こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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スンマセン、戦闘シーンがなかなか上手いのが思い付かなくてずっと書いてたら最終的に寝落ちしました(´・ω・)


21スレ目(現実パート5)

 

 

「グルォァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

「はぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」

 

私と釜戸はお互いの拳と十字架をぶつけ合う。

十字架越しに感じるパワーとしては正直オールマイトより若干劣る程度とはいえ尋常じゃないパワーを持っていた。

 

今はなんとか私がパワー勝負に持ち込んでどうにかなってるけど絡め手で来られたら対処は難しいかもしれないわね……まだこの得体の知れないエネルギーの正体もまともに分かっていないもの。

 

「グォォォォォォォォォオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」

 

釜戸が竜の口を大きく開けて紫色の炎を吹き出させ始めた。

 

「させないわよ!!」

 

私は釜戸の口の周囲にある空気を強化して硬化させて完全に塞ぐ。

 

だけど釜戸は私が何かをしたのに気が付いたのか急に口を閉じて腕の炎を更に燃えあがらせる。

 

暴走しても勘の鋭さは健在って訳ね……。

 

「自爆でもしてくれたらありがたかったんだけど……ねっ!!」

 

私はまた十字架を何度も叩きつけて釜戸の周囲に張り巡らされたバリアにヒビを入れていく。

 

とはいえ割ったとしても数秒でバリアが復活してしまうんじゃ一人で倒すにはちょっと難しいのよね。

出来なくはないだろうけど少なくとも三日三晩は殴り続ける羽目になりそうだし。

 

「グゥルルルルルル………!」

 

釜戸が腕の炎をまた変形させて黒い玉にして大量に無差別に放ち始める。

 

周囲への被害を懸念して封鎖するような形で空気のバリア作るけど玉は途中で動きを止めてまばらに存在している。

 

「成る程……要は機雷って訳ね……。

これまたずいぶんと面倒な物を用意してくれたわ……ね!!」

 

私は十字架を片方背中へと仕舞ってもう片方の十字架の一部を開いて中に大量に収納されていた鉄球を取り出して釜戸へと投げる。

 

いくつかが釜戸のバリアへとめり込んでそのまま落ちて行くけど機雷には反応無しね。

そうなると実体化しない分精神汚染に重点を置いてるわね。

 

「『自己強化』、『身体能力強化』、『筋力強化』、『肉体強度強化』、『再生付与』、『精神強化』、『腕力強化』、『脚力強化』、『握力強化』、『思考速度強化』、『動体視力強化』、『反応速度強化』!」

 

私は12もの強化を己に施して対策を立てる。

私のバフはほぼ効果が被ってるものもあるけど重複可能なのがホントに便利なのよね。

 

「まだまだ鉄球は大量にあるわよ!」

 

私は更に十字架から鉄球を取り出して釜戸への牽制としては投げつける。

 

ついでに腕つけてあるサポートアイテムを起動して投げつけた鉄球の回収も行っていく。

 

このサポートアイテムは便利ではあるけど磁力がちょっと強すぎて市街地とかだとかなり使いにくいのだけど幸い今は上空にいるから周囲を無視して戦える。

 

さっきまで投げていた鉄球は私の武器として使っている十字架型サポートアイテム『異端審問』の重り兼衝撃緩衝材だ。

 

材料としてはこの間の試験で着けていた超圧縮重りの試作品に若干の混ぜ物をする事でゴムくらいまで柔らかくして殺傷性を大きく押さえている。

 

まぁこんなのを使ってる理由としては私の遠距離への攻撃手段が乏しいのとこの緩衝材があるかないかでサポートアイテムの強度が大きく変わってくるからってのもある。

 

私が全力出しちゃうと大体の武器は振っただけで壊れてしまうもの。

 

「グルォァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

 

釜戸は咆哮と同時に高速で私へと突撃してくる。

まぁこの機雷も多分自分には全く影響が無いからこんなびっしりと張り巡らせてるのは予想がついていた。

 

自分の能力に自分がやられてるようじゃそれこそ本末転倒だもの。

 

私は周囲にある機雷に空気を強化して作った壁で覆ってリスクを減らしてから釜戸の攻撃を受け流していく。

 

「ォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」

私は釜戸の攻撃を悉く受け流してはお返しに殴っていく。

 

鉄球は回収したけど入れてる余裕は無いから今は片方だけしか使えないけどこれくらいならまだ問題ないわね。

 

隙を見て地上側を見てみるとウシネコとネコフィッシュの出てくる勢いが明らかに落ちている。

 

多分釜戸も出せる量に限界があるのね。

 

この調子ならあと少し私が耐えていれば勝手にチャンスはやってくるわ。

 

「馬鹿息子ォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」

「グルォァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

 

私達は延々と殴り合う。

私の一撃は防がれ、何度かバリアを粉砕するけどまともなダメージを入れられてない。

対する釜戸の攻撃は一撃一撃が必殺級の威力を持っていてこっちも全力で殴り返すなりしないとまともに防ぐことすら難しいと来た。

 

それに少しずつだけど技術が上がってきている。

 

釜戸の理性を取り戻しつつあると考えれば朗報なのでしょうけどこれは私の状況が少しずつ悪くなっている証拠でもある。

 

流石に直撃を受ければ私でもそれなりに痛いもの。

 

「はぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!」

 

私はもう片方の十字架に仕込んであるパイルバンカーを起動して十字架の横に伸びた部分から杭を打ち込んで無理矢理バリアを貫いて釜戸へと直接ダメージを与える。

 

けど釜戸に与えた傷から紫色の炎が吹き出て一瞬で傷を再生していく。

 

ただ傷を再生すると腕から吹き出る炎の勢いが若干とはいえ落ちているのに気が付いた。

 

どうやらこの黒紫の炎は釜戸のにゃんこ達を生み出したりするのに用いるエネルギーとほぼ同じものらしい。

というよりそれをまるごと変換してるのかもしれないわね。

 

ならダメージを与えまくれば行動不能にまでは持ち込めそうね。

 

「グォォォォォォォォォオオオオオオオオオ!!!!!」

 

釜戸が咆哮をすると周囲に展開された機雷のいくつかが釜戸に取り込まれてまた炎の勢いが戻ってしまう。

 

還元まで出来るなんて面倒な……。

 

「はぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!」

 

私はパイルバンカー内蔵の十字架型サポートアイテム『破戒僧』をひたすらぶつけていく。

 

ただこのパイルバンカーの杭は結構戻すのが大変な上に再度発射するまでに若干のクールタイムが必要になる。

 

杭の方は殴りながら無理矢理押し戻すから良いとしてもエネルギー問題に関しては私の強化でもどうしようも出来ないから若干歯痒いわね……。

 

私の攻撃に耐えられる最低限の強度を持たせる為にこの十字架に積み込む事が出来た発電装置とバッテリーはかなり小型で一発撃つ度にエネルギー切れをどうしても起こしてしまう。

 

「グルォァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

 

釜戸が今度は両腕の炎を変形させて巨大な爪へと変化させている。

どうやら釜戸の戦闘スタイルを少しずつだけど取り戻しているようね。

 

とはいえこちらに向けられた殺意に変わりは無し……どれだけのものに押し潰されてるのかしらね……。

 

「っ!?重さが増してる!?」

 

自在に変形する爪となると下手に回避行動をとれば想定外のダメージを受けかねないので先程攻撃を防いだが先程までとは込められたパワーが大きく異なっていた。

 

釜戸はどうやら完全に暴走しているとはいえまだ力を押さえていた方だったみたいね。

 

私は普段はあまり使わない蹴りも織り混ぜながら片手で『異端審問』へと重りの鉄球を装填していき、入れ終わったら瞬時に抜き去って二つの十字架で殴り始める。

 

私は下の状況を見てそろそろ叩き落としても良い頃合いと判断して一旦釜戸の上へと跳び両方の十字架を全力で叩きつけて『破戒僧』のパイルバンカーを起動させた。

 

「グォォォォォォォォォオオオオオオオオオ!?!?!?!?!?」

 

さて、いい加減目を覚まさせるわよ馬鹿息子!!

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