こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが 作:クロマ・グロ
一戦目は……まぁセメントス相手に正面戦闘を仕掛けたあの二人が悪い。
持久戦弱いのに持久戦が得意なあの人にあのエリアで正面突破とかアホか?
障害物破壊可能なら逃げる方が現実的だろうに。
二戦目はかなり危うかったが蛙吹さんの予想外すぎる方法によってエクトプラズム先生にカフスを掛けることに成功していた。
まさか自分の内臓を外に出すことが出来るとは……つか本人もめちゃくちゃ辛そうにしてたな……あとでネコナース派遣しておこう。
三戦目は若干無理矢理ではあるが天哉の加速と尾白の尻尾を利用して飛ぶことでゲートを突破させていた。
ただ……首から下埋まってるのはな……。
四戦目は……特訓をしていたがやっぱり自信を大きく失っているのが大きかったな。
かなり迷っている様子だったが訓練の効果があったようで瞬時に大盾を生成したり閃光弾を食らわせていたりして相澤先生相手に個性を使う隙を突いていた。
それに轟が常に個性を使う事が出来る事を利用した個性発動はなかなか良かったな。
……とりあえずもう少し羞恥心を持ってくれと言いたい。
ただ相澤先生相手に布で拘束とはな。
五戦目ではまさかの麗日さんが13号を瞬時に拘束していた。
なんか若干様子がおかしかったが……やたらと技術がスゴかったな……。
六戦目は……校長先生こっわ……。
重機やロボ相手ならなんとかなるが事前にトラップ仕掛けられまくってたら俺でも分からないな。
七戦目のは……うん、あれは人によっては下手な拷問よりもキッツいぞ……全身に虫が大量にって……えっぐいわ。
八戦目は葉隠さんの個性の強みがかなり出ていたな。
やはり透明ってのはかなり厄介だ。
九戦目だが正直あのエロブドウをかなり見直した。
あいつ普段が普段なだけに予想外すぎた。
十戦目は……あれはクリアではあるが及第点と言って良いのかかなり微妙だぞ。
あいつら自分の身の安全を少しは考えろってんだ。
無茶しすぎだ……出久も勝己も。
……………………さて、現実逃避はいい加減このくらいにしておこう。
『猫城、ジャンヌチーム。
演習試験……レディゴー!』
今回俺達の演習会場は市街地か。
「あぁ……始まった……。」
「さて、それではどうなさいますか?」
「そうだな……出来れば正面戦闘は出来るだけやりたく……っ!?」
するといきなり遠方の建物がいくつも崩れていく。
あの建物の崩れ方からして建物の外から殴られて一撃でバランスが崩れる程粉砕されているな。
相変わらずイカれたパワーだ……しかもあれ割と手加減してるぞ、母さんの全力なら一階まるごと吹き飛んでもおかしくないからな。
「建物を意図的に壊している?」
「いえ、よく見てください。倒壊箇所が一ヶ所に集中していますわ。」
「ん……そういうことか!?
しまったな……彼処がゲートって訳か!?」
ビルを複数倒壊させて退路を完全に塞いで来たか!
あの瓦礫の撤去となると流石に時間がかかりすぎる!?
「やってくれたな母さん……!」
するとビルの倒壊は止まって母さんの動きが止まる。
こっちの出方を待つつもりか……。
「母さん相手に数の暴力は意味がないな。
ネコUFOとかで空に遠距離タイプのにゃんこを限界まで出撃させておく。
コスモも出しておこう。
キャスリィ、ヒメユリ、出てきてくれ。」
「よいしょっ。」
「…………出番?」
俺は体内からキャスリィとヒメユリを一旦出しておく。
二人は貴重な遠距離攻撃持ちだ。
「二人はネコUFOに乗って遠距離から攻撃を頼む。
コスモは高速で移動しながら遠距離から母さんへ確実に攻撃を頼んだ。
ジャンヌは俺と一緒に接近して中距離戦闘でいこう。」
俺は全身に狂乱の波動を巡らせる。
「狂乱解放16%!」
俺はジャンヌとの特訓で若干無理はするが16%までなら安定して制御が可能になった。
今回は母さんの攻撃に反応する為に機動力特化でネコムートの翼と脚に多めに狂乱の波動を巡らせる。
「フゥゥゥウウウ……母さんはあまり我慢強いタイプじゃない。
遠距離からチクチク行けば何処かでしびれを切らして隙が生まれるはずだ。」
俺はネコホッピングを体内に入れていた分を全て出撃させて追加で生産しながらどんどん増やしていく。
メタルネコは割と切り札として使える盾だから出撃は今はやめておく。
ホッピングはたまにとはいえ死ぬ攻撃を耐えることがあるから母さんからすればかなり鬱陶しいだろう。
理想は母さんにキャスリィの呪いを食らわせて強化が切れるまで呪い続けることだが……おそらく無理だろう。
ならカフスに賭けるしかない。
「いくぞ!」
「「うん!」」
「ええ!」
「「「にゃぁぁああああ!!」」」
俺達は一旦散開する。
キャスリィとヒメユリはネコUFOに乗って上空から。
俺とジャンヌはそれぞれ別方向から地上付近を飛行する。
コスモは建物の上を飛びながら移動。
ホッピングは母さんの周囲を包囲するように移動させる。
建物の倒壊跡が見えてきた。
母さんは……っ!?
「あぶねぇ!?」
「あら?不意を突いたと思ったのに良く避けたわね?
お母さん嬉しいわ。」
あっぶねぇぇぇ、まさかの建物の隙間の狭い通路……それも建物の壁に脚を突き刺して待ち伏せてた!?
この状態だと視界も若干歪むからサーモグラフィーがうまく機能しないのが痛いな……片目だけでも弱められるか?
それにしても今の一撃で地面が陥没するどころか衝撃で近くのビルの壁までビビ割れてやがる!?
「その黒いのは初めて見るわね。
それに羽根が生えるなんて……後で写真取らせて頂戴ね?」
「余裕だな母さん!『フレンジーショット』!!」
俺は狂乱の波動をショットガンのように散弾状にして発車する。
若干の精神汚染効果があるから判断力を鈍らせる事が出来れば良いがな……。
「あらそれは……あんまり受けちゃ良くなさそうね。
えい♪」
すると母さんはただその巨大な十字架を振りかざしただけで尋常じゃない風圧を発生させて俺ごと『フレンジーショット』を全弾吹き飛ばした。
やっぱり勘で気付かれたか!?
「にゃぁぁああああ!!」
するとネコホッピングが母さんの周囲から襲いかかり、上空からネコUFOとネコドラゴンからの波状攻撃が襲いかかる。
「あらあら、それはお母さんちょっと嫌ね。
『
すると母さんは上空に少し大きめの障壁を展開してホッピングへの攻撃に集中し始める。
障壁は確か制限時間制だったな。
『遠距離部隊はいつでも全力で攻撃出来る準備をしながら障壁に牽制して圧をかけてくれ。』
『『わかった。』』
『『『にゃーーー!!』』』
だがホッピング部隊はそこまで持ちそうにないな。
一撃でやられるのはもちろんだが母さんの機動力がかなり高い。
ホッピング達は母さんの十字架の一振りでかなりの数が吹き飛ばされて一撃でやられていく。
数匹が能力を発揮して耐えてはいるが追撃まで耐えることは不可能だがなんとか足止めは出来てるな。
保険に瓦礫の撤去要因としてネコダラボッチ達にゲート付近の瓦礫の撤去作業をさせてるがおそらく戦闘に巻き込まれる可能性が高い。
「はぁっ!!」
近くからワープでいきなり出現したジャンヌから大量の羽根が母さんへと飛ばされていく。
だが母さんは十字架の一振りでそれを全て風圧を利用して消し飛ばす。
しかもそれをノールックでさらっと行っており、恐らくは第六感の強化もやってるな。
母さんが使う魔法は大まかに分けると……。
・肉体超強化
・第六感の強化
・肉体再生速度上昇
・障壁
・肉体の正常化
等があげられる。
一応強化をやりすぎると母さんは動きが鈍るらしいから持久戦は苦手と聞くが…このとんでもない強さをした母さん相手にどれだけ時間を稼げるか……っ!!
「メタルネコ!」
「にゃっ!?ギニャァァァァアアアア!?!?!?」
危なかった。
考えていたら瞬時にこっちに近付いて殴りに来た。
メタルネコは一撃は耐えたが絶え間ない連続攻撃により数秒としないうちに溶けた。
やっぱり連続攻撃も得意か!?
意識を一つでも考え事に向けてたら相手にもならない!?
こうなったら……!
「ジャンヌ!カフス頼んだ!」
そういって俺はジャンヌにカフスを投げる。
最低限の思考さえ残ってれば良い!
並列してる思考もメインの一つを残して……!?
「狂乱解放……20%!!」
グガッ……!?ク……ソ!精神汚染が!?
「イクぞ!母サん!!」
俺は翼と爪にほぼ全ての力を集中して母さんに一か八かで近接戦闘を仕掛ける。
ジャンヌのワープで無理矢理カフスをかけられれば!
理性も最低限以外は全て捨ててやる!!
「ガルルルァァァァァァァァアアアアアア!!!!」
パッパの家系にいると思われる転生者
手作 好太郎
個性:ハリボテエレジー
ハリボテで出来た馬を作る。
無駄に移動速度は速いがカーブを曲がれない。