こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが 作:クロマ・グロ
~緑谷チームside~
「な……なんや……アレ!?」
「圧倒的驚異……!」
「何ですかアレはぁ!?是非とも!!是非隅々まで分解して構造を調べて見たいです!!」
「メガ……幸子……ッ!?」
僕たちはただただ圧倒されていた(約一名テンションがおかしいけど……)。
皆が1000万というポイントを持った僕たちを狙うのを思わず止めてしまう程のその圧倒的すぎる存在感に……。
そしてそのメガ幸子モドキは額に何かのエネルギーを溜め始める。
「あんな大きいのから放たれる攻撃となるとそれだけで規模もデカイはず、でもそうしたらあいつの後ろや横は死角になるはずだけど猫城君達はそれを考えた上でフィールドの角にあいつを出してる。しかも迎撃用か騎手にちっちゃい猫城君のにゃんこ城形態みたいなのが三体も……ブツブツブツブツ。」
「デク君!考えてる場合じゃ無いよ!?」
「油断大敵。」
「ああっとゴメン!って早速来てる!麗日さん!」
「うん!」
危なかった、つい猫城君の出したメガ幸子モドキに集中しすぎていた。
むしろそれこそが猫城君の目的なのかも知れないけど僕達も僕達で狙われてるんだった。
「ねえ麗日さん、常闇君、発目さん。
あれ……放置してて良いと思う?」
「正直なにするか全く分からへんし……様子見した方が良いんじゃないかな?」
「正直あいつ相手だと俺の
無駄に輝いてるのもあって影があまりない。」
『オロロロロロロ……』
うわぁ!?常闇君のダークシャドウなんか吐いてる!?
しかもスッゴい色してる!?
「私としては私のベイビー達でもあれを対処するのは難しそうですね~。
それにしてもどんな構造してるのかなぁ~?」
あぁ、ダメだ発目さんの目に色んな工具が見える……。
「わかった。とりあえずは様子見で今は現状維持を最優先しよう。
最悪逃げ切れれば勝ちだ。」
正直僕達は1000万というポイントの都合上狙われこそすれ自分達から他のチームを狙う理由は無かった。
逃げ切れさえすればその時点で勝ちなんだから。
でももし取られた時は一気に0ptまで落ちるし他のチームから奪うにしても結構難しい。
「あ!デク君!猫城君がなんか出してきたよ!!」
「あれは!第一種目の時のUFO!空からの攻撃となると下手に飛んだら狙い撃ちにされそうだな。
とりあえず飛ぶのは最低限に抑えた方が良いかも。」
「戦場を支配しているな……。」
今度はネコダラボッチの騎馬が出てくる。
って上のなにあれ!?なんかセーラー服着てる!?
「「「「ニャッスルゥゥゥウウウウ!!!」」」」
「相変わらず猫城君の出すにゃんこは変なのばっかりやね~。」
「って呑気な事言ってる場合じゃないよ!?
こっちに一騎突っ込んできた!常闇君!」
「
『アイヨッ!!グヌヌヌヌヌ!!』
「ニャッスルゥ!!!」
常闇君のダークシャドウがネコダラボッチの騎馬と掴み合いをしてるけどやっぱりかなり押されてる……ッ!
「なんという力だ……緑谷、これ以上は持たないぞ!」
『オオオオオオオオオオ!!!』
「「「「ニャッスル!ニャッスル!ニャッスル!」」」」
「若干賭けだけど他の騎馬に居るところに向かおう!
上手くいけば押し付けられるかも!」
「了解!デク君と服を軽くしとくね!」
麗日さんが個性を使って僕の体重を0にして服とかも軽くする事で僕達の騎馬はかなり動きやすくなる。
とはいえこの浮遊感はやっぱり慣れないな……。
常闇君がダークシャドウを回収したのを確認してから僕達の騎馬は他のチームが何人か固まっている集団へと向かう。
うまく押し付けられれば良いけど……。
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~轟チームside~
「なんという大きさだ!!」
「猫城さんを相手にするとなるとこれを相手にする他ありませんわね……。」
「いやいやあんなやべぇの相手にしてられねぇだろ!?
素直に緑谷とか狙った方が良いって!」
「だがあれは流石に放置してると面倒になりそうだな……。」
少々俺としては上鳴に同意見と言いたい所なんだがあいつの周囲には遠距離から攻撃出来そうなやつが何体も居てしかも浮遊してるから直接凍らせるのは難しいと来た。
流石に放置しすぎても厄介だな……。
「それにしてもあの様子……騎馬として小さな猫城さんのような個体が三匹おりますが固定砲台のような役割を担っていそうですわ。
ちょっとした砦ですわね。」
「おい!こっちにUFOの騎馬が一体来てるぞ!
上にめっちゃ足が長くてキモいのもいるぞ!!」
「上にいる個体はキモネコですわ!USJの時に私達のいるエリアから中央広場まで猫を投げて正確にぶつける程のパワーがありますわ!」
「あんな足ほっそいのに!?」
「騎馬のUFOも見た目に反して結構攻撃範囲広いから気を付けろ。」
なんつう組み合わせだ……無駄にバランスが良いからこいつを氷で倒すのは難しいぞ。
「轟君の炎でどうにかならないか?」
「…………悪いが俺は戦闘において左は使わねぇ。」
「ヤオモモ!絶縁体シートまた出せるか!?俺の放電でワンチャン狙えるかも!」
「やめとけ、倒しても猫城が無事なら何度も復活してくるから相手にするだけ無駄だ。」
猫城曰くリソースを使うらしいがそのリソースとやらは24時間常に生成されていて上限無しで溜められるらしいからな……確実にこっちがじり貧になるのが見えてる。
「一旦他の奴らに押し付けるぞ、ついでにハチマキを奪う。」
「分かりましたわ。」
「押し付けるって大丈夫なのか!?」
「移動は任せてくれ!」
「「「にゃ~~ん!!にゃ~~ん!!」」」
UFOモドキが早速ビームを打ち出してくる。
しかも質が悪い事にわざとタイミングを少しずらして連鎖的に射撃を行ってくるから攻撃が途切れるタイミングがねえ。
俺は氷を目の前に展開して即席の盾を作る。
だがビームの熱で簡単に溶かされていく。
「長くは持たねぇぞ!」
「助かった!轟君!」
俺達はそのまま他の奴らが固まっている所まで移動する。
うまく乱戦になってくれりゃこっちのもんなんだが。
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~爆豪チームside~
「で……でけぇ!?」
「メガ幸子じゃん!?」
「あんなの相手にしてられねぇぜ!?」
猫野郎のやつ……まだあんなの隠してやがったのか!?
あの野郎……まだどれだけ隠してやがる……!
昔からあの野郎はやたらと観察力が良かった。
それもデクとは別のベクトルで見やがるから質が悪い。
デクは個性についてをジロジロと見てやがるがアイツは人の考え方や周囲の状況を観察した上での予測が昔から上手かった……お陰で無個性だと思ってたあの頃でもまともにケンカで勝てた試しがねぇ。
「上等じゃねぇか……!猫野郎ォォォオオオ!!!」
「あっ!?バカ爆豪!?」
「一人でいきやがったぞあの野郎!?」
「ちょっとちょっとどうするの!?」
俺は爆破を使って騎馬から飛び上がって猫野郎に奇襲を仕掛ける。
だが近付く俺に対してアイツは他方向からビームを撃ちまくって生意気にも迎撃しようとしてきやがる。
一発一発が爆発するようなシロモノのせいで上手くアイツに近付けねぇと来た。
しかもあのデカブツの額には光が集まって明らか何かを溜めてやがる。
「チッ!!クソが!!」
それにしてもあの野郎……どこを見てやがる……。
雄英に入ってからずっとだ……アイツは俺達を見ているようで何か違うものを見ている。
今だってそうだ、ずっと騎手の野郎とくっちゃべってこっちの事なんざ見ちゃいねぇ。
俺は見るだけの価値もねえってのか!?
「オラァ!!」
俺は少し無茶をしてかなり強めの爆破をしてデカブツの砲台になってるチビ猫野郎を一体ぶっ殺す。
反動で俺は大きく後ろに吹っ飛ぶがすぐに体勢を立て直す。
「チッ!!」
「なんだ……入試次席もその程度か。」
「アァッ!?」
突然こっちを見た騎手のモブが俺を見るなりそう答える。
その程度だと……ッ!?なんだ!?体が上手く動かせねぇ!?
「動くな。」
俺の体はあのクソモブの一言で全身が完全に動かなくなる。
意識があるが体が動かねぇ、当然俺は落ちていく。
クソガァァァァァァァァ!!!!
俺は最終的に騎馬の醤油顔とクソ髪に受け止められてからようやく動けるようになった。
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~心操チームside~
入試次席の爆豪とか言うやつあっさりとハマってくれたな……とはいえあの分だと落ちた頃には洗脳は解けちまいそうだな。
「ナイス心操、爆豪は普通に飛べるから地味に助かった。」
猫城は俺を誉めながらも今は4つの視界を同時に見ながら相手をしている辺り流石に首席を得ているのだろう。
「心操、メガにゃんこの射撃後に盛大に挑発頼む。」
盛大に……か。
「そのタイミングで一気に仕掛ける訳だな。」
「そういう感じだ、保険にポイントのハチマキ裏返しで着けてこれ巻いとけ。」
「お前……いつの間にポイントを奪……え?」
俺は思わず言葉に詰まった。
何故ならこのハチマキの出所は……。
「にゃ~ん……。」
猫城が出した丸いやつと細長いやつで出来た騎馬を出してそのうち細長い方についていたハチマキだったんだが。
……あの丸いやつ後で撫でさせて貰えねぇかな……。
「よし、チャージ完了っと。
そのままいくぞーー!!無駄に衝撃だけは強いから気を付けろよ!!」
「にゃ~~ん!!!!」
メガにゃんこのチャージがほぼほぼ完了していた。
そして次の瞬間、フィールド中央にとんでもない規模の特大爆発が引き起こされた……。
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