こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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22スレ目(現実パート)

 

俺が退院してから数日後、うちに相澤先生がなにやらやたらと真面目な格好をして家庭訪問にやってきた。

 

あまりにも真面目な雰囲気に一体何があるのやらと思って話を聞いていたんだが……用件としては雄英教師としての謝罪及びその前日に届いていた書類に書かれていた雄英が全寮制になるという件についての話だった。

 

正直謝られてもこっちとしては俺の実力不足もあってああもアッサリと誘拐されてしまった手前若干罪悪感がある。

何よりふがいないのがあの状況で黒霧もいるとわかっていたのに施設の内部なら大丈夫だと油断していたことだ。

 

話の結果としてはなんとかうちの両親には俺が寮に入るのを許可して貰えたんだが……その後ちょっと一悶着あって相澤先生が一発母さんにぶん殴られることになった。

 

母さんは親としてのケジメだとは言っていたが……吹き飛び過ぎて窓ガラス突き破って外まで飛ばされていたからどう考えてもやりすぎだとは思う……相澤先生良く生きてたな。

 

そんなこんなで今俺は他のA組の面々と共に俺達A組の新しい住みかとなる寮……『ハイツアライアンス』の前に来ていた。

 

「とりあえず1年A組、無事にまた集まれて何よりだ。」

 

再開早々相澤先生は全員の顔をなにやら観察するように見ている。

俺はこの視線になにやら違和感を感じていた、まるでなにかを疑うような視線をずっと俺達全員に向けているのだ。

 

「みんな入寮の許可下りたんだな!」

「ふぅ……私は苦戦したよ……。」

「普通そうだよね……。」

「無事集まれたのは先生もよ。

会見を見た時は居なくなってしまうのかとおもって悲しかったの。」

「うん。」

 

確かにオールマイトの事実上の引退ときた以上雄英教師を続けるのはとても厳しいだろうからな。

 

「俺もびっくりさ、まぁいろいろあんだろうよ。

さて、これから寮について軽く説明するがその前に一つ。

当面は合宿で取る予定だった仮免取得に向けて動いていく。」

「そういやあったなそんな話。」

「いろいろ起こりすぎて頭から抜けてたわ。」

 

確かに……合宿の方も結局ヴィラン襲撃に加えて俺達が誘拐されて中止になってしまっただろうしな。

すると相澤先生が少し真面目な雰囲気になる。

 

「大事な話だ、いいか?

切島、八百万、轟、緑谷、飯田…………この5人はあの晩、あの場所に爆豪、猫城両名の救出に赴いた。」

「ケロ…………。」

 

すると梅雨ちゃんからまるで信じられないというようなそんな雰囲気を感じさせる声が漏れる。

だが反応的にこれは事前に知らなかったって反応じゃないな……全員の顔色を見る限りこいつら全員この五人が動くのを事前に知ってたな?

 

「その様子だと行く素振りはみんなも把握していた訳だ。

いろいろ棚上げした上で言わせて貰うよ。

オールマイトの引退に猫城の暴走の件が無けりゃ俺は爆豪、猫城以外の全員を除籍処分にしてる。

行った五人はもちろん把握しながら止められなかった14人も理由はどうあれ俺達の信頼を裏切ったことには変わり無い。

正規の手続きを踏み、正規の活躍をして信頼を取り戻してくれるとありがたい。」

 

当然だろうな……理由や結果はどうあれ下手したらこいつらは死ぬかも知れない所だったんだから……。

俺としても一度説教を喰らわせたが相澤先生としても一言言わないと気が済まなかっただろう。

 

「以上、さぁ中に入るぞ……元気に行こう。」

 

え……この空気でそれを言いますか相澤先生……。

 

「「いや待って……行けないです……。」」

 

あまりの空気の悪さの中元気に行こうなんて言えば流石にこうなるな……上鳴と瀬呂がツッコミに回るとは……。

 

「…………チッ、来い。」

「えっ何?やだ!」

 

すると勝己が上鳴の首根っこを掴んで茂みに連れ込んだと思ったら凄まじい放電が見えた。

あの放電量だとあいつは……。

 

「うぇ~~~い。」

「ブッハ……!?」

「何?爆豪何を?」

 

あぁ……やっぱりアホな顔になって戻った来た。

ついでにあの様子を見て耳朗さんが噴き出して爆笑している。

そして今度は勝己が鋭児郎に近づいていく。

 

「切島。」

「あ?」

 

っ!あいつが他のやつの名前を呼ぶなんて珍しいな。

すると勝己は懐から5枚のお札……しかも良く見れば一万円札を五枚出して渡していた。

 

「えっ怖っ!?何!?カツアゲ!?」

「違ぇ!俺が下ろした金だ。

小遣いはたいたんだろ?」

「あっ……おめえ俺が暗視鏡買ったのどこで聞いて……。」

 

勝己はそう不機嫌そうな顔で渡すと鋭児郎もなにか思い当たる節があったらしい。

だがなかなか受け取らない鋭児郎に勝己が無理矢理渡す。

 

「いつまでもしみったれられっとこっちも気分悪いんだ!

いつもみてぇにバカさらせや!」

 

そう勝己が言うのを聞いて俺は上鳴の方へと視線が行く。

 

「うぇ……うぇ……うぇ……うぇ……。」

「駄目……うちこの上鳴ツボ……っ!!」

 

なんか定期的にピクピクしながらうぇいうぇい言ってやがる……アホモード時のこいつの思考回路はどうなってるんだろうか。

 

「ふぇいだうぇ~い!!」

「「「あっはっはっはっはっは!?」」」

「笑いすぎだろ!」

 

上鳴の妙なセリフにクラス全体が笑いに包まれていった。

 

「みんなすまねぇ!詫びにもなんねぇけど今夜はこの金で焼き肉だぁ!!!」

「マジか!!」

「うぇ~い!!」

「アハハハハ……!」

 

空気がだいぶ改善されたな……。

 

俺達はこの空気のまま相澤先生と勝己のすでに入っている『ハイツアライアンス』の中に入っていく。

全員が中に入ったのを確認して相澤先生が淡々と説明をしていく。

 

「学生寮は1棟1クラス、右が女子、左が男子と別れてる。

ただし1階は共同スペースだ、食堂や風呂、洗濯等はここで行う。」

「おお~!」

「中庭もあんじゃん!」

「広っ!きれい!ソファ~!」

 

おぉ、全員のテンションがかなり上がりまくってるな。

 

「豪邸やないかい~……。」

「麗日君!?」

 

あ、麗日さんがあまりの豪華さに耐えきれず倒れた。

それに加えてなんかエロブドウがプルプル震えてやがる……すげぇ嫌な予感するんだが……。

 

「聞き間違いかな?

風呂、洗濯が共同スペース?ごくっ……夢か?」

 

と目を血走らせて言ってやがる……。

マジでいい加減にしやがれよこいつ……下手にキャスリィ達を体内から出せないじゃねぇか。

 

「男女別だ……お前いい加減にしとけよ。」

「はい。」

 

相澤先生が注意したけど後でこいつは個人的にシメておくか……。

 

「部屋は2階から1フロアに男女各4~5部屋の5階建て。

1人1部屋、エアコン、トイレ、冷蔵庫にクローゼット付きのぜいたく空間だ。」

 

確かに寮にしてはかなり贅沢だな。

部屋もかなり大きい部類だろう。

あれならキャスリィやヒメユリ達と一緒に過ごすのも十分だろう。

 

「ベランダもある!すごい!」

「我が家のクローゼットと同じくらいの広さですわね。」

「豪邸やないかい!」

「麗日君!?」

 

また麗日さんが気絶したか……。

 

「部屋割りはこちらで決めたとおり。

事前に送って貰った荷物が部屋に入ってるからとりあえず今日は部屋作ってろ。

明日また今後の動きを説明する。

以上、解散。」

「「「はい、先生!」」」

 

俺は確か……五階の手前側で砂藤の隣だったか。

 

とりあえず部屋に入ったらオトート再生産して部屋の改造(・・)を手伝わせるか。

 

_________________________________________________

 

 

「…………ふぅ、結局夜までかかったか。」

「大変だった……。」

「疲れた……。」

「にゃ~ん……。」

 

俺はあの後現状出せるにゃんこ達を総動員して部屋の改修を行っていた。

オトートをメインにして技術系は任せて力仕事はネコジャラミに任せたりといろいろとやって結局夜までかかってしまった。

 

まぁお陰で部屋の間取りが大幅に変わってはいるが下手の改修をするの自体は許可は事前に貰ってるので問題はない。

あとは機械類の調整を軽くしてしまえば終わりってとこか。

 

「オトート、ネコジャラミ達を置いてくからあとは任せてもいいか?」

「にゃーん!」

「手伝ってくれた皆には後でネコ缶増量しとくな。」

「「「ニャッハァァァァァァアアア!!!!」」」

 

うおおっ、目に見えて作業スピードが跳ね上がったぞ……。

 

さてと……。

 

「とりあえずキャスリィの制服は新しく頼まないといけないなぁ……。」

「うん……前のやつ……サイズが合わなくなっちゃったから。」

「進化前の姿にすれば着れるだろうが……能力とか動きやすさ的にはやっぱりそっちの(進化後の)姿の方が良い感じなのか?」

「うん、こっちの方が動きやすい……釜戸と身長もだいぶ近づいたし。

胸は…………そのまんまだけど……。」

 

キャスリィの虚無感のある表情に俺は思わず黙ってしまう。

 

「さて、とりあえず1階のリビングで少し休憩しようか。」

「わかった。」

「うん。」

 

部屋は正直あの様子だとすぐに終わりそうだし一匹に感覚共有だけして終わったらすぐにわかるようにしておいた。

 

エレベーターで1階に向かうとリビングのソファーですでに男子達がくつろいでおり疲れた様子を見せている。

 

「あ~疲れた~。」

「切島、荷解き終わったのか?」

「ようやくな。」

「お疲れさま。」

「お?猫城にキャスリィちゃんとヒメユリちゃんじゃん!お前のとこも終わったのか?」

「とりあえず一段落、あとは他のにゃんこ達に作業任せてきたよ。」

「うっわずっり。」

「それにしても……話には聞いてたけどキャスリィちゃんホントにおっきくなったなぁ……。」

 

実際進化したキャスリィは幼女から普通に女性として見れるくらいには身長が大きくなってはいる。

若干服が露出が高く目に毒だが妹のような存在だからそんな目で見ることはしないので問題はないだろう。

 

つかそれ以前にエロブドウは……

 

「…………じゅるrぶべっ!?」

「自重しろやこのド変態エロブドウが!!」

 

とりあえずこのアホの顔面にメタルネコをぶん投げてめり込ませておく。

 

こいつの脳みそにはエロの事しかないのかよ……あまり見てはないから中途半端にしか知らないがまだハイスクールD×Dの乳龍帝のがマシなんじゃないだろうかマジで……

 

 




掲示板メンバーの特典紹介

ゴリラニキ

・エイムズショットライザー
・仮面ライダーバルカンのプログライズキー各種(ゴリライズ以外での変身不可に加えて強い物になるに連れて抉じ開けるのに必要な筋力が跳ね上がる)
・腹筋崩壊太郎プログライズキー
・ランペイジのキーでパワーランペイジ以外の音声と力が出ない、たまに『パワー』の音声が腹筋崩壊太郎の声になる

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