こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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やっぱりアニメ本編見ながらだと執筆作業がめちゃくちゃ捗るわぁ……。


16スレ目(現実パート)

 

 

「「アハハハッ……マジか!?マジか爆豪!?」」

 

あの後無事職場体験に復帰して今日は職場体験後の最初の登校なんだが……やたらと瀨呂と鋭児朗が爆笑している声が聞こえてくる。

 

「……にぎやか。」

「なにかあった?」

 

俺の両隣にいるキャスリィとヒメユリが首を傾げている。

この二人ってなんかやたらと息が合うんだよなぁ……まるで双子だ。

 

「笑うな!!癖ついちまって洗っても直んねぇんだ!!」

 

癖?勝己のやつなにがあったんだ?

ちょうど教室に到着したので流石に俺も気になってきたぞ?

 

「おはよう、やたらと騒がしいけどなにが……ゑ?」

「「ッ!?……………プルプルプルプル。」」

 

俺が教室に入った時……とんでもない光景がいきなり目に入ってきた。

あまりの光景にキャスリィとヒメユリの二人が背を向けて腹を抱えているほどだ。

 

とりあえず俺は出久と轟、天哉の三人がちょうど集まってたのでそこに向かう。

 

「おい笑うな!ぶっ殺すぞ!?」

「やってみろよ八ニ坊や!アッハハハハハ!!」

 

勝己の髪型がベストジーニストと全く同じ髪型にセットされている。

あれが癖ってなにをすればそうなるんだ。

 

それはそれとして………ククククク。

に……似合わねぇwwww。

 

「んだとこら!」

「「あ、戻ったァ!」」

 

するといつも通りにキレた勝己が自分の髪を爆破していつもの髪型に戻る。

 

最初からそうすれば良いものを。

 

「あ、おはよう釜戸君。」

「おはよう!あれから大丈夫だったか?」

「見ての通り肉体だけはな……。

精神は……毎日かなりボコされてるよ。」

「あぁ……例の彼女か。」

「ん?あの二人は一緒じゃねぇんだな。」

「あぁ、ネコナースなら今はリカバリーガールの所にいるよ。

とはいえ俺の帰りに合わせて仕事を切り上げるみたいだが。

ジャンヌについては……まぁ後で分かるよ。」

「「「?」」」

 

俺達四人はとりあえずしばらく世間話をしながら時間を潰す。

 

他の所に同時に意識を向けると芦戸さんと耳朗さん、蛙吹さんの三人が盛り上がっている。

 

「へぇ!ヴィラン退治までやったんだ!羨ましいな!」

「避難誘導とか後方支援で実際交戦はしなかったけどね。」

 

どうやら耳朗さんの所もヴィランと遭遇していたらしい。

ただやっぱり職場体験に来ている生徒に戦わせるケースの方が珍しいか。

 

俺の所は索敵とか時間稼ぎでめっちゃにゃんこに戦わせたけど……。

 

「私もトレーニングとパトロールばかりだったわ。

一度密航者を捕らえたくらい。」

「「それ凄くない!?」」

 

蛙吹さんも蛙吹さんで地味に凄いことやってるな……ってステインとやりあってた俺が言えた事でもないか。

 

「お茶子ちゃんはどうだったの?この一週間?」

 

蛙吹さんが麗日さんに話を振ったのだが……。

 

「コオオ……。」

 

な……なんか麗日さんからオーラのような物が出ているように見える。

しかも波紋の呼吸っぽい音が聞こえるんだが……。

 

しかもなんかシャドーボクシングのように何もないところにやたらと鋭い拳を叩き込んでるし……。

 

「とても……有意義だったよ……。」

「目覚めたのね……お茶子ちゃん。」

「バトルヒーローの所行ってたんだっけ……。」

 

他の所に目を向けると若干引いた様子でオーラの出てる麗日さんを見ている上鳴とエロブドウの変態コンビがいた。

 

「たった一週間で変化すげぇなぁ。」

「変化?違うぜ上鳴。

女ってのは元々……悪魔のような本性を隠し持ってんのさ。」

「Mt.レディのとこで何見た!?」

 

なんかエロブドウのやつが目を虚ろにしながら爪を噛んで震えてやがる……あの人なにやらかした……いや、やらかしたのはこいつか?

 

「俺は割とちやほやされて楽しかったけどな。

まぁ……一番変化というか大変だったのはお前らだよな。」

「そうそう!ヒーロー殺し!」

「命あって何よりだぜ、マジでさ。」

 

すると俺達の方へと話が振られる。

だが鋭児朗に瀨呂も勝己に捕まれてぶら下がってるが大丈夫か?

 

「あぁ、流石の俺も両手切断に片目損失だから回復に3日かかったよ。」

「3日!?たったそれだけで治るような怪我じゃねぇだろ!?」

「心配しましたわ。」

「エンデヴァーが助けてくれたんだってな。」

「凄いね、流石No.2ヒーロー!」

 

あ、轟の前でその話は……。

だが轟は俺の予想を裏切り平然とした様子で返事をする。

 

「…………そうだな、助けられた。」

「うん。」

 

なんかどんどんこっちに集まってくるな。

 

「俺、ニュースとか見たけどさ……ヒーロー殺し、ヴィラン連合とも繋がってたんだろ?

もしあんな恐ろしいやつがUSJに来てたらと思うとぞっとするよ。」

 

どうかな……脳無殺してた辺り確実にあまり良い間柄とは思えない。

なんなら敵対してたんじゃないだろうか?

 

「でもさ、確かに怖えけどさ……尾白、動画見た?」

「動画ってヒーロー殺しの?」

 

…………あれか。

オタネコを早速進化させてネコハッカーにして警察の手伝いとして削除を手伝わせてたがやっぱり防ぎ切れないか。

 

「そう!あれ見ると一本気っつうか執念っつうか、かっこよくね?とか思っちゃわね?」

「上鳴君!」

 

すると出久が上鳴を止める。

流石にヒーローとしてその発言は軽率だ。

それに実の兄に被害者がいる天哉からしてもな。

 

「えっ?あっ、いっ……悪い!」

「いや、いいさ……確かに信念の男ではあった。

クールだと思う人がいるのも分かる。

……ただ奴は……信念の果てに粛清という手段を選んだ。

どんな考えを持とうともそこだけは間違いなんだ。

俺のような者をこれ以上出さぬためにも……改めて!ヒーローへの道を俺は歩む!」

 

天哉はいつもの調子を取り戻してメガネを白く輝かせながらロボットダンスの如くカクカクとした動きで腕を振り下ろす。

 

相変わらずで安心したよ……。

 

「おお、飯田君。」

「さぁ!そろそろ始業だ!全員席に着きたまえ!

雄英生たるもの……(ry」

「……うるさい。」

「上鳴が変な話すっから……。」

「何か……すいませんでした。」

 

なんか一気に日常に戻ってきたって感じだな。

 

俺達はとりあえず話が長くならないうちに全員がいつものように席についてホームルームを待つ。

少しするとチャイムがなって相澤先生が教室に入ってくる。

 

「おはよう。

それじゃあホームルームを始める……がその前に入ってきてくれ。」

「はい。」

 

相澤先生の合図で教室に一人入ってくる。

まぁ俺は事前に知ってたんだがな。

 

「皆様初めまして、私の名前はジャンヌと申します。

今日からこのクラスで一緒に学ばせて頂きますのでこれからもよろしくお願いいたします。」

「ってなわけで今日からこいつがお前らと一緒に授業を受ける事になった。」

 

すると静まりかえっていた教室が一気にざわつき始め……。

 

「「「転校生キタァァァァァァアアアアアア!?!?!?」」」

「可愛い~~!!」

「ふ……ふつくしい。」

「生きてて良かった……。」

 

なんか一部変態が湧いてるぞ……いつもの事か。

 

「あ、それはちょっと違いますわ。」

「「「ゑ?」」」

「私……にゃんこですの。」

 

ジャンヌがそう呟くと同時にクラス中の視線が俺へと一斉に集中する。

言いたい事は分かるが落ち着け。

あとエロブドウ、お前は血涙流してんじゃねぇよ。

 

「ま、そういう訳だ。

ただこいつに関しては猫城の制御を完全に離れてる。

それにほぼ人と変わらないだろうという判断で個性としてというよりも生徒として入る事になった。

一応戸籍も用意されてる。」

「あれ?センセー!キャスリィちゃんとヒメユリちゃんは~?」

「そいつらの場合は高校生というには幼すぎる。

むしろそっちのが例外と思っとけ。」

 

まぁ一応授業は一緒に受けてるが便宜上ってだけだしな。

 

そんなこんなでしばらくは俺とジャンヌの話で騒がしくなりそうな予感を感じながらいつも通りの日常が始まった。

 

 

_________________________________________________

 

 

「はい、私が来た。

ってな訳でやっていくわけだけどもね。

はい、ヒーロー基礎学ね。

久しぶりだ少年少女、元気か?」

 

午後のヒーロー基礎学……俺達はコスチュームを着て運動会γに向かう。

まぁそうはいってもステインにやられた天哉はコスチュームがボロボロだからサポート会社に修繕に出してるから体操着なんだがな。

今回は工業地帯のエリアだな。

 

ちなみにジャンヌはにゃんことしての姿に戻っていた。

 

それにしてもオールマイト……慣れたのかどうか知らないが適当やたらと軽いなオイ……。

 

「さて、今回のヒーロー基礎学だが職場体験直後ってことで遊びの要素を含めた救助訓練レースを行うことにする。」

 

遊びて……だがレースと来たか。

すると天哉が手を上げる。

 

「救助訓練ならUSJでやるべきではないのですか?」

「あそこは災害時の訓練になるからなぁ。

私はなんて言ったかな?そう、レース!」

 

そうなると今回の救助は災害とは関係のない物……誘拐とかそういう関係か?

 

「ここは運動場γ!複雑に入り組んだ迷路のような密集工業地帯!

5人4組に別れて一組ずつ訓練を行う!

ただそうすると数が余ってしまうから猫城少年、キャスリィ少女、ヒメユリ少女、ジャンヌ少女はそれぞれの組に一人ずつ入る形にする。」

 

成る程……俺達が一緒だとレースとしては成立するか微妙だからな。

むしろ協力するのがオチになるからその対策ってとこだろう。

 

「私が何処かで救難信号を出したら町外れから一斉にスタート!誰が一番に私を助けに来てくれるかの競争だ!」

 

成る程な……捜索に救助……それも時間がないとなるとどれだけ冷静に動けるかが鍵になりそうだ。

慌てて焦ったら逆に空回りしかねないな。

 

「もちろん建物の被害は最小限にな!」

 

と言いながらオールマイトは勝己に思いっきり指を指す。

全員の視線が勝己へと向いて珍しく勝己が苦い顔をしながら顔をそらしてる。

 

「指差すなよ……。」

 

それから俺達はとりあえずバラバラになって班を作っていく。

 

「じゃあ初めの組は位置について!」

 

俺はオールマイトの指示に従って指定された場所へと移動する。

俺の組のライバルは出久、尾白、天哉、瀨呂、芦戸さんか……。

 

ジャンヌにしごかれて鍛えた力の見せ所だな。

 

 





モルモットELS
「HA・NA・SE!
何やろうとしてるのか分からんけど嫌な予感してしないだって!?変な装置着けないで!?スキャンっぽいのもやめルォォオオオ!?」

カニ女神
「うーん、なかなか抵抗が激しいねぇ。
思考が知りたいんだがこの子から発せられる金属音のような声、情報が足りなすぎてなかなか解析が進まない。
装置は取り込んで一体化しちゃうから下手に使えないし……脅した方が速いかねぇ?」
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