こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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今回はちょい短めです。


15スレ目(現実パート4)

 

 

「俺と戦う……か。

早い話が俺が君を従える資格があるかどうか……って話か?」

 

俺の目の前にいる彼女……聖会長ジャンヌ・ダルクは優雅な仕草をしながらさらっと自分と戦えとそう答えられたら流石に疑問にはなるが……伝説レアのにゃんこがそう簡単に制御出来るような存在なはずもないか……。

 

「そうですね……確かに私達は貴方様の力を見てみたいというのも理由の一つです。

でも一番の理由は……貴方の自身の奥深くに封印された古代の超兵器……ネコムートの事ですよ。」

「…………やっぱりか。」

 

正直ステイン戦でまだ手に入れてないはずのネコムートの力が体内から溢れ始めた時点でかなりの違和感を覚えていた。

 

「なぁ……俺の個性のにゃんこ城……あれってネコムートを隠すため……もしくは封印する為の外殻みたいなものなのか?」

「…………本当に察しがいいのですね。

そうですね……私に勝利することが出来たらお教え致しましょう。」

「そうか……。」

 

ジャンヌからはこれ以上話すつもりはないという意思を感じる。

というよりも制約が多いのか?ちょくちょく話する時に悩むような素振りがある。

 

「にゃんこ達の意思は感じるが出せない……現実じゃないからか……だが狂乱の力は使えるわけか。」

 

俺は体内から狂乱の力を引き出す。

やはり精神が汚染されそうにはなるがステインと戦った時よりも力が動かしやすく感じる。

 

「…………それが欠片でも他の生物へと影響を与えたらどうなるか……私達は貴方を見極めなければならないんです。

それは……世界を滅ぼすことさえ可能な危険すぎる力なのですから。」

 

そう答えたジャンヌは俺にその旗を向けてくる。

 

俺はジャンヌの言葉を聞いて『にゃんこ大戦争』という本来ゲームだったはずの世界に存在した狂乱及び大狂乱と呼ばれる力を持った最強のネコ達が脳裏に浮かぶ。

 

ジャンヌの言いたいことはだいたいわかった。

 

ただでさえボスとしてとんでもない強さを発揮していたあいつらだ……この世界でのにゃんこ達の強さと比べたらあいつらの強さがどのレベルになってるかなんて……考えるだけでも恐ろしい。

 

俺は覚悟を決めてジャンヌを見る。

旗……棒術か……。

長さはジャンヌの身長くらいのかなり大型の武器だな。

俺は狂乱の力を制御して手に集中する。

 

かなり動かしにくいが……行ける!

 

「ッ!貴方様の記憶で知ってはいましたが……その経験から来るその戦闘センスは凄まじいものがありますね。」

 

俺は両手をネコムートへと変化させて両手に狂乱の力で作ったハンマーを作り出した。

 

「うちの母さんの訓練は死ぬ程きつかったですけど……戦闘の面じゃ何よりも頼りになるんです……よっ!」

 

俺は相手の動きを待っていても初見殺しをされたら洒落にならないので早速突撃する。

 

「先手必勝ですか……それは悪手でもありますが未知の力を最大限警戒している証拠でしょうね。

来たれ聖なる礫よ。」

 

ジャンヌが旗を凪払うと光の槍が何十も俺へと向かってくる。

あれで礫だってのか!?

 

聖☆(ホーリー)……いや、狂乱双槌擊(フレンジースタンプ)!!」

 

俺は地面へとハンマーを振り下ろして地面から狂乱の波動を噴き出させて槍を全て相殺する。

だが間髪いれずにジャンヌは波動を旗で切り裂いて周囲に浮いているクリスタルから光線をこちらへと放つ。

 

「あっぶね!?」

 

俺はクリスタルが光った瞬間に嫌な予感がして全身を狂乱の波動で覆ったからギリギリ弾けたがかなり危なかった。

 

流石に光の速さで来る攻撃相手に反射神経だけじゃ間に合わないな……。

 

「ふぅぅぅぅう………。」

 

俺は全身に狂乱のネコ特有の黒い紋様を走らせて保護する。

 

精神汚染が進んで視界が若干黒く染まるがまだ耐えられる。

 

「今のを良く対処しましたね……ならば!」

 

ジャンヌはクリスタルを上空に展開して黄色い魔法陣を展開する。

こいつは見たことあるがバカ正直には来ないだろうな!

 

俺はハンマーを力へと分解して爪を強化する。

 

「光あれ。」

 

ジャンヌがそう呟くと同時に大量の光弾による段幕がこちらへと襲いかかってくる。

 

直撃コースのものだけを爪で捌いていくが数がかなり多く、下手に動けなくなった。

しかも一発一発がやたらと威力が高い上に地面に当たったやつが弾けてこっちにダメージが入る。

狂乱の紋様である程度は防げるが限界があるな……。

 

「穿て。」

 

ジャンヌの頭部にある天使の翼を模したような飾りから穢れのない純白の羽根が出てきてこっちに突っ込んでくる。

 

「東方かっ!?」

 

俺は爪で光弾を弾くと同時に爪に収束した力を出して飛ぶ斬擊を放つ。

 

力は無限のように内側から湧いてくる……。

制御さえミスらなければ問題ない!

 

「浄化の光よ!」

 

魔法陣が更に強い光を放ち始めたので俺は被弾覚悟で全力で後ろへと飛ぶ。

 

光弾は防げたがジャンヌのゲームでの攻撃……収束した浄化の光を避ける途中で羽根をかなり食らった。

 

傷口から狂乱の波動が漏れ出すのですぐに紋様で覆って塞ぐ。

だがその隙にすでにジャンヌは動いており、あっという間に背後へと回り込んで旗を振り下ろす。

 

「やらせるか!!」

 

俺は背中の紋様から一気に狂乱の波動を噴出させて旗を弾く……いや、ジャンヌが直接かち合うのを避けたのか?

 

試すか……。

 

狂乱爪(フレンジークロー)!!」

 

俺はジャンヌへと遠距離から狂乱の波動で作った斬擊を飛ばす。

近距離でやらないのはブラフだった時のリスクがあまりに高いからだ。

情報が少なすぎる今は迂闊に近付く訳にはいかない。

 

「神のご加護を!」

 

だがジャンヌは避けるのではなく光の壁を作り出して防いだ。

確かに避ける可能性をケアして斬擊の飛ぶ方向を調整してはいたが……。

 

「やっぱり狂乱の力はお前達にも強い影響があるんだな。」

「さて……どうでしょうね。」

 

今度は上からジャンヌの羽根が雨の如く降り注ぐ。

 

「盾!!」

 

俺は左腕を上にかざして狂乱の力を放出して作った大盾を構える。

片手だけの斬擊では手数が圧倒的に足りないから俺は残る右手の指先全てに波動を集中して放出する。

 

斬擊が全て防がれてるようじゃ使い続けていても効率が悪いので手数重視で攻撃をし続ける。

 

「まだまだ甘いようですね。」

「一体どういう……ッ!?」

 

俺は足元に突き刺さった羽根の一部の色が黄色く光始めているのに気付く。

光を放っている羽根の位置を全て確認すると何が起きているのかに気付いた。

 

「さっきの魔法陣を攻撃しながら地面の狙った位置に突き刺したってのか!?」

 

更にジャンヌは上空へとクリスタルを放ち、地面にある魔法陣と全く同じ物を上空にも展開する。

 

「挟み撃ちか!!」

「聖なる光よ!!!」

 

地面にある魔法陣と上空にある魔法陣が共鳴をし始めていた。

 

避けるのは……間に合わない!!

 

丁度俺の位置は魔法陣なのど真ん中にいるので避けるのは不可能なので俺は防御する。

 

「神敵へと更なる鉄槌を!!」

 

上下から押し潰しに来てるかのような光の奔流に飲み込まれていった。

 

「グガッ!?……カハッ……ッ!?ァァァアアア!?!?」

 

負けて……負けてたまるかァァァァァアアアア!!!!

 

俺は制御関係なしに全身から狂乱の波動を全力で放出して相殺していくがどんどん押し込まれていく……。

 

「ぐッ!?……がはっ!?……」

 

だが突如として光は止み、俺は解放される。

これ以上波動を無駄に放出する訳にはいかないので俺は波動の放出を止める。

 

だが……精神汚染が酷いな……視界が……紅く……。

 

だが次のジャンヌの言葉に俺は耳を疑うことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ……とりあえずは合格……及第点と致しましょうか。」

「…………はぁ!?」

 

 

 




図鑑ロトムこと図鑑ニキの日常

図鑑ロトム
「最近はプラズマ団のセキュリティーも強くなってきたなぁ……だが甘いこの程度ならこれをこうして……はいセキュリティ突破。

中身のデータを吸いだしたら画面全体にうっとうしいくらいにゲーチスの顔面を写してやるか……いやぁ嫌がらせが捗る捗る……ついでにネットにいろいろ流すか……ククク。」

伝説のスーパーマサラ人
「おーい!ロトムーー!!そろそろ飯だってよー!」

ロトム図鑑
「ロトー♪」
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