こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが 作:クロマ・グロ
ありがとうございます!!
とりあえず仕事帰りに家事やらなんやらやってから執筆してるのが寝落ちの最大の原因だと思うんで一旦試しに土日での投稿でやっていこうと思います。
投稿ペースが少しずつ落ちてて申し訳ない(´・ω・)
意外と4000文字のノルマはキツい……。
今回はお詫びに長めにさせて貰いました。
雄英体育祭が終わった次の登校日、俺は雨の中雨合羽を着てキリンネコに乗り、キャスリィとヒメユリを一旦ストックに戻して車道を通っていた。
ただいつもと違ったのはやたらとこっちへ視線が集中していることに気付けるレベルでやたらと周囲の人達にみられる事だろう。
個性の都合上注目されるのは仕方ないが今日は明らかに注目のされ方が違うな。
途中で渋滞に捕まったので抜けるまで歩きにするつもりで歩道へと向かってキャスリィとヒメユリの二人とキリンネコを交代する。
「…………なんかすごい見られてる。」
「…………いつもと違うね。」
「多分体育祭の影響だろうな、優勝した影響が大きいんだと思う。」
ってか途中からちょくちょくカメラのシャッター音が聞こえているんだよなぁ……。
有名人とか歩く時こんな感じなのだろうか?
周囲の声を聞いてみると……。
「お、おいあの三人!」
「雄英体育祭で優勝してた子じゃん!」
「キャスリィちゃん可愛い~~!!」
「ヒメユリちゃんの尻尾スッゴいもふもふね~。」
「ウホッ!良い男!」
「やっぱり雄英主席ってだけあって堂々としてるなぁ。」
「さっき乗ってたのって障害物競走のだよね!」
「幼女……はぁはぁ……!」
「このロリコンどもめ!」
「やらないk……。」
止めとこ……だんだん妙な声が聞こえてきた……。
「なんか背筋がゾワッと来たな……。」
「尻尾がピリピリする……。」
「変な人も多いね。」
幸いすぐに渋滞を抜けて雄英までまっすぐにキリンネコで通る事が出来たので通学に不都合がある訳じゃないんだがいっそ変装とかも考えるべきかね……いやキリンネコがどうあがいても変装出来る気がしないから止めとくか。
正門を通ると向こうの方に走って下駄箱へと向かう天哉とその後ろに出久がいたのが見えた。
天哉は確かもっと登校は早かったはず……時間にも厳しいあいつがいつもとは違うタイミングでの登校となるとやっぱりヒーロー殺しの件を引きずってるっぽいな。
俺はニュースで最近世間を騒がせているヴィラン……ヒーロー殺しステインによってプロヒーローが襲撃された事……そしてその被害者に天哉の兄である『インゲニウム』の名前が合った事を思い出す。
俺が止まって少し考え込んでいるとヒメユリとキャスリィが俺の雨合羽の袖を引っ張る。
「行こ?」
「遅れちゃだめ。」
「っと……すまないな。
早く教室に向かうとするか。」
俺は二人に引っ張られながらもそのまま校舎へと入り教室へと向かっていった。
すると教室がやたらとにぎやかになっているのを聞き取ったので移動しながらその声を聞いてみると……。
「やっぱりテレビで中継されると違うねー!!
途中めっちゃ声かけられたよ!!」
「ああ!俺も!」
この声は……芦戸さんと鋭児朗か。
やっぱり声をかけられる人も多いのか?
「私もじろじろ見られて何か恥ずかしかった!」
「葉隠さんはいつもなんじゃ……。」
うん、まぁ葉隠さんは俺と同じタイプだろうな。
俺の場合はキリンネコが原因だが。
「俺なんか小学生にいきなりドンマイコールされたぜ……。」
「ドンマイ。」
「うあぁぁあ!!!」
瀬呂が嘆いてるな……まぁあれについては申し訳ないが俺からもドンマイとしか言いようがない。
「たった一日で一気に注目の的になっちまったな!」
「やっぱ雄英すげぇな!!」
俺はそのまま教室へと入り時間的にもそろそろなのですぐに座るとその瞬間に正面のドアが一気に開かれ、相澤先生が入ってきた。
思ったよりも渋滞長かったのが影響したなぁ……。
「おはよう。」
「「「おはようございます!」」」
「ケロ?」
すると梅雨ちゃんが何か気付いたような反応を見せる。
と言っても相澤先生の変化といえばこれしかないけどな。
「相澤先生包帯取れたのね、良かったわ。」
相澤先生の体に巻かれた包帯がすっかり取れており、ようやく治ったのが一目見て分かった。
スレニキ達曰く原作程じゃないとはいえ十分ミイラマン状態になっていたから俺としても一安心だ。
「婆さんの処置が大袈裟なんだよ。
んなもんより今日のヒーロー情報学、ちょっと特別だぞ?」
『『『来た!?』』』
すると教室のみんなの顔が一気に険しくなっていた。
ここ本当唐突に何かやらかすからなぁ……。
「…………コードネーム、『ヒーロー名』の考案だ。」
「「「胸膨らむやつ来たァァァアアアア!!!!」」」
「うるさっ!?」
「「あう……。」」
教室の殆どのやつが声をハモらせて飛び上がる。
流石にうるさくて二人が耳を塞いでいる。
「ふっ!!」
相澤先生が若干イラついた様子を見せて個性を使ってまでこちらを睨む。
全員が一瞬で黙って大人しくなった。
その様子を見た相澤先生は個性を解除して髪がゆっくりとおりていく。
「というのも先日話したプロヒーローからのドラフト指名に関係してくる。
指名が本格化するのは経験を積み、即戦力として判断される2~3年から……つまり今回1年のお前らに来た指名は将来性に対する興味に近い。」
全員の顔が引き締まっており、全員が緊張しながら話を聞いているのが伝わってくる。
エロブドウだけ顔が険しくなってガクガクと震えていたが。
「卒業までにその興味が削がれたら一方的にキャンセルなんてことは良くある。」
「大人は勝手だ。」
「頂いた指名がそのまま自身へのハードルになるんですね!」
「そう……でその集計結果がこうだ。」
そう言って相澤先生がモニターを起動するとなにやらグラフが現れた。
_________________________________________________
A 組 指 名 件 数
猫城:5628
轟:4123
爆豪:1556
常闇:360
飯田:301
上鳴:221
八百万:108
切島:68
麗日:20
瀬呂:14
_________________________________________________
「例年はもっとバラけるんだが三人に注目が偏った。」
「だー!!白黒ついた!」
「見る目無いよね、プロ!」
「爆豪の指名が思ったより少ないな。」
「表彰台で暴れてたやつなんかビビって呼べないって。」
「ビビってんじゃねぇよプロが!!」
案の定勝己がキレるがまぁいつもの事なのでスルーする。
「はぁ……流石ですわ、轟さんに猫城さん。」
「俺の場合殆ど親の話題ありきだろ……。」
「まぁ優勝だしさもありなんと言った所か?」
八百万さんの溜め息が気になるが轟は若干無愛想に答えていた。
すると横から麗日さんが天哉を前後に揺らしまくっているのが見える。
「わあぁ!!指名来てる~!あぁ~!」
「うむ!うむ!」
天哉……流石にその扱いは怒って良いと思うぞ?
俺の言えたことじゃないけどさ。
「緑谷無いな!あんな無茶な戦い方すっから怖がられたんだ!」
「うん……。」
確かに指名の中には第三競技に出場してベスト8まで勝ち上がった出久の名前が無かった。
まぁ手術レベルの無茶してれば逆に不安にもあるわけか……。
「この結果を踏まえ指名の有無に関係なく所謂職場体験ってのに行ってもらう。」
「あ……職場体験?」
「あぁ、お前らはUSJん時一足先にヴィランとの戦闘を経験してしまったがプロの活動を実際に体験して、より実りある訓練をしようってこった。」
「それでヒーロー名か!」
「俄然楽しみになってきた!」
「まぁそのヒーロー名は仮ではあるが適当なもんは……。」
「付けたら地獄を見ちゃうよ!」
と相澤先生が話していると突如としてドアが開かれ、ミッドナイトが姿を現した。
「「「おお!!」」」
上鳴、瀬呂、エロブドウのエロい三連星が興奮して声を上げるので俺は若干イラっとする。
「学生時代に付けたヒーロー名が世に認知され、そのままプロ名になってる人多いからね!」
「「「ミッドナイト!!」」」
「ま、そういうことだ。
その辺のセンスをミッドナイトさんに査定してもらう。
俺はそういうの出来ん。」
そう言って相澤先生はお気に入りの寝袋を取り出した。
あぁ……やっぱり寝る気か……。
「将来自分がどうなるのか、名を付けることでイメージが固まり、そこに近付いていく。
それが名が体を表すってことだ、"オールマイト"とかな。」
先生から小さめのホワイトボードが配られてそれぞれペンを取り出して名前を考えていく。
俺は……そうだな。
俺の個性にそのイメージ……名は体を表すとなるとあんな感じのが良いかもしれんな。
そして相澤先生は案の定寝た。
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「じゃあそろそろ出来た人から発表してね!」
まさかのミッドナイトからの発表形式宣言によって数人が嫌な顔をしている。
まぁ下手したら公開処刑にしかならんからな。
そしてトップバッターに青山が前に出ていく。
俺は一応出来てはいるが他の皆の奴を聞いてからでも良いかと思い後にした。
「いくよ?輝きヒーロー『I can not stop twinkling』!!
略して"キラキラが止められないよ☆"!!」
短文じゃねぇか!?つか略してすらいねぇ!?
まさかのトッブバッターに全員の顔が固まった。
「ここはIを取ってCan'tに省略した方が呼びやすい。」
「それね、マドモワゼル。」
「「「いいのかよ!?」」」
「つか英語かフランス語かどっちかにせい!?」
そしてテンション高めに芦戸さんが前に出てくる。
「んじゃあ次私ね!!
ヒーロー名!『エイリアンクイーン』!!」
「
止めときな!?」
「ちぇー。」
『『『バカ野郎!?』』』
『『『最初に変なの来た所為で大喜利っぽい空気になったじゃねぇか!?』』』
流石に全員の心が一つになった気がした……。
ってかミッドナイト先生アレ知ってるのかよ!?
「ケロ!じゃあ次、私いいかしら?」
「はい梅雨ちゃん!」
今度はこの空気の中勇敢にも梅雨ちゃんが向かっていく。
「小学生の頃から決めてたの。
梅雨入りヒーロー『フロッピー』!」
「可愛い!親しみやすくていいわ!
皆から愛されるお手本のようなネーミングね!」
「「「フロッピー!フロッピー!フロッピー!」」」
『『『ありがとうフロッピー!空気が変わった!』』』
助かった……梅雨ちゃんのお陰で空気がかなりマシになった……。
そして空気が変化した事を境にどんどん発表する人が現れた。
「じゃあ俺も!剛健ヒーロー!『
「赤の狂騒!!これはアレね!漢気ヒーロー『
「そっす!だいぶ古いけど俺の目指すヒーロー像はクリムゾンそのものなんす!」
「フフ……憧れの名を背負うってからには相応の重圧がついて回るわよ!」
「覚悟の上っす!」
良いじゃねぇか鋭児朗……その覚悟は素晴らしいぞ。
「うわ~名前考えてねんだよなまだ俺。」
「付けたげよっか?『ジャミングウェイ』なんてどう?」
まて耳郎さん、なんだそのジャスタウェイみたいなヒーローネーム!?
「おお!『武器よさらば』とかのヘミングウェイもじりか!インテリっぽい!カッケェ!」
「いや……プクク……せっかく……強いのに……すぐ……『うぇーい』ってなるじゃん……。」
「耳朗お前さふざけんなよ!?」
すまないな上鳴……それは俺も笑うww。
そして耳朗が前に出てヒーロー名を発表する。
後ろにも何人か並んでいるのでちょうどいいので俺も流れに便乗させて貰って最後にやるか……。
「ヒアヒーロー『イヤホン=ジャック』!」
「いいわね!次!」
まぁ分かりやすくていいな。
「触手ヒーロー『テンタコル』。」
「触手のテンタクルとタコのもじりね!」
そのもじりは中々面白いな、参考になる。
「テーピンヒーロー『セロファン』。」
「分かりやすい!大切!」
まぁまんまだから分かりやすいな。
「武闘ヒーロー『テイルマン』!」
「名が体を表してる!」
あいつの尻尾ってあんな筋肉質だったんだな……。
「甘味ヒーロー『シュガーマン』!」
「甘~い!!」
なぜだろう……あいつのコスチュームを思い出すとアンパンの男が……。
「『ピンキー』!!!」
「桃色!桃肌!」
見た目から行ったな。
「スタンガンヒーロー!チャージと稲妻で『チャージズマ』!」
「くぅ!痺れる!」
中々カッコいいじゃん。
「ステルスヒーロー『インビジブルガール』!」
「いいじゃん良いよ!」
これも中々分かりやすい分悪くないな。
そしてミッドナイト先生はどんどんテンションが上がっていく。
「さぁさぁどんどんいきまくりましょう!!」
「この名に恥じぬ行いを。
万物ヒーロー『クリエティ』!」
「クリエイティブ!」
確かに八百万さんの個性はかなり万能で作る事に特化してるしな。
そして轟の番になったんだが……。
「『ショート』。」
「名前?良いの?」
「あぁ。」
本名をヒーローにするタイプか……実際あんまり見ないな。
「漆黒ヒーロー『ツクヨミ』。」
「夜の神様!」
まさかの神様の名前で来たか……。
「もぎたてヒーロー!『グレープジュース』!」
「ポップ&キッチュ!」
それで良いのかエロブドウ……。
口田の番になるけど案の定口田は喋らない。
『ふれあいヒーロー『アニマ』』
「うん、分かった。」
なんか若干優しい目で皆が見ていた。
「『爆殺王』!」
おい勝己!?お前本当にヒーロー目指してるんだよな!?
「そういうのはやめた方がいいわね。」
「なんでだよ!?」
「『爆発さん太郎』にしろよ!」
「黙ってろクソ髪!!」
鋭児朗はそれからしばらく勝己を冷やかし続けて中々進まなかった。
「じゃあ私も。」
すると麗日さんが前に出る。
「考えてありました『ウラビティ』。」
「洒落てる!」
周囲から拍手が鳴る。
確かに麗日さんとその個性、無重力……その重力のグラビティとのもじりってのは中々良いセンスだ。
「ヒーロー名、中々スムーズに進んでるじゃない。
さて、今度はだいぶ前から書き終えてたみたいだし猫城君も行ってみようか!」
あ、バレてたのね。
俺はキャスリィ達と前に出て自分のヒーロー名が書かれたホワイトボードを皆の前へと向けた。
「色々考えてたんだけどな、俺の個性と最終的なスタイル考えたらこれが一番しっくり来たんだ。
司令塔ヒーロー『ネコマンダー』。」
正直発表するとなるとやっぱり恥ずかしいな……。
今回は短期間のアンケートですがガチャアンケートであり全部伝説レアで固めようと思います!!
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