こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが 作:クロマ・グロ
「チッ!!戦いながら姿も切り替えられんのかよ!」
「あいにく隙が大きくなるけどな!!」
俺はコスモと完全な感覚共有を行い肉体の制御を完全にこちらへと渡して貰う。
『訓練の成果を今こそ見せる時!!』
実を言うと今日までの間一番猛特訓していたのがにゃんこ達との感覚完全共有だ。
比較的人型に近いにゃんこ達は構造こそ猫と人間を足して割ったような感じだが身体能力その物は俺の力を大きく上回る。
それに加えて両親から受け継いだ戦闘技術を組み合わせる。
特に猫の構造に近いということは父さんの近接格闘術を流用しやすいのだ。
俺は脚部にコスモが持つ特殊なエネルギーを集中して瞬間的な瞬発力を産み出して勝己へと飛びかかる。
「なっ!?この動きは!?」
「「『
俺とコスモの声がダブって聞こえてくる。
これは感覚完全共有の特徴の1つでもあるんだが……俺の戦闘スタイルの1つ……父さんから受け継いだ『
その為俺がなにかを話そうとすれば完全共有しているにゃんこも同じ事を話すのだ……どうしても語尾に『にゃ』とかがついちまうんだがな。
それにこの技術は俺が昔勝己との喧嘩でも主にこれを使っていたのだ。
勝己の反応は当然のものだろう。
「ぐっ!?がぁ!?」
勝己は俺の掌打を両腕をクロスしてガードするがその時瞬間的に丸めていた指を開き、その勢いを利用して鋭い爪による斬撃を加える。
一度目の打撃で『ふっとばし』の能力が発動したのか勝己がのけぞってしまい、さすがに完全な直撃とまではいかなかったが勝己の左腕には5本の引っ掻き傷が出来て血を流していた。
これ勝己自体に飛行能力があるから普通に『浮いてる敵』属性の判定になってるっぽいな。
この父さんの戦闘スタイルは腕による打撃と爪による斬撃を同時に行う事による手数重視の戦い方になる。
もちろん普通にこんな方法で爪による斬撃など大した威力にはならないんだが……俺や父さんの場合はそれが出来るように指の瞬発力を鍛える筋トレまでやっているために威力が違うのだ。
そしてその感覚を猫との感覚共有で俺の感覚で行う事で無理矢理ではあるが扱う事に成功したのだ。
ちなみにコスモの鎧は指も完全に覆うのだが俺の戦闘スタイルに合わせる為に指の部分の鎧だけは外してある。
「テメ!?その攻撃は!!」
「「俺の個性が俺の戦闘技術を扱えないとでも思ったか?」ニャ?」
「クソがぁ!!」
勝己はコスモの足元へと爆破を放ち動きを止めに来るがあいにくとこいつの鎧はそう簡単には貫けないのだ。
「「『
俺は手を手刀の形にして腕を引き、足に力を入れて先程と同じようにまっすぐ跳びながら引き絞った腕を突撃槍のランスチャージのように伸ばして鋭い突きを放つ。
これは全身の体重に跳躍による足のバネの力をすべて爪に乗せて貫通力を持たせた攻撃だ。
その分隙も大きいが……。
「っぶねぇ!?」
これは確かに隙も大きいが速さに重点を置いているから受け止めない限りその隙を突くのは難しい。
実際父さんが使えば母さんのバフ無しの素の状態ですら鉄板を切り裂く程だ。
母さんのバフ込みなら軽く真空刃すらも発生する必殺技である。
「おい今のって……。」
「サーベルマンの必殺技だよな……。」
「まさか猫城って……。」
周囲がざわつき出したな……『
俺は次から次へと畳み込むように爪による斬撃と拳による打撃を織り混ぜたコンボでどんどん勝己にダメージを蓄積させながら『ぶっとばし』の能力を組み合わせて少しずつステージの端へと追いやっていく。
だが勝己の目は死んでない。
なにか我慢するように動きが鈍っているが何を狙って……。
「もうお前にこれ以上負けてたまるかよぉぉおおお!!
『
「「まずッ!?ぐぁぁぁあああっ!?」」
俺は勝己の全力の大爆発を受けてヒットバックを受けてしまう。
傷こそ殆どついてないが体へと蓄積されたダメージから少なくともあと一撃あれを受ければ確実にコスモがやられてしまうだろう。
さらに爆破の範囲が広すぎて俺の前に展開していた『ウォール・にゃんこ』が半壊させられていた。
結構リソースの出費が痛すぎるな。
「た……耐えやがっただと!?」
「「結構ギリギリだったけどなぁぁぁぁぁああああ!!!」」
「あがっ!?」
俺はエネルギーを腕に収束させて勝己の腹へと拳を叩き込む。
流石にこいつ相手にコスモの本来の攻撃を貯めるような余裕はなかったな……反省の多い戦いだった。
俺の攻撃の直撃を受けた勝己は大きく吹き飛ばされる。
吹き飛んでいる途中で勝己は後ろへと爆破をして相殺しようとするがコスモの能力である『ふっとばし』まで乗った衝撃を相殺しきることが出来なかった。
「爆豪君場外!!猫城君決勝進出!!」
「クソがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!!」
勝己は案の定壁へと叩きつけられて場外判定となった。
どうやら攻撃で吹き飛ばすのと同時に『ふっとばす』の力も乗ると強制的に吹き飛ばせるようになるみたいだな。
『決まったぁぁぁぁぁあああ!!!爆豪会心の爆破を直撃させるも猫城とその個性から生まれた聖闘士星矢もどき!銀河戦士コスモを倒しきれなかったぁぁぁああ!!
決勝へと脚を進めたのは一年主席!!猫城 釜戸だぁぁあ!!!』
回りのテンションが最高潮となる。
若干騒がしいので俺は早めに控え室へと向かう。
ってか勝己があの後かなり荒れまくってセメントスに拘束されてそのまま出口へと連れ去られていった。
あいつ……なんであそこまで自尊心強くなってるんだ……?
昔はあそこまで酷くなかったはずなんだが……。
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試合が終わった後俺は控え室10分の休憩時間を貰っていた。
今控え室にはキャスリィ、ヒメユリ、カチカチヤマンズも一緒にいて感覚共有を使った脳内会議をしていた。
実を言うと俺達が集まってる所に轟も間違えて俺のいる方の控え室に来ていたのだが……。
「あ……わり、邪魔したか?」
「いや、会議するだけなら感覚共有で脳内会議出来るから構わねぇよ。」
「そんな事も出来るのか……。」
「まぁそんな訳で別に一緒にいても構わねぇよ。
どのみちあとそんなに時間無いからな。」
「そうか……悪いな。」
轟は若干すまなそうにしてはいたがそのまま控え室で一緒に待機することになったのだった。
『氷対策……どうするの?』
『ぶっちゃけこれに関しては完全に防ぐのは難しいから出来るだけ遠距離戦を仕掛けるつもりだ。』
『でも……大丈夫なの?防戦一方なのはリソースに響く……そんなに余裕は無い……でしょ?』
正直リソースに関しては勝己との戦いで出た被害の補充でついに残りが1万を切ってしまった。
『あぁ、だから今回は余計なにゃんこを出さずに少数精鋭でいくつもりだ。
多分轟は氷を使ってこっちの攻撃を防いでくるだろうからキャスリィの烈波が頼りになってくる。』
『ん……氷の向こうに烈波を出す。』
『ヒメユリは出来るだけこっちの防御を固めて欲しい。』
『わかった。』
『カチカチヤマンズなんだが……。』
『『なんでもバッチコイ!』』
俺は全員へと作戦を伝えて轟への対策を万全にしておく。
今回の肝はカチカチヤマンズになりそうだな。
俺達と轟はそろそろ時間なのでお互いに別の入口で待機する。
その間にカチカチヤマンズ全員を出して第二形態への準備をしておく。
『雄英高体育祭もいよいよラストバトル!!
一年の頂点がこの一戦で決まる!!
いわゆる!!決・勝・戦!!!
ヒーロー科!轟 焦凍!
バーサス!ヒーロー科!猫城 釜戸&にゃんこ軍団!!
つかカチカチヤマンズ多すぎんだろ!?山火事でも起こす気かよ!?
ってなんだ!?猫城のカチカチヤマンズ達がどんどん一ヶ所に集まっていくぞ!?』
カチカチヤマンズ達が全員集まっていき、ドラクエでいうキングスライムの合体のように密集していく。
そして光を放ちながら融合していき、姿を変えていった。
『なななんとおぉぉおおおお!?!?
カチカチヤマンズが巨大な消防車へと合体したぁぁぁあああ!?!?
どうなってやがんだぁぁあ!?!?』
「……そんな隠し玉あったのかよ。」
「悪いけどこっちも全力で勝たせにもらいに来てるからな。」
「『カチカチヤマンズ』改め『炎護射撃車ウーウー』!!
黒焦げにしてやるにゃ!!」
峰田「お前らの性癖をもっとさらけ出せ!!」(なお今回は候補が多い)
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芦戸
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蛙吹
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麗日
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耳朗
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葉隠
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八百万
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拳藤
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ねじれちゃん
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マンダレイ
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ラグドール
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ピクシーボブ
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虎
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二位を一時的にニャッスル化