こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが 作:クロマ・グロ
ヤバイ!?ヤバイヤバイヤバイ!?
よりにもよって母さんが相手とか聞いてない!?
絶望的なんて次元じゃないぞそれは!?
「猫城君があんなにも冷や汗をかくなんて……。」
「それだけ相性が悪いと言うのか……。」
メタルネコでも母さんの強化率次第だが数秒持つかすら怪しい!
ネコダラボッチは一撃すら耐えられない……ネコホッピングは確率でしか耐えられない……下手すれば相方のジャンヌすらも簡単にやられかねない!?
「それじゃ組み合わせと対戦する教師を一気に発表するよ!」
そう言って校長先生が発表した組み合わせはこうだ。
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1戦目:セメントスVS砂藤&鋭児朗
2戦目:エクトプラズムVS蛙吹さん&常闇
3戦目:パワーローダーVS天哉&尾白
4戦目:
5戦目:13号VS青山&麗日さん
6戦目:校長先生VS上鳴&芦戸さん
7戦目:プレゼントマイクVS口田&耳郎さん
8戦目:スナイプVS
9戦目:ミッドナイトVS瀨呂&
10戦目:オールマイトVS出久&
11戦目:
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「試験の制限時間は30分。
君達の目的はこのハンドカフスを教師にかけるorどちらか一人がステージから脱出することさ!」
脱出か……となると。
「ただジャンヌ君には悪いけど君の転移能力は1メートルまでとさせてくれ。
ゴールまでワープされたりでもしたら試験として成立しなくなってしまうからね。」
「仕方ありません、それに……釜戸様の母君相手となりますとあまりそれをする余裕も無さそうですから。」
そう答えるジャンヌはかなり緊張した様子だ。
俺の記憶も持っているからこそ母さんの脅威に気がついているのだろう。
それにスレニキ達が母さんを転生者でないかと疑ってはいたが……実は個人的に調べてみたら母さんは純粋なこの世界の人間だということが分かった。
ただ……母さんの家系にやたらと転生者くさい個性&名前&容姿持ち……しかも全員強化とかに関わるやつらが固まっていやがった……。
つまり母さんは転生者連中の個性の先祖返りでありハイブリッドなのであった。
…………勝てるか!?道理であんな化物みたいな強さしてるわけだよ!?
「先生を捕らえるか脱出するか何か戦闘訓練と似てんな。」
「ホントに逃げてもいいんですか?」
上鳴……決定的に違う点がある……。
それは全員の相手がランダムじゃなく明確に弱点を突きに来ている。
芦戸さんの質問に校長先生とプレゼントマイクが答える。
「うん。」
「とはいえ戦闘訓練とは訳が違うからな!
相手は~ちょぉぉおおう格上ェ!!」
そう……相性が悪いだけでもかなり不利なのに相手は現役のプロヒーロー……つまり駆け引き等の経験が桁違いに違う。
すると耳郎さんが若干先生達を甘く見ているのか軽率な発言をする。
「格……上?イメージ無いんすけど。」
「Damit!Hey girl watch your mouth!Haan!?」
プレゼントマイクさん興奮し過ぎですよ……まぁ言いたいことは分かるけどさ。
「今回は極めて実戦に近い状況での試験、僕らを
「会敵したと仮定しそこで戦い勝てるならそれでよし。
だが……。」
「実力差が大きすぎる場合逃げて応援を呼んだ方が賢明。
轟、飯田、緑谷、猫城……お前らはよく分かってるはずだ。」
「もう……間違えない!この試験に勝って……それを証明して見せる!」
「戦って勝つか、逃げて勝つか……!」
「そう!君らの判断力が試される!
けど、こんなルール逃げの一択じゃね?……って思っちゃいますよね?」
確かにこの試験は基本的に正面戦闘は避けて逃げる方が賢明だろうな……ハンドカフスを着けるという課題もかなりリスクが高い……。
「そこで私達~サポート科にこんなの作ってもらいました~!」
ん?
「超圧縮重り~!!(青狸風ボイス)」
アウトだよ!?
ってかおいちょっと待て!?その重りの音が明らかおかしいぞ!?何kgあんだそれは!?
「体重の約半分の重量を装着する。
ハンデってやつさ!古典だが動きづらいし体力は削られる……あっ、やば……思ったより重っ……。」
体重の約半分……オールマイトも母さんも肉体強化系統の個性だから殆ど影響ねぇじゃねぇか!?
なんなら重さが手足に集中した分余計に攻撃の威力が上がってるじゃねぇかこんちくしょう!?
「ちなみにデザインはコンペで発目少女のが採用されたぞ!」
「発目さん!?」
あぁ……あの人か……。
実は今のガマトトが勝手に拾ってくる素材を使って俺の強化が出来ないか発目さんとオトートの二人に相談しているところだったりする。
とりあえず生産関係やリソースの生成速度の向上、それに新しいにゃんこ砲は優先したいところだな。
するとずっとダンマリだった勝己が口を開く。
「戦闘を視野に入れさせるためか、舐めてんな。」
舐めてる……か。
「ハッハッハッ……どうかな?」
オールマイトは軽く笑った後にかなり威圧感のある笑みでこちらを見つめている。
判断力……か、少なくともただで逃げさせてはくれないだろうしあの様子からして下手に正面突破を狙おうとすれば確実に負けるだろうな。
「よし!チームごとに用意したステージで一戦目から順番に演習試験を始める。
砂藤、切島、用意しろ。」
「「はい!」」
「出番がまだの者は試験を見学するなり、チームで作戦を相談するなり好きにしろ。
以上だ。」
そうして先生方は会場の中へと入っていった。
だが母さんは俺達の所に一度寄って……。
「釜戸……貴方がどれ程成長したのか……お母さん楽しみにしてるからね?」
と俺を軽く威圧しながら言い残して去っていった。
しばらく俺は母さんの威圧感にやられて動けなくなっていた。
「尾白君、俺達の個性で出来ることを確認しておきたいのだが。」
「もちろん!」
「常闇ちゃん、作戦会議しましょう。」
「御意。」
「問題はミッドナイト先生をどうひん剥くかだよなぁ!」
「違うだろクソかよ……。」
クラスメイト達は移動しつつ相談し合いながら会場へと入っていく。
「……釜戸?」
「……大丈夫?」
「っ!!あ、あぁ……大丈夫だ。」
あぶねぇ、キャスリィ達の声がなかったらあのまま動けなかった。
「貴方様、悩むのはよろしいですが今は先を急ぎましょう。」
「そ…… そうだな。」
俺は深く考えても仕方がないな。
それに母さん相手に下手な戦術は効果が薄いを通り越してもはや無駄なのだ。
俺はそれを道中ジャンヌへと話してとりあえず簡単な合図をお互いに決める程度に留めた。
モニタールームに入ると中には出久、麗日さん、リカバリーガール、ネコナースの四人がモニターを見ていた。
1戦目は市街地エリアか……これまたセメントス有利だな。
「あれ?猫城君にジャンヌさんにキャスリィちゃんにヒメユリちゃん?作戦とか話し合わなくていいの?」
「こっちのセリフだと言いたいが……その様子だとそっちは相方が相方だからそもそも話にすらならなかったか?」
「「うぐっ!?」」
「こっちは理不尽の権化相手だから下手な作戦練るより臨機応変のが相手しやすい。
経験則だけどな。」
そうして少し話しているとついに試験が始まる。
『砂藤、切島チーム。
演習試験……レディゴー!』
頑張れよ……。
マッマの家系にいる転生者と思われる先祖
個性:筋肉魔法
自身や他者の筋肉に様々な強化を施す。
何故か服やズボンを着ると強制的に服が弾けとんでノースリーブと短パンになる。
初めからノースリーブと短パンを来てもどこかしらが弾け飛ぶ。
街雄 鳴造
個性:サイドチェスト
サイドチェストを行うとパンツ以外が全て弾けとんでキャストオフされる代わりに周辺の人間全てをサイドチェストさせて自身はかなり俊敏になり、肉体の強度が跳ね上がる
個性:バーサーカー
理性を失う代わりに肉体を超絶強化
さらに肉体の回復速度を強化する