こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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すみません寝落ちしました(ヽ´ω`)

めちゃくちゃ長くなりましたがようやく終わりです(ヽ´ω`)
まさかここまで長くなるとは思わんかったw
次回は久々のスレ回になります。


12スレ目(現実パート7)

 

『気を取り直して第四試合決勝!!』

「試合開始!!」

 

「凍れ!!」

「やらせない!!」

 

轟が地面を一気に凍結させてこちらごと凍り付かせようとするがそれを遮るようにヒメユリが地面へと炎の壁を作って視界を塞ぎながら凍結を防いだ。

 

『ああっと轟先制攻撃をするもヒメユリちゃんに防がれて視界を塞がれたぁ!!』

 

俺はこの隙にウーウーの上に乗ってにゃんこ城形態になる。

視界が塞がれているのを利用して俺はネコUFOを10体出撃させる。

一応まだ20体はストックがいるのだが保険でこいつらは残しておく。

轟の範囲攻撃の殲滅能力は凄まじいからな……。

 

遥か上空でUFO達を待機させて2匹と視界を共有した後ネコ乙女を10匹、ネコダラボッチを20体を出した所でヒメユリが炎の壁を解除する。

 

「ごめんなさい……流石に維持はこれが限界。」

「十分過ぎる、助かったよ。」

「んっ!」

 

俺は轟の方へと目を向けるとあいつも似たような事を考えていたようで氷の壁を至る所に設置してこちらからの遠距離攻撃対策をしてきた。

 

溶かすだけなら問題ないが若干厄介だな。

 

『ヒメユリちゃんのファイアーウォールが解除!!

まさかのお互い自分に有利な状況を構築していたぁ!!

ってかこれもはやゲリラ戦に近くねぇか!?』

 

ゲリラ戦仕掛けてくるの轟のみだが一人でもそれって成立するのか?

 

「まぁどうでもいいか、ウーウー!俺の視界を使って轟の動きを邪魔してくれ!」

 

俺はサーモグラフィーを起動した目をウーウーに共有して轟の位置を出来るだけ捕捉しやすくする。

ただこいつとの戦闘では周囲の熱が轟含めて大きく変化するからこれは申し訳程度にしかならないだろう。

ご丁寧にも轟は氷の壁は透明度のかなり低い白い氷にしていた。

こりゃ普通の視界も結構頼りになるか怪しいな、上の方もしっかり氷を作ってやがる。

 

「ふぁいにゃーー!!!」

 

ウーウーが轟のいる位置の周辺に火炎放射を放って氷を凄まじい速度で溶かしていく。

轟が氷の壁の向こうから氷の塊を伸ばして攻撃をしてくるがそれをネコ乙女達が受け止めて根本をヒメユリが溶かしていく。

 

「ちっ……戦いづらいな。」

 

轟が舌打ちをする声が聞こえる。

まぁ徹底的に氷対策してるからな。

 

『猫城が炎と数の暴力で畳み掛ける!!

さらに上空からはUFOによる援護射撃だぁ!!上の氷まで溶かされたらやべぇぞ!!』

 

そろそろ追い込み漁と行こうか。

とりあえず炎さえ使われなければ敗けはなさそうだが……。

 

「キャスリィ!」

「まかせて……えい!」

 

キャスリィの杖の先端にある自分の尻尾を噛んだ蛇の装飾が開いて真っ黒な煙が発生してそれが狂暴なネコの頭を形作る。

 

これはキャスリィの呪いの本体とも言える物であり、キャスリィが己の力を最大限発揮する時に現れる物だ。

 

ただこいつを見るたびに思うが……まるでキャスリィを守っているような気配もあるんだよなぁ……。

 

「呪われちゃえ!!」

 

猫の口から大量の光の礫が轟の隠れている氷壁へとぶつかる。

残念ながら礫は氷壁を粉砕することは叶わなかったが……。

 

「ぐっ!?」

 

『あぁっと!!轟にキャスリィちゃんの烈波がヒィィィィイイイット!!

壁を無視して地面から発生する烈波はかなりきついぞ!』

 

よし、数秒しか持たないが個性を封じた!

 

「集中砲火!!」

「にゃぁぁぁああああ!!!」

「溶けちゃえ!!」

「ッ!?流石に分が悪いか!」

 

轟は氷壁が耐えきれないとわかったのかポジションを変更する為に移動するが俺は両サイドにネコ乙女を用意しておいた。

 

「個性は……いけるか、凍れ!!」

「ニャッス……ニャニャニャニャニャニャッスル!!」

「ちっ!!」

 

轟は個性が発動出来るようになったのを確認してからネコ乙女を凍らせるがネコ乙女はいとも容易く凍結から無理矢理脱出する。

 

ネコ乙女の体力を調べて見ると1/3くらいダメージが蓄積していた。

 

『めっぽう強い』の特性込みでこのダメージは地味に嫌だな……。

 

ネコ乙女は『赤い敵』に『めっぽう強い』の特性を持っていて、与えるダメージが1.5倍、受けるダメージが1/2とかなり強力な特性なのだが、そのネコ乙女が半減の攻撃ですら1/3も削られたならネコダラボッチは確実に2発も耐えられないことになる。

一回目はどうにかなるが二回目ですぐに溶けるのを知られたら不味いな……轟の攻撃範囲ならまとめて殲滅されかねない。

 

特に出久との戦いで見せた超広範囲攻撃……あれだけはまともに防ぎきれる自信はない。

出久の100%を観測するのですらセンサーギリギリだってのにそれと同等の出力となると洒落にならん。

まぁ出久はスレニキ達から聞いた話だとまだ個性の伸び代が残りまくってるらしいから確実に俺が耐えられなくなるがな。

 

色々考えてはみたがあれだけは絶対にやらせてはいけないという結論になった……まともに守ったら被害が尋常じゃないことになるのだ。

 

「ネコ乙女!ネコダラボッチ!休む余裕は与えるな!!」

 

俺はこの間にネコドラゴンを出撃させておく。

 

『猫城のにゃんこラッシュが止まらねぇぇぇえええ!!!

時間が経てば経つ程猫城のにゃんこがフィールドを埋め尽くしていく勢いだぁ!!』

 

流石にそこまで出すつもりは無いけどな……轟相手だと耐久力が低いにゃんこを量産しても焼け石に水だし。

 

「離れろ!」

 

轟は周囲を囲んだネコ乙女達を地面から生やした氷の槍で貫いて引き剥がす。

だがネコ乙女達はその氷の槍を粉砕して轟への距離を詰めていく。

更にはネコダラボッチ達は轟と距離が離れている位置にある氷壁を砕かせていた。

 

何故近くではなく遠くの氷壁なのかというと行動範囲を制限するためと保険だ。

ネコ乙女は耐久力が高く特性もあるからある程度なら余裕で耐えれるがネコダラボッチは割とギリギリでしか耐えられない。

そうなると途中で殲滅されるリスクを考えるとこれが一番最適だったのだ。

 

『セーラー服を着たマッチョなにゃんこがかなり強いぞ!

轟自慢の氷結をまともに食らってもびくともしねぇ!!』

『ダメージが無い訳じゃないが脅威なのは確かだな。』

 

うん、まぁ案の定ネコ乙女が目立ち始めたな……轟の氷結食らっても力ずくで突破したり氷の槍に刺されても普通にピンピンしてる(ように見える)からな。

 

まぁ実際は数匹満身創痍なんだが。

 

ネコ達がどんどん轟を追い込んで行き、轟の左半身の熱量が上がり始めたのを観測して俺達が警戒を引き上げたその時、観客席から怒号が響き渡る。

 

「左を使え!使え!焦凍!!」

「っ!!」

 

声が響いてきた方を向くとそこには轟の父、エンデヴァーの姿があった。

だがそんなエンデヴァーの声とは裏腹に轟は左半身の加熱を止めてしまう。

 

…………確実に原作通りに行かないだろうからと大体の概要は教えてもらってはいたが……ここまで酷いとはな。

 

「お前の過去に何があったかは知らねぇよ。

聞いたところで俺がどうにか出来るようなそんな問題でもないしな。

だがこれだけは言っておくぞ轟。」

「…………なんだよ。」

「ヒーローってのは……自分の全力を持って皆を命懸けで助ける仕事だろうが!!力を出す出さない以前にお前はヒーローとしてそれでやっていけると思ってんのか!?

お前にはそれだけの覚悟はあるのか!?」

「っ!!…………お前に何が分かる!親に愛されて育ったようなお前に!?」

「知るか!!それ以前に俺は両親からは死ぬレベルの訓練やらされまくってるからプラマイ0なんだっつうの!!」

 

俺はそう答えると二匹のネコダラボッチを取り出して人間形態へと戻り、ネコダラボッチを棒立ちさせて動きを止めさせてその足を片手で掴む。

 

『あ……ああ……あの戦闘スタイルはぁ!?!?!?』

『…………やっぱり使えたか。』

 

そのスタイルは両手に一対の巨大十字架型ハンマーを構えるある化物(母さん)の戦闘スタイルと酷似していた。

 

『あいつの母親はシスターヒーロー『セイント』だ。

あいつから直々に訓練を受けてたならそのくらいは使えるだろうよ。』

『あばばばばばばばば……。』

 

ちなみにプレゼントマイクはその喧しさから母さんからのお仕置きを食らった事があるらしい。

 

さて……正直名前が恥ずかしいったらありゃしないがやっぱり戦闘スタイルはちゃんと頭に思い浮かべないとな。

 

母さん直伝『聖☆双槌術(ホーリー☆ミンチ)』……ぶっちゃけかなり使いたくなかった。

 

でも正直これが一番俺の戦い方に合ってるから質が悪い。

 

「ッ!!来るな!」

 

轟はにゃんこ達の攻撃を氷壁で防ぎながら素早く滑るように氷を足元に発生させながらサーフィンのようにも見える移動を行っている。

脚と手から別々に使うとは無駄に器用な。

 

「『聖☆衝撃波(ホーリー☆ブレイク)』!!」

「「に゛ゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?!?」」

 

俺はネコダラボッチ二匹をそのままハンマーのように地面へと叩きつけてその重量を全身の重さを加えた形で地面へと伝える。

叩きつける際に加える力加減の調整によって地面から轟の方へと次々と波動のように衝撃波が発生し続けて移動していく。

 

轟は氷を出すがそれすらも粉砕されて衝撃波が直撃する。

 

『もろに入ったな……セイントのあれは個性によるバフが無くても技量だけでやらかすから理不尽だ。

ある意味個性に頼らない強さと仲間と協力する強さを兼ね備えたのが猫城と言えるかも知れねぇな。

対する轟は個性が強い分それに頼りすぎていて比較的大雑把な所や慢心が見受けられる。

ある意味対称的な二人だな。』

 

俺も使ってて理不尽だと思うこの戦闘スタイルにまるで個性だと驚くような声が有ったからか相澤先生が補足するように、そう呟いていた。

 

本当にあの人には感謝しかないな……。

 

「ここで終わってたまるか!!」

 

轟はそう言うと左側を俺へと突き出した。

 

その左腕からは豪炎が吹き出ていたが臨界に達しようとしていたその時……。

 

「…………。」

 

轟は諦めたように火を消した。

 

「俺の言ったこと……後で考えて見てくれよな。」

 

俺は全力の横薙ぎを轟へと叩き込み場外へと吹き飛ばした。

 

「轟君場外!!勝者!!猫城君!!」

 

「「「うおおおおおおおお!!!!!!!!」」」

 

歓声の中俺はとてもすっきりとしない気分でいた。

 

不完全燃焼とでも言うべきなのかな……。

峰田「お前らの性癖をもっとさらけ出せ!!」(なお今回は候補が多い)

  • 芦戸
  • 蛙吹
  • 麗日
  • 耳朗
  • 葉隠
  • 八百万
  • 拳藤
  • ねじれちゃん
  • マンダレイ
  • ラグドール
  • ピクシーボブ
  • 二位を一時的にニャッスル化
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