こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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すんません……ちょっとWildsにハマりすぎてました……


40スレ目(現実パート4)

 

 

「すまない、予定より到着に時間がかかってしまった。」

「ベスト……ジーニスト……。」

「かはっ……。」

「爆豪君!」

「ぐっ……行方不明に……なってるって……。」

 

勝己と出久はベストジーニストが来たことにより目に見えて希望を取り戻していたが既に二人とも満身創痍であり、勝己に至っては身体に数カ所の風穴が空いている為にこれ以上の戦闘は命に関わる……状況はまだ悪いが一気に連合の連中を拘束出来たのは相当大きい。

 

「てめぇ……ガハッカハッ!?……死んでた……はずだ……!

本物の死体だった……!なんで生きてやがる!?」

 

っ!俺のネコムート化した腕による一撃でも荼毘の意識を刈り取れなかったか!

骨を数本折っても意識を手放さない辺り凄まじい精神量だ……それに俺の新しい腕も今までと感覚が変わりすぎていてかなり違和感がある……慣れるしかないな。

 

「欲をかくから綻ぶのだ!粗製デニムのようにな!」

「ぐっ!?

て……てめぇが生きてたとして……うちの過去が消えるわけじゃねぇだろ!

そうだよな焦凍!ぐぅぅあっ!?」

 

ベストジーニストは更に拘束を強くすることで荼毘に対して大きなダメージを与え続ける。

 

あれならば折れた骨が身体に食い込んでいく為に下手に動けないだろう。

そうなると俺達が注力するべきは死柄木とギガントマキアの二人か。

 

「ぐぁっ!?」

「ウソだろ!?マキアがふうじられるなんて!?」

「折れる……痛え……!?」

「とんでもねぇ援軍連れてきやがった!」

 

少なくともスピナーとMr.コンプレスは完全に無力化、更にギガントマキアには脚部に対して母さんが与え続けたダメージによるものと思われる青痣がある為そこを重点的に攻撃すれば少なくとも立ち上がらせるのは防げるだろう。

 

問題は死柄木が目覚めたら最後確実に逆転されるのが確定していることだ。

 

それに荼毘の意識も早く刈り取らないとこちらに危険が及ぶだろう。

 

「ググ……ォォォォォオオオオ!!!!」

 

マキアは全身に力を込めているが先程こちらへと向かってきた時ほどの力は出せていない。

 

だがワイヤーの軋み方が尋常じゃないな……いつまでワイヤーが持ってくれるか……。

 

「やるしか無いか……!」

 

俺は右腕の強化に狂乱の波動の出力を集中し、マキアへと近づいていく。

 

右腕の侵食を抑える為にここまで個性伸ばしで鍛え続けて来た並列思考の9割が持っていかれている為にあまり他に意識を割く余裕が無いのが痛いが全身への強化ほどではないとは言えこの腕なら相当な威力を出せるだろう。

 

狂竜の一撃(ドラグストライク)!!」

「グォァァァァァァアアアアアア!?!?!?」

 

流石にマキアに対して狂乱の波動を流すとロクなことにならない予感はしていた為、俺は100%の出力を全て右腕の身体強化に回した拳をマキアの脚へと叩き込む。

 

力んでいたマキアの身体から一気に力が抜けてより地面へとワイヤーによる拘束でマキアが倒れていく。

 

「ナイスだネコマンダー!そのまま攻撃を続けてくれ!」

「分かりました!」

「させねぇ……ぐぁぁあああ!?」

「やらせねぇ!」

 

唯一の懸念点の荼毘はこちらに炎を何度か放ってくるが痛みにより狙いが定まっておらず、轟の氷結で十分過ぎる程カバー出来ている。

 

「死柄木起きろ!つうか生きてるよな!?

マキアに命令が必要だ死柄木!」

 

マキアに命令が必要……?

 

俺は先程と比べて明らかにパワーダウンしているギガントマキアに妙な違和感を持っていたがまさか原因はそれか?

 

命令を受けることによりギガントマキアは己の肉体のリミッターを外すのか!?

 

「まだ何もやってねぇ!まだ何も壊しちゃいねぇだろ!あっ!?」

 

そしてスピナーと死柄木の元へとトドメを刺すとばかりには波動先輩が向かっていく。

 

「起きてくれ死柄木!起きろ!」

「出力100%捻れる洪水!グリングフロッg……うぁぁぁあ!?」

「あっ!?波動先輩!?」

 

っ!?荼毘が俺達に出鱈目に攻撃しながら急に全く違う方向に炎を放ったと思ったら波動先輩に向けていたのか!?

あの状態でどれだけ冷静に戦況を見ていられるんだ!?

 

「ハハハハ……ガハッ!まただ!また焼けちまった!未来ある若者がお前の炎で!

フハハハハッウハハハハッ!ぐぁぁぁぁぁあああ!?!?」

 

轟が俺の方を守っていたのが仇になった!

 

俺は今狂乱の波動の制御がかなり難しいから遠距離への対応は困難だ!

 

防御の枚数が明らかに足りてない!

 

ベストジーニストは全員の拘束に全神経を集中させている都合上戦闘への参加は不可能だ!

 

幸い波動先輩は天哉が受け止めてくれたがせめてあと一人いれば!

 

しかも明らかに荼毘を拘束しているがワイヤーが熱で急速に劣化し始めている、これ以上は持たない!

 

それに加えて先程からベストジーニストの様子が何か変だ、嫌な予感がしてならない。

 

「こ……せ……わせ……。」

 

っ!?!?死柄木の意識が戻り始めた!?

 

「壊せ……マキ……ア……。」

「んっ!」

 

まずいっ!?

 

「ォォォォォォォォオオオオ!!!」

 

俺はひたすらマキアの脚に攻撃をし続けるがあまりにも硬すぎる上に強化が右腕だけの為他の部位の力が足りておらず威力がやはり弱い!

 

「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!!!」

「はっ!?力が増した!?」

 

まずすぎる!マキアの調子が戻った上にワイヤーが一気に千切られていっている!

 

「ううっ!?ぁぁぁ!?ぐぁぁぁぁぁあああああ!!!」

 

ベストジーニストが千切られたワイヤーすら操作してその都度拘束を強めているが意識を奪わないと不味い!

 

それに後方から強烈な気配が4つ……!脳無が向かってきているのか!?

 

しかもさっきのどさくさに紛れて荼毘が拘束から抜け出した!

 

「轟!荼毘の足止めを!」

「言われなくとも!」

 

何なんだこいつは……!身体能力が明らかにおかしい上に肉体の強度もイカれている!

 

本当に人間だってのか!?

 

「いいぞマキア!死柄木の命令だ!全部ぶっ壊しちまえ!」

「おい!スピナー!」

「あっ?」

「見ろ!こりゃツキが回って……!?」

 

こちらへと向かってくる脳無が一体ずつ狙撃によって撃ち落とされていく。

 

身体に風穴が空いてはいるが即死とまではいかないか……!

 

威力的に見て恐らくミーニャの対戦車ライフル……!アレを狙撃で運用してきたか!

 

後で報酬(ネコ缶)は奮発しないとだな。

 

「POWERRRRRRR!!!」

「ルミリオン!」

 

っ!通形先輩が撃ち落とした脳無へと追撃を加えてくれている!

 

こいつはありがたい……と言いたい所だが通形先輩では火力が圧倒的に足りていないようで。

 

「HEEEEEEEEELP!?!?!?」

 

通形先輩ェ……。

 

って勝己!?なに飛び出してんだ!?

 

「うりゃぁぁぁぁぁぁあああ!!!」

「ぐっ!バクゴー君!ちょっと目を離したら……!

動いちゃ駄目だ!死ぬぞ!」

 

勝己は今まで見たことがないタイプの爆破を用いて脳無に大ダメージを与えており、天哉の蹴りの追撃によって飛行型脳無が地面へと叩き落された。

 

「出力100%」

「ネジレちゃん!大丈夫かよ!?」

「通形来たら平気!不思議!」

 

波動先輩は軽く全身に火傷を負っていたはずだが前線に復帰する。

 

俺としては後方で回復を待って欲しい面子だらけなんだがな……!

 

世界(そと)は見えたか?バクゴー!」

それ(ヒーローネーム)は仮だ!

あんたに聞かせようと思ってた!今日から俺は……!」

 

っ!あいつ、ようやくヒーローネームを……!

 

「大・爆・殺・神ダイナマイトだ!」

 

…………小学生か!?

 

俺は一気に力が抜けてしまった

 

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