こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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18スレ目(現実パート2)

 

 

「にゃんこの森!?」

「なんだそのやたらと緩い名前は!?」

「にゃんこ……って事は猫城さんですかね?」

「雄英こういうの多すぎだろ……。」

「文句言ってもしゃあねぇよ、行くっきゃねえ。」

 

案の定A組のメンバーは全員困惑している様子だったが名前から俺のにゃんこ達が出てくることは予想出来てるみたいだな。

 

「あ、ピクシーボブ、マンダレイさん。

B組はどうするんです?」

「そっちはまかせといて!土くれで出来た武器とか防具とかあげたんだし行けるでしょ?」

「分かりました。

んじゃ精々地獄を見せますよ。」

 

俺は森に配置した全にゃんこ達へ開始の合図を送る。

 

すると峰田が猛スピードで森へと向かっていく。

 

…………ふむ、最初の犠牲はあいつで良いか。

 

(耐えた……オイラ耐えたぞ……木陰に隠れて……ッ!?)

「「「ニャッスルッッ!!」」」

 

峰田の目の前に全身トゲだらけの威圧感のある鎧に身を包み、ハルバードや大剣、ハンマー等を持ったネコジャラミの集団が現れる。

 

「「にゃ……にゃんこぉぉぉお!?!?」」

「武装してますわ!気をつけてください!」

「あっ……。」

 

ん?峰田の様子がなんかおかしい……ってかズボンの股間部分濡れてる?

 

すると慌てた様子で口田が前に出てくる。

おそらく個性の『いきものボイス』でネコジャラミ達の動きを止めるつもりだな。

 

「止まりなさいにゃんこ達よ!下がるのです!!」

「「「ニャッ!?」」」

 

ネコジャラミ達の動きが一瞬固まる。

だが感覚共有を介している為か俺と口田のどっちの指示が上位なのかがはっきりした。

 

「やれ。」

「「「「「ニャッスルゥゥゥウウウウッッ!!」」」」」

「んっ!!」

 

ネコジャラミ達が峰田へと武器を振り下ろす直前に出久が峰田を確保して待避する。

 

「あぁ言い忘れてたけどお前らが声を出したりとかで気配丸分かりな行動しまくってるとヤバイのが襲ってくるから注意しとけー!」

「「「「ふざけろ!?」」」」

 

実はこの間ガチャでたまたま当てた大型のユニットをあらかじめ数体森に配置しておいた。

 

一応一部ピクシーボブさん達に貸してるがそれでも十分だろう。

 

「とりあえずはしばらく様子見かなぁ……トラップは色々仕込んでるし状況次第だな。」

 

そんなこんなでA組の状況を把握しながらにゃんこ達をけしかけてると背後でマンダレイさんと相澤先生の話し声が聞こえてくる。

 

「しかしむちゃくちゃなスケジュールね、イレイザー。」

「まぁ通常2年の前期から習得予定のものを前倒しで取らせるつもりで来たのでどうしても無茶は出ます。

緊急時における個性行使の限定許可証、ヒーロー活動許可資格……その仮免。

ヴィランが活性化し始めた今彼らにも自衛の術が必要だ。」

 

あれ?これって俺聞いちゃ駄目な奴なんじゃ……?

聞かなかった事にしよう。

 

「ピクシーボブさん。」

「んん?なになに?」

「身体側の意識もにゃんこに移して全体指揮を取るので俺の身体を頼みます。」

「了解~!っと……それしてもなかなか良い身体してるわね……じゅるり。」

 

聞かなかった事にしよう……うん、そうしよう。

 

俺は上空に配置した天空のネコを介してA組の全員の動きを把握する。

 

実はさらっとではあるがあいつらをピクシーボブが土石流で流す時に一緒にちび巨神ネコを出して八百万さんに付けておいた。

 

お陰でかなり会話が盗み聞き出来る。

 

っと最初のジャラミ軍団の脚が凍らされたか。

だがジャラミ達は脚の鎧を砕いて簡単に脱出出来るな。

 

「レシプロバースト!!」

ニャ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛!?!?

「何!?」

 

天哉が脚部のエンジンを全開にして蹴り飛ばしに来るがそれをゴムネコを掴んだネコジャラミに防がれる。

ゴムネコはゴムの柔軟性と弾性を獲得したことで耐久力がかなり大幅に上がっている。

その為打撃はかなり衝撃を吸収して簡単に耐えきれるのだ。

 

「死ねやぁ!!がぁっ!?」

 

勝己がジャラミ達に襲いかかるが鎧を吹き飛ばした程度でネコジャラミ自体は普通にピンピンしており、返しの拳で一気に吹き飛ばされていく。

 

「SMASH!!」

 

畳み掛けるように防具を失ったネコジャラミ齎す出久が拳を叩き込んでくる。

直撃を貰ったネコジャラミが大きく吹き飛ばされた。

 

「っ!?やっぱり!よくみたらこのネコ達ネコダラボッチとは姿が全然違う!

強さから見てさらに進化してるんだ!」

「俺のレシプロもあの消しゴムみたいなにゃんこに弾かれた。

見た目通りゴムのような弾性にUSJの時のような高いショック吸収能力があるみたいだ。」

「多分体育祭とかで見せてた壁みたいなやつの進化だと思う。

元々の堅さにゴムの弾性と柔軟性を加えることで更に防御能力が上がってるんだ。

確か猫城君はこれのコストはめちゃくちゃ安くて量産しやすいって言ってたからあんまり相手にしてると時間を稼がれちゃうかも。」

 

出久にあっさりとこいつらの正体が見破られたな。

まぁさっきの勝己の爆発による爆音で森に何体か配置した大型ユニットのうちの一体がそっち向かってるから割ともう手遅れだがな。

 

「一旦逃げよう!」

「あぁ!」

「索敵は任せろ!」

「ウチも手伝う!」

 

どうやら凍結で足止めしたネコジャラミ達を無視して一旦森を進む事を選んだみたいだな。

 

まぁ俺の目を潰せてないからその手はあんまり効果無いんだがな。

 

ん?八百万さんが何か投げて……

 

目がっ!?目がぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!?!?!?

「うわぁ!?ど、どうしたの!?」

 

 

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三人称視点

 

 

「やはり上から見張っていましたわね。」

「後ろから追いかけてた奴らも動きを止めたぞ。」

 

緑谷は今までの猫城の立ち回りから何かしら確実に自分達を見張っている目としての役割を持ったネコがいるのを予測していた。

その為声を出さずに八百万に目を潰すようにハンドシグナルで伝えていたのだ。

全員へと目をつぶるように伝えてから八百万のフラッシュバンを空中で炸裂させて目潰しと爆音による聴覚への攻撃を仕掛けたのだった。

 

「にしても武装してる上に進化とか容赦ねぇな……。」

「周りの索敵もやってるが少なくともかなりの数がそこら中を徘徊してるみたいだ。

100や200じゃ足りないだろうな。」

「待って、なんか地下から近付いてくる!」

「しかもかなりデカイぞ!」

 

周囲の索敵をしていた耳郎と障子だが地下から近付く巨大な気配に気がつく。

 

「全員避けろ!!」

 

障子の言葉を合図に全員がその場から離脱し、ちょうど爆豪がいた辺りに巨大な円にネコの顔が埋め込まれ、鎖で封印された尻尾のようなものが地面から現れる。

更にその円の周囲には丸のこのように回転する鋭くも巨大なトゲが複数付いていた。

 

尻尾のトゲが回転して地面へと戻っていき、その身体全体を地面から露出させ始める。

 

ニャァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!

 

そのにゃんこは短い手足に鞭のようにしなる先程の巨大な丸のこのような尻尾。

全身はトゲの多い甲殻に覆われ、捻れながら前方に突き出た巨大な角。

更にその巨大な口は赤熱化しているのか赤く口内が光っており、大小一対の4つの瞳を持った巨大な龍だった。

 

「に……。」

「に…………っ!?」

にげろぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!!

ニャァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!

 

 

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ぁ゛ぁ゛ぁ゛……酷い目にあった。

 

「やっと目が回復してきた……状況は……。」

 

俺は現在A組と出会してる地龍王ソドムとの視界をリンクする。

 

他のやつらで一番近いのは……天空ネコか。

 

向かわせるとしよう。

 

俺はソドムの身体を借りるか。

 

こいつも例によってゲームでは出来なかった攻撃がいくつも出来る。

 

ニャァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!

 

ソドムの脚を上げさせて地面へと叩きつける。

これによりソドムの正面の地面が盛り上がり、土のトゲが大量に現れながらA組へと向かっていく。

 

流石に貫通させたらまずいので先端はかなり脆くして軽く刺さる程度にしておく。

 

「クソがぁ!!」

 

勝己が地面に爆破を仕掛けてトゲは一瞬で全部破壊されたが距離を取らせることには成功したか。

 

「上からも来るぞ!!」

 

思ったよりも障子の索敵が速い!もう天空のネコがバレたか!

 

「なんだあれ!?ラピュタか!?」

「親方!空からラピュタが!」

「バカ!言ってる場合か!?」

 

天空のネコの下腹部が光輝きビームが放たれる。

 

「ギャァァァアアア!?」

「ビーム撃ってきたァ!?」

「天の火か!?」

 

意外と余裕あるなこいつら……。

 

ネコライオンも追い付いてきたな。

 

「東からなんか大量に足音がするよ!」

「何?………10体だ!こいつらも速いぞ!」

 

やっぱり障子の索敵が厄介すぎるな。

だが察知する事に至っては耳郎がかなり速いな。

 

「なんだあれ!?ライオンか!?」

「首なっげぇ!?」

「多分あのキリンが進化したんだ!」

 

やっぱり見た目の特徴でバレたか……相変わらず出久のやつはよく見てやがる。

 

ニャァァァァァァァァアアアアアアアア!!!

 

ソドムの口から炎のブレスが吐き出される。

 

一応火災にならないように着弾する場所は考えてるしすぐに対応出来るようにそこら中に消火装備のカチカチヤマンズも配置してある。

 

特に轟とか爆発さん太郎が怖いからな……。

 

「くっそ!?やっぱ炎吐いてくんのか!?」

「皆さん!煙幕を用意しましたわ!隙を付いて逃げましょう!」

 

煙幕か……種類によっては熱での探知も弾かれそうだな。

 

嫌な予感がしたので一旦視界と聴覚のリンクを切断する。

 

一旦俺の体に意識を一つ戻してA組の皆がいる場所に向けると案の定一瞬光って見えた。

 

やっぱりフラッシュバンまで一緒か、抜け目無いな八百万さんは……。

 

さて、索敵のし直しだな。

 

 

 

 




よくよく考えてみたらイッチの容姿を詳しく描写したこと無いのに気付いてしまいました。

今さらですがイッチの容姿です。

・髪は三毛柄の短髪
・目の色は青で目付きは鋭い
・若干八重歯が長い(父親の遺伝)
・身長は180程で服で隠れているがかなり古傷がある。
・筋肉は割とバキバキだが細マッチョの部類

ちなみにソドムはマッマとの戦闘訓練によって一日で進化しました(なおソドムは軽くマッマにトラウマを覚えた)
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