こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが 作:クロマ・グロ
そしてまた寝落ちしましたァ!
お詫びに召喚者ニキを生け贄に捧げます
『キャァァァァァアアアアアア!?!?!?』
『ヒィィィィィィイイイイイイ!?!?!?』
肝試しを始めて10分ちょっとした後森は阿鼻叫喚のちょっとした地獄となっていた。
だがそれと同時に俺は正体不明の人間達……侵入者を発見する。
早速か……まずは相澤先生に報告だな……。
「マンダレイさん、少し相澤先生の所に行ってきます。」
「え?あと20分もせずに君の番だけどどうしたのよ?
もしかして怖いの?」
マンダレイさんは軽くニヤついた表情でこっちを見ている。
相談する人間違えたかなぁ……。
「いえ、少し真面目な用件です。
俺達雄英生以外の人間が数人こちらに侵入してるのを見つけました。
念のため相澤先生にも確認を取って侵入者であると断定出来てから対応を聞くつもりです。
下手に騒いで気付かれても面倒なのでプッシーキャッツの皆さんだけでとりあえず共有お願いします。」
「っ!分かったわ
貴方は確かにゃんこの感覚や意思を複数共有したり出来るのよね?
なら連絡用に一匹残しといてもらえないかしら?」
「ならネコジャラミを置いていきます。
万が一の時は使い捨ててくれても構いません。
死んだら死んだで俺の中に戻ってくるので。」
「ニャッスル!?」
早速体内から出したネコジャラミから軽く抗議の意志が伝わってくるが正直他の人とにゃんこ達とじゃ死の意味というか概念が根本から違う。
すまんな……後でネコ缶増やすから勘弁してくれ。
俺は騒ぎになりにくくなるように軽く気配を消してから宿泊施設で補習授業をやってる相澤先生の元に向かう。
念のためキャスリィ達に連絡を入れて周囲への警戒を強くしておく。
それに加えて俺はにゃんこ達を影から全生徒に護衛として付けてある。
これで少しでも良い方向に向かうと良いんだが……。
俺はちょうど講義をするために部屋入っているのを見かけたので閉められた扉を叩く。
かなり急いできたが間に合ったか。
「猫城か、どうした?まだ肝試しは続いてるだろ?」
「少し報告が……ブラド先生に共有してもらって構わないので少々耳を貸して頂けますか?」
「……分かった、何があった。」
相澤先生は静かに扉を閉めて小声で話してくる。
この人は大体は察してくれるから本当にありがたい。
「先生、先に1つだけ聞かせて下さい。
今日の合宿で洸汰君とプッシーキャッツの皆さん、俺達以外にこの森に入る予定のある人はいますか?」
「…………居ないな。
そういうことか?」
「はい、先生の今の言葉で確定しました。
侵入者……それもかなり高い確率でヴィランです。」
「敵の人数、それに見た目とかは分かるか?」
「とりあえず現状確認出来てるのが拘束服で脚以外拘束されて頭部も口以外が全て覆われた明らかにヤバそうなのが一人。
蜥蜴のようなやつとグラサン付けたオッサンのペア。
それと何故だか分かりませんが複数人全く同じ姿のやつがいます。
ただこの森のなかこれだけとも思えません。」
「そうか……そうなるともう3~4人はいるべきと仮定して動いた方が良さそうだ。
マンダレイさん達にこの事は?」
「確証が取れてなかったので侵入者の可能性大と伝えてます。
とりあえずネコジャラミを置いてきているので俺が身体を拝借して伝えますか?」
「あぁ、とりあえず森にいる肝試し組は全員帰還させておきたい。
頼めるか?」
「おまかせくださ……っ!?あぶなっ!?」
「どうした!?」
早速ネコジャラミとの感覚共有を強めてさっきの事を伝えようとしたんだがいきなりピクシーボブさんが浮いて引き寄せられそうになる。
浮いた辺りからかなり嫌な予感がしたのでピクシーボブさんが引っ張られる前に掴んで踏ん張る。
かなり強力な力で引っ張られてるな。
しかも別の場所でにゃんこが数匹状況も把握する暇もなく殺られた。
どうやら死角から天空のネコを一撃で持っていく程の威力を持った攻撃が飛んできたみたいだな。
「緊急事態です。
襲撃が発生しました。
それに複数いる同じやつらのうちの一人が山火事起こして動き出してこっちに向かってきてます。
個性は火炎……それも蒼白い炎なので完全燃焼のタイプです。
プッシーキャッツの方はオッサンが引き寄せで異形型が恐らく蜥蜴ですね。
引き寄せの方は原理不明ですが磁石っぽい武器を持ってます。
あと不意を突かれてにゃんこが数匹持ってかれた上になにやらガスのような物が発生してます。」
「それだけ分かれば上出来だ。
猫城はそのまま全員のサポートに回ってくれ!
こっちに来てるやつは俺とブラドで対応する。」
「一応自衛の為に戦闘許可を全員分頂いても構いませんか?」
「ここまで後手に回ってる以上やむを得ないが逃げることを最優先とさせろ。
無理に戦わせるな!」
「分かりました。」
「ブラド、ちょっと来てくれ。
お前らはしばらく待機してろ!」
とりあえずスレ民の皆から聞いてた状況は最低限ではあるが回避出来たか。
軽く聞いた限り本気で最悪過ぎる状況に陥ってたからな……。
ピクシーボブさん……あの状況だと俺が掴めてなかったら不意打ちを確実に貰って最悪行動不能にされててもおかしくない。
それにガスの性質にもよるがもし致死性のガスだったらと思うと考えたくもないな。
まぁ幸いこいつはサーモグラフィーで居場所が丸見えだから天空のネコで狙撃……クリア。
ネコジャラミに回収させるか。
『ミーニャ!今何処だ。』
『さっき山火事に気付いて向かってる。
オタネコ経由で気付いて場所は把握してるからそのまま仕留めるわ。』
『待て、俺達はヒーローだ。
殺すのは色々と不味い。
精々行動不能になる程度に手足を撃ち抜くとかにしとけ。
それくらいならネコナースで回復可能なはずだ。』
『わかった。
そうなると少し時間かかるかも。』
『下手に動かれるよりマシだ。
頼んだ。』
そして俺はプッシーキャッツの所に現れた二人組から相手の正体を知る。
「
確かにステインと連合は何かしら接点があったとはいえ脳無殺してる時点でステインと連合が敵対してるのは分かるだろうが!」
俺は思わずそう言わずには居られなかった。
それに寄せ集めにしてはやたらと動きが噛み合い過ぎている。
「チッ!今度は洸汰君の所にもか!?」
片目は……こいつは義眼だな……しかも個性は物理的な筋力増強か。
外付けの筋肉がどんどん引っ付いているのが分かる。
こいつはマスキュラーか!?
テレビで聞いたことがある……確かウォーターホースっていうヒーロー夫婦を殺したヴィランだ!
クソッ!同時にやる必要のある事があまりにも多い!
「っ!?今度は脳無かよ!?」
さらにダメ押しとばかりに孤立させられたラグドールの元に脳無と思われる脳ミソ剥き出し筋肉モリモリのマッチョマンの変態が現れた。
しかも背中から6本の腕を出して右の三本にはチェーンソー、左側は上からドリル、ハンマー、チェーンソーと武装している。
今までに無かった武装型かよ……。
仕方ない、ここはソドムをぶつける他ないか!
そして今度はミーニャから感覚共有を経由して通信が入った。
『釜戸!』
『ミーニャか!なにがあった?
そっちの視界を見る限り逃げられたか?』
『ううん、ある程度ダメージを与えたら身体が泥になって崩れた。
さっきまで炎で攻撃してきてたし同じ個性とは思えない!』
『……明らかに違う個性……恐らくそいつは他の協力者の作ったコピーだと思う。
本体が別の位置にいるかもしれない。
とりあえず本体を見つけるまでミーニャはソドムの援護を頼む。
かなり厄介なヴィランが来てる!』
『任せて!場所は……こっちね。』
『あぁ、こっちからもネコジャラミを何体かそっちに向かわせる。』
次から次へと……同時に襲撃してきているから対応が追い付かない!
一方その頃召喚者ニキは……
召喚者ニキ「あの……なんで邪ンヌが俺の布団に潜り込んでるんですかねぇ……いつものツンデレはどうしたんですか?
え?マシュもきよひーもやったじゃないかって?
マシュはともかくきよひーのはこっちとしても軽くホラーだったんですが……あ、はい黙りますから炎出さないで。
……あのー、なぜ手をズボンに?なぜテンパってるんです?
あ、やっぱり黙りますから炎出さないで……。
俺マスターのはずなんだけどなぁ……もう好きにしてくれ。」