ。

 

「貰うぜ……!『ワン・フォー・オール』……!」

 

不味いな、出久が一人孤立……一人?

勝己は死柄木の上でガントレットのピンに指をかけて構えていた。

 

このタイミングなら!

 

「そいつは餌だぁぁぁぁあああ!!!」

「くらいやがれぇぇぇぇぇ!!!!」

 

極大の炎と凄まじい出力の狂乱の波動が死柄木へと襲いかかる。

 

これで少しは効いてくれているといいが……。

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