こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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今回の犠牲者は厳正なるくじ引き(気分)によりELSニキに決まりました。
それでは本編をどぞ


19スレ目(現実パート3)

 

 

 

~釜戸の分割思考(ワイプシ側ジャラミ)side~

 

「ごきげんよろしゅう、雄英高校。

我ら(ヴィラン)連合開闢行動隊!」

「ヴィラン連合!?なんでここに……!!」

 

蜥蜴のヴィランはそう自信満々に言う。

目のあたりの布……全体的なコスチュームのデザインありゃステインのリスペクトか?

とはいえ本人と比べれば雲泥の差だな……あいつは機能性完全重視で見た目じゃなく全身に何かしら仕込めるようになってやがったし大量のナイフを仕込んだり鉄板や金属スパイクを仕込んでた。

 

ついでにとなりにいるおっさんの持ってるサポートアイテムと思われる武器。

天空のネコ越しにスキャンしてみたら金属反応……それに若干の磁力を感知出来る。

ありゃ磁石……さっきの個性からして磁力を操るのは確定として問題は何故人にも適応出来るのかだな。

 

「んもう、さっさと一人ぶっ倒して人質として何時でも殺せるようにしたかったのにぃ。」

「待て待て、早まるなマグ姉。

殺すかどうかは全てステインの仰る主張に沿うか否か。」

 

確定だな。

 

こいつらは踊らされたバカ共の一部か……。

 

「奴の思想に当てられた連中か!」

「ああそう!俺は……そうお前、君だよ!メガネ君!

保須市にてステインの終焉を招いた人物……!!」

 

トカゲのヴィランは天哉を忌々しげに見ると背中へと手を回し、背負っていた武器を取り出す。

 

大量の金属反応……複数の武器を背負って使い分け……んん?

 

「申し遅れた、俺はスピナー!彼の夢を紡ぐ者だ!」

 

そういってトカゲヴィラン……スピナーが取り出したのは多数の武器をベルト等で無理やり縛り付けた塊とでも言うような正直アホなのかと突っ込みたくなる武器だった。

 

とはいえ殺傷性は十分過ぎるな、大剣として扱う形か?

 

「言い遅れてたけどネコジャラミちゃん助かったわ!君が掴んでくれなかったら本気で不味かった。」

「虎!指示は出した!

他の生徒の安否はラグドールに任せよう!」

 

やっぱり状況をギリギリ把握出来てるのは俺だけか。

 

俺は天空のネコに意識を飛ばして着けていたスピーカーから声を出す。

 

「すみませんがラグドールも俺のにゃんこ達とヴィラン……それも脳無相手に交戦中です。

俺がにゃんこを森中にばら蒔いて誘導するのでなんとか持ちこたえてください!」

「っ!わかった!猫城君は確か意識を分割したり出来るんだよね!

ならこっちも手伝って頂戴!

私らは三人でここを押さえる!」

「言われなくても!」

「皆行って!いい?決して戦闘はしないこと!委員長引率!」

「承知しました!」

「キャスリィとヒメユリはそいつらを護衛して宿舎まで戻ってくれ!リソースが足りなすぎてもし二人がやられたら復活がだいぶ先になる!」

「「わかった!」」

「行こう!」

 

洸汰君の方へはジャンヌを向かわせたから安心としてソドムを一匹こっちに持ってくるべきか……?

 

すると逃げていくあいつらの中に出久だけが動こうとしない。

むしろ方角を確認している……?

 

「緑谷君!」

「先に行ってて!

マンダレイ!」

「んっ?」

「僕、知ってます!洸汰君の居場所を!」

 

っ!…………ちょうど良いか。

 

「マンダレイさん、洸汰君の所には俺の最強戦力の一人を向かわせてますが出久が洸汰君を迎えに行くなら戦闘終了後にすぐに他の場所に移動させられます。

向かわせてやってください。」

「っ!!決して戦闘はするんじゃなく逃げなさいよ!」

 

とりあえず最低限の場は整えられたか……状況の変化次第だな……。

 

出久は洸汰君のいる場所の方角へと向かっていった。

 

だが瞬時にスピナーがその巨大な武器を振りかぶって飛びかかってくる。

 

「てめぇらのような利己的なヒーローもどきは粛清対象だ!」

 

マンダレイさんはスピナーの重く遅いが威力の大きい一撃を大きく避ける。

おそらくあの武器から何かしらが外れた時に吹っ飛んでくる可能性を警戒してるのか?

 

「え?」

 

だが少しするとスピナーが頬を赤く染めてアホ面を晒した。

おそらくテレパスで動揺させたのだろう。

 

「何照れてんの?ウブね!」

「でぇ!?」

「釜戸君!ピクシーボブ!」

「任せて!」

「隙あり!!」

 

ピクシーボブが個性でスピナーの脚を覆って動きを封じ手その隙に俺は天空のネコで上空から光の矢を放つ。

 

「ぐぅぅっ!?調子に乗るなぁ!」

 

だがスピナーはバカ力でピクシーボブの土の拘束を振りほどいて剣による風圧で天空のネコが軽く移動させられてしまう。

 

パワーだけならかなり強いなこいつ……!

 

「くっ……なんて不潔な手を!尻軽女めが!」

 

するとマンダレイさんをピンク色の光が覆っていきグラサンのオネェ口調のおっさんの所まで飛ぶように引き寄せられていく。

 

「あっ……うっ……ああっ!?」

「おいで飼い猫ちゃん!」

「ううっ!?」

 

だが俺のネコジャラミと虎さんの強烈な一撃でマンダレイさんを引き寄せていたおっさんを吹き飛ばす。

 

「きゃっ!?」

「そう同じ手はさせぬわ!」

「うっ!」

 

マンダレイさんをなんとか助けたが少し強めに背中を打ったな……。

 

「引石健磁!ヴィラン名マグネ!

強盗致傷9件!殺人3件!殺人未遂29件!ううっ!!」

 

虎さんの拳を両手とはいえ受け止めた!?

なら!

 

「ニャッスルッ!!」

「イヤンッ!?もう!やだ私、有名人?」

「何をしに来た犯罪者!」

 

思ってたよりも強いぞこいつら……!

 

 

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~釜戸の分割思考(洸汰君の所にいるジャラミ)side~

 

 

「見晴らしの良いところを探して来てみればどうも資料に無かった顔だ。

それにそいつは猫城ってガキのにゃんこってやつか?」

 

顔はマスクをしているし全身をマントに隠しててどういうやつか判別が付きにくいな……。

それに洸汰君が怯えきってて一人で逃げさせるわけにも行かない……。

 

「なぁところでセンスの良い帽子だな、子供。

俺のこのだせえマスクと交換してくれよ。

新参は納期がどうとかってこんなオモチャつけられてんの。」

「ひっ……うわああっ!!」

 

まずっ!?洸汰君が恐怖のあまり走って逃げていった。

敵の数が正確に把握できてない状態でそれはまずい!

 

「あ、おい。」

 

するとやつはとんでもない脚力で飛び上がって三角飛びの要領で洸汰君の前の方にある壁から飛びかかってくる。

 

「ああっ……!?」

「景気付けに一杯やらせろよ……なぁ!」

「はっ……!」

 

奴の腕に皮膚の外側から筋肉と思われる繊維質な肉が覆っていく。

筋力増強系か!!

 

それに洸汰君の反応がおかしい!

 

「あ……お前……!」

 

あの顔は……!!確かウォーターホースを殺したヴィランか!!

 

「パパ、ママ……!!」

「やらせません!」

 

奴が殴りかかる時に俺のネコジャラミの拳に加えて瞬間移動でなんとか間に合ったジャンヌの旗がぶつかり合ってなんとか押さえる。

 

だがこいつ……!!単純なパワーだけならジャラミよりも数段上か!?

 

「洸汰君こっち!!」

 

途中から到着した出久が洸汰君を拾って大きく引き離す。

 

ナイスだ!

 

『ジャンヌ!出久にこう伝えてくれ!

…………!!』

『分かりましたわ!』

 

「緑谷さん!釜戸様からの伝言でまだ敵の正確な数を掴みきれていないのであまり離れすぎずにその子を守ってほしいそうです。」

「わかった!」

 

出久によって運ばれている洸汰君は困惑した顔で出久の顔を見ている。

 

「な……なんで……。」

「んん?お前はリストにあったな。」

 

出久は洸汰君を安心させる為か力強く拳を握りしめて口を開く。

 

「大丈夫だよ洸汰君!必ず助けるから!」

「必ず助けるって?ハハハハ……流石ヒーロー志望者って感じだな。

何処にでも現れて正義面しやがる。」

「くっ……。」

「緑谷ってやつだろ、お前?

丁度良いよ……お前と猫城ってガキは優先して殺しとけってお達しだ。

じっくりいたぶってやっから血を見せろォ!!」

 

やらせてたまるかよ!!

 

 

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~釜戸の分割思考(轟&爆豪と合流したソドム)side~

 

 

俺はソドムに分割した意識の一つを共有させて轟と勝己のペアが近くにいたから合流して動向させていた。

ついでに一番近くにいた天空のネコを連れてきて俺の話が伝わるようにする。

 

「……クッソ!」

「このガスもヴィランの仕業か……。

他の奴らが心配だが仕方ねえ、ゴール地点を避けて施設に向かうぞ。」

「ガスの原因になってるやつはもうすでに叩き潰したから時間が立てばこれも霧散していくはずだ。

他の生徒の救出は俺に任せとけ。」

「ん……指図すんじゃね……っ!?」

「あっ……!?」

「…………人?」

 

前方に人影が見える。

だが明らかにおかしいのは地面に腕が落ちている事だ。

それにあいつは確か俺が監視に出したにゃんこを叩き潰してた奴の一人か!

 

「あれは……っ!!

おい、俺らの前だれだった?」

「常闇と障子……っ!」

 

俺は周囲のスキャンを出来るだけ急いであいつらを探していく。

…………いた!

 

「見つけた、良かった……切られてるのは複製の方の腕らしいから直せる怪我だ。

今はなんとかしてこいつから逃げるぞ!」

「ふざけんな!誰が逃げ……チッ。」

 

ソドムから軽く放った殺気で黙ってくれて助かった。

 

そしてヴィランは切断された障子の複製腕を見つめながら何かを呟いてる

 

「きれいだ……きれいだよ。

駄目だ仕事だ……見とれてた。

あぁいけない……綺麗な肉面……。

ああ……もう誘惑するなよ……仕事しなきゃ。」

 

その人物は脚と口以外の全身を拘束服によって拘束されており、目すらも覆われている。

だがその異様な口は金具で無理やり広げられてる上に歯茎が丸見えとなっている。

 

「交戦すんなだ?」

 

不味いな……どこもかしこも敵だらけか!

 

 




ELSニキ「あの……蟹ネキ?なんすかこれ?」
蟹マッドネキ「単なる実験装置だから大丈夫さ」
ELSニキ「…なんで拘束されてるんですか自分?」
蟹マッドネキ「逃げられたら面倒だからさ」
ELSニキ「あの自分そろそろ人参畑の手伝いに……」
蟹マッドネキ「ポチっとな♪」
ELSニキ「ぎゃぁぁぁぁぁぁああああ!?!?
     潰れる!?流れる!?溢れ出る!?」
蟹マッドネキ「おや?意外と余裕そうだねぇ?
       んじゃもうちょい……」
ELSニキ「ブルァァァァアアア!?!?!?」
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