こんな個性で人助けしてもギャグにしかならん気がするんだが   作:クロマ・グロ

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また寝堕ち……最近疲れが溜まってるのかな?


22スレ目(現実パート2)

 

 

「ま、まぁ……経緯はあれだが共同生活ってわくわくすんな。」

「う、うん!」

「共同生活……これも協調性や規律を育むための訓練!」

「気張るなぁ飯田。」

 

粗大ごみ(峰田)をしばきたおして顔面を陥没させた後オレ達はそのまま雑談の続きを話していた。

あのアホはとりあえず居なかった事にして。

 

「……飯田の言うことも間違ってはないだろう。

確かにオレ達を守る側面もあるだろうが……それ以上に主に出久とか天哉とか轟が複数回やらかしてるからな。

アホやらかさないようにするって意味合いも強そうだ。」

「「うぐっ!?」」

「…………わりぃ。」

 

二人は思い当たる節しかないからか一気に崩れ落ちる。

轟は若干申し訳なさそうにしていた。

 

「たかが建前でもされど建前だ。

勝手に行動するのと許可を得て行動するので社会的な見え方も変わってくる。

だがそれに時間をかけてられないのも事実だ。

ならもしもの為に自衛出来るように戦闘許可だけ出してくださいとか言い訳考えられるようにしとけ。」

「言い訳……だが確かに一理ある。」

「建前作るだけなら理由付けなんていくらでも出来る。

最低限さえあれば最悪怒られたとしても軽くで済む。

それで助けられる命が増えるんだから手間を惜しむ理由もない。」

 

なおうちの母さんはそれを殆どしないために色々と関係各所から苦情は出ているが本人が全く周囲に被害を出さずに事件を迅速に解決しているのでそこまで重い処分が下されずに済んでいる…………質が悪い。

 

とはいえ結果論ではあるがそれだけの力を持つのなら話は全然別になるのだ。

だが俺達はまだまだ未熟としか言いようがない。

だからこそ最低限の名目だけでも自力で立てられるように実力をつけてヒーローとしての知識を学び、仮免並びにヒーロー資格を取る必要がある。

 

ヒーローにさえなってしまえば後はいくらでも言い訳が効くからな。

 

しばらくの間俺達は他愛もない話をしていると女子部屋のある棟の方面から芦戸さん、葉隠さん、八百万さん、麗日さん、耳郎さんがやってくる。

 

「男子部屋出来た~?」

「ああ、くつろぎ中。」

「俺は今ネコ達に後は任せてある。

見た感じあと少しってとこかな。」

「私達も一緒に住める。」

「寝る時は釜戸の中に戻るけど……。」

 

まぁ流石にキャスリィ達と一緒に布団に入って寝ようものなら絵面がアウトだからな……。

ちなみに既にネコナースは再生産して保健室での活動を再開させていてジャンヌはネコムートの封印の点検中だ。

 

「猫城君ズルっ!?」

「お前らもか……。」

 

確かに便利ではあるが色々と苦労もあるんだがなぁ……。

 

「あ、そうだ!

あのね、今女子で話してて……。」

「提案なんだけど!」

「フフッ。」

 

芦戸さんと葉隠さんがやたらとテンションが高い辺りちょっと怖いんだが……いやな予感してきた。

 

「お部屋披露大会しませんか?」

「「「えっ……。」」」

「お部屋披露……?」

「大会……?」

 

ああやっぱり……しかも出久とか常闇が思いっきり顔を青ざめさせている。

ついでに顔面を陥没させながら意識が戻ったエロブドウも震えてるな。

 

とりあえず俺としても断る理由が特にあるわけでもないので固まってる奴らをネコジャラミを出して引きずりながら順番に見ていくことにした。

まぁ興味がないといえば嘘になるからな。

 

先に男子から見るという事になりとりあえず俺達は男子棟へと向かい、一番近い部屋から見ていくことになった。

 

すると立ち直った出久がすげぇ顔していきなり叫び始める。

まぁ順番的には一番最初に部屋を披露(公開処刑)するのは出久だしな……。

 

こいつの部屋は昔何度か見たことがあるが見事なくらいにオタク部屋だったからなぁ……この反応から察するにそういうことなのだろう。

 

「わあ~っ!駄目駄目駄目!ちょちょ……ちょっ、ま、まっ……。」

 

そして女子達は容赦なく出久の部屋の扉を開けていく。

 

「「「おお~!」」」

「オールマイトだらけだ!オタク部屋だ!」

「憧れなんで……恥ずかしい。」

 

にしてもカーテンの柄がめっちゃアメリカンだな……つかここまでオールマイト先生の顔があると逆に眠れねぇよ……つか怖えよ。

 

「「…………。」」

 

キャスリィとヒメユリの反応も余りよくないな。

何故か知らないがこの二人は若干オールマイト先生のマッスルな姿を恐がってるからな。

 

「やべぇ……なんか始まりやがった。」

「でもちょっと楽しいぞこれ。」

 

上鳴と瀬呂もテンションが上がってきてるな。

 

さて、次の部屋は常闇か……まぁなんとなく予想はつくが。

 

「ふん、くだらん。」

 

常闇はそう言いながら自分の部屋のドアを背に寄りかかってるが……ぶっちゃけそれは逆効果にしかならんぞ。

 

「うう……うっ……ああっ……!」

 

結果として葉隠さんと芦戸さんの二人に無理矢理退かされ、部屋の扉がアッサリと開かれていく。

 

部屋の中身は……。

 

「「黒っ!怖っ!」」

「貴様ら……。」

 

見事なまでに黒や紫に包まれていて殆ど照明がない。

 

篝火風のランプや燭台風のランプほんのり光ってはいるがまともに生活するのに支障が出そうな位には暗い。

 

「このキーホルダー俺中学ん頃買ってたわ。」

「男子ってこういうの好きなんね。」

「出ていけ……。」

「おっ剣だ!カッコいい……。」

「出ていけ!!」

 

出久は一回部屋を見られた(公開処刑された)からかこいつもこいつで楽しみはじめている。

 

さて、次は青山か……常闇とは真逆の意味で目に悪そうだが……。

 

「アハハ~!」

「「「まぶしい!?」」」

 

鏡だらけな上にミラーボール、さらにめちゃくちゃ光っている家具達……よくこんな部屋で寝れるなこいつ……。

 

「ノンノン!まぶしいじゃなくて、ま・ば・ゆ……。」

「思ってた通りだ。」

「想定の範疇を出ない。」

 

俺達はそのまま青山をスルーして次の部屋に向かう。

哀れな……。

 

「楽しくなってきたぞ~!あと2階の人は……。」

 

と麗日が言うのに気付いて俺はすげぇ嫌な予感がした。

確か次の部屋ってあのエロブドウじゃ……。

 

「ハァ……ハァ……入れよ……すげえの見せてやんよ……。」

 

…………。

 

俺は無言でメタルネコをまたエロブドウの顔面に叩きつけて気絶させてスタングレネードを部屋に投げ込んで扉を閉じる。

 

「~~~~~~~~~~~~!?!?!?!?!?」

 

部屋から何か聞こえてくるが俺達は全力でスルーすることにした。

 

「3階行こ。」

 

さて、3階の階段の近くとなると次は尾白か。

 

「わあ~普通だ!」

「普通だ!すご~い!」

「これが普通ということなんだね!」

「言うこと無いなら良いんだよ……。」

 

尾白には悪いが俺も同じ意見だな……個性が無さすぎて逆に生活感が少ない……。

 

次は天哉か……。

 

「難しそうな本がずらっと……さすが委員長!」

「おかしなものなどないぞ!」

 

いや……まず一つ突っ込ませろ……。

 

「ブッ!?メガネくそある!?」

 

なんだその量のメガネは!?

飾られてるやつだけでも40はあるぞ!?

 

「何がおかしい!?

激しい訓練での破損を想定してだな……!」

 

そこまでするくらいならコンタクトにしろよ……。

 

そして今度は上鳴の部屋だな。

 

「「チャラい!!」」

「手当たり次第って感じだな。」

「え~っ!?よくね?」

 

とはいえ若干趣味よりではあるがしっかり整理整頓されてる。

よくも悪くも生活感を感じさせられるな。

 

一通り見ていった後、今度は口田の部屋に到着する。

 

「「ウサギいる!かわいい~!」」

 

ファ……ファンシーだな。

 

「ペットはずりいよ、口田あざといわ~。」

 

つか女子達はさらっと天哉のとこからメガネ取ってきてつけてるし……。

つかなんか見ていく方向性が変わってきて競い始めてないか?

 

「ていうかよ……釈然としねぇ。」

「ああ奇遇だね……俺もしないんだ……釈然。」

「そうだな……。」

「僕も。」

 

次の部屋への移動中、なんか酷評受けていた上鳴、尾白、常闇、あとついでに青山が集まって暗くなってるな……。

 

「男子だけが言われっぱなしってのは変だよな……。

お部屋披露大会つったよなぁ。

なら当然女子の部屋も見て決めるべきじゃねぇのか!

誰がクラス一のインテリアセンスの持ち主か……全員で決めるべきじゃねぇのか?」

 

峰田……言ってる事は確かに正論だが……その顔

(陥没した顔)で言っても普通にギャグにしかなってねぇぞ。

あと絶対お前下心しかないだろ……。

 

「良いじゃん!」

「えっ……。」

「このアホがやらかしそうになったらまたしばいとくから安心しとけ。」

「おいコラテメェ猫城ォォォオオオオオオオオオ!!!」

 

知るか、自業自得だ。

 

「えっとじゃあ誰がクラス一のインテリアセンスか"部屋王"を決めるってことで!」

「部屋王?」

「別に決めなくても良いけどさ……。」

「……釜戸と私達の部屋が一番。」

「……眠い。」

 

俺達は他愛ない話をしながら今度はエレベーターを使って4階へと進む。

確か次は……。

 

「男子棟4階に住んでるのは爆豪君と切島君と障子君だよね。」

「爆豪君は?」

「ずっと前に"くだらねぇ、先に寝る"って部屋行った。

俺も眠い。」

 

段々男子達のテンションが眠気で下がってきてるな。

 

「じゃあ切島部屋!」

「ガンガン行こうぜ!」

 

女子達……主に葉隠さんと芦戸さんはテンションずっと高いなおい……。

 

「どうでも良いけど……多分女子にはわかんねぇぞ。

この男らしさは!」

 

 

そして鋭児郎が部屋を開けたんだが……大漁旗、サンドバッグ……必勝と書かれた紙……うん、そこまでは良い。

なんだその時計は!?横からやたらマッチョな腕が生えてるんだが!?

 

「うん。」

「彼氏にやってほしくない部屋ランキング2位くらいにありそう。」

「アツいね!アツ苦しい!」

「ほらな。」

「次!障子!」

 

俺達は障子の部屋の前に移動する。

 

「何も面白いものはないぞ。」

 

いざ開けてみるとあるのは敷き布団と毛布に枕、クッションと机だけのシンプルな……シンプル……何も無さすぎて尾白以上に生活感が感じられねぇ!?

 

「って面白い物どころか!?」

「ミニマリストだったのか。」

「まぁ幼い頃からあまり物欲が無かったからな。」

「こういうのに限ってどすけべなんだぜ……。」

 

とりあえず布団を物色し始めた変態(峰田)に母さんから教わった瞬獄殺を決めて次へと進む。

 

次は5階か……いい加減俺の部屋は完成してるとこか。

 

 

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