こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

59 / 195
すんません……オリジナルのシーン書くとやっぱりかなり執筆が遅くなってまた寝落ちしました。


17スレ目(現実パート4)

 

 

「あらあら、お母さん相手に理性まで失って戦おうとするようじゃまだまだ……ッ!?」

 

俺は母さんの所まで今までの状態を超える速度で跳んで巨大化させた爪を叩きつける。

流石に母さんはイカれた速さをしながら避けるが追撃に母さんがいる前方へと狂乱の波動を流し込んで地面から波動を吹き出させて追撃する。

 

「……なる程ね。

最低限の冷静さだけ残して残りを捨ててるのね。

お母さんは息子が強くなってくれて嬉しい……わ!!」

「っ!?!?貴女本当に人間なんですか?」

 

ジャンヌが母さんの死角から背後に一気に転移して奇襲を仕掛けるが母さんはノールックで十字架を薙ぎ払ってジャンヌを吹き飛ばしていた。

 

まぁ母さんが人間かどうかは俺も疑問に思うことが多いが……。

それに一つ疑問に思うことがある。

 

「「「にゃにゃにゃにゃにゃにゃ!!!」」」

 

ネコUFO達遠距離組が母さんへ向けて攻撃をしまくっているが母さんが張ったイカれた強度をしたバリアで防がれている。

だが母さんの個性は正確には強化魔法だ、普通に考えれば強化の個性でバリアを張るのは少しおかしい。

 

個性の応用なのだとしたら何を強化しているんだ?

 

「グガッギャルルァァァァアアアアア!!!!」

 

俺は少し試したい事が出来たので自分の指全てから狂乱の波動を物理的な(・・・・)干渉力を無くして波動そのものとして発射する。

 

聖なる障壁(ホーリーウォール)!ッ!?」

 

すり抜けた!?ってことは少なくとも物理的干渉力のない気体みたいなもんまでは防げない!

 

だが母さんはとっさの判断か上に跳んですべての波動を回避する。

 

やっぱり速さに関してもオールマイト並か!?

 

「今のもお母さん驚いちゃったわ。

貴方は昔から観察能力は並外れていたものね。」

 

母さんは涼しい顔してジャンヌの羽根を全て捌きながらそう言う。

少なくとも焦らせる事は出来てもまだ母さんの余裕を剥がすほどじゃないか。

 

「呪われちゃえ!!」

「狐火!!」

「まだまだよ!聖なる障壁(ホーリーウォール)!!」

 

遠距離からキャスリィとヒメユリによる呪いと炎の玉が飛んでくるが母さんは更に障壁を出して防ぐ。

だがこの距離なら!!

 

「烈波!!」

 

母さんの真下からピンク色の炎が吹き出して母さんを襲う。

 

「くうっ!?体育祭の時の奴ね!」

 

チャンス!!

 

「ガルルァァァァアアアアア!!!」

 

母さんは確か強化していなければあの超巨大な十字架型ハンマーを片手で維持するのは出来なかった筈だ。

 

脚に強めに力を込めて母さん目掛けて俺は飛びかかる。

この時に足の裏からも波動を吹き出させて更に加速する。

両手の狂乱の波動で巨大化してよりネコムートに近い形状になった爪の中に隠れた本当の手にはハンドカフスを掴んでいるから咄嗟につけられれば良いが……ッ!?!?

 

「ガフッ!?」

「「釜戸!?」」

「釜戸様!?」

 

な……何が……。

 

「まだまだ甘いわね?

これはもう少し叩き込んだ方が良いかしら。

ってあら?意外と個性封じの時間はかなり短いのね?」

 

建物まで吹き飛ばされた俺が土煙が晴れた先に見たのは……片方の十字架を捨てて両手持ちの状態でその十字架を振り下ろしたと思われる姿勢でいた母さんの姿だった。

 

「お母さんこれでも最低限強化無しでも振り回せるように鍛えているんだから。」

 

…………ふざっけろや!?

するとなにか!?母さんの馬鹿げた腕力は個性以前に素の腕力で既にバケモノレベルかよ!?

 

「ふぅ、にしてもやっぱり個性無しだとこれはものすごく重たいわね。」

 

母さんはそう言いながら自身への強化をかけ直して向き直る。

 

俺は自分の受けたダメージを確認するが大したダメージが入っていないことが分かった。

やはり母さんの個性無しでの力はかなり低くなると見て間違いないな。

 

「釜戸も動けるようになったみたいね。

じゃあ行くわよ!」

 

母さんは追い討ちをかけるように俺へと向かってくる。

 

先程からやけに狙われるな……。

 

「守れ!メタルネコ!」

「にゃぁぁあん!!」

「あらあら?そんなちっちゃな子でどうまもるのかし………らっ!!」

 

母さんはメタルネコ目掛けて全力で十字架を振り下ろすがメタルネコはその特性ゆえかびくともしない上に吹き飛びもしなかった。

 

というかさっきメタルネコ出して守った時より威力跳ね上がってないか!?

 

「やっぱり硬い!?」

 

流石の母さんもメタルネコのめちゃくちゃ高い耐久力には驚いたようで隙が生まれる。

 

「隙あり!!」

 

俺はその隙を見逃さず突っ込んで爪を叩きつける。

 

「やらせないわよ!」

 

母さんはまだ振り下ろしてなかったもう一つの十字架を俺へと振り下ろしてくる。

だがその十字架目掛けて高速で飛んでくる蒼い鶴のようなエネルギーが向かってきていた。

 

「きゃっ!?」

 

蒼い鶴は母さんの十字架にぶつかって弾け、十字架を後ろへと跳ね返す。

俺は既にメタルネコへと振り下ろしていたその片腕へと爪を叩きつけた。

 

「ふん!」

「ッ!?やっぱりダメージ無しかよ!?」

「うふふ、お母さんの強化を舐めないで……あら?」

 

正直母さんへのダメージが完全に0だったのは悔しいが俺の目的はそっちじゃなかった。

 

母さんの腕には…………ハンドカフスがつけられていた。

 

『ブーーーーー!!!』

 

試験終了を知らせるブザーが会場へと鳴り響いた。

 

『猫城・ジャンヌチーム、条件達成。

演習試験クリア。』

 

俺は狂乱の波動を解除してその場に倒れ込む。

 

「「釜戸!!」」

「はぁ……無茶し過ぎですよ釜戸様。」

「あらあら、釜戸ったらモテモテでお母さん嬉しいわ。

でも折角のお嫁さんが自分の個性って……なんかお母さん複雑ね。」

「「~~~~!?!?」」

 

母さんのからかいに一々付き合ってられないので俺はにゃんこ達への指示を出して体内へ回収する為に集合させる。

 

「お……お嫁……お嫁さん……。」

「…………コン……。」

 

ついでに二人はしばらくの間熱暴走しているように顔を真っ赤にしており、再起動するまでにかなりの時間がかかった。

 

…………俺はロリコンの趣味は無いぞ?

 

 

 

_________________________________________________

 

 

試験終了後の次の登校日。

早速教室に来てみるとA組の一部がめちゃくちゃどんよりした空気になっていた。

 

まぁ演習試験クリア出来なかった連中なんだがな。

 

ちなみに俺は狂乱の波動を使いすぎたせいかまだ若干顔に紋様が浮き出ていた。

 

「みんな……合宿の土産話……楽しみに……してる……から……。」

 

芦戸さんは合宿にいけないと思っているのかめちゃくちゃ泣いている。

 

「ま、まだ分かんないよ!どんでん返しがあるかも知れないよ!」

 

出久は出久でそんな芦戸達を励ましていた。

 

だが今回の合宿って多分ただの林間合宿じゃなくて強化合宿的なアレだよな……。

雄英がそんな普通の門をやるとは到底思えない。

 

「よせ緑谷。

それ口にしたら無くなるパターンだ。」

「試験で赤点取ったら林間合宿行けずに補習地獄……。

そして俺達は実技クリアならず。

これでまだ分からないのなら貴様の偏差値は猿以下だ!」

「ぎぇーーー!?!?」

「落ち着け、なげぇ。」

 

出久はキレた上鳴から目潰しを食らっていた。

ついでに瀬呂がさっきから冷静に突っ込みを入れてくれてるのでこっちから言うことが特にない。

 

すると瀬呂は若干微妙な顔をしながら話し始める。

 

「わかんないのは俺もさ。

峰田のお陰でクリアしたけど寝てただけだ。

兎に角採点基準が明かされてない以上は……」

「同情するならなんかもういろいろくれ!?」

「目が!?目がぁぁぁぁぁああああ!?!?!?」

 

上鳴は泣きながらそう言う。

ついでに出久がムスカになっていた。

 

すると予鈴が鳴ったので俺達は話を切り上げて席へと戻る。

 

すぐにドアが勢いよく開かれた。

 

「予鈴が鳴ったら席に着け!」

 

だが俺達は全員既に席に着いておりシーンとしていた。

 

「おはよう。

今回の期末テストだが残念ながら赤点が出た。

したがって林間合宿は…………全員行きます。」

 

と相澤先生は赤点組の愉快な表情を見てニヤリとしながらそう答える。

やっぱりそうなるか……。

 

「「「「どんでん返しだ!?!?」」」」

「行っていいんすか俺ら!?」

「ホントに!?」

「ああ。

赤点者だが筆記の方はゼロ。

実技で切島、上鳴、芦戸、砂藤あと瀬呂が赤点だ。」

「えっ?やっぱり……確かにクリアしたら合格とは言ってなかったもんな……。」

 

まぁ峰田を助けたのは良かったが寝てただけだからな。

 

「今回の試験、我々(ヴィラン)側は生徒に勝ち筋を残しつつどう課題と向き合うかを見るよう動いた。

でなければ課題うんぬんの前に詰むやつばかりだったろうからな。」

 

だろうな……ゴールへの道をあえて残していた根津校長先生とかは特にそうだったが教師側はかなり手加減してるのかよく分かった。

俺の場合母さんに関しても完全に身体強化とバリアだけで技すら使ってなかったのでめちゃくちゃ手加減されていたのだ。

 

うちの母さんが本気で戦うなら少なくとも周辺のビルは全て風圧やら衝撃で崩れて軽く広場が出来ていただろう。

 

「本気で叩き潰すとおっしゃっていたのは……?」

「追い込むためさ。

そもそも林間合宿は強化合宿だ。」

 

あ、やっぱりか。

 

「赤点取った奴こそここで力をつけてもらわなきゃならん。

合理的虚偽ってやつさ!」

 

相澤先生すっげぇ楽しそうに答えてるなぁ……。

 

「「「「合理的虚偽!?」」」」

「またしてもやられた……さすが雄英だ。」

 

実技赤点組が席を立ち上がって集まり、腕を上げて喜びまくっている中、天哉は若干悔しそうにプルプルしていた。

 

天哉の考えが若干ズレているような気もしなくない。

 

「しかし二度も虚偽を重ねられると信頼に揺らぎが生じるかと!」

「わぁ、水さす飯田くん。」

 

天哉はまたロボットかと突っ込みたくなるようなカックカクとした動きで挙手をして立ち上がる。

 

「確かにな、省みるよ。

ただ全部嘘って訳じゃない。

赤点は赤点だ、お前らには補習時間を設けてる。

ぶっちゃけ学校に残っての補習よりきついからな?」

 

そう相澤先生が言うとアホみたいに喜んでた五人はかなり面白い表情で固まって真っ白になっていたのだった。

 

 

 




マッマがイカれた強化倍率になった最大の原因である先祖

海王 烈拳(見た目:烈 海王)
個性:海王拳

最大十倍まで自身の身体能力を強化する。
やはり強化に服の方が耐えきれなくて肉体からの圧力で服が弾け飛ぶ。

釜戸はこいつが原因とは分かっていたがドラゴンボールも刃牙も興味なかった為に転生者と気付けなかった。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。