こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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20スレ目(現実パート7)

 

 

~釜戸の分割思考(緑谷、障子、轟)side~

 

 

障子に吹き飛ばされたトガとか言うヴィランは受け身を取った後に一気にその雰囲気を変化させる。

これは怒りによる物か……。

 

「そうですか……邪魔するんですか。

あなた少しも好みじゃないけど……刺してあげます。」

 

その目を細められており、かなりの殺意が感じ取れる。

 

俺は荼毘の攻撃を避けつつ反撃、別のにゃんこをけしかけながら障子の側にネコジャラミを向かわせる。

 

「くっ……イカれてるな。」

「ニャッスル!」

「ッ!ネコジャラミか、助かる!」

 

次に轟の方を見てみるとちょうど全身タイツにマスク姿のヴィランと戦闘中だが決定打与えられてないみたいだな……轟もヴィランの言動に調子を狂わされてるみたいだな。

 

「やるな!楽勝だぜ!かかってこいよ!いい加減にしろって!」

 

まるで天邪鬼だ……全く真逆の事を言ったり本音を出したり……確かにこれは調子が狂うのも仕方ない。

 

「くっ……何なんだこいつ……。」

 

すると今度はソドムが激突したクレーター辺りにあった水色の珠が形を変えていき、あの黄色い道化のヴィランへと変化していく。

やはりあれがあの二人を拐った個性の正体だな……確実に自分だけじゃなく他の物すらもあの水色の珠に出来るみたいだな……。

 

サーモグラフィーで探ってみたがさっき障子がくすねた部分以外に頭部にもまだそれらしい反応が残ってる。

 

どうやら口に隠してるみたいだな。

 

「いってて……ぐはっ……飛んで……追ってくるとはな。

発想が……飛んでるな……。」

「爆豪は?」

「もちろん……ん?」

 

道化のヴィランはコートのポケットを漁るがそこに何も入っていない事に気付く。

 

その隙をついて障子が声を上げる。

 

「緑谷、轟、猫城!逃げるぞ!

今の行為でハッキリした……個性はわからんがさっきお前がさんざん見せびらかした右ポケットに入ってたこれが常闇、爆豪だな……エンターテイナー?」

「障子君!」

「ほほうあの短時間でよく……さすが6本腕!まさぐり上手め!」

「よし!でかした障子!」

 

轟は巨大な氷壁を作ってすぐに撤退する。

 

だがやっぱりあいつの態度は余裕……つまりはデコイか!

 

俺はすかさず待機させてたネコドラゴン達にあの仮面を横から狙わせる。。

 

「アホが……。」

「いや待て。」

 

チッ今度はワープのやつか!

さっきスピナー達を逃がしたのは把握してたがやっばりこっちも逃がしに来たか!

 

「こ……こいつは!」

「USJにいた……!」

「ワープの……!」

 

出久達が一気に顔を青ざめさせる。

まぁ状況としては最悪に近い……チャンスは一度ってとこか……。

 

「合図から5分経ちました、行きますよ荼毘。」

 

ワープのヴィランはそれぞれの奴らにワープゲートを作り出す。

 

「ごめんね出久君♪またね♪」

「とうっ!」

「待て、まだ目標が……。」

「あぁ、あれはどうやら走り出す程嬉しかったみたいなんでプレゼントしよう。」

「「「はっ!」」」

 

どうやらあいつらも気付いたみたいだな。

 

まだだ……あいつの性格なら確実に最大の隙が出来る!

 

「癖だよ、マジックの基本でね。

物を見せびらかす時ってのは……見せたくないものがある時だぜ。」

 

そういいながら道化のヴィランは仮面を取り外し、舌を出す。

その上には珠が2つ存在していた。

 

今だ!

 

俺は全員に総攻撃を指示する。

更に同時に向こうの茂みから無駄に光輝くレーザーが飛んでくる。

青山が隠れているのはわかってたがナイスタイミングだ!

 

「「「ニャァァァァァァァアアアアア!!!」」」

「ぐはっ!?」

 

青山のネビルレーザーが奴の仮面を破壊してネコドラゴンが腕を焼き、天空のネコによる攻撃が頭部へと直撃させた。

よし!勝己達を落っことした!

 

「全員何を犠牲にしてでも確保しろ!」

「「「「ニャァァァァァァァアアアアア!!!!ニャァァァァァァァアアアアア!!!!」」」」

 

すぐに戻ってきていた障子がなんとか片方を確保したがもう片方は荼毘というのに邪魔されて地面にまだ落ちている。

 

よし!最後の一匹が来た!

 

「確保しろ!ソドム!!」

「ニャァァァァァァァアアアアアアアアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」

 

ずっと地面に潜って移動させていたソドムが地面から突如として口を開けた状態で現れてもう片方の珠を飲み込もうとした。

だが荼毘のやつが即座に回収してしまい一歩遅れてしまう。

 

「悲しいな……轟焦凍。」

 

クソッ!基本的ににゃんこは俺の中に収納される際に異物は自動的に排除される仕組みになってるからあと2つともソドムに飲ませてこいつを地面に潜らせて戻すだけだと言うのに!

 

「障子!そいつをソドムに飲ませろ!

取り出すだけならリスクなしでいける!」

「だがもう一人は!」

「リスクを減らすことを考えろ!」

「っ!わかった!」

 

障子が投げた珠を飲み込ませた後にすぐさまソドムは地面に潜って移動を始める。

 

「確認だ、解除しろ。」

「あぁ。」

 

やつが個性を解除すると向こうには勝己が元に戻って首を捕まれて呑まれていく。

 

「問題……なし。」

「チッ……俺のショーが台無しだ!」

 

どんどんゲートへと飲み込まれていく勝己を見てすぐに意識をネコジャラミへと移して確保しようとする。

 

「かっちゃん!!」

「ネコジャラミ!!」

 

だがジャラミはすべて燃やされ、出久の脚では間に合わない。

 

「来んな……デク……猫野郎……ッ!」

 

俺の意識は燃やされて消えていくネコジャラミと共に本体へと戻っていってしまった。

 

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~猫城side~

 

クソッ!!してやられた!!

来るのもわかってた!本来の未来よりも被害だってかなり押さえられた!

だが……勝己を……友人を……あんなあっさりと連れていかれた!!

 

チャンスだってあった!それを掴むためにかなり手を尽くした!

それなのに……それなのに……!!

 

「クソォォォォォォォォオオオオ!!!!」

 

すると突如として城形態の俺を破壊され、元の体に戻った瞬間に背後から首を捕まれる。

 

「ガッ!?」

「君が猫城釜戸君か……こうもあっさりと被害を押さえられたんじゃ僕としても都合が悪くてね……とはいえ君の個性は殺すには惜しいんだ。

悪いけどこちら側に来てもらうよ。」

 

俺の意識はその瞬間に眠らされてしまいあっさりと連れ去られてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に俺の意識が回復すると俺は全身を縛られて椅子にくくりつけられていた。

周囲を確認してみるとヴィラン連合の奴らに加えて隣には椅子に縛られている勝己がいた。

 

…………俺は鎖とかでかなりガチガチに拘束されてるんだが勝己だけやけに拘束甘くないかオイ?

 

『やはり雄英の管理体制に問題があると言わざるを得ません。

私の子供がヒーロー志望だとしても雄英に入れようだなんてとても……。』

 

顔を手のような飾りをつけているヴィラン……確か死柄木と呼ばれていたヴィランがニュースを消して嬉しそうにしている。

「ヘヘッ……俺らのことを盛大に宣伝してくれてホントありがたいよ。

なぁ?そう思わないか?

爆豪勝己君……それに猫城釜戸君。」

 

チッ……とはいえ勝己がおとなしくしてる辺りこいつも状況はわかっているらしい。

 

状況は最悪だ……それに俺も城形態を破壊されたせいですべてのにゃんこが魂化してしまっている辺りがなかなかきつい。

 

狂乱の力は……よかった、使えるな。

そうなれば緊急用の最後の手段にはなるがアレが使える。

 

問題はどこまで自我を残せるかだな……。

 

__________________________________________________

 

 

~爆豪side~

 

「もう一度言うが爆豪勝己君、それに猫城釜戸君。

俺の仲間にならないか?」

 

なんで猫野郎まで一緒に捕まってやがる……少なくともこいつは俺たちの中で誰よりもリスクだとかの警戒心が高い上に悔しいが頭の回転なんかや戦闘関連の戦術なんかに関しては俺よりも二回り以上に上手い。

 

それに俺が捕まった時にはあいつの猫が居た……その時点ではこいつまだやられてなかったはずだ。

確かこいつの本体がぶっ潰されるとあの猫共も消えるはずだ。

 

そうなるとこいつは俺が連れ去られた後に最低でも一度ぶちのめされて拐われたって事か?

 

今考えても仕方ねぇ……とりあえずこのクソ共(ヴィラン)に対する俺の答えなんざ何度聞いたって一つだ。

 

「寝言は寝て死ね。」

「アホか、俺とこいつが雄英になぜ入ってると思ってやがる。」

 

しばらくこいつらのクソみたいな交渉が続いて状況がだんだん読めてくる。

 

だが何よりも悔しいのは自分が一番の脚を引っ張っちまってることだ。

隣の猫野郎はおそらく自分だけなら奥の手なりで脱出するだけなら訳ないはずだ。

こいつの用意周到さは自分がやられた際の事まで考えるようなレベルだからな……。

 

「不思議なもんだよな、何故ヒーローが責められてる?

奴らは少~し対応がズレてただけだ。

守るのが仕事だから?誰にだってミスの一つや二つはある。

お前らは完璧でいろって?現代ヒーローってのは堅っ苦しいなぁ……爆豪君に猫城君よ?」

「守ると言う行為に対価が発生した時点でヒーローはヒーローでなくなった、これがステインのご教示。」

「人の命を金や自己顕示に変換する異様……それをルールでギチギチと守る社会……敗北者を励ますどころか責め立てる国民。

俺たちの戦いは"問い"……ヒーローとは、正義とは何か?

この社会が本当に正しいのか?一人一人に考えてもらう。

俺たちは勝つつもりだ、君も勝つのは好きだろ?」

 

そう言って俺を見てくるクソヴィラン。

 

んの野郎……。

 

「確かに正論だ。

正論ではある……だがな、それはお前達ヴィランが問うことではなく市民が問うべき事だ。

今の社会が歪なのは俺だって知っているさ。

ヒーローの腐敗だってうちの両親がヒーローなのもあって何件も知っている。

だがな……それ以上に自分の名誉を捨ててでも誰かを守らなきゃいけないのもヒーローなんだよ……金だって確かに貰うだろうさ。

金がなければ食うのにも困る、人を助けるのにも使えない。

だからそれをもらう以上は命を背負う責任があるんだ。」

 

ッ!猫野郎の全身をあの黒いのが覆ってやがる……やっぱり奥の手を隠していたか!

 

全身を拘束してる拘束具があんなあっさりと壊されていきやがる……相変わらずなんなんだこいつは……。

 

すると俺の拘束具もあっさりと壊されていく。

 

「勝己……最低でもお前だけは逃がす。

そうすれば俺は最後の手段に出れる。」

「ッ!!テメッ!?」

「死ぬ訳じゃない……ただ自我がどれだけ残るかわからない。

だから俺が俺で無くなったのなら……お前らが俺を止めろよ?」

「……俺はオールマイトが勝つ姿に憧れた。

誰が何言ってこようがそこは曲がらねぇ。

だから猫野郎……てめぇも一緒に生き残るんだよ。」

「……!」

 

てめぇからすれば俺は確かに足手まといに見えるだろうよ。

だがな……足引っ張るだけの雑魚に成り下がるつもりはねぇんだよ!!

 

 

 




本日のスレ民

ゴリラニキが更に喰われててモザイクが必要なレベルの為NGですw
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